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コウノトリ野鳥観察会10月New!

日時:2024年10月13日(日)13:00〜15:00
天気:晴れ
参加者:7名、スタッフ2名

 
ミズトラノオ


ヒメヒゴタイ

まずは、ミズトラノオ、ヒメヒゴタイなどの域外保全をしている絶滅危惧種を見ました。


そのあとで、園内をゆっくりと歩きました。
まずモズの甲高い鳴き声が聞こえ、みんなで探しました。なかなか見つけられず、飛んだかなと言っていると本当に飛び出してシラカシの中に隠れました。少し歩みを進めると金網の上に鳥の姿が、

ノビタキでした。



東公開エリアの池に着くとカメが甲羅を干しています。観察を続けるとクサシギが見つかりました。朝の下見ではオオバンがいたので、さらに探すと見つかりました。

さらに奥の池のほとりで、じっと鳥が出てくるのを待ちました。メジロ、ヒヨドリ、カケスの声が聞こえました。カケスが3度、前後を飛びました。種が判別できない小鳥が3羽同時に横切りました。後ろをキジバトが飛んでいきました。


ドングリやカキを観察しながら帰路につきました。トビが数羽舞い、尾羽の特徴を観察できました。1羽が人工巣塔にとまりました。

水田には、ハシボソガラス、ダイサギ、アオサギが見られました。朝の下見の時に見られたコガモ、カワセミには出会えませんでした。

本日、観察した鳥たち:モズ、ノビタキ、クサシギ、オオバン、カケス、セグロセキレイ、トビ、アオサギ、ダイサギ、キジバト、ハシボソガラス
鳴き声だけ:ヒヨドリ、メジロ


キノコ・粘菌観察会10月New!

2024年10月6日(日)
参加者15名(途中まで2名、途中から4名含む)、スタッフ1名


大人8名(2名は途中でほぼ入れ替わり)、子供5名(2名は途中から)とにぎやかな観察会となりました。秋のキノコが期待されましたが、今年の猛暑の影響かあまり出ていませんでした。リピーターや他の粘菌観察会参加者もあり、充実した観察会となりました。


学習室で15分ほどの予習をしてから、まずは文化館横の芝生に発生したハラタケ、ベニヒガサ、桜の根に発生したヒイロタケを観察しました。ここでは一般のお客様も何人か聞きに来られました。その後、いつものコウノトリの郷公園内フィールドに出発、無理をせず、ゆっくり巡回していきました。


エダナシツノホコリ


ウツボホコリ

今回は変形菌ではルリホコリの発見を目標としましたがなかなか変形菌自体が見つかりません。何とかツノホコリ、エダナシツノホコリ、ウツボホコリが見つかりました。また、前回モモイロウツボホコリが見つかった枯れ枝で、変形菌かどうか疑わしいものが見つかりました。これについては持ち帰って改めて調べてみることにしました。キノコ類も珍しいものは出ませんでしたが、みんなで探すといろいろと見つかり楽しい観察会となりました。


スッポンタケ

学習室へ戻り、スッポンタケの幼菌を割ってみて中身を観察したり、ファーバーさんが駐車場で採取したコツブタケを観察したり、予定時間を少しオーバーして終了しました。

 
見つかったキノコ類
ハラタケ、ベニヒガサ、ミズゴケノハナ、チシオタケ、ツルタケ、ロクショウグサレキン、パイプタケ、ウチワタケ、ツヤウチワタケ、ツチグリ、オオゴムタケ、コツブタケ、イグチの仲間、ベニタケの仲間、ハラタケの仲間複数種、サルノコシカケの仲間複数種

見つかった変形菌
ツノホコリ、エダナシツノホコリ、ウツボホコリ、その他変形菌の可能性のあるもの


昆虫(ゲンゴロウ)観察会9月New!

2024年9月8日(日)
参加者10名 スタッフ2名

コウノトリの郷公園に生息するゲンゴロウ類を観察しました。約10種類のゲンゴロウの生息が確認できていますが、今回は6種類見ることができました。豊岡盆地ではビオトープや無農薬のお米作りが進んで、ゲンゴロウ類は増えているように思います。ただし、昔たくさんいた大型種のゲンゴロウ(ただのゲンゴロウ)は、まだ復活していません。


出発前にゲンゴロウの学習


暑い中池まで歩きました。山際にある水草が多い池。


いろいろな生き物が集まりました。


マルガタゲンゴロウ


シマゲンゴロウ


学習室で種名の確認
クロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、キベリクロヒメゲンゴロウ 


キノコ・粘菌観察会9月

2024年9月1日(日)
参加者6名 スタッフ3名

台風10号が近畿地方に影響を及ぼす中、どうなることやらと思いながら、意外にも平穏なお天気で開催することができました。参加者6名、ボランティアスタッフ2名を含む3名のスタッフ、計9名。大人6名、中学生1名、小学生2名で楽しい観察会となりました。ボランティアスタッフは今回も日本変形菌研究会の枡岡さんと西垣さんが参加してくださいました。いつもありがとうございます。
学習室で20分ほどの予習をしてからいつものコウノトリの郷公園内フィールドに出発、無理をせず、ゆっくり巡回していきました。
今年の夏は猛暑で豊岡は雨が非常に少なく、今回の台風で少し雨が降ったものの、まだまだキノコや変形菌の発生には早すぎるようでした。それでも土路上の芝からはツクリタケの仲間が顔を出し、森の中ではきれいなハナオチバタケや背着性硬質菌をいろいろと観察することができました。粘菌のツノホコリかなと思ったものが、撮影して拡大確認してみるとパイプタケだったりして驚きました。
変形菌の発生も少なかったですが、ツノホコリ、ホソエノヌカホコリなどはなんとか確認することができました。今回の大ヒットは、出石から参加された小学4年生の小林要君がモモイロウツボホコリを発見したことです。小林君がとてもきれいな変形菌らしきものを見つけたと西垣氏が言うので、拡大撮影して確認してみると色の美しいウツボホコリでした。わたしはウスベニウツボホコリか何かと思ったのですが、枡岡氏がモモイロウツボコリではないかと指摘され、文化館にもどってから調べてみるとモモイロウツボホコリに間違いありませんでした。他のウツボホコリは一切確認できなかったのに、いつもは見ることのできなかったモモイロウツボホコリが確認できたのは興味深いことだと思います。モモイロウツボホコリは但馬では初確認になります。小林少年の活躍に感謝します。
見つかったキノコ類
ハラタケ属の一種、クヌギタケ属の一種、ハナオチバタケ、パイプタケ、ツヤウチワタケ、ビョウタケ属の一種、サルノコシカケの仲間複数種、キクラゲ、キクラゲの仲間
見つかった変形菌
ツノホコリ、ホソエノヌカホコリ、モモイロウツボホコリ、アオモジホコリ
 
 

 

 

 

 

 


夏休み昆虫採集8月

2024年8月25日(日)
参加者8名 スタッフ2名


夏休み最後の日曜日、今回の昆虫採集は名前調べや標本作成も予定していました。とても暑かったためか虫が少なく、いろいろ予定変更もありましたが、トンボを中心に採集しました。


水路に沿って歩くとまずシオカラトンボが現れます。ハグロトンボも出てきました。山裾の湿地ではキイトトンボが見つかりました。オニヤンマが飛んできましたが捕まりません。ウスバキトンボも飛んでいます。


池につくと、チョウトンボとショウジョウトンボが目立ちました。ギンヤンマが飛んで来ます。水辺でオオイトトンボも観察。


道端の東屋でコガネグモとジョロウグモを観察。草地でショウリョウバッタ、トゲヒシバッタ。道の上にハンミョウがいました。


文化館に帰ってみんなで名前調べをしました。


企画展「カブトムシ クワガタ昆虫展」 

 
「カブトムシ クワガタムシ 昆虫展 2024」が始まりました。
豊岡市立コウノトリ文化館 × 芸術文化観光専門職大学です。
標本は塩川太郎先生が集められたものです。
触れる生態展示もあります。
さすが人気の虫たちです。展示準備中からお客様がひっきりなしです。
先日、玄関で捕まえたコカブトムシも一緒に展示させていただきました。
パラタイプ標本という普通は見ることができない標本も並んでいます。この特別展を見るためだけにコウノトリ文化館に来ていただいてもおつりが出るような充実した標本です。ぜひお越しください。
 
 

 


小川で遊ぼう

小川で遊ぼう
2024年8月14日
天候:晴れ
参加者:11家族36名 スタッフ2名

今日は毎年恒例のお盆行事「小川で遊ぼう」でした。
文化館前の鎌谷川で川遊びです。
強い日差しが照り付ける中、36名もの方々がご参加してくださいました。

今日も暑くなりました。
暑い中の川遊びは楽しいですね。

メダカやドンコなどの小魚や、ヤゴやゲンゴロウ類などの水生昆虫も捕まえました。


草木染講座(実施報告)


2024年8月11日
参加者 6名
スタッフ 村田、西川、実習生3名

ネムノキを使ってハンカチを染めました。
染める方法を変えて緑色か黄色のどちらかを染めます。
参加者の方に好きな色を選んでいただきました。

実習で来ている芸術文化観光専門職大学の学生にも補助スタッフをしながら、染めの体験もしてもらいました。

それぞれの感性が出ている素敵な作品が仕上がりました。


キノコ・粘菌観察会8月(実施報告)

日時:2024年8月4日(日)9:30~12:00
天気:晴れ
参加者:7名
スタッフ:2名


今回も朝から猛暑の中の観察会となりました。学習室で15分ほどの予習をしてからいつものフィールドに出発、無理をせず、ゆっくり木陰の中を巡回していきました。


キノコは雨が少なくタイミングが悪かったようで、あまり発生していませんでした。

 ツルタケ?
 ヒグラシに寄生したボーベリア菌

ハラタケ目ではわずかに小型のツルタケらしきものとよく分からないものが少し見つかったぐらいでした。あとはサルノコシカケの仲間やビョウタケの仲間など、これといったものは見つかりませんでした。ただし、キノコとは言えませんが、ヒグラシに寄生したボーベリア菌が見つかりました。この仲間は昆虫寄生菌で微生物農薬に利用される仲間のようです。昆虫病原糸状菌という菌の仲間で、昆虫の身体で菌を増殖させ弱らせて死亡させてしまうというものです。現場で見たときはよくわからなかったので、参加者にちゃんと説明できなくて申し訳なかったです。

見つかったキノコ類
ツルタケ?、ベニタケの仲間、オシロイタケ?、カワラタケ?、ビョウタケの仲間、アカキクラゲ科の一種、その他ハラタケ目複数種、サルノコシカケの仲間複数種、白色腐れ菌の仲間、ボーベリア菌など、

 ケホコリの仲間

 シロウツボホコリ

変形菌では、ケホコリの仲間がびっしりと並んでいるのが見つかりました。端っこには少しだけホソエノヌカホコリも発生していました。ケホコリの仲間は同定が難しいので、後でゆっくり調べてみようと思います。

見つかった変形菌
トゲケホコリ?、ホソエノヌカホコリ、シロウツボホコリ


夏休み昆虫採集7月(実施報告)

2024年7月28日(日)
参加者22名 スタッフ2名

暑い中、元気よく出発。まず、アブラゼミとニイニイゼミを採集。その後はシオカラトンボが子どもたちのターゲット。

途中でヤマサナエを採集。

池に着くと真っ赤なショウジョウトンボとひらひらと舞うチョウトンボが目に入る。キイトトンボ、オオイトトンボ、ウチワヤンマもいる。暑いので日影のある山際の池に移動。ギンヤンマは一瞬現れて消える。モノサシトンボ、ハッチョウトンボを追加。

チョウはほとんど見つからずヒメウラナミジャノメとアオスジアゲハがいた程度。
文化館に帰って、採集したものの名前を調べました。
 
 

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