稲葉 一明 一覧

コハクチョウ


今年も豊岡盆地にハクチョウがやってきたよ。
冬にも田んぼに水を張る活動の成果だよ。
コウノトリだけでなくいろんな水辺の鳥たちも喜んでいるよ。
今、河谷に2羽のコハクチョウがいるよ。この間は5羽飛んできたそうだよ。
たくさん白鳥がやってきて、豊岡で越冬するといいな。
12月2日 豊岡市河谷 冬季湛水水田にて


河谷のコウノトリ


11月25日豊岡市河谷の集落にある人工巣塔に2羽のコウノトリがいたよ。すぐ近くで農作業のトラクターが動いていたけれど平気みたいだよ。
9月24日に河谷の放鳥拠点から放鳥されたうちの2羽だね。J0275とJ0228だよ。このままペアになるといいね。

しばらく観察していると、六方田んぼの方へ飛んで行ったよ。あとを付いていったら、J0384と3羽で餌を捕っていたよ。まだバッタ。がいるんだね。
J0384は若いお嬢さんできれいなコウノトリだよ。9月23日に大磯の河川敷から放されたやつだよ。


ニセクロハツ


ニセクロハツ  ハラタケ目ベニタケ科ベニタケ属
(偽黒初)
Russula subnigricans Hongo
 猛毒菌である。食菌のクロハツやクロハツモドキと良く似ており、外見では区別が付かない。しかし傷つけるとクロハツやクロハツモドキは赤変しやがて黒色となるが、ニセクロハツは赤くなるが黒変しない。豊岡の里山にもクロハツに似たキノコが見られるが、赤変で止まり黒くならないものが多い。写真のキノコも猛毒のニセクロハツと同定した。最近の図鑑では、クロハツやクロハツモドキも毒菌とされているものもある。
 食後数十分と早い時期から嘔吐、下痢、言語障害、尿の赤変、心臓衰弱、意識不明から2~3日後に死亡。早い時期から症状が出るのは深刻な事態に陥らないと言われるが、このキノコの場合はそうではない。
夏から秋に広葉樹林に発生。地味なキノコである。乳の出ないベニタケ科の黒いキノコは食べないこと。
偽黒初 偽の黒初(黒い初茸)
平成18年10月9日 豊岡市妙楽寺

傷付けると赤変するが黒くならない。


たじまエコフェスタ(但馬まるごと感動市)


平成18年11月11日、12日
但馬ドーム
但馬まるごと感動市の一角でたじまエコフェスタが開催され、市民研究所もコウノトリパネル展示、ペーパークラフト、冊子販売等で参加した。
しかし、客層がまるごと感動市の安売り目当てで、お金を出して冊子を買おうなどという賢明な人は少ないのである。
環境系のイベントなら休憩時間で販売できる程度の売り上げを2日かかってもできないのである。


下鉢山J0382


10月22日、
お昼前に下鉢山に5羽のコウノトリがいました。
河谷から放鳥された4羽とものと大磯の河川敷から放鳥されたのが1羽です。
J0382がイナゴを食べました。
下鉢山には田んぼビオトープや六方メダカ公園があります。メダカ公園ではガマが沢山生えていて、そこにイナゴが沢山発生しています。
だから下鉢山の田んぼにはイナゴが多いようです。
コウノトリたちはせっせとイナゴを食べているようです。
なかなかたくましいですね。


アカヤマドリ


アカヤマドリ
ハラタケ目 イグチ科 ヤマイグチ属
 巨大なキノコである。カサの経は20CMを超えるものがざらである。色は赤茶~褐黄色で鮮烈で毒々しい。表面が大きくひび割れ、きめ細かなスポンジ状の内部が露出している。少しメロンパンを思い出す。イグチの仲間だからカサの裏側にはヒダはなく、緻密な網目状になっている。
夏の終わりから秋の初めに、少し明るい広葉樹の里山によく発生する。見た目は強烈であるが、とても美味しいキノコである。心地よいキノコ臭、カサの部分はつるんとした歯ざわり、茎はしっかりとしている。癖のない味、一本でも十分な収穫量。見た目がすごいだけにその有用性を知ると忘れられないキノコとなる。
暑い時期のキノコなので、虫が入りやすい。このアカヤマドリも特に虫にやられやすい。しっかりとしているはずの茎の部分をつかむと、ぐにゃりと曲がってしまいびっくりすることがある。中を割ってみると沢山の虫たちが大騒ぎをしている。成長途中の幼菌であっても、すでに虫の食べた筋が沢山入っていることも多い。老熟するまで放っておくと、カサの部分がぼろぼろに砕けていたり、半分ぐらいが爆発したように散乱している。さらには、茎の形はかろうじて残っているが、カサの部分はどこかに消失してしまっている。すべて、ショウジョウバエやキノコバエ、キノコムシ、ナメクジ、その他よく分からない生き物たちの大宴会の結果なのである。
私たちがこのキノコに出会ったとしたら、大喜びする前にまだ食用に耐えられる状態かどうかを確認することが大切である。沢山発生している時は虫による被害は少ないが、たった一つだけ見つけたりした時は特に危ないように思う。見た目もすごいが中身もすごいことになっているかもしれない。
このような事情さえなければ、アカヤマドリは紛らわしい毒菌もなく安全で優秀なキノコである。
 
2006,10,22日掲載
NPO法人 コウノトリ市民研究所
主任研究員 稲葉一明


アカトンボ調査2006.10.8


アカトンボ調査2006.10.08  晴れ時々曇り
参加者約50人
秋のアカトンボ調査、天候にも恵まれ気持ちの良い調査になりました。
FMジャングルと県の広報課の取材がありました。
郷公園と祥雲寺の田んぼをぐるっと一周しました。のんびりと気持ちよく。昨日までの悪天候で、アカトンボも少し少なめでしたが、バッタやヘビなどの観察もして、楽しかったです。

元気よく、さあ出発だ。

みんなでアカトンボ採集

キトンボ

FMジャングルあゆみん

コウノトリも空を舞っていました。

郷公園も観光客でいっぱい。駐車場があふれています。放鳥まではこんなこと考えられなかったなあ、、、

検討会


本日の最終記録。面倒なので画像で。
アカトンボ調査なのにほかの生き物もいっぱい。

今年生まれのヤマカガシ。きれいですね。
コメントがあれば上田先生よろしくお願いします。


チシオタケ


2006.9.30 豊岡市三開山
チシオタケ ハラタケ目 キシメジ科 クギタケ属
Mycena haematopoda(Pers.:Fr.)Kummer
血潮茸
 三開山は良い里山で沢山キノコが出ているという。新たなフィールドに加えようと三開山に登ってみた。竹やぶのところできれいな小さなキノコが目にとまった。これはサクラタケだなあと思い、写真を撮ることにしたのであるが、一本ちぎってみると茎から濃いワイン色の液が出てきた。ありゃ、これがチシオタケか、、、。
 チシオタケを採るのははじめてである。小さなきれいなキノコで、傷をつけると血がほとばしるように出てくるという。本当にそんな感じである。ただ、その液は、動脈血ほど鮮やかではなく静脈血よりも美しい濃いワイン色である。
 ほぼ世界的に発生するキノコらしい。広葉樹の朽木や切り株に発生。ちなみに間違えかけたサクラタケも同じクギタケ属である。
 食べようとかは思わないキノコであるが、無毒らしい。
 血潮:潮のようにほとばしり出る血。「―に染まる」2 体内を潮のように流れる血。激しい情熱や感情。「熱き青春の―」

傷つけると血がほとばしる。 痛そう。


赤石の堤防にてコオロギ食す


赤石の堤防にハチゴロウがいました。
歩きながら何やら食べています。
14:11コオロギを食べました。


平成18年度自然放鳥2


今日は河谷地区から4羽の放鳥。

ネットをあけると、コウノトリたちごく自然に順番に外へ飛び立って行きました。もし出て行かなかったら、どうするのだろうと思いましたが、そんな心配は不要でした。

小さな箱から飛び立つのとは違って、ある程度広いケージからの飛び立ちなので、コウノトリたちは自分の意思で飛び立っていく様子が良くわかりました。見ていて安心というか、コウノトリたちが喜んでいるように思いました。

羽につけられた、赤青黄色のマーキング。なかなか格好良いですね。

六方田んぼや河谷集落、中谷集落へ舞い降りていきました。


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