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田んぼの学校2025年4月(実施報告)New!

2025年4月20日(日)9:30~11:00
テーマ:春のあぜ道
参加者:8家族1団体 34名、スタッフ5名、計39名

2025年度の田んぼの学校が始まりました。
4月は植物観察です。ビンゴをしながら90分間ほど祥雲寺の田んぼの周りを歩きました。最初にオランダミミナグサを手に取って観察をしました。「花びらの数は?」と尋ねるとすぐに「5」と答えが返ってきました。
「花の色は?」「白」
「じゃあ白い花にシールを貼って」
よく見ている子は、葉が対生であること、毛がいっぱい生えていることに気づいてシールを貼ります。

近くにスミレやタンポポがあります。黄色と紫も貼ることができました。青い花はタチイヌノフグリやオオイヌノフグリです。なかなか見つからないのが赤の花でした。カラスノエンドウが一番赤いのですがまだほとんど咲いていません。ピンクのサギゴケやヒメオドリコソウも赤にして貼りました。

スタート地点から20mくらいでもう20分たっていました。門を出て田んぼに近づいてスズメノテッポウで笛を作りました。大人向けにヨメナご飯の作り方やセリのおひたしの作り方などのお話しもしました。

観察した生き物
オランダミミナグサ、ヒメスミレ、スミレ、アリアケスミレ、ツボスミレ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサ、コオニタビラコ、オニタビラコ、オオジシバリ、ヨメナ、スズメノヤリ、スズメノテッポウ、スズメノカタビラ、ヘビイチゴ、セイヨウタンポポ、シロバナタンポポ、スイバ、カラシナ、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、ウマノアシガタ、ノミノフスマ
アマガエル、ヌマガエル、毛虫


コウノトリ野鳥観察会2025年4月度New!

日時:2025年4月13日(日)13:00〜14:30
天気:雨
参加者:1名
案内人:高橋

前日とうって変わっての雨模様の中、1名の参加者をご案内しました。13時のコウノトリ定時解説でコウノトリの繁殖プロセスを、パワーポイントの写真を使って丁寧に説明しました。

強めの雨が降りしきる中、傘をさして西ビオトープに向かいます。ただいま盛んに合唱を繰り返しているシュレーゲルアオガエルの鳴き声を聞きました。斜面を彩るコバノミツバツツジを覚えてもらい、谷の奥まで進みました。雨の中、鳥の声は聞こえません。

折り返し、東公開エリア入口の東屋まで進みながら、目につく植物やときどき声が聞こえる鳥の種類などを説明。文化館に戻って残り時間を利用して、高橋がプレゼン用に作成している野鳥のパワーポイントのスライドをパソコンで説明しながら、春から夏に見られる野鳥について解説して終わりにしました。

【本日確認した野鳥】
コウノトリ、アオサギ、ジョウビタキ(声)、カワラヒワ(声)、ツグミ、ハシボソガラス、トビ

 


ギフチョウ調査②New!


ギフチョウ調査②

日時:2025年4月12日(日)9:30〜11:30
天気:晴れ
参加者:4名
スタッフ:3名

 

コバノミツバツツジが綺麗になっていました。
 
シカに破られた保護柵の修理は今週行いました。
今日も残念ながら、ギフチョウは確認できませんでした。
ナミアゲハとルリシジミが飛びましたが、じっくり観察できませんでした。
 
お寺の境内にツマキチョウがいました。
 

ギフチョウ調査New!

ギフチョウ調査
日時:2025年4月6日(日)9:30〜11:30
天気:晴れ
参加者:7名
スタッフ:2名

食草のカンアオイを保護している網が破られ、シカが侵入していました。コバノミツバツツジもまだツボミが多く、満開にはもう少しかかりそうでした。残念ながら、ギフチョウは確認できませんでした。

ナミアゲハとルリシジミが飛びましたが、じっくり観察できませんでした。

お寺の境内にはヒメスミレがたくさん咲いていました。オオタチツボスミレがあり、みんなで観察しました。
急な坂を上って出発地点に帰りました。子供たちは元気ですが、年寄りにはキツカッタです。

文化館だより2025年4月号New!


植物観察会2025年3月(実施報告)New!

日時:2025年3月23日(日)13:00〜14:00
天気:晴れ
参加者:2家族5名
スタッフ:1名

花が咲くことを期待していましたが、思いの外、季節が進行していませんでした。

そこで前月用資料を使ってロゼット観察を行いました。5、6、7歳の子どもたちが自力で探します。途中からは疲れてきたようなので、実物を指さして、これはどれかな? と資料から探してもらうようにしました。しっかり観察していました。小学校の1時間授業は40分です。45分頑張った子どもたちに拍手です。

観察した植物

ネジバナ、スズメノヤリ、ニワゼキショウ、スズメノカタビラ、ニガナ、ミチタネツケバナ、ハハコグサ、チチコグサ、シロツメクサ、コメツブツメクサ、オオイヌノフグリ、オランダミミナグサ、ブタナ、ヒメムカシヨモギ、ヨモギ、タチイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ
植物観察会は、4月からは郷公園外で行います。
4月は神鍋山です。現地集合、現地解散になりますのでよろしくお願いします。

田んぼの学校2025年3月(実施報告)

2025年3月16日(日)9:30~11:00
テーマ:早春のビオトープ
参加者:4家族14名、スタッフ4名、計18名



今日は雨がよく降ります。ひょっとして、誰も参加者はいないのではないかと心配していたのですが、4家族もお越しくださいました。

悪天候なので生きものの採集は短時間で終えて、館内の展示実習室に持ち帰って観察をしました。



傘を差しながら採集をしました。



館内の展示実習室に持ち帰って観察をしました。アカガエルの卵塊がたくさんありました。
短時間ということもあり、見つけた生きものは、あまり多くはありませんでした。

今日見つけた生き物 合計7種
ニホンアカガエル、キタノメダカ、マルタニシ、ミナミヌマエビ、トビケラ類の幼虫、カゲロウ類の幼虫、スジブトハシリグモ



今日の大鍋は、白身魚のつみれ汁でした。
出汁がしっかり出ていて、美味しかったです。


コウノトリ野鳥観察会2025年3月度(実施報告)New!

日時:2025年3月9日(日)13:00〜14:30
天気:くもり
参加者:10名
案内人:高橋、桐島

当日参加者を含め、10名の皆さんで園内を観察しました。10分間のコウノトリ定時解説のあと、希望者に双眼鏡を貸与して出発。最初は西ビオトープで産卵確認されているアカガエルの卵塊を見に行きました。

祥雲寺巣塔にはJ0083オスが戻っており、ペアの営巣の初期行動について説明をしました。オスが産座の具合を確かめることや、愛情確認のためのマウンティングなどのお話。

続いて、祥雲寺ペアの縄張りである祥雲寺地区の水田について、コウノトリ育む農法の生まれた経緯や、無農薬米の拡販の話、環境と経済の共鳴についての話をしました。

東公開エリアに入ると、すぐに祥雲寺ペアのメスJ0273が餌をとっている様子を近くで観察できました。説明中、別の1羽が谷に飛来し、ドーム型ケージの上に止まりました。最初は繁殖ペアのオスが飛んできたのかと思いましたが、足環確認で森尾巣塔から巣立ったJ0319メス5歳と分かりました。ドーム内のペアや、近づいてきたJ0273などから弱いクラッタリング威嚇を受けていましたが、強い威嚇は受けませんでした。

野鳥の出現は少なく、いよいよ冬鳥も北に帰ってしまう季節になりました。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、ハシブトガラス(声)、ハシボソガラス、トビ、カワラヒワ(声)、エナガ

 

 

 


アカガエル調査

2025年3月2日(日)13:00~15:00
参加者12名 スタッフ3名 計15名

カエルの資料を説明している間に雨も上がり、調査に出発。ビオトープをのぞくと、カエルの卵塊が一つもありません。今年は雪が多くまだ産卵していないようです。

そこで、越冬場所を突き止めることにしました。

溝や斜面を掘り返すと、出てきたのはドジョウとイシガメ。カエルは出てきせん。雨足が強くなったので、早めに終了。今夜あたり産卵があるかもしれません。


植物観察会2025年2月(実施報告)

日時:2025年2月23日(日)13:00〜14:00
天気:晴れ
参加者:1名
スタッフ:2名

大雪の中、どうなるのか心配しましたが、市広報を見て予約されたというお客様が来られました。冬芽に近づけないので室内開催です。

午前中、高枝切ばさみで集めてきた冬芽が役立ちました。まずは簡単に冬芽の働きを説明したあとで仲間集めをしていただきました。ごちゃ混ぜになった冬芽の山を前に「同じ仲間が4本ほどあります。仲間を見つけてください」と言って見守っていました。

最初に見つかったのはコブシでした。白い毛が生えた小さな筆みたいな形をしています。毛が生えているので、セーターみたいに空気をまとって寒くないという解説をしました。コブシには毛の生えている冬芽と生えていない冬芽があります。花になる冬芽と葉になる冬芽です。

次はイヌシデです。これも花になる冬芽と葉になる冬芽がついています。

その次はヤマボウシです。これも花になる冬芽と葉になる冬芽がついています。その後、ガマズミ、コバノミツバツツジと見つかっていきます。カエデも特徴的なので見つけることができました。

つぎからはとても難しくなります。意地悪なことによく似たヤマザクラ、カスミザクラ、オオヤマザクラ、ソメイヨシノが混じっています。「芽鱗に毛があるのがソメイヨシノ」のヒントで見分けることができました

本日、観察した冬芽たち
コブシ、イヌシデ、ヤマボウシ、ガマズミ、ヤマザクラ、カスミザクラ、オオヤマザクラ、ソメイヨシノ、イロハカエデ、ケヤキ、エノキ、エゾエノキ、ムクノキ、コバノミツバツツジ


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