活動2024 一覧

コウノトリ野鳥観察会2024年11月度(実施報告)New!

日時:2024年11月10日(日)13:00〜14:45
天気:晴れ
参加者:4名(2組)
案内人:高橋

11月の野鳥観察会、秋晴れの穏やかな空の下で行いました。13時のコウノトリ定時解説を聞いて頂いたあと、参加者に双眼鏡をお貸しし、観察デッキで斜面のアオサギの巣をターゲットに、双眼鏡の使い方をレクチャー。コウノトリの巣の模型の前で、巣の形状の説明をしたあと、西ビオトープへ。ご家族の少年は生きもの好きで、ビオトープにはとくに興味がある様子で、田んぼの学校へのお誘いもしておきました。

周辺の山から聞こえてくる鳴き声からその鳥のことを説明。東公開エリアへ移動します。移動途中にジョウビタキ♀やセグロセキレイをスコープ越しに観察。路上を這っていたヤマカガシについても注意を喚起しました。

東公開エリア最上部の池にはカイツブリが常駐しているようで、じっと浮かんでいるカイツブリをスコープでしっかり観察できました。カラス2種の声による識別の説明。帰路ではカワセミの声を確認し、フェンスに止まる6羽ほどのホオジロも見ることができました。

ミズオオバコのまだ咲いている花や、低い柿の木に残された熊棚を見たり、鳥以外でも楽しい観察会となりました。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ(飼育)、ヒヨドリ(声)、モズ(声)、セグロセキレイ、ジョウビタキ♀、カイツブリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ウグイス(声)、カワセミ(声)、ホオジロ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


キノコ・粘菌観察会11月New!

2024年11月3日(日)
参加者7名、スタッフ2名


小学生1人、園児一人、幼児1人を含むにぎやかな観察会となりました。また、ボランティアスタッフとして日本変形菌研究会の枡岡さんが参加してくださいました。今回は秋のキノコ、良菌を探そうということで、アミタケを中心に文化館東側の尾根沿いを中心に探すことにしました。

 ホコリタケをつんつんしました。
 ワカクサタケ

登り口にたどり着く前に、沿道の芝生にホコリタケやワカクサタケ、アカヤマタケなどいろいろと見つかり、特に今回はキノコにとても熱心に取り組んでいる子供園児がおり、なかなか充実した観察会となりました。将来が楽しみです。

 ベニタケ
 大型のテングタケの仲間をゲット。
 籠にどんどん入れていきました。

尾根に上がる途中でもベニタケの仲間などがたくさん見つかりました。尾根沿いでもフウセンタケの仲間やオウギタケなどいろいろと見つかるのですが、肝心のアミタケがほとんど見つかりません。見つかってもとても小さく不出来です。どうもアミタケは不作のようです。

 学習室に戻って名前を調べたりしました。
 食べられるキノコも毒キノコもありましたが、アミタケはあまりありませんでした。

見つかったキノコ
アカヤマタケ、ミズゴケノハナ、オウギタケ、コテングタケモドキ、ヌメリイグチ、チチタケの仲間複数種、キツネタケ、オオキツネタケ、アミタケ、ヒメコンイロイッポンシメジ、フウセンタケの仲間複数種、ベニタケの仲間複数種、カノシタ、ハラタケの仲間複数種、ケロウジ、ツガサルノコシカケ、ホコリタケ、クチベニタケ、ニセショウロの仲間、ツチグリの仲間、サルノコシカケの仲間複数種。


秋の鶴見茶屋New!

11月3日、「秋の鶴見茶屋」を開催しました。前日までは大雨で天候が心配でしたが、青空が広がり、過ごしやすい天候となりました。
秋は豊岡総合高校茶道部の皆様によるお点前です。
また、同時に、吟道摂楠流・豊岡吟詠会「チーム飛翔」の皆様による詩吟の披露もありました。
(参加者100名)

豊岡総合高校茶道部の皆様が口上を述べられました。

 
鶴見茶屋限定、こうのとりまんじゅうです。 

 
吟道摂楠流・豊岡吟詠会「チーム飛翔」の皆様による詩吟です。
但馬の風土や人、コウノトリにまつわる詩を吟じてくださいました。


コウノトリが描かれたお茶碗です。
大変美味しくいただきました。


植物観察会2024年10月(実施報告)New!

日時:2024年10月27日(日)13:00〜14:00
天気:雨
参加者:3名
スタッフ:2名


定時解説のあとで植物観察会の案内をすると3名の方が参加されました。
まずは、本館が域外保全をしているキクアザミ、ヒメヒゴタイ、オオダイトウヒレン、クロイチゴ、ヒメバライチゴ、ミズトラノオなどを見ていただきました。その後で、川沿いに移動しました。


なぜシバが生えるのか? → 草刈回数が多いから
草刈回数が少ないと → ススキやオギ → チガヤ

タデ科の植物4種の見分け方
イヌタデ、サクラタデ、ミゾソバ、ヤノネグサ

イヌタデ
最も普通に見られるタデ。タデを見たらイヌタデと思ってまず大丈夫です。


サクラタデ
花色はピンクで花びらが開くのが特徴です。多年草なので毎年同じ場所に咲きます。よく似たシロバナサクラタデがあります。花の色は白で、花はもっと密につきます。


ミゾソバ
右端は、サクラタデです。サクラタデは花が離れてつきますが、ミゾソバはかたまってつきます。葉の形もミゾソバは、舌状です。


コウヤボウキ

オギとススキの見分けかた最後に山際に行って、コウヤボウキを見ました。
雨が降り出したので短時間で終わりました。


コウノトリ野鳥観察会10月New!

日時:2024年10月13日(日)13:00〜15:00
天気:晴れ
参加者:7名、スタッフ2名

 
ミズトラノオ


ヒメヒゴタイ

まずは、ミズトラノオ、ヒメヒゴタイなどの域外保全をしている絶滅危惧種を見ました。


そのあとで、園内をゆっくりと歩きました。
まずモズの甲高い鳴き声が聞こえ、みんなで探しました。なかなか見つけられず、飛んだかなと言っていると本当に飛び出してシラカシの中に隠れました。少し歩みを進めると金網の上に鳥の姿が、

ノビタキでした。



東公開エリアの池に着くとカメが甲羅を干しています。観察を続けるとクサシギが見つかりました。朝の下見ではオオバンがいたので、さらに探すと見つかりました。

さらに奥の池のほとりで、じっと鳥が出てくるのを待ちました。メジロ、ヒヨドリ、カケスの声が聞こえました。カケスが3度、前後を飛びました。種が判別できない小鳥が3羽同時に横切りました。後ろをキジバトが飛んでいきました。


ドングリやカキを観察しながら帰路につきました。トビが数羽舞い、尾羽の特徴を観察できました。1羽が人工巣塔にとまりました。

水田には、ハシボソガラス、ダイサギ、アオサギが見られました。朝の下見の時に見られたコガモ、カワセミには出会えませんでした。

本日、観察した鳥たち:モズ、ノビタキ、クサシギ、オオバン、カケス、セグロセキレイ、トビ、アオサギ、ダイサギ、キジバト、ハシボソガラス
鳴き声だけ:ヒヨドリ、メジロ


キノコ・粘菌観察会10月

2024年10月6日(日)13:00~15:00
参加者15名(途中まで2名、途中から4名含む)、スタッフ1名


大人8名(2名は途中でほぼ入れ替わり)、子供5名(2名は途中から)とにぎやかな観察会となりました。秋のキノコが期待されましたが、今年の猛暑の影響かあまり出ていませんでした。リピーターや他の粘菌観察会参加者もあり、充実した観察会となりました。


学習室で15分ほどの予習をしてから、まずは文化館横の芝生に発生したハラタケ、ベニヒガサ、桜の根に発生したヒイロタケを観察しました。ここでは一般のお客様も何人か聞きに来られました。その後、いつものコウノトリの郷公園内フィールドに出発、無理をせず、ゆっくり巡回していきました。


エダナシツノホコリ


ウツボホコリ

今回は変形菌ではルリホコリの発見を目標としましたがなかなか変形菌自体が見つかりません。何とかツノホコリ、エダナシツノホコリ、ウツボホコリが見つかりました。また、前回モモイロウツボホコリが見つかった枯れ枝で、変形菌かどうか疑わしいものが見つかりました。これについては持ち帰って改めて調べてみることにしました。キノコ類も珍しいものは出ませんでしたが、みんなで探すといろいろと見つかり楽しい観察会となりました。


スッポンタケ

学習室へ戻り、スッポンタケの幼菌を割ってみて中身を観察したり、ファーバーさんが駐車場で採取したコツブタケを観察したり、予定時間を少しオーバーして終了しました。

 
見つかったキノコ類
ハラタケ、ベニヒガサ、ミズゴケノハナ、チシオタケ、ツルタケ、ロクショウグサレキン、パイプタケ、ウチワタケ、ツヤウチワタケ、ツチグリ、オオゴムタケ、コツブタケ、イグチの仲間、ベニタケの仲間、ハラタケの仲間複数種、サルノコシカケの仲間複数種

見つかった変形菌
ツノホコリ、エダナシツノホコリ、ウツボホコリ、その他変形菌の可能性のあるもの


昆虫(ゲンゴロウ)観察会9月New!

2024年9月8日(日)
参加者10名 スタッフ2名

コウノトリの郷公園に生息するゲンゴロウ類を観察しました。約10種類のゲンゴロウの生息が確認できていますが、今回は6種類見ることができました。豊岡盆地ではビオトープや無農薬のお米作りが進んで、ゲンゴロウ類は増えているように思います。ただし、昔たくさんいた大型種のゲンゴロウ(ただのゲンゴロウ)は、まだ復活していません。


出発前にゲンゴロウの学習


暑い中池まで歩きました。山際にある水草が多い池。


いろいろな生き物が集まりました。


マルガタゲンゴロウ


シマゲンゴロウ


学習室で種名の確認
クロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、キベリクロヒメゲンゴロウ 


キノコ・粘菌観察会9月

2024年9月1日(日)
参加者6名 スタッフ3名

台風10号が近畿地方に影響を及ぼす中、どうなることやらと思いながら、意外にも平穏なお天気で開催することができました。参加者6名、ボランティアスタッフ2名を含む3名のスタッフ、計9名。大人6名、中学生1名、小学生2名で楽しい観察会となりました。ボランティアスタッフは今回も日本変形菌研究会の枡岡さんと西垣さんが参加してくださいました。いつもありがとうございます。
学習室で20分ほどの予習をしてからいつものコウノトリの郷公園内フィールドに出発、無理をせず、ゆっくり巡回していきました。
今年の夏は猛暑で豊岡は雨が非常に少なく、今回の台風で少し雨が降ったものの、まだまだキノコや変形菌の発生には早すぎるようでした。それでも土路上の芝からはツクリタケの仲間が顔を出し、森の中ではきれいなハナオチバタケや背着性硬質菌をいろいろと観察することができました。粘菌のツノホコリかなと思ったものが、撮影して拡大確認してみるとパイプタケだったりして驚きました。
変形菌の発生も少なかったですが、ツノホコリ、ホソエノヌカホコリなどはなんとか確認することができました。今回の大ヒットは、出石から参加された小学4年生の小林要君がモモイロウツボホコリを発見したことです。小林君がとてもきれいな変形菌らしきものを見つけたと西垣氏が言うので、拡大撮影して確認してみると色の美しいウツボホコリでした。わたしはウスベニウツボホコリか何かと思ったのですが、枡岡氏がモモイロウツボコリではないかと指摘され、文化館にもどってから調べてみるとモモイロウツボホコリに間違いありませんでした。他のウツボホコリは一切確認できなかったのに、いつもは見ることのできなかったモモイロウツボホコリが確認できたのは興味深いことだと思います。モモイロウツボホコリは但馬では初確認になります。小林少年の活躍に感謝します。
見つかったキノコ類
ハラタケ属の一種、クヌギタケ属の一種、ハナオチバタケ、パイプタケ、ツヤウチワタケ、ビョウタケ属の一種、サルノコシカケの仲間複数種、キクラゲ、キクラゲの仲間
見つかった変形菌
ツノホコリ、ホソエノヌカホコリ、モモイロウツボホコリ、アオモジホコリ
 
 

 

 

 

 

 


夏休み昆虫採集8月

2024年8月25日(日)
参加者8名 スタッフ2名


夏休み最後の日曜日、今回の昆虫採集は名前調べや標本作成も予定していました。とても暑かったためか虫が少なく、いろいろ予定変更もありましたが、トンボを中心に採集しました。


水路に沿って歩くとまずシオカラトンボが現れます。ハグロトンボも出てきました。山裾の湿地ではキイトトンボが見つかりました。オニヤンマが飛んできましたが捕まりません。ウスバキトンボも飛んでいます。


池につくと、チョウトンボとショウジョウトンボが目立ちました。ギンヤンマが飛んで来ます。水辺でオオイトトンボも観察。


道端の東屋でコガネグモとジョロウグモを観察。草地でショウリョウバッタ、トゲヒシバッタ。道の上にハンミョウがいました。


文化館に帰ってみんなで名前調べをしました。


企画展「カブトムシ クワガタ昆虫展」 

 
「カブトムシ クワガタムシ 昆虫展 2024」が始まりました。
豊岡市立コウノトリ文化館 × 芸術文化観光専門職大学です。
標本は塩川太郎先生が集められたものです。
触れる生態展示もあります。
さすが人気の虫たちです。展示準備中からお客様がひっきりなしです。
先日、玄関で捕まえたコカブトムシも一緒に展示させていただきました。
パラタイプ標本という普通は見ることができない標本も並んでいます。この特別展を見るためだけにコウノトリ文化館に来ていただいてもおつりが出るような充実した標本です。ぜひお越しください。
 
 

 


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