日時:2016年2月21日(日)9:30〜12:00
天気:曇り
テーマ:冬の田んぼ里山で生きもの探し
参加者:親子9名+市民研スタッフ10名
3組の親子が集まってくれました。このくらいのグループで観察するのが、教える側も教わる側もちょうどいい感じです。最初は西ビオトープでアカガエルの卵塊調査です。卵のかたまりを見つけるたびに、子供たちの歓声が上がります。
産んでから時間が経ったものが多く見られましたが、昨晩産んだばかりと思われる小さな卵塊も混じっていました。西ビオトープでは91個の卵塊を数えました。
抱卵中の祥雲寺巣塔のコウノトリや、田んぼのアオサギ、ダイサギを双眼鏡やスコープで観察しながら東ビオトープへ移動します。
西ビオトープに比べると、東側は産卵数が少なく、産みたての卵塊の割合が多かったのが特色です。今後、東ビオトープでの産卵がさらに進むものと思われます。
東ビオトープでの産みたての卵。東ビオトープ全体で、48個の卵塊を数えました。
戻り道、西自然観察路を尾根まで上がり、みんなで祥雲寺巣塔を上から観察しました。タイミングよく、抱卵していたオスが立ち上がって転卵をし、望遠鏡で3卵をチェックすることができました。
最後に、展示実習室で、捕獲飼育中のアカガエルを観察しました。右手に乗っているのがメス、左手に乗っているのがオスです。オスとメスの違いも子供たちに説明しました。
今日のお鍋はイノシシでした。肉の量がちょっと少なかったですが、さっぱりとした上品な味噌汁でした。
記録係の上田館長のメモをそのままスキャンしました。数字は、それぞれの場所で数えたアカガエルの卵塊のカウント数です。
【本日のまとめ】
▼アカガエル卵塊数
西ビオトープ:91個
東ビオトープ:48個
合計:139個
▼チェックした野鳥(カッコ内はスタッフが声を確認)
コウノトリ、カワラヒワ、セグロセキレイ、アオサギ、ダイサギ、カワウ、(ホオジロ、ツグミ、エナガ)
▼雪の上に見つけたもの
シカの足跡、シカの糞