サル
豊岡市城崎町のサル。
非常に人馴れしている。というか、人間をほとんど恐れていない。
人間が追い払いをしないので、付け上がって農作物を荒らす。
せめて人を見たら逃げるぐらい出ないと、、
サルにとって、集落は天国のようになっている。
畑はユキノシタだけど、ゆずをおいしそうに食べていました
稲葉 一明一覧
豊岡市城崎町のサル。
非常に人馴れしている。というか、人間をほとんど恐れていない。
人間が追い払いをしないので、付け上がって農作物を荒らす。
せめて人を見たら逃げるぐらい出ないと、、
サルにとって、集落は天国のようになっている。
畑はユキノシタだけど、ゆずをおいしそうに食べていました
コウノトリ市民研究所2006-1月ニュースレター
☆年頭のご挨拶
2005年はコウノトリが放鳥されるという画期的な年でした。人間が
絶滅させたわけですから人間の手で元に戻す。いろいろな思いがあるにせ
よ、このことは純粋に素晴しいことだと思います。
この秋から冬にかけて、マガンやハクチョウの姿がいつもになく多く見
られました。鳥たちは環境のわずかな変化に敏感に反応しているように思
えます。野生復帰はこれからが、ほんとうの始まりです。
田んぼの学校を通して、子どもたちは場所と機会さえあれば自然の中で
様々な工夫をして遊ぶことが大好きだということが、良くわかりました。
自然は子どもたちにとって重要です。そしてもちろん、人間社会にとって、
なくてはならないものです。
月に1回の田んぼの学校と大鍋は、共同で遊ぶという形が定着してきま
した。これからは運営にもたくさんの会員のみなさんに参加してほしいと
思っています。そして、もう少し深く自然と付き合ってみたい人は、各分
野の生物調査に参加してみてください。きっと豊岡盆地の自然の豊かさに
驚かされると思います。今年も、無理なく楽しく、自然との付き合いを深
めていきましょう。
☆トピックス
○田んぼに水を張れば白鳥が降りてくる
昨秋から豊岡盆地のいくつかの田んぼに水が張られました。さっそく
にも西の越冬地に向かうコハクチョウが舞い降りて、旅の中継点とし
て利用してゆきました。この秋は盆地内でのマガンの観察例も増えま
した。近い将来、豊岡盆地でコハクチョウやマガンが越冬するように
なるかも知れませんね。
○コウノトリ市民研究所倉庫建設遅延
先月号でお知らせしました市民研究所の倉庫建設についてですが、進
入路が公園内道路からとなる関係で建築確認にてこずっています。完
成は大幅にずれ込んで年度内にできればと思います。
☆コウノトリ市民研究所1月の行事案内
○「田んぼの学校・野鳥調査」
日時:1月8日(日)9:30~コウノピア集合
豊岡盆地の冬鳥調査です。車に乗り合わせて移動します。
防寒必須、双眼鏡のある人は持参して下さい。
(兵庫県環境政策課委託事業)
☆生き物関連行事のご案内
○竹野スノーケルセンター
1月7日(土) 10:00~11:30
場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 100円
土曜観察会 「海でお正月」
1月21日(土) 10:00~11:30
場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 100円
土曜観察会 「原始人になってみよう」
2月4日(土) 10:00~11:30
場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 100円
土曜観察会 「オリジナルふりかけをつくってみよう」
☆2005年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
○田んぼの学校 コウノピア9時半集合
毎月第2日曜は「田んぼの学校」を実施します。
田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
お昼は鍋をします。食べて解散。
コウノピアに9時半集合。
児童は参加費一人100円。保護者同伴。
4月10日(第2日曜)タンポポ調査
5月 8日(第2日曜)田んぼ
6月12日(第2日曜)田んぼ
7月10日(第2日曜)田んぼ・川
8月14日(第2日曜)休み
9月11日(第2日曜)郷公園でバッタ
10月 9日(第2日曜)郷公園でアカトンボ
11月13日(第2日曜)里山
12月11日(第2日曜)里山
1月 9日(第2日曜)野鳥調査
2月12日(第2日曜)食べる会
3月12日(第2日曜)アカガエル調査
○豊岡盆地の生き物調査
タンポポ調査 4月~5月(4月10日など)
ホタル調査 5月~6月
六方川調査 8月21日(日)
福田ビオトープ調査 6月26日、7月31日
順次ご案内します。
☆情報局からのお知らせ
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
●「テーマ別フォトコラム」ベニシジミ カラスにからまれる八五郎
●「活動記録」田んぼの学校ネイチャークラフト05,12,11
●「ながぐつ観察記」オオアカウキクサ カワラハハコ 孤高のコウノトリ
<毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
12月4日 12月11日 12月25日
・掲載希望の方は事務局までご連絡ください。
☆事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたい
と言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
金融機関名:但馬信用金庫 本店
口座番号:普通口座 0666057
口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。
このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照し
てください。 http://kounotori.org/
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願います。
行事での事故等について市民研究所では責任がもてません。すべて参加者の自己責
任でお願いします。
野上ビオトープ水田にも雪が積もり、開放水面が少ない。
ハチゴロウを見に行くと、3時半ごろ思いもかけずにビオトープに舞い降りた。
雪の上を歩き、少し移動して、水の出ているところで少し採餌行動。その後じっとたたずむ。
あとから知ったことだが、この日はお昼ごろ郷公園へ行っており、放鳥コウノトリから激しい攻撃を受けて追い払われたそうである。繁殖期に入ったからか、放鳥コウノトリたちも部外者には非常に厳しい対応をしているようだ。
9月24日に5羽の飼育コウノトリが放鳥された。3年前の8月5日から豊岡盆地に定着している野生コウノトリの八五郎も、この放鳥コウノトリたちの存在を知ってか、最近は頻繁にコウノトリの郷公園へ来るようになった。しかし、一緒に仲良く行動するということはない。彼は野生コウノトリ、だから電波発信機などは背負ってないのである。
さて、今年の雪はいつになく早い。12月にこれだけ雪が積もるのは昭和59年豪雪の時以来か。普通の年なら一冬に一度来るか来ないかという寒波。12月18日午後3時、八五郎はどうしているのか気になり、彼のねぐらとする野上増殖センターに行ってみた。センターの前に設置されているビオトープ水田は雪で覆われ、わずかに水の流れのある部分のみ水面が露出している。そこでタシギという水鳥が一生懸命えさを探している。
雪が降りしきる中、八五郎は彼のお気に入りとするヒマラヤスギの枯木のてっぺんにじっとしていた。もう少し暖かそうなところもあるだろうに。首を縮めて、くちばしを胸にくっつけている。左脚は折り曲げて腹部に格納し、右脚一本で立っている。赤いはずの脚が雪で白くまだらになっている。足の指は雪に埋もれている。しもやけにならないのだろうか。時々少しだけ首を動かしている。じっとこちらを見ている。
雪が小降りになると、首をかしげて、格納していた左の足で頭の雪を掻き落とす。そして後頭部が自分の背中にくっつくぐらいにのけぞり、さらに首を伸ばして右から左へ体全体を旋回させクラッタリングを行なう。風雪の中で周囲に自分の生命を誇示している。野生コウノトリ八五郎。豊岡で4回目の冬を越す。孤高のコウノトリである。
NPO法人 コウノトリ市民研究所
主任研究員 稲葉一明
12月25日掲載
12月24日。大雪の合間、晴れ間を見て放鳥コウノトリの観察。
放鳥コウノトリたちは、ようやく遠くまで飛行するようになったが、相変わらずコウノトリの郷公園を拠点としている。
東公開ケージには10羽が飼育されているが、その中に放鳥コウノトリが普通に入り込んでいる。よく見ると13羽いて、3羽にアンテナが付いている。
そこで餌をもらって、気が向いたらビオトープで餌を探したり、大空を飛んでみたりと楽しそうである。
しかし、飛べないやつらの中に飛べるやつが5羽。飛べないコウノトリたちは面白くないだろうなあ。
コウノトリ市民研究所2005-12月ニュースレター
☆トピックス
○コウノトリ市民研究所倉庫建設
コウノトリ文化館横に市民研究所の倉庫を建設することになりました。
県産材をふんだんに使った約15㎡ポーチ付きの木造倉庫です。うまく
いけば年内に完成します。お金がなくなりましたので会費、募金をよ
ろしくお願いします。
○但馬情報特急「たじまのしぜん」スタート
但馬の総合情報サイト「但馬情報特急」のBlog「たじまのせぜん」を
コウノトリ市民研究所が担当することになり12月1日より正式スタート
いたしました。
http://www.tajima.or.jp/ より、「たじまのしぜん」をクリック
☆コウノトリ市民研究所12月の行事案内
○「田んぼの学校・里山で遊ぼう」
日時:12月11日(日)9:30~コウノピア集合
コウノトリの郷公園の里山で遊び、ネイチャークラフトも作りましょう。
大鍋あり。
☆生き物関連行事のご案内
○竹野スノーケルセンター
12月17日(土) 10:00~14:00
場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 100円
土曜観察会 「海辺のクリスマス」
1月7日(土) 10:00~11:30
場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 100円
土曜観察会 「海でお正月」
☆2005年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
○田んぼの学校 コウノピア9時半集合
毎月第2日曜は「田んぼの学校」を実施します。
田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
お昼は鍋をします。食べて解散。
コウノピアに9時半集合。
児童は参加費一人100円。保護者同伴。
4月10日(第2日曜)タンポポ調査
5月 8日(第2日曜)田んぼ
6月12日(第2日曜)田んぼ
7月10日(第2日曜)田んぼ・川
8月14日(第2日曜)休み
9月11日(第2日曜)郷公園でバッタ
10月 9日(第2日曜)郷公園でアカトンボ
11月13日(第2日曜)里山
12月11日(第2日曜)里山
1月 9日(第2日曜)野鳥調査
2月12日(第2日曜)食べる会
3月12日(第2日曜)アカガエル調査
○豊岡盆地の生き物調査
タンポポ調査 4月~5月(4月10日など)
ホタル調査 5月~6月
六方川調査 8月21日(日)
福田ビオトープ調査 6月26日、7月31日
順次ご案内します。
☆情報局からのお知らせ
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
●「テーマ別フォトコラム」冬季湛水 コハクチョウ
●「活動記録」さわやか環境まつり(但馬まるごと感動市)11/12-13
田んぼの学校里山で遊ぼう05,11、13
●「ながぐつ観察記」ヨメナ サンコタケ タゲリ
<毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
10月30日 11月7日 11月13日
・掲載希望の方は事務局までご連絡ください。
☆事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたい
と言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
金融機関名:但馬信用金庫 本店
口座番号:普通口座 0666057
口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。
このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照し
てください。 http://kounotori.org/
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願います。
行事での事故等について市民研究所では責任がもてません。すべて参加者の自己責
任でお願いします。
コウノトリ市民研究所2005-11月ニュースレター
☆トピックス
○マガン、オオハクチョウ飛来
10月10日、豊岡盆地にマガン7羽の飛来が確認されました。
国府平野にしばらく滞在していました。
10月23日、戸島湿田でオオハクチョウの1家族4羽が確認されました。
10月29日現在まだ滞在中です。戸島湿田は渡り鳥の中継地として重要
な役割を果たしてきました。これまでにホウロクシギ、シマアジなど
の稀少種も観察され、現在はコウノトリやオオハクチョウの餌場にな
っています。予定通り埋め立てられるのか保全されるのかが注目され
ています。
☆コウノトリ市民研究所11月の行事案内
○「田んぼの学校・里山で遊ぼう」
日時:11月13日(日)9:30~コウノピア集合
コウノトリの郷公園の里山で木の実や薪を拾ったりして遊びます。
大鍋もあります。
○さわやか環境まつり(但馬まるごと感動市)
日時:11月12日(土)~13日(日)10:00-16:00
場所:豊岡市日高町神辺「但馬ドーム」
コウノトリ市民研究所が出展し、パネル展示、冊子販売等します。
店番歓迎です。
☆生き物関連行事のご案内
○里山の生き物観察会 ガイドウォーク
テーマ「種の観察」
種を採集・観察し,植物が広がっていく仕組みを種の形から考えます.
日時 2005年11月6日(日)13:30-15:00
持ち物 筆記用具 服装 帽子・長袖・長ズボン・寒くない服装
参加費無料,申し込みは必要ありませんが,
15名以上の団体で参加希望の場合には事前にお知らせください.
○竹野スノーケルセンター
11月5日(土) 午前10時から11時30分
場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費100円
土曜観察会 「竹をきってみよう」
11月13日(日) 10:00~12:00
場所:竹野川現地 参加費 大人 500円 こども300円
ブルーミュージアムセミナー
「淡水のいきもの現場で学ぼう」 講師 本庄四郎ほか若干名を予定
11月13日(日) 13:00~15:00
場所:竹野川現地 参加費 大人 500円 こども300円
ネイチャーワンダースクール「サケの観察会」 講師 本庄四郎ほか若干名を予定
11月19日(土) 10:00~12:00
場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 100円
土曜観察会 「みんなでつくろう!いかだ!」
☆2005年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
○田んぼの学校 コウノピア9時半集合
毎月第2日曜は「田んぼの学校」を実施します。
田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
お昼は鍋をします。食べて解散。
コウノピアに9時半集合。
児童は参加費一人100円。保護者同伴。
4月10日(第2日曜)タンポポ調査
5月 8日(第2日曜)田んぼ
6月12日(第2日曜)田んぼ
7月10日(第2日曜)田んぼ・川
8月14日(第2日曜)休み
9月11日(第2日曜)郷公園でバッタ
10月 9日(第2日曜)郷公園でアカトンボ
11月13日(第2日曜)里山
12月11日(第2日曜)里山
1月 9日(第2日曜)野鳥調査
2月12日(第2日曜)食べる会
3月12日(第2日曜)アカガエル調査
○豊岡盆地の生き物調査
タンポポ調査 4月~5月(4月10日など)
ホタル調査 5月~6月
六方川調査 8月21日(日)
福田ビオトープ調査 6月26日、7月31日
順次ご案内します。
☆情報局からのお知らせ
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
●「テーマ別フォトコラム」秋のノビタキ シュモクザメ オオハクチョウ
●「活動記録」田んぼの学校05,09,11バッタ調査
田んぼの学校05/10/9 赤とんぼ調査
臨時田んぼの学校07,09、24
●「ながぐつ観察記」
<毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
・掲載希望の方は事務局までご連絡ください。
☆事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたい
と言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
金融機関名:但馬信用金庫 本店
口座番号:普通口座 0666057
口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。
このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照し
てください。 http://kounotori.org/
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願います。
行事での事故等について市民研究所では責任がもてません。すべて参加者の自己責
任でお願いします。
腹菌類 スッポンタケ目 アカカゴタケ科 サンコタケ属
現在は生物の世界を、 植物界、 動物界、 菌界、 原生生物界、 モネラ界の五界に分ける考え方が一般的であるらしい。モネラ界などと言われても何のことかわからないが、昔は、植物界、動物界、菌界の三界に分けていたようだ。こちらはまだ理解しやすい。注意してほしいのはキノコの属している菌界というのは、植物、動物と同格の大きな生物の一団ということだ。だから私たちは、動物や植物に興味を持つのと同じくらいキノコなどに興味を持つべきなのである。
菌界に属するキノコの主流は坦子菌亜門の真正坦子菌綱に属しており、その中に腹菌亜綱という一団がある。面白い形のキノコが多い。
サンコタケというキノコ。3本の腕がアーチ状になり頂部で接合している。腕は、時に4本、最大で6本になるという。腹菌亜綱スッポンタケ目アカカゴタケ科と言う分類も妙である。スッポンの首と頭のような形のキノコを親玉にして、かごを編んだような形のキノコを部隊長にしている。「サンコ」とは「三鈷」と書いて先端が三つに別れている金剛杵、密教で使われる仏具の一種だそうだ。それに形が似ているということである。
山の中の土の上に白い卵のようなものが現れて、やがてそこからキノコが突き出てくる。3本の腕は黄色から紅色で、なかなか美しい。グレバと呼ばれる胞子を作る部分が付いて、それが黒く液化して、べとべとになって、悪臭を放ち、その匂いに引き寄せられたハエなどに胞子を運んでもらう。写真ではすでに虫たちに運ばれてしまったのか、グレバはほとんど見あたらない。サンコタケの目的は果たされたようだ。
サンコタケとしては胞子をばら撒くことが大切であって、人間よって詳しく分類されたり、密教の仏具に例えた由緒ある名前を付けてもらうことなど、そんなことはどうでもいいのである。
NPO法人 コウノトリ市民研究所
主任研究員 稲葉一明
11月7日掲載
コハクチョウ05,11,03
3日ほど前に、戸島湿地のハクチョウが4羽から5羽に増えているという情報が入り、どうも今年生まれのコハクチョウが1羽増えたようである。
今日見に行くと確かに1羽増えていて、嘴の加減や首の太さが違い、コハクチョウに間違いない。オオハクチョウの家族には入れてもらえず、接近するとつつかれて追われている。しかし、子供一人でよそへ飛んでいくこともできず、オオハクチョウ一家のそばを離れられずにいる。
見ていると、オオハクチョウに比べやや華奢な体に、顔つきも寂しそうで、少しかわいそう。
元気に越冬してほしいですね。
さて、コウノトリにミズアオイにオオハクチョウにコハクチョウ、ほかにもいろいろと希少水鳥、冬鳥の住処になっている戸島湿地。どうなるんでしょうね。
オオハクチョウの子はお母さんと一緒