田んぼ2015 一覧

田んぼの学校3月度(実施報告)

日時:2016年3月20日(日)9:30〜12:00
天気:曇り
テーマ:早春のビオトープ
参加者:親子25名+市民研スタッフ8名

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親子25人が集まってくれました。

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西ビオトープでは、アカガエルのオタマジャクシがたくさん泳いでいます。網を入れて、早春の生きもの調査です。

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採集した生きものの名前を調べていきます。

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子供たちがアカガエルを手に乗せて感触を確かめます。

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お昼のお鍋は、豊岡市内で捕れたシカ肉。

【ビオトープで確認した生きもの】
メダカ、ニホンアカガエル(オタマ)、シュレーゲルアオガエル(声)、ミナミヌマエビ、オオコオイムシ、ヒメゲンゴロウ、ヤゴ(トンボ型、イトトンボ型、カワトンボ型)、カワゲラ類、ヒル類、ミズムシ

 

 


田んぼの学校2月度(実施報告)

日時:2016年2月21日(日)9:30〜12:00
天気:曇り
テーマ:冬の田んぼ里山で生きもの探し
参加者:親子9名+市民研スタッフ10名

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3組の親子が集まってくれました。このくらいのグループで観察するのが、教える側も教わる側もちょうどいい感じです。最初は西ビオトープでアカガエルの卵塊調査です。卵のかたまりを見つけるたびに、子供たちの歓声が上がります。

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産んでから時間が経ったものが多く見られましたが、昨晩産んだばかりと思われる小さな卵塊も混じっていました。西ビオトープでは91個の卵塊を数えました。

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抱卵中の祥雲寺巣塔のコウノトリや、田んぼのアオサギ、ダイサギを双眼鏡やスコープで観察しながら東ビオトープへ移動します。

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西ビオトープに比べると、東側は産卵数が少なく、産みたての卵塊の割合が多かったのが特色です。今後、東ビオトープでの産卵がさらに進むものと思われます。

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東ビオトープでの産みたての卵。東ビオトープ全体で、48個の卵塊を数えました。

戻り道、西自然観察路を尾根まで上がり、みんなで祥雲寺巣塔を上から観察しました。タイミングよく、抱卵していたオスが立ち上がって転卵をし、望遠鏡で3卵をチェックすることができました。

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最後に、展示実習室で、捕獲飼育中のアカガエルを観察しました。右手に乗っているのがメス、左手に乗っているのがオスです。オスとメスの違いも子供たちに説明しました。

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今日のお鍋はイノシシでした。肉の量がちょっと少なかったですが、さっぱりとした上品な味噌汁でした。

 

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記録係の上田館長のメモをそのままスキャンしました。数字は、それぞれの場所で数えたアカガエルの卵塊のカウント数です。

【本日のまとめ】
▼アカガエル卵塊数
西ビオトープ:91個
東ビオトープ:48個
合計:139個

▼チェックした野鳥(カッコ内はスタッフが声を確認)
コウノトリ、カワラヒワ、セグロセキレイ、アオサギ、ダイサギ、カワウ、(ホオジロ、ツグミ、エナガ)

▼雪の上に見つけたもの
シカの足跡、シカの糞

 

 


田んぼの学校1月度(実施報告)

日時:2016年1月17日(日)9:30〜12:00
天気:曇り
テーマ:そば打ち
参加者:親子37名+市民研スタッフ13名+総合高校スタッフ7名

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新年最初の田んぼの学校は「そば打ち」。昨年度は量が足らなかった反省から、今回は十分な材料を用意しました。
この素敵な看板は、スタッフの女子高生が描いてくれました。グッドセンス!

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たくさんの親子が集まりました。今日の講師は、市民研の友田主任研究員。最初に友田さんからそばの打ち方を教えてもらいます。

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さて、始まりました。まずは、そば団子をこねます。そば粉と強力粉の割合は8:2。

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麺棒で薄く伸ばしていきます。

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外ではそば用の大鍋と、団子用の小鍋のお湯を沸かします。高校生が薪づくりに励みます。

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伸ばしたそばを細く切ってゆきます。

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お母さんもだんだん上手に切れるようになってゆきます。

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子どもたちも、大人の手を借りずにひとりで伸ばせるようになりました。

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ふつうの団子も作りました。団子に関しては、ちょっと量が足りませんでしたね。

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大鍋でそばを湯がきます。

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小鍋で団子を湯がきます。

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団子は黄粉と餡子をまぶして頂きます。

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和室で、自分たちで作ったそばと団子を親子で頂きます。とっても美味しかったです。

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外では、スタッフが立ち食いそばです。今回はスタッフにも十分な量が行き渡りました。そば湯がまた美味しかったです。

 今回も細かいところで反省点が残りましたが、また来年度のそば打ちに活かしてゆこうと思います。


田んぼの学校12月度(実施報告)

日時:2015年12月20日(日)9:30〜12:00
天気:晴れ
テーマ:里山の木の実や蔓でリースづくり+焼き芋づくり
参加者:親子45名+市民研スタッフ10名+総合高校スタッフ5名

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今日の「田んぼの学校」は、里山の木の実や蔓を使ったリース作りです。
赤・緑・茶色・水色、この時期でも自然は色とりどり。皆さん思い思いにリースを仕上げていきます。カワイイ系、おしゃれ系、どれ一つとして同じものはな く、素敵なものばかり。持って帰る時の皆さんの顔も嬉しそうで、それぞれのお家に飾られるんだなぁ、と思うとこちらも嬉しくなってきます。

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もう一つのお楽しみは、すくもでの焼き芋。初めて見る人も多かったとことでしょう。美味しくできたかな。
そして、今日も総合高校野外活動部の生徒さんが手伝いに来てくださいました。今度は、リースも作ってくださいね。
今回も、すくもの準備やお世話を、祥雲寺地区の畷さんにお世話になりました。ありがとうございました。

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お昼のお鍋は、イノシシと地元野菜を使った味噌汁。新しく作ったかまどを使いました。

(文責:村田美津子)

田んぼの学校11月度(実施報告)

日時:2015年11月15日(日)9:30〜12:00
天気:雨ときどき曇り
テーマ:芋ほりと焼き芋づくり
参加者:親子27名+市民研スタッフ6名+総合高校スタッフ6名

tanbo151115-1 「里山で落ち葉集め」の予定を変更し、祥雲寺地区の畷さんのお世話で、市民農園内のサツマイモ畑で芋ほりを楽しみました。上田代表が葉っぱの上に見つけた生き物をチェック。エビガラスズメの幼虫、マイマイsp。

 

tanbo151115-2 芋ほりを始めた時間帯には雨も上り、お父さんお母さんの指導のもと、子供たちが土の中からサツマイモを次々に掘り出します。

tanbo151115-3 3畝のサツマイモを、どんどん掘って集めてゆきます。

 

tanbo151115-4 文化館に持ち帰ったサツマイモは、80Kgほどあったでしょうか。たくさん収穫できました。土を洗い落としてから、希望者には自由に持ち帰ってもらいました。

tanbo151115-5 焼き芋に使うサツマイモは、別に準備していた鳴門金時です。水に濡らした新聞紙でくるみ、その上からアルミホイルを巻きます。

tanbo151115-6 熾火の上に包んだ芋を並べてゆきます。並べ終えてから、上から松葉を焚いて30分ほど焼いてゆきます。

tanbo151115-7 豊岡総合高校野外活動部の生徒たちが焼き具合を確かめます。上手に焼きあがりました。アツアツが御馳走です。甘くておいしい焼き芋です。

tanbo151115-8 さあ、みんなでアツアツの焼き芋をホクホクと頂きます。

tanbo151115-9 和室の縁側でホクホク。

tanbo151115-10 焚き火のそばでホクホク。

あいにくの雨模様でしたが、とっても美味しい11月度の田んぼの学校となりました。


田んぼの学校2015年10月(実施報告)

日時:2015年10月18日(日)9:30〜12:00
天気:晴れ
テーマ:アカトンボ探し
参加者:親子102名+スタッフ9名

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田んぼの学校10月度はアカトンボ調査。たくさんの行事が重なった日曜日でしたが、2校の学Pの団体も加わって、たくさんのメンバーで調査をすることができました。

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文化館から東公開エリアまで歩いて、アカトンボを捕まえます。気温が上がる午後からは、今年は、ほんとうにたくさんのアカトンボが飛び回っていますが、午前中も子供たちの網に捕まるトンボがそこそこ出ました。

tanbo151018-3 今回は幼児がたくさん来てくれたので、捕まえたトンボの同定作業に時間をかけず、おおまかな種別のみとしました。

tanbo151018-4 今回の調査結果
▼アキアカネ 135
▼ナツアカネ 29
▼キトンボ 3
▼コノシメトンボ 1

上の写真は採集したコノシメトンボです。長年、田んぼの学校を続けてきましたが、初めて確認された種です。ノシメトンボより少し小型で、池周辺に発生します。

tanbo151018-5 今回の大鍋は魚のツミレを使いました。参加人数が多かったので、久しぶりに大きな鍋を持ち出しました。美味しかったです。

 


田んぼの学校2015年9月

日時:2015年9月20日(日)9:30〜12:00
天気:晴れ
テーマ:あぜ道でバッタ・イナゴ
参加者:親子45名+スタッフ9名

今月の田んぼの学校は、コウノトリウィークの連続イベントの一つとしても開催されました。連休中の親子を含め、たくさんの皆さんでバッタ採りをして遊びました。

tanbo150920-1 鎌谷川の土手沿いを、バッタを採りながら東公開エリアへ向かいます。

tanbo150920-2 東公開エリア周辺で網を振ります。遊歩道沿いではあまりバッタはいませんでしたが、沢沿いの土手付近付にはたくさんいました。

tanbo150920-3 文化館に戻ってから、採集したバッタの種類をみんなで確認します。

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この日確認したバッタは16種類。とくにクルマバッタとハネナガイナゴが目立ちました。これも、祥雲寺地区のコウノトリ育む農法の効果のひとつと考えられます。

tanbo150920-4 最後は、10年前に5羽のコウノトリが放鳥された、その場所で、捕まえたバッタを一斉に放してあげました。飛び立つバッタに、子供たちの歓声があがりました。好天にも恵まれ、楽しい観察会となりました。


田んぼの学校2015年8月

日時:2015年8月16日(日)9:30〜12:00
天気:晴れ
テーマ:小川の生きもの探し
参加者:親子35名+スタッフ8名

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今月の田んぼの学校は、先月に引き続き、園内の鎌谷川で「小川の生きもの探し」です。

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今日は天気もいい分、日差しもきびしかったです。そんな中、川に入るのは、なかなか楽しいものです。

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採った生き物を観察します。魚や水生昆虫など、種類ごとに分けていきます。スタッフから、それぞれの生き物の名前や特徴などを聞きます。子どもたちだけでなく、親御さんも熱心に聞き入っておられます。

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オイカワ。中流域から下流域の代表的な魚です。

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ムギツク。中流域に多い魚です。

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クロゲンゴロウ。川ではあまり姿を見ないのですが、今日は3匹もいました。

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お昼の大なべは、地元産のシカと野菜でした。

今日採集した生き物のリストです。

▼魚類
カワムツ
オイカワ
カマツカ
ムギツク
モツゴ
タイリクバラタナゴ
シマドジョウ
キタノメダカ
ドンコ
ヨシノボリ

▼昆虫
クロゲンゴロウ
ミズカマキリ
タイコウチ
コオイムシ

▼ヤゴ類
オニヤンマ
ヤマトンボ型
サナエトンボ型

▼その他
モクズガニ
ミナミヌマエビ
アメリカザリガニ
カワニナ


田んぼの学校2015年7月

日時:2015年7月19日(日)9:30〜12:00
天気:曇り
テーマ:小川の生きもの探し
参加者:親子72名+スタッフ8名

tanbo150719-1今月の田んぼの学校は、園内の鎌谷川です。台風の影響による増水もなく、ほどよい水量です。

tanbo150719-2子どもたちだけでなく、大人も網とバケツを持って川に入ります。中には泳ぐ子どもたちもいました。

tanbo150719-3 tanbo150719-4採った生き物を種類ごとに分けて、それぞれの名前や生態、特徴の話をスタッフから聞きます。今の季節、魚たちの繁殖期なので、いろんな種類の稚魚がいました。

tanbo150719-5カワムツ。このあたりでは、この魚が一番多いです。

tanbo150719-6タイコウチ。ヌマエビを食べています。

tanbo150719-7ドンコ。ハゼの仲間です。今日はこのドンコの稚魚もたくさんいました。

今日採集した生き物のリストです。

▼爬虫類
ニホンイシガメ

▼両生類
トノサマガエル
アマガエル

▼魚類
カワムツ
オイカワ
フナ
カマツカ
ムギツク
モツゴ
タモロコ
シマドジョウ
キタノメダカ
ドンコ
ヨシノボリ

▼昆虫
ミズカマキリ
タイコウチ
コオイムシ

▼ヤゴ類
コオニヤンマ
ヤマサナエ
コシボソヤンマ
コヤマトンボ
カワトンボ型

▼その他
モクズガニ
スジエビ
ミナミヌマエビ
ヒル
ウマビル
カワニナ 

tanbo150719-8 tanbo150719-9お昼の大なべは、地元産のイノシシと野菜でした。


田んぼの学校2015年6月

日時:2015年6月21日(日)9:30〜12:00
天気:曇り
テーマ:初夏の田んぼ・トンボやカエルやメダカ
参加者:親子33名+スタッフ10名

tanbo150621-1 明け方の大雨でフィールドワークが気がかりでしたが、開館時には雨も上がって予定通りに始まりました。6月度の田んぼの学校はビオトープの生き物調査。開会前の子供たち、すでに文化館横の水槽の生き物に夢中です。

tanbo150621-215組ほどの親子が集まりました。今回が初めての子供たちがたくさんいて、田んぼの学校の全体の説明を最初にしました。

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ビオトープへ渡る橋のたもとで、生まれたばかりのオニヤンマがいよいよ空に飛び立とうとしているところを、子供たちが見つけました。ピカピカ光って綺麗な翅です。

tanbo150621-4ビオトープで子供たちを解放すると、いつものとおり、最初はこわごわ水に入りますが、すぐに大胆に裸足でどんどん泥の中を進んでゆきます。ビオトープにとって、子供たちによる攪乱がとても有効な活性源となっています。

tanbo150621-5採った生き物を種類別に仕分けし、最後にそれぞれの生き物の名前や特徴を教えてもらいます。前月はたくさん見つかったゲンゴロウ類が、ほとんど見られなくなるのも、季節の推移です。秋口になるとまたゲンゴロウが増えてきます。

今日確認した生き物リストです。
魚:ドジョウ10以上、メダカ26以上
両生類:アカハライモリ、トノサマガエル、オタマ(シュレーゲル、トノサマ)
昆虫:マルガタゲンゴロウ1、クロゲンゴロウ1、クロズマメゲンゴロウ1
   ガムシ3、ヒメガムシ5
   タイコウチ成虫3幼虫多、コオイムシ成虫5幼虫多、マツモムシ多、ゲンゴロウ幼、
   ヤゴ(シオカラトンボ、イトトンボ、サナエトンボ)
その他:ミナミヌマエビ、ヒル、スジブトハシリグモ

tanbo150621-6お昼の大鍋は、地元野菜と本マグロのツミレでした。

 


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