植物観察会2025年2月(実施報告)New!
日時:2025年2月23日(日)13:00〜14:00
天気:晴れ
参加者:1名
スタッフ:2名
大雪の中、どうなるのか心配しましたが、市広報を見て予約されたというお客様が来られました。冬芽に近づけないので室内開催です。
午前中、高枝切ばさみで集めてきた冬芽が役立ちました。まずは簡単に冬芽の働きを説明したあとで仲間集めをしていただきました。ごちゃ混ぜになった冬芽の山を前に「同じ仲間が4本ほどあります。仲間を見つけてください」と言って見守っていました。
最初に見つかったのはコブシでした。白い毛が生えた小さな筆みたいな形をしています。毛が生えているので、セーターみたいに空気をまとって寒くないという解説をしました。コブシには毛の生えている冬芽と生えていない冬芽があります。花になる冬芽と葉になる冬芽です。
次はイヌシデです。これも花になる冬芽と葉になる冬芽がついています。
その次はヤマボウシです。これも花になる冬芽と葉になる冬芽がついています。その後、ガマズミ、コバノミツバツツジと見つかっていきます。カエデも特徴的なので見つけることができました。
つぎからはとても難しくなります。意地悪なことによく似たヤマザクラ、カスミザクラ、オオヤマザクラ、ソメイヨシノが混じっています。「芽鱗に毛があるのがソメイヨシノ」のヒントで見分けることができました
本日、観察した冬芽たち
コブシ、イヌシデ、ヤマボウシ、ガマズミ、ヤマザクラ、カスミザクラ、オオヤマザクラ、ソメイヨシノ、イロハカエデ、ケヤキ、エノキ、エゾエノキ、ムクノキ、コバノミツバツツジ