2010年度 一覧

田んぼの学校20110320 自然を食べる、そばうちなど

自然を食べるそばうちなど、参加者28名 曇り
今日は美味しい田んぼの学校。いつもお昼は美味しいですが、今日は「食」がメインです。
ちょうど良い人数になりました。
そば粉は、豊岡市日高町殿の殿さんそばから入手したもの。
団子の粉も豊岡市産

まず、友田主任研究員からそばうちの説明。

そばをこねる。

そばを延ばす。

そばを切る。太くても平気。

団子も丸めて。

ゆでる。

水で絞めて

食べる。

食べる。
薬味は地元のおねぎと岩のりも。
美味しかったです。

まきわりの練習もしました。


田んぼの学校20110220 冬の田んぼ、アカガエル調査


冬の田んぼ、アカガエル調査
晴れ、参加者12人
ようやく雪も溶けて来ましたが、コウノトリの郷公園の場所はやけに雪が残っています。祥雲寺は豊岡の中でも雪の良く積もるところですね。なかなか溶けない。
今回も、参加者は非常に少なかったですが、3家族でした。

いざ東公開ゾーンへ、アカガエルの卵探し。まだ山の斜面の半分くらい雪が堆積していて、今年はまだアカガエルは産卵できていないと思いましたが、大槻主任研究員が、卵塊のたまり場のようなところを一箇所発見しました。
卵塊で20ぐらいでしょうか。雪がまだ残る状態で、産卵場所は同じところに集中していました。


産卵後少し時間のたっているものや、まだ生み立てと思わしきものとがありましたが、いずれも卵の発生は進んでおらず、丸くて黒い粒です。
卵が見つかり子供たちも大喜びでした。

イトトンボヤゴや、ヒメゲンゴロウ、ゲンゴロウ類のヤゴ、ミズムシなども観察できました。

お昼は、カキなべを食べました。


田んぼの学校2011.01.16 里山観察、足跡や野鳥など、雪遊び


参加者スタッフ入れて10名。 雪。
但馬北部は昨夜から大雪警報が出て、朝起きてみるとかなりの新雪、市街地で30~40cmの積雪。
車を出すのが大変でした。さすがに今日は参加者がいないのではないかと思いましたが、1組の親子の参加がありました。唯一の子供は、そりに乗って、お父さんが引っ張って出陣。親は大変だが子供は大喜び。

雪の中、東公開ゲージの方まで野鳥を見に行きましたが、鳥もほとんどいませんでした。
ホオジロ、ミヤマホオジロ、セグロセキレイ、タシギ、クサシギ、アオサギ、トビ、キジバト、カラス、などが確認できました。天候が悪いので、鳥もあまり姿を見せてくれませんでした。

人工巣等の上で、トビが何か食べているのが観察できました。獲物は何か確認できませんでしたが灰色の羽をむしってました。
文化館に戻り、雪遊びをして、ブリと大根の鍋を食べました。
なかなか身動きの取れない大雪の中、田んぼの学校開校以来初の一般参加者ゼロになるかと思いましたが、何とか実施することが出来ました。


田んぼの学校2010.12.19 木の実や蔓や木切れで工作


田んぼの学校2010.12.19 木の実や蔓や木切れで工作
天気晴れ 参加者50人
開始の9時半には10人ほどだったが、最終的には45名ほど、スタッフ入れて50人の参加になりました。
子供連れの大阪方面からの飛び込み参加もありました。

ネイチャークラフトは展示室で行うので、観光客?の方も楽しそうなので参加できないかと問い合わせもあり、その場で参加される人もいるのです。リースづくりはクリスマスの前でもありいつも人気がありますね。材料持参の人もいてやる気満々。


大人も子供も非常に熱心で、なかなかの作品が出来上がります。

お昼は、カニ、ブリ、しし肉、地元野菜の大鍋と、カニエビご飯のおにぎり。


田んぼの学校10月

アカトンボ調査
参加者 12人
今日はいろいろな行事が重なって、12人になりました。しかし、それなりに良い調査ができました。
アカトンボが少なく、どうなるかと思いましたが、一人5匹のノルマを目指してがんばりました。

ビオトープより周辺の山際の木のまわりに多く見られました。ビオトープにはシオカラトンボがまだ残っていました。

人数が少ないので、種類わけが、正確にできたと思います。子どもたちはすぐに雄雌の区別や、ナツアカネとアキアカネの区別を覚えてしまいました。

調査結果
ナツアカネ♂8♀13計21  アキアカネ♂6♀9計15  キトンボ♂1 ネキトンボ(目撃1) シオカラトンボ♂1 ハグロトンボ♂1♀1計2  以上40個体
今年は10月に入ってもアカトンボの数が少なく、今回の調査でも少ないと予想していた。ナツアカネの捕獲数は例年とあまり変わらないので、今年のアカトンボの少ない原因はアキアカネにあるようだ。また、ノシメトンボがまったくいないのも気になる。

鍋にいれた魚。濃厚でおいしかった。


田んぼの学校・奈佐路

谷間にある、とても環境のよいビオトープです。水の管理がしっかりと行われています。ここにコウノトリの巣塔も立っています。

植物は、ヒシが多く、コナギ、クログワイが目立ちました。

雨が降り、子どもたちは少なめでしたが、大人も入れて40人ぐらいになりました。途中かなり雨あしが強まりました。

ドジョウが多く、ゲンゴロウ類もたくさんいます。クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、ハイイロゲンゴロウの5種類。ガムシ類は、ガムシ、コガムシ、ヒメガムシの3種類。タイコウチ、ミズカマキリ、オオコオイムシ、マツモムシと定番が出そろいました。変わったところでは、アカザがまぎれ込んでいました。取水口からだと思います。


ツチガエルがいました。まだ、上陸したばかりです。オタマジャクシもいました。これもツチガエルだと思います。ツチガエルは遅くまで産卵し、オタマは越冬することもあるそうです。遅くなると、田んぼの水温があがるというリスクがあり、普通のカエルは7月のはじめには、上陸します。夏場の田んぼの水はお湯のようになっています。
ツチガエルが平地の田んぼに住めないのは、水温が高すぎることも一因だと思います。今回のビオトープは谷川から水を引いており、水がよく循環しています。


出張田んぼの学校

今年度の出張田んぼの学校
今年度は5回です。地域でやるのも楽しいです。
田んぼの学校の常連の参加者の紹介で、地元で実施するというパターンもあり、少しずつ広がっていると思います。
府市場は手作りのうどんとセットでした。遊んで食べるという市民研方式でした。
田んぼや川で遊ぶという活動の普及に市民研も一定の役割を果たせていると思います。
1.6月13日 気比  公民館  田んぼ
2.6月19日 福住  公民館  川
3.6月24日 日高 弥布 日高小・共生課  田んぼ
4.8月8日 府市場  子ども会  川
5.9月25日 八代  公民館  田んぼ
3は、小学校の先生の研修会を兼ねてです。
5の八代は共生課を通していません。
昨年は中筋、奥小野にも行きましたが、今年は、地元で行われたようです。
公民館が地元の人たちと一緒に企画するという形がいいようですね。
<上田代表が対応>


田んぼの学校9月度 イナゴ、バッタ

2010年度田んぼの学校9月度
9月19日(日) あぜ道の生きもの、イナゴやバッタ
天気:晴れ
参加者:60人

本日の鍋は久美浜沖で上がったバショウカジキ、24キロ1本。

下ごしらえに余念のない鳴海食糧局長。

いつものビオトープ用の網ではなく、今日は虫取り網と虫かご。

まずは園内芝生でウォーミングアップ。バッタの数よりシカの糞の方が多い。

巣塔のある田んぼの中のビオトープに移動。

ここにはたくさんのバッタがいて、子どもたちが追いかけていました。

あっという間にたくさんのバッタがとれました。
コウノトリ市民研究所の活動の原点であるビオトープに久しぶりに入りましたが、とてもよい生き物生息環境が出来ていました。放鳥拠点としての役目を終えたのなら、再びこのビオトープに子どもたちを放って定期的に緩やかなかく乱を継続させるのが環境保全につながると思います。

コウホネが黄色い花を咲かせています。兵庫県RDBでは、このたびの見直しでAランクに格上げされた希少種です。

アジアイトトンボは、この時期のイトトンボの中で一番目立つ存在です。

本日の主役イナゴ。

暑くなってきたので早めに上がり、つかまえた虫の数を調べます。

上田代表から、今日のバッタ調査の報告をしました。

圧倒的にイナゴの数が多いです。
イナゴ 212
エンマコオロギ 28
ショウリョウバッタ 11
ササキリ 8
マダラバッタ 4
シバスズ 3
マダラスズ 2
クサキリ 2
カマキリ 2
ヒシバッタ 1
カナヘビ 3
カエル 1
イトトンボ 7
ハグロトンボ 1
シオカラトンボ 2
オオシオカラトンボ 1

いつもより早いお昼の大鍋となりました。カジキマグロのあっさりとした味噌汁が美味しかったです。


田んぼの学校2010.08.15 里山探検


2010.08.15 里山探検
晴れ、参加者約20名
お盆の日曜日、しかも猛暑のなか、今日は参加者はスタッフだけかと思っていましたが、5家族の参加がありました。
熱風が吹く中、山を登りますので、熱中症が心配でしたが、何とか無事終わったようです。
私は途中で仕事が入ってしまい抜けましたが、以下上田代表のコメントを掲載します。
良い写真がある人は載せてください。
虫は少なかったですね。暑さのせい? 全国的に虫が減っているという話もあります。
今日確認できた種
ウバタマムシ、ルリボシカミキリ(死骸)、カマキリ、クルマバッタ、ミルンヤンマ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ギンヤンマ、オニヤンマ、キイトトンボ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、カナヘビ、トカゲ、シマヘビ、サワガニ、クロアゲハ、シオヤムシヒキ
(目撃だけのものも含む)
小さな谷でも、ミルンヤンマ、サワガニなど、しっかりと渓流の生物がすんでいます。ビオトープより上流の工事した部分は、ひどい状況ですが。ここには、トビケラなど水生昆虫も面白い種が確認されていますし、ムカシヤンマも多いですね。今日はいませんでしたが、タマムシもよく見られます。ルリボシカミキリもいて、里山の自然もあなどれませんね。


田んぼの学校2010.07.18 小川で魚とり


参加者約75人 晴れ
気温は高いが、風はさわやかである。

東公開ゾーンの東屋を基地にして鎌谷川で採集。
やる気満々の子供たち多数。
確認された生き物は以下のとおり(抜けているもの沢山あると思います。)
カワムツB  フナ カマツカ ムギツク ヨシノボリ類 メダカ オイカワ ドンコ ドジョウ タモロコ
モクズガニ サワガニ ミナミヌマエビ アメリカザリガニ
マルタニシ カワニナ 
シオカラトンボ オオシオカラトンボ ウチワヤンマ ハグロトンボ コシボソヤンマヤゴ? ヤマトンボ類ヤゴ ギンヤンマヤゴ カワトンボ類ヤゴ トンボ型ヤゴ ガムシ マツモムシ
ヘビトンボ幼虫(マゴタロウ) ゲンゴロウ類幼虫 カゲロウ類幼虫
(おまけ)カブトムシ
ドンコ

カマツカ

オイカワ

カワトンボ類ヤゴ

ヤマトンボ類ヤゴ

ヘビトンボ幼虫

カゲロウ類幼虫


カブトムシ(おまけ)

田んぼで出てくるやつらとは少し違う川の生き物たち。前の日からもんどりを仕掛けて、少し大きなモクズガニ、カマツカが入ってました。

猛暑とスタッフも疲れ気味だったので、追い込み漁はしませんでした。
鎌谷川の流れは冷たいが、田んぼビオトープから流れてくる水は温かい。
魚たちとモクズガニは文化館の生態展示に。あとは逃がしてやりました。

大鍋はシカとイノシシと地元野菜。コウノトリ米でイサキとキンメダイで少し味をつけたごはん。


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