コウノトリ野鳥観察会2025年5月度(実施報告)New!
日時:2025年5月11日(日)13:00〜14:45
天気:くもり
参加者:10名
案内人:高橋、桐島
曇り空でしたが、気持ちのよい5月の新緑の中、10名の参加者の皆さんと園内で野鳥観察しました。学習室でのイントロのあと、いつものとおり、双眼鏡の使い方のレクチャーを兼ねて、祥雲寺巣塔の子育てコウノトリの観察をしてもらいました。
コウノトリの巣の模型の前で巣の構造の話、西ビオトープではサワオグルマの花を見ながら湿地環境の大切さを説明しました。アオサギのコロニーを観察、山から聞こえてくるキビタキの囀りに耳を傾けます。
本日のメインイベントは、山頂東屋から祥雲寺巣塔をじかに観察もらうこと。東屋では時間をかけてじっくりと子育て中の親子コウノトリを見てもらい、巣材を運びあげるシーン、在巣交代するシーンなどを観察しました。今回の観察では、ふ化後2週間を過ぎた可愛い盛りのヒナの行動を見ることができました。中でも、トップ写真に掲載した3羽のヒナが輪になって寝ているシーン。まるで巣の中に「白いハート」が出来たような形に、みなさん一同「かわいぃ~」。
山を下りてから東公開エリアに向かいました。一番上の池にはカワウが潜水採餌の最中で、大きなドジョウを捕まえていました。上空からはサンショウクイの複数羽の「ピリリ・ピリリ」の鳴き声が聞こえました。
夏鳥の観察は早朝から午前中が適しているのですが、コウノトリがいることで、午後からの野鳥観察も十分に実のあるものになっています。次会観察会は6月第2日曜日9:30からです。次回は大きく育ったヒナの様子を見てもらえることでしょう。ぜひご参加ください。なお、7月から9月までの暑い季節は、コウノトリ野鳥観察会はお休みします。6月の次の実施は10月になります。
【今回確認した野鳥】
コウノトリ、アオサギ、キビタキ、トビ、ハシボソガラス(声)、カワラヒワ(声)、ホオジロ、ダイサギ、セグロセキレイ、カワラヒワ(声)、ヒヨドリ(声)、サンショウクイ(声)、カワウ、ツバメ