2011年度 一覧

田んぼの学校20120318 自然を食べる会、ソバ打ちなど


参加者 約34名 天候曇り
そばうちは根強い人気がある。ことにも参加者は30人を越えた。これ以上になると人が多すぎて困るが、今年も何とかよい人数になった。

友田主任研究員がそばうち指導。今年はそばの不作も影響し地元産そば粉が手に入らなかったのでやむなく北海道産を使った。強力粉は使わずにそば粉100%につなぎはヤマノイモ。


そば切りに新兵器を使用。これは正式導入すべきですね。
いつもうどんやきしめんの様なそばが出来てしまいましたが、今年はそんなことは有りませんでした。

鳴海理事の、そばの湯がきや洗いも年々段取りが良くなっている。
ユキノシタの天ぷら、かきあげ、そばのから揚げ、スイーツに団子もしました。
薬味のねぎは岩津ねぎ。やはり柔らかくておいしい。

今年も美味しくできました。

食後は、文化館横の水路でアカガエルの卵調査をする子もいました。ミナミヌマエビやアメリカザリガニ、ヤンマ型ヤゴ、ミズムシなども確認されました。


田んぼの学校20120219 冬の田んぼ、アカガエル調査


田んぼの学校20120219 冬の田んぼ、アカガエル調査
晴れ時々雪 
参加者8名(スタッフのみ)
豪雪の豊岡。28年ぶりの1m積雪。
コウノトリの郷公園は1.5mほど積もっている。田んぼの学校が一日前の18日土曜日なら、スタッフの多くもたどり着けなかっただろう。田んぼの学校始まって以来、一般参加者が無かった。これまで、雨の日も雪の日も、必ず人家族は参加者があったが、今回はとうとう参加者が無かった。それだけすごい雪だということだろう。普通なら自宅周辺の雪かきで外出どころではない。
(なのにスタッフが8名も来ているのだが、、、)

雪に埋もれたコウノトリ文化館

みんな雪の中
さすがにアカガエルの卵塊調査は断念した。田んぼは雪に覆われているし、スノーシューがなければそこまでたどり着けない。昨年もかなりの雪だったが、かろうじて卵塊を発見できた。しかし今年は確認することが出来ない。この大雪だから、カエルも出て来れないし、生みつける水辺までたどり着けないのではないかと思うが本当のところは分からない。
調査は無理なので、私が今回導入したスノーシューをみんなで順番にはいて、その威力を確認したり、雪の中を歩き回ったり、埋もれた室外機を掘り出してエアコンを稼動させたり、早めにシシ鍋を食べたりし、鍋を片付けて雪を落とす場所を確保してから、市民研倉庫事務所の雪下ろしをすることにした。

屋根に上るのは簡単だ。すでにほとんど屋根まで雪が届いているからだ。
2月9日までの大雪で70センチほど積もっているその上に今回の新雪が70センチほど積もっている。上層は柔らかく新鮮な雪、下層はすでに粗目になっている。はっきりとした2層になっており、表層雪崩が起きる仕組みがよく分かる。



みんなで雪かき、面積がそれほど大きくないから速やかに終了。
空を見上げるとクマタカが飛んでいました。


田んぼの学校1月度

日 時:2012年1月15日(日)9:30~12:00
テーマ:里山観察、足跡や野鳥など、雪遊び
天 気:曇り
参加者:20名

昨年よりは積雪量は少ないですが、今年も雪の中での野鳥観察となりました。出発する前に、倉庫の横の斜面でホオジロとアオジの観察ができました。

田んぼに下りたアオサギやコウノトリをスコープで観察しました。雪の上にはシカの足跡がたくさん残っていて、山からおりて川をわたる様子などが分りました。タヌキかアナグマか、別の動物の足跡もありました。

東公開の湿地にはカワウとクサシギがいました。カモは1羽もいませんでした。

観察した鳥は、トビ、アオジ、ホオジロ、クサシギ、エナガ、セグロセキレイ、ハシブトガラス、カワウ、コウノトリ、ヒヨドリの11種類。
今年の冬は鳥がとても少ないです。

お昼はカニご飯のオニギリが出ました。

あつあつのカニ汁で暖まりました。


田んぼの学校20111218 木の実や蔓や木切れで工作


田んぼの学校ネイチャークラフト
曇り 参加者約50名
ネイチャークラフトは人気があって毎年たくさん参加者がある。
お母さん方はリースづくり、子どもたちはさまざまな芸術作品。

展示室で行うので観光客の方も興味津々。

今回もたくさんの作品が出来上がった。

大鍋は魚のつみれと地元野菜。寒いときに鍋は温まります。好評でした。


田んぼの学校11月

里山で落ち葉集め、薪作り
雨が降りそうなので、予定変更して山には入らず、ビオトープ周辺で遊びました。
まず、ビオトープで生物調査をしました。そのあと木の実や木の葉、樹木の観察です。

この時期のビオトープは水中で越冬する水生昆虫が見られます。特定の場所に集まっていたり、興味深い生態が見られます。途中雨が降ってきました。傘をさして合羽を着て調査です。

ビオトープの次は木の実や樹木の観察です。雨が降り続き、屋根の下に入りました。

カマツカの赤い実が印象的です。ヒノキの実やキリの木の葉っぱを観察しました。

クロゲンゴロウ(たくさん)、マルガタゲンゴロウ(たくさん)、ヒメゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、ヒメガムシ、オオコオイムシ、タイコウチ、ヤゴ(ヤンマ型、トンボ型)、マツモムシ、コミズムシ、ヒル類、メダカなど。


田んぼの学校20111016 アカトンボ調査


参加者 約30名 晴れ
秋祭りの日なので参加者少ないかと思ったが、結構な人数になりました。
みんな熱心にトンボ捕りしました。

オニヤンマも捕れましたし、トンボじゃないけど、ヤマカガシやヒバカリの幼蛇もつかりました。ヒバカリが捕れたのは初めてです。

オニヤンマ

赤いほうがヤマカガシ、地味なのがヒバカリ
以下上田代表のコメント。
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田んぼの学校ご苦労様でした。
今日はなかなか楽しかったですね。
最後にカメとヘビで盛り上がりました。
イシガメ、ヒバカリ、ヤマカカシ
ヒバカリはエレガントでおとなしくペットにぴったりですね。
キトンボとネキトンボは確実に増えています。
アキアカネがまだ少ないです。
それと、ノシメトンボが1匹もいなかったことに気がつきました。これは異変です!
田んぼではいるのか、調べてみないと。
たしかに、郷公園の中は、ノシメにはあまりいい環境ではありません。
オニヤンマとギンヤンマがまだいたのも、はじめてのことです。
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観察と説明

一覧
鍋はブリと野菜


田んぼの学校・奈佐路

9月23日
 
八代公民館主催 田んぼの学校
朝はまだ大雨警報が出ていたが、よく晴れてきた。しかし、午後からは雨が降った。

田んぼ2枚の大きなビオトープ。上の田んぼはやや深い。フナが放流してある。下の田んぼはやや浅く管理してある。稲刈り後の、この時期は、田んぼで育った水生昆虫が池や湿地に集まってくる。

9時半をまわると10人ぐらいの子どもが集まってきた。今日は中学校の運動会で、忙しいみたい。、大人は15人ぐらい。

かなりの生き物が集まった。この時期は、水生昆虫が多いことがよく分かる。タイコウチが大量。クロゲンゴロウとコシマゲンゴロウも多い。マルガタゲンゴロウとハイイロゲンゴロウが各1。ガムシ、コガムシ、ヒメガムシが揃う。小さなコガシラミズムシがいる。ミナミヌマエビは大量だ。ギンヤンマのヤゴも多い。カエルはツチガエル。オタマジャクシもいる。この時期のオタマジャクシは成体と同じツチガエル。魚はドジョウとフナ。
地域で行う田んぼの学校は、そのつど学ぶことが多い。ここは谷間だが、田んぼと山は川で隔てられている。少し深いビオトープは泥が多くやや酸欠ぎみ。ヒシが大量に繁殖。1年間見ないと、分からないことが多い。春にも調査をしてみたいと思った。


田んぼの学校20110918 あぜ道の生きもの、イナゴやバッタ


晴~曇 参加者18人
運動会と稲刈りの季節。前日土曜日に予定されていた運動会が翌日のこの日に延期され、もともとこの日に予定されている地区も多く、参加者は非常に少なかったです。
一般参加者は2家族10名、スタッフが8名となりました。
「鳴く虫研究会きんひばり」の河井先生も来られました。
バッタ、コオロギ類で16種類出ました。

郷公園の中の道端、芝生、ビオトープ水田の畦、稲刈り後の水田などで採集。
みんなで種類の確認とそれぞれの説明を聞いて勉強しました。

なぜか、トノサマバッタが出ませんでした。もしかしたらシカ被害が関係しているのかもしれません。
個人的には、マダラスズ、シバスズ、ヤチスズなどの小さなスズムシが興味深いです。

左がシバスズのオス、右がマダラスズのメス

でかいのがエンマコオロギです。よく見ないと分かりませんが、小さいのが、シバスズ、ヤチスズ、マダラスズ。とても小さいですね。でもちゃんと鳴くんですよ。鳴く虫研究会の河井先生は、鳴く音でいろんな種類が分かります。すごいですね。
2007年9月のバッタ調査の報告についても参考に見ていただくと良いです。
http://kounotori.org/blog/index.php?e=228


田んぼの学校8月


あいにくの小雨模様。参加者はスタッフを入れて20名。
郷公園の奥の橋の下付近を調査した。ここは、少し深みがあり、カワムツなどが多い。平坦な部分や急な流れもあり変化に富むので、調査場所としてはちょうどよい。今日来ている子ども達は、雨でも平気。元気がよい。

見つかった魚類は、カワムツ、ムギツク、タモロコ、コイ、フナ、ドジョウ、シマドジョウ、ドンコ、ヨシノボリ、メダカ、カマツカ、アカザ。エビ類は、ミナミヌマエビ、スジエビ。水生昆虫はタイコウチ、コヤマトンボのヤゴ。種類は比較的多い。オイカワやタナゴ類が見つからなかった。やはり中流域なので、カワムツが多い。

ムギツク

カワムツ

アカザ


田んぼの学校20110717 里山探検


田んぼの学校2011.07.17 里山探検
天候晴れ、参加者約50人
猛暑の夏です。例年里山探索は8月に行っていましたが、7月のほうがクワガタなどの昆虫類が多かろうと今年は7月に実施しました。非常に暑い中、たくさんの参加がありました。
コースは東公開ゾーンの里山一周コースですが、幼児や足元の悪い人はサワガニのいる沢から折り返し、田んぼビオトープ付近でトンボとりと鎌谷川で水遊びにしました。

シカが多いため、下層植生が変わってきています。この辺りはシカの食べないイワヒメワラビばかり。

これはシカによるリョウブのかわはぎ。

ここの沢にはサワガニが結構います。今年も健在でした。

ニイニイゼミの抜け殻多数。

尾根にイノシシのヌタ場が有りました。

タヌキの足跡もありました。

近くに野生動物の糞が落ちていたのですが、水気の多いどろを吐き出したようなもので、最初は分かどうかよく分かりませんでしたが、棒で触ってみると糞の下に糞虫がたくさんいました。泥っぽい糞でしたのでイノシシの下痢便でしょうか。ご存知の方教えてください。
キノコはあまり出ていませんでしたが、ヒイロタケ、キアミアシイグチ、コテングタケモドキ、シロカイメンタケ、シワチャヤマイグチ、その他ベニタケ科、サルノコシカケ科のキノコが見られました。

シワチャヤマイグチ
<上田代表コメント>
虫がいません。
アオマダラタマムシ1とミヤマクワガタ雄2雌2、ミヤマカミキリ1、ヒメコガネ1、ウスバカゲロウ2、樹液を出すコナラが1本。ここだけクワガタ。
倒木が古くなった。生木の倒木がない。整備して10年経つということか・・。
冬に倒れた木は山裾に少しある。ここには6月ごろキノコムシが来ていた。
リョウブの花が咲いているが虫はいない。
郷公園ができたころ、いろいろな種類のヒョウモンチョウがとてもにぎやかだったのに。
蝶はほとんど飛ばず。(ここまで)
私はウバタマムシとカミキリの仲間を少し見ました。

尾根筋にはアカマツがかなり回復していました。
コナラにはごく小さなドングリが付いていました。今年は氷ノ山などブナも実が付いていますから、県下類は豊作の可能性が高いです。

このくそ暑い中の参加者は、さすがに熱心でした。子どもたちは生き物好きですね。
一時間強の夏山歩き。熱中症も無く無事下山。コウノトリ文化館で今日観察した生き物のおさらいをしました。

鍋は夏野菜とシイラのあっさりしたもので、熱いときの鍋は妙においしく、みんなお代わりをしていました。


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