稲葉 一明 一覧

ニュースレター2005年6月号

コウノトリ市民研究所2005-6月ニュースレター
☆トピックス
 ○5月8日(日)に開催された定期総会で、2004年度事業報告、2005年度事業計画2004年度決算2004年度財産目録2004年度貸借対照表2005年度予算などが承認されました。
 ○3月21日、豊岡市総合体育館前で開催された「ふれあいの祭典 
  県民交流ふれあい復興支援イベント」で、祭典を盛り上げた団体として
  「ふれあい大賞」を受賞しました。また、6月1日付で環境省環境管理局水環
  境部長より表彰状をいただきました。
 6月1日付です。
 ○NPO法人化したコウノトリ市民研究所は、ポストカードや生き物地図
  を販売し、55,005円の利益を出したため、法人税、国税12,100円、県税
  19,900円、市税43,200円支払いました。大赤字です。
 
☆コウノトリ市民研究所6月の行事案内
 ○「田んぼの学校」
  日時:6月12日(日)9:30~コウノピア集合
  コウノトリの郷公園の田んぼビオトープの生物調査をします。
  大人も子供も楽しく田んぼで遊びましょう。
 
 ○「臨時田んぼの学校」
  日時:6月18日(土)午前
  国土交通省の関係行事で、大阪方面の方々と田んぼの学校をします。
  人数:100名(バス3台)
 ○「臨時田んぼの学校」
  日時:6月26日(日)朝から。
  コウノトリが舞い降りる福田地区ビオトープエリアで、地元の方々や、
  子供たちと、田んぼの学校を行います。7月31日には都市住民の方たち
  を交えて盛大に行うプレイベントです。
  豊岡市、JAたじまと協賛。
 
 
☆生き物関連行事のご案内
 ○竹野スノーケルセンター関係
  6月30日(木)まで毎日開催
   場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター  入場無料
   企画展「大浦海岸の自然」 展
  6月11日(土) 午後7時~9時
   場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンターよりバスで観察地へ
   参加費100円
   土曜観察会 「ホタルを見つけよう」
  6月12日(日)~6月13日 (月)
   場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター・たけのこ村・休暇村 入場無料
   エコツアー「ホタルウオッチング」 参加費8,000円(1泊2食)
   休暇村泊(入湯税別)
   満天の星と無数のホタルがあなたの宇宙をつくります。
   時間: 午前10時~11時半    場所:スノーケルセンター周辺
   集合時間 9時50分までに 集合場所:レクチャールーム
    
☆2005年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
 ○田んぼの学校 コウノピア9時半集合
  毎月第2日曜は「田んぼの学校」を実施します。
  田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
  お昼は鍋をします。食べて解散。
  コウノピアに9時半集合。
  児童は参加費一人100円。保護者同伴。
 4月10日(第2日曜)タンポポ調査
 5月 8日(第2日曜)田んぼ
 6月12日(第2日曜)田んぼ
 7月10日(第2日曜)田んぼ・川
 8月14日(第2日曜)休み
 9月11日(第2日曜)郷公園でバッタ
10月 9日(第2日曜)郷公園でアカトンボ
11月13日(第2日曜)里山
12月11日(第2日曜)里山
 1月 9日(第2日曜)野鳥調査
 2月12日(第2日曜)食べる会
 3月12日(第2日曜)アカガエル調査
 ○豊岡盆地の生き物調査
   タンポポ調査 4月~5月(4月10日など)
  ホタル調査  5月~6月
  河川魚類調査(予定)7月~8月
  ビオトープ生き物調査
   豊岡市内の転作田ビオトープの生き物調査も予定しています。
   順次ご案内します。
☆情報局からのお知らせ
4月1日ホームページリニューアルオープン!
  新しい情報をお届けしやすい形で再登場しました。
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
 ●「テーマ別フォトコラム」田んぼの学校 トノサマガエル卵塊
   クロイトトンボ タンポポ調査 コシアブラ
 ●「ながぐつ観察記」 アマガエル、コバンソウ
 <毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
 5月23,29日掲載
 ・掲載希望の方は事務局までご連絡ください。
☆事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたい
 と言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
 金融機関名:但馬信用金庫 本店
 口座番号:普通口座 0666057
 口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。
このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照し
てください。 http://kounotori.org/
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願います。
 行事での事故等について市民研究所では責任がもてません。すべて参加者の自己責
任でお願いします。


臨時田んぼの学校カブ隊05,05,21


臨時田んぼの学校カブ隊 05,05,21
 
 今年もカブスカウトの田んぼの学校。コウノトリの郷公園ができる前から、六方田んぼの水路調査などカブ隊と行っている。カブスカウトの子供たちは自然体験には慣れているほうであるし、生き物も好きな子が多いと思う。でも田んぼの学校でさらに好きになる子も多い。
 デンマザーという役の子供たちのおかあさんも一緒に参加するのだが、普通のおかあさん方よりも生き物系への興味が深い。
 この日はみんなで約25人。コウノトリ公開ゲージ奥の休耕田ビオトープ。人数が少ない分、出現種数はやや少なめ。
 クロゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、ヒメガムシ、ゴマフガムシ、
 ヤゴ(ヤンマ型、トンボ型、イトトンボ型)、タイコウチ、オオコオイムシ、コミズムシ、
 メダカ、ドジョウ、
 スジブトハシリグモ、
 トノサマガエル、ニホンアカガエル(オタマジャクシ、上陸直前オタマ、成体)、モリアオガエル(卵)、シュレーゲルアオガエル(オタマジャクシ、卵)、イモリ、
 ミナミヌマエビ、
 ヒル、カワニナ
 今年はニホンアカガエルの上陸が少し遅いと思う

メダカ


野上ビオトープ 05,05,21 クロイトトンボ潜水産卵


野上ビオトープ 05,05,21
 クロイトトンボ産卵水没
 野上のビオトープでたくさんのクロイトトンボが産卵している。タンデムになってメスが水中の植物に一生懸命産卵している。
 興に乗ってきたのか、こちらが近づいても逃げない。メスの体がどんどん水の中に入っていく。

やがて、メスが完全に潜水した。潜水産卵というらしい。

 さらにオスまでが水中に浸かっていく。

驚いたことにオスも完全に水没してしまった。いや、驚いた。

 でも考えてみると、こいつらヤゴのときは完全に水中生活で、一生の間では水の中のほうが長いのだ。トンボというのは空を飛ぶ生き物というイメージが強いが、水の中の生き物でもあるのだ。
 オスも水没して約5分、2匹つながって出てきたときは少し安心した。


ニュースレター 2005年5月号

☆トピックス
 ○2005年度総会は5月8日です。
  13:00 コウノピアにて
 
☆コウノトリ市民研究所5月の行事案内
 ○「田んぼの学校」
  日時:5月8日(日)9:30~コウノピア集合
  コウノトリの郷公園の田んぼビオトープの生物調査をします。
  大人も子供も楽しく田んぼで遊びましょう。
 
 ○「2005年度総会」
  日時:5月8日(日)13:00~14:30
  特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所の定期総会です。
  議決権を持つ主任研究員の方だけでなく、賛助会員の研究員の方も
  ご参加ください。
 ○「豊岡盆地のホタル調査」
  日時:5月20日~6月30日
  今年もホタル調査をします。豊岡盆地のホタル目撃情報を報告してください。
  日時、場所、種類、どのくらいいたか。
  市街地の調査は別途ご案内します。
 ○「ひょうご森の祭典」
  日時:5月29日(日) 美方郡香美町村岡区けび岡、
  けびの大池のところ
  コウノトリ市民研究所がパネル展示、冊子販売などで出展します。  
 
☆生き物関連行事のご案内
 ○竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 土曜観察会
  時間: 午前10時~11時半
  場所:スノーケルセンター周辺
  集合時間 9時50分までに 集合場所:レクチャールーム
  5月14日「チョウを探そう」
  5月28日「磯の生きものを見つけよう」
    
☆2005年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
 ○田んぼの学校 コウノピア9時半集合
  毎月第2日曜は「田んぼの学校」を実施します。
  田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
  お昼は鍋をします。食べて解散。
  コウノピアに9時半集合。
  児童は参加費一人100円。保護者同伴。
 4月10日(第2日曜)タンポポ調査
 5月 8日(第2日曜)田んぼ
 6月12日(第2日曜)田んぼ
 7月10日(第2日曜)田んぼ・川
   8月14日(第2日曜)休み
 9月11日(第2日曜)郷公園でバッタ
10月 9日(第2日曜)郷公園でアカトンボ
11月13日(第2日曜)里山
12月11日(第2日曜)里山
 1月 9日(第2日曜)野鳥調査
 2月12日(第2日曜)食べる会
 3月12日(第2日曜)アカガエル調査
 ○豊岡盆地の生き物調査
   タンポポ調査 4月~5月(4月10日など)
  ホタル調査  5月~6月
  河川魚類調査(予定)7月~8月
  ビオトープ生き物調査
   豊岡市内の転作田ビオトープの生き物調査も予定しています。
   順次ご案内します。
 ○その他
  通常総会 5月8日13:00 コウノピアにて
☆情報局からのお知らせ
4月1日ホームページリニューアルオープン!
  新しい情報をお届けしやすい形で再登場しました。
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
 ●「テーマ別フォトコラム」ヒオドシチョウ サンインネコノメ
   センボンイチメガサ ノビタキ カタクリ
 ●「ながぐつ観察記」 オオヘビガイ コチドリ
 <毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
  4月11日掲載  4月26日掲載
 ・掲載希望の方は事務局までご連絡ください。
☆事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたい
 と言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
 金融機関名:但馬信用金庫 本店
 口座番号:普通口座 0666057
 口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。
このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照し
てください。 http://kounotori.org/
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願います。
 行事での事故等について市民研究所では責任がもてません。すべて参加者の自己責
任でお願いします。


野上ビオトープ05,05,03


 トノサマガエル卵塊
 円山川の河川敷をうろうろしていたら、イトトンボを見かけた。あまり近づけなかったのではっきり種類は分からなかった。それではトンボの出具合を見ようと思い立ち野上のビオトープに来て見た。
 もうアジアイトトンボなどが出ているはずなのだが、あいにく風があるためイトトンボ類の姿が見えない。シオヤトンボがたくさんいる。
 田んぼビオトープの上3枚は工事の都合か水が抜かれていて、せっかくのアカガエルのオタマがわずかに残った水たまりに集まっている。サギの餌になっているだろうか、足跡が付いている。多分ハチゴロウも食べているだろう。
 したの3枚は水が良く張られている。すっと魚影が確認された。少し大きいのでタモロコだろうか。
 あぜ道沿いにトノサマガエルの卵がたくさん産み付けられている。10卵塊ほどある。少し浅いところに生みつけられた卵塊は上部が水面に接している。そこにアメンボが多数群がっているので、どうやら卵に口を突っ込んで体液を吸っているようである。卵塊の上部に白くなった胚?が並んでいる。アメンボがトノサマガエルの卵を吸う。本日の発見である。

アメンボに吸われて白くなったトノサマガエルの胚


コシアブラ


コシアブラという山菜、タラノメよりもおいしいと本には書いておる。
ずっと食べてみたかったが、よく分からない。春先の採りごろというのは1週間もないし、なかなか図鑑や写真だけで採集して食べるというのはできない。その時期に運良くコシアブラを知っている人と山に行ってめぐり合うというのも至難の業である。
そんなわけで、コシアブラなる山菜がとてもおいしいらしいと知ってから6年が経過した。その間知り合いからは、コシアブラはおいしいよ、とか、山にたくさん生えているよ、とか聞くけれど、実際に食するまでには至らない。
今年4月17日、市民参加の森づくり事業で白雲山に登った。森林インストラクターのNさんに、ぜひコシアブラを教えてほしいと前もってお願いしておいた。当日はあいにくまだ時期が早く、タラノメは採りごろであったがコシアブラはまだ芽が固い状態。しかし森林林業課のSさんが、それを採ってきて僕に教えてくれた。どこにでもあるような芽である。とてもこれでコシアブラを見分けられるようになる自信はなかったので、匂いだけはしっかり覚えておこうと手で揉んでしっかり嗅いでおいた。その匂いも良くある木の芽の匂いのような気がする。

白雲山を降りた後で、今度は一人で愛宕山へ行った。そこで偶然にも先ほど教えてもらったのに良く似た芽に出くわした。台風23号のために木が倒れて山道をふさいでいるのだ。だから通常手の届かない大木の新芽が手に届く場所にある。匂いも良く似ている。

1週間後、コシアブラであることを確認しに行ったのであるが、今度はどんぴしゃの採りごろで、山菜図鑑の写真とそっくりである。さすがに間違いようがない。
こうして僕は、念願のコシアブラを手に入れたのである。
味は濃厚でこくがある。タラノメと同じウコギ科であるがタラノメよりも味が濃い。つまり野趣が強いというか、癖が強い。シュンギクに近いものがある。
タラノメよりもおいしいというのはうそではないと思う。てんぷらがいいと書いてあるが、茹でてマヨネーズやドレッシングであえて食するほうがうまい。
台風で倒れて採りやすい状態というのはめったに巡り会えないことである。4月下旬の1週間ほどの期間、毎年食することができるだろうか。


野上ビオトープ05,04,21

 
 野上のビオトープ、今年水を張って3年目。
 昨年の台風23号でかなり土砂が入ってしまった。

 アカガエルのオタマが育っている。目視でミナミヌマエビも見える。ドジョウの密度も上がっている(たぶん)。

 横の山の松の木に、ハチゴロウが巣をかけた。これまでは増殖上のケージの屋根に巣をかけていたが、今年初めて松ノ木に巣を作り、約40年ぶりのことである。

 ハチゴロウをじっくり観察する機会に恵まれた。この時期彼はまだ巣をしっかり守っている。目の前のビオトープに餌も豊富なので、遠出はしない。11時から4時の間、2回ビオトープに降りて、30分ほど採餌する。よく見えないが、ドジョウ、オタマを食しているものと思う。


オオヘビガイ

サザエにまさる“禁断”の味
オオヘビガイ
オオヘビガイ(盤足目ムカデガイ科)
 磯に行くとヘビがとぐろを巻いたように、あるいはうねうねと這うように、貝殻のようなものが岩にくっついている。オオヘビガイという巻貝の一種であるが、パイプ状の貝殻は螺旋を描くなど規則性が無く、種としての一定の形を持たない。潮間帯の岩に固着して生活し、潮が満ちるとクモが網を張るように粘液糸を水中に出して、それに付着したプランクトンを食べている。変な生き物である。
 ある本にこの貝が非常に美味で、カキよりも濃い味と書いてある。ずっと気になっていたが、ようやく挑戦する機会に恵まれた。
 岩にしっかりとへばりついているので、手では取れない。本体と岩の間にドライバーなどを合わせてたたいてやると、意外と簡単に脱落する。貝殻を破壊して身を引きずり出し海水で洗って刺身で食してみる。予想以上に美味である。
 僕はもともと貝類は好きなほうであるが、この貝については格別と言って良い。うまく言い表せないが、バイガイとサザエの中間みたいな味で、さらに旨味が濃いのである。肉の部分はこりこり、しゃきしゃきと良好である。肝の部分はアワビ、サザエのそれに近く、ねっとりと濃厚で苦味や生臭さはない。おそらくいろいろな貝類の中でもかなりの上位に位置するであろう。刺身もいいが茹でもすばらしく、甘く深い味である。
 しかし、ツブ、ニシなどと呼ばれる岩場の小型巻貝類と比べ、ほとんど食用の対象とされていない。採集には道具が必要で面倒で、大きさもアワビ、サザエとは比較にならないほど小さく、量を確保するのは大変である。さらに残念なことに潮の干満の差が小さい但馬の海では、生息場所が限られている。だからむやみに食べてはいけない。
 写真は外見と、身を取り出したところ。
NPO法人 コウノトリ市民研究所
主任研究員 稲葉一明
05,4,11掲載


センボンイチメガサ

センボンイチメガサ
2004.10.2 豊岡市目坂
センボンイチメガサ ハラタケ目 モエギタケ科 センボンイチメガサ属
Kuehneromyces mutabilis (Schaeff.:Fr.) Sing.et A.H.Smith
千本市女笠
ホームページの新装に際し、但馬のキノコも新たなステージに変身しようと思う。
 まず、学名を記す。しかし僕には学名そのものが良く分かっていない。とりあえず図鑑に書いてあるとおり記す。
 つぎに、僕には同定不能のものについてもあげていくことにする。可能であれば、諸先生方のコメントをいただき、検討したい。
 また、4月1日付で、「但馬幼菌の会」を発足した。会員は、僕と、豊岡市日高町の但馬変人クラブ所属のF氏の二人である。幼菌の会のH先生のコメントを期待して「但馬幼菌の会」と命名した。
 F氏については、但馬変人クラブホームページで但馬のキノコについての情報を順次取り上げられていくことと思う。本会の活動により、今後但馬のキノコ相の解明が進むことを期待している。
  http://tajihenclb.web.infoseek.co.jp/index.html

 さて、新但馬のキノコの第一番目は、センボンイチメガサである。広葉樹または針葉樹の切り株などに束生、群生する傘の径3~6センチ程度のキノコである。食用キノコであるが、どの図鑑を見ても猛毒のコレラタケ(ドクアジロガサ)に似ているので要注意と書いてある。つばが明瞭でささくれもあるのでセンボンイチメガサに違いないと思うが、なかなか食べる勇気は無い。
 趣のある和名である。
 千本:たくさん群生する様を表す。
 市女笠:かぶり笠の一。菅(すげ)などで編み、中央に高く巾子形(こじがた)という突起を作った笠。市女が使用したのでこの名を生じたが、平安中期ごろには上流の女性の外出用となり、男子も雨天のときなどに用いた。
 市女:市で物を商う女
センボンイチメガサ2


ニュースレター 2005年4月号

コウノトリ市民研究所2005-4月ニュースレター
☆トピックス
○4月1日ホームページリニューアルオープン!
  新しい情報をお届けしやすい形で再登場いたします。
 ○今年もサントリー世界愛鳥基金の対象になりました。
  4月19日東京で贈呈式
 ○2005年度総会は5月8日です。
  13:00 コウノピアにて
 ○田んぼの学校 コウノピア9時半集合
  今年度も田んぼの学校やります。
  毎月第2日曜に「田んぼの学校」を実施します。
  
☆コウノトリ市民研究所4月の行事案内
 ○「タンポポ調査」
  日時:4月10日(日)9:30~コウノピア集合
  豊岡盆地のタンポポ調査。外来種、在来種の分布を班に分かれて調べます。
 
コウノトリ市民研究所も「タンポポ調査・近畿2005」に参加します。
  http://www.nature.or.jp/shoko/Tampopo/Kinki_2005/
  豊岡盆地には7種類くらいのタンポポがありそうです。今年は春が遅くて、
在来タンポポは、まだつぼみかもしれませんが、きっと外来タンポポはたく
さん咲いています。雨が降ったら説明会をします。
  
☆生き物関連行事のご案内
 ○白雲山登山、山菜取り(市民参加の森づくり事業)
4月17日 9時法花寺公民館集合、2時ごろまで
  詳細は豊岡市農政課まで
 ○円山川清掃
  日時 4月17日(日)13時より小雨でも決行いたします。 
  場所 豊岡市土渕 円山川運動公園付近(集合場所:円山川運動公園入口)
  清掃作業 午後1時15分~4時30分
  主催 円山川「菜の花の会」
  協賛 国土交通省近畿地方整備局豊岡河川国道事務所
  お問合わせ先 ・岡本昭治 0796-23-4091
  
☆2005年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
 ○田んぼの学校 コウノピア9時半集合
  毎月第2日曜は「田んぼの学校」を実施します。
  田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
  お昼は鍋をします。食べて解散。
  コウノピアに9時半集合。
  児童は参加費一人100円。保護者同伴。
 4月10日(第2日曜)タンポポ調査
 5月 8日(第2日曜)田んぼ
 6月12日(第2日曜)田んぼ
 7月10日(第2日曜)田んぼ・川
   8月14日(第2日曜)休み
 9月11日(第2日曜)郷公園でバッタ
10月 9日(第2日曜)郷公園でアカトンボ
11月13日(第2日曜)里山
12月11日(第2日曜)里山
 1月 9日(第2日曜)野鳥調査
 2月12日(第2日曜)食べる会
 3月12日(第2日曜)アカガエル調査
 ○豊岡盆地の生き物調査
   タンポポ調査 4月~5月(4月10日など)
  ホタル調査(予定) 5月~6月
  河川魚類調査(予定)7月~8月
  ビオトープ生き物調査
   豊岡市内の転作田ビオトープの生き物調査も予定しています。
   順次ご案内します。
 ○その他
  通常総会 5月8日13:00 コウノピアにて
☆情報局からのお知らせ
4月1日ホームページリニューアルオープン!
  新しい情報をお届けしやすい形で再登場いたします。
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
 ●「ながぐつ観察記」 タイコウチ タンポポ調査近畿2005
 <毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
  3月13日掲載  3月30日掲載
 ・掲載希望の方は事務局までご連絡ください。
☆事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたい
 と言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
 金融機関名:但馬信用金庫 本店
 口座番号:普通口座 0666057
 口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。
このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照し
てください。 http://kounotori.org/
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願います。
 行事での事故等について市民研究所では責任がもてません。すべて参加者の自己責
任でお願いします。


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