▼田んぼの学校 一覧

田んぼの学校2024年10月(実施報告)New!

2024年10月20日(日)9:30~11:30
テーマ:アカトンボ探し
参加者:30名、スタッフ6名、計36名


今月はアカトンボを探しました。


文化館から東公開エリアに向かって歩きました。
今日はとても寒く、トンボの姿もなかなか見当たりません。今日のような天気の悪い日は、昆虫類の姿を見つけることは難しいです。


かろうじて、アキアカネとナツアカネを見つけることができました。


今日のお昼は、鹿肉鍋でした。寒い中の温かい汁ものは、とても美味しいです。


田んぼの学校2024年9月(実施報告)

2024年9月15日(日)9:30~11:30
テーマ:バッタ・イナゴ探し
参加者:38名、スタッフ8名、計46名


今月の田んぼの学校は、バッタ・イナゴ探しです。


まだ暑い日が続きますが、田んぼや川沿いは秋の気配になりつつあります。周辺の田んぼは、稲刈りが半分ほど終わりました。バッタやイナゴなどの姿をよく見かけるようになりました。

文化館前から東エリアへ、川沿いを歩きながら採集しました。バッタ類の他、トンボ類もいました。


途中、川にオオカマキリが落ちているのを子どもたちが見つけました。引き上げて観察していると、お尻の先から寄生虫のハリガネムシが出てきました。

ここでハリガネムシの話をしました。カマキリのお腹の中に寄生するハリガネムシは川に産卵します。産卵が近づくと、寄生されたカマキリはハリガネムシに操られて川に飛び込みます。そこでハリガネムシはカマキリの体内から川に出て産卵します。ふ化したハリガネムシは最初にカゲロウの幼虫に寄生し、そのカゲロウが羽化してカマキリに食べられることでカマキリに寄生します。

宿主を操るという、ハリガネムシの巧みな戦略に、子どもたちのみならず、大人も興味津々でした。


文化館の展示実習室に戻って、採集したものの種類を調べました。


トノサマバッタ


ショウリョウバッタ

今日つかまえた生き物
バッタ類   :トノサマバッタ、クルマバッタ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、
        マダラバッタ、ハネナガイナゴ、コバネイナゴ
コオロギ・
キリギリス類 :エンマコオロギ、オカメコオロギ、クサキリ、ウスイロササキリ
カマキリ類  :オオカマキリ、ハラビロカマキリ
トンボ類   :ウスバキトンボ、シオカラトンボ、ハグロトンボ、チョウトンボ、アジアイトトンボ
カエル類   :トノサマガエル、ヌマガエル、ニホンアマガエル

合計22種の生き物を見つけました。


お昼の大鍋は「いわしのつみれ汁」です。いわしと野菜の旨味がしっかりと出ていて美味しかったです。


田んぼの学校2024年8月(実施報告)

2024年8月18日(日)9:30~11:30
テーマ:小川の生きもの探し
参加者:26名、スタッフ6名、計32名



先月に引き続き、8月の田んぼの学校も鎌谷川で生きもの観察でした。
お盆を過ぎると、日差しが少し和らいだように感じますが、まだまだ暑いです。


晴れの日が続いていたこともあり、川の水はいつもより少なめでした。
先月のように泳ぐことはできませんが、年少の子どもたちにとっては入りやすかったでしょう。


捕まえた生きものを観察します。種類ごとにケースに入れて、スタッフが説明します。


今日は合計20種類の生きものが見つかりました。

魚類  :タモロコ、カマツカ、オイカワ、カワムツ、ムギツク、ドジョウ、キタノメダカ、ドンコ
両生類 :ヌマガエル
水生昆虫:タイコウチ、マルガタゲンゴロウ、ヤゴ(コヤマトンボ、コオニヤンマ、ハグロトンボ、コシボソヤンマ)
甲殻類 :ミナミヌマエビ、スジエビ
貝類  :シジミ類、カワニナ
昆虫  :オニヤンマ


今日の大鍋もカレー味でした。野菜の出汁もしっかり出ていて美味しかったです。
暑い中でも、カレーは美味しいですね。


田んぼの学校2024年7月(実施報告)

2024年7月21日(日)9:30~11:00
テーマ:小川の生きもの探し
参加者:44名、スタッフ6名、計50名


7月の田んぼの学校は、小川の生きもの探しです。文化館前を流れる鎌谷川に入りました。


今月のパスポートはドジョウのスタンプです。


やっぱり夏は川遊びが楽しいですね。
今日の豊岡市は37℃超えのとても暑い日になりました。
大人も子どもも、網を持つと夢中になります。


水深があるところでは、泳ぐ子もいました。


捕まえた生き物をバットや水槽に入れて、みんなで観察しました。合計24種の生き物がみつかりました。
スミウキゴリやテナガエビなど、海から上ってくる生き物もいました。

今日みつけた生き物
魚類 :カマツカ、フナ、ドジョウ、メダカ、カワムツ、オイカワ、タモロコ、モツゴ、ムギツク、ドンコ、スミウキゴリ
昆虫 :ガムシ、タイコウチ、ミズカマキリ、ヤゴ(ハグロトンボ、コオニヤンマ、サナエトンボ類、ヤンマ類)
甲殻類:ミナミヌマエビ、アメリカザリガニ、スジエビ、テナガエビ
貝類 :カワニナ、シジミ


今日の大鍋はカレースープでした。暑い中のカレーも美味しかったです。


田んぼの学校2024年6月(実施報告)

2024年6月16日(日)9:30~11:00
テーマ:初夏のビオトープ
参加者:37名、スタッフ6名、計43名


6月の田んぼの学校はビオトープです。
日ごとに暑さが増してきました。ビオトープの生き物も、季節によって種類が変化します。


大人も子どもも夢中です。


捕まえた生き物を集めて全員で観察します。説明を担当したスタッフは、湿地の生き物のプロフェッショナルです。


今日はドジョウとアカハライモリがたくさん見つかりました。


トノサマガエル。


今日は27種類もの生き物がみつかりました。

両生類:アカハライモリ、ニホンアカガエル、トノサマガエル
    オタマジャクシ(トノサマガエル、シュレーゲルアオガエル、アカガエルの3種?)
魚類 :ドジョウ、メダカ
昆虫 :シマゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、クロゲンゴロウ(成虫と幼虫)、
    ヒメゲンゴロウ、マメゲンゴロウ、ガムシ、ヒメガムシ、マメガムシ、
    マツモムシ、コオイムシ、タイコウチ、ゲンジボタル、ケラ
    ヤゴ(シオカラトンボ、サナエトンボ、イトトンボ)
その他:ハシリグモの仲間、ヌマエビ、ヒル、マルタニシ、カワニナ

先月とくらべて、オタマジャクシの種類が増えたのと、ゲンゴロウ類の幼虫も見られました。


今月の鍋は「いわしのつみれ汁」でした。


田んぼの学校2024年5月度(実施報告)

2024年5月19日(日)9:30~11:00
テーマ:春のビオトープ
参加者:80名、スタッフ6名、計86名

 

5月の田んぼの学校は春のビオトープ観察をしました。
スタッフは6名で参加者は80名にも及ぶ大盛況でした。
子供たちは泥だらけになりながら無我夢中で生き物をたくさん取っていました。
 
今日の観察ではアカガエル類のオタマジャクシが最も多くみられました。
そのほかヤゴやゲンゴロウなど26種類もの生き物が観察できました。
今日の大鍋は鹿の味噌鍋です。大人にも子供にも大人気で最後には鍋の中が空っぽになっていました。
 
見つけた生き物
両生類:アカガエル類のオタマジャクシ、トノサマガエル(雄雌)、アカハライモリ
魚類:キタノメダカ、ドジョウ
昆虫:クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、マメゲンゴロウ、コツブゲンゴロウ、ガムシ、ヒメガムシ、マメガムシ、タイコウチ、コオイムシ、ヤゴ(オニヤンマ、マルタンヤンマ、シオカラトンボ、サナエトンボ、キイトトンボ)、スジブトハシリグモ、キクヅキコモリグモ
その他:マルタニシ、カワニナ、ヌマエビ、チスイビル

 

 

 

 


田んぼの学校2024年4月度(実施報告)

2024年4月21日(日)9:30~11:00
テーマ:春のあぜみち
参加者:17名、スタッフ4名、計21名

2024年度最初の田んぼの学校は、春の植物を観察しました。
3×3のビンゴカードを持って出発します。カードには9種類の植物がカラーで印刷されています。
コウノトリの郷公園を出て祥雲寺の田んぼの周りを歩く予定ですが、なんと、門を出る前に9種完了の子どもたちも続出でした。

観察した植物
外来タンポポ、シロバナタンポポ、ジシバリ、スミレ、ヒメスミレ、アリアケスミレ、ツボスミレ、カラスノエンドウ、カスマグサ、スズメノエンドウ、シロツメクサ、コメツブツメクサ、ヨモギ、ヨメナ、コオニタビラコ、アカオニタビラコ、スズメノカタビラ、スズメノテッポウ、スイバ、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、サギゴケなど

今年度最初の大鍋は、カレー味のスープでした。たくさんおかわりして子どもたちには人気でした。


田んぼの学校2024年3月度(実施報告)

2024年3月17日(日)9:30~11:00
天気:曇り
テーマ:早春のビオトープ
参加者:7家族36名、スタッフ4名、計40名

今月の田んぼの学校は「早春のビオトープ」です。
アカガエル類のオタマジャクシがたくさんふ化していました。

アカガエル類のオタマジャクシです。ビオトープの中も春になりつつあります。

クロゲンゴロウやヤゴもいました。

どんなものがいたのか、みんなで観察しました。

今日の大鍋は鹿肉みそ汁です。野菜もたっぷりで温まりました。


田んぼの学校2024年2月度(実施報告)

2024年2月18日(日)9:30~11:00
天気:晴れ
テーマ:冬のビオトープ
参加者:6家族21名、スタッフ8名、計26名

今月の田んぼは、ビオトープの観察をしました。
数日前からアカガエル類が本格的に産卵を始めたので、卵塊を数えてからビオトープの生き物観察をしました。


アカガエル類の卵塊です。今日、文化館周辺のビオトープや水路には、673個もの卵塊がありました。

ニホンアカガエルとヤマアカガエルが棲んでいまして、今日は2種類とも見ることができました。


ニホンアカガエルです。


こちらはヤマアカガエルです。


ビオトープにはゲンゴロウ類がいました。


何が採れたか、みんなで観察しました。


アカガエルの卵塊、触ったらどんな感触かな?


今日の大鍋は、鹿鍋でした。

 今日見つけた生き物
両生類:ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、ツチガエルのオタマジャクシ
魚類: メダカ
昆虫: ヒメゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、クロゲンゴロウ、マツモムシ、トビケラ類幼虫、
    カワゲラ類幼虫、ヤゴ(シオカラトンボ型、カワトンボ型、ヤンマ型、コサナエ)
その他:ミナミヌマエビ、ミズムシ  


田んぼの学校2024年1月度(実施報告)

2024年1月21日(日)9:30~11:00
天気:雨
テーマ:冬の生きもの
参加者:4家族15名、スタッフ7名、計22名

 

1月は「冬の生きもの」、今回は野鳥観察とアニマルトラッキングです。
本降りの雨だったので、参加者は少ないだろうと思っていましたが、15名の参加がありました。

始めに館内の剥製を使って解説です。
タヌキとアナグマ、シカとイノシシを見比べてもらい、アニマルトラッキングの時のポイントを説明しました。

剥製は郷公園で見られる鳥を中心に、棲んでいる場所や特徴について解説をしました。

外に出て、自分たちでトラッキングです。
かなり雨が降っているのでハッキリした足跡はありませんでしたが、足跡、糞を見つけました。

雨が降って野鳥は姿が見えず、観察デッキから見えるアオサギの巣を見てもらいながら繁殖について話をしました。上空を通過するダイサギ、オオタカ、トビを観察できました。

大鍋はシカ肉と旬の野菜たっぷりのお鍋です。
寒い中での観察会だったので、熱々のお鍋がとてもおいしかったです。

オプションで、クマの爪痕を見に行きました。

 


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