▼Blog 一覧

コウノトリふれ愛コンサート♬New!

2024年7月20日(土)

真夏の夕べ、約150名が集い、素敵な時間を過ごしました。
毬穂えりなさんは宝塚歌劇団OG。コウノトリとの縁で、2011年から文化館で開催しているこのコンサートには毎回ご出演くださっています。
友麻亜里さんはOSK日本歌劇団出身。今回で6回目のご出演です。
お二人とも、「豊岡」を第二の故郷だと公言されています。毎年華やかなステージを楽しみにされている方々も多く、今年も大盛況のうちに幕を閉じました。


オープニングは八代保育園児の和太鼓演奏。「宇宙戦艦ヤマト」力強い音は心に響きます!


OSKの「桜咲く国」と宝塚の「すみれの花咲く頃」の共演。桜色とすみれ色の衣装でした。


ドレスをなびかせ、フラッシュダンス!


「輝く未来」はディズニー映画「塔の上のラプンツェル」の主題歌。うっとりと夢の世界へと引き込まれました。


息の合ったお二人のトークも楽しい時間。


今年のNHK朝ドラでは何度もこの曲が流れました。「東京ブギウギ」来場者と一体となって振りと歌で大盛り上がり!


コウノトリテーマソング「風」を熱唱。八代保育園の園児たちも一緒に歌ってくれました。


友麻さんのユーモアあるトークは会場の皆さんの心をつかみます。


リズムに乗って、カッコいい、「エル・クンバンチェロ」最後は拍手が鳴りやみません。
毬穂えりなさん(右)
友麻亜里さん(左)

素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。


田んぼの学校2024年7月(実施報告)New!

2024年7月21日(日)9:30~11:00
テーマ:小川の生きもの探し
参加者:44名、スタッフ6名、計50名


7月の田んぼの学校は、小川の生きもの探しです。文化館前を流れる鎌谷川に入りました。


今月のパスポートはドジョウのスタンプです。


やっぱり夏は川遊びが楽しいですね。
今日の豊岡市は37℃超えのとても暑い日になりました。
大人も子どもも、網を持つと夢中になります。


水深があるところでは、泳ぐ子もいました。


捕まえた生き物をバットや水槽に入れて、みんなで観察しました。合計24種の生き物がみつかりました。
スミウキゴリやテナガエビなど、海から上ってくる生き物もいました。

今日みつけた生き物
魚類 :カマツカ、フナ、ドジョウ、メダカ、カワムツ、オイカワ、タモロコ、モツゴ、ムギツク、ドンコ、スミウキゴリ
昆虫 :ガムシ、タイコウチ、ミズカマキリ、ヤゴ(ハグロトンボ、コオニヤンマ、サナエトンボ類、ヤンマ類)
甲殻類:ミナミヌマエビ、アメリカザリガニ、スジエビ、テナガエビ
貝類 :カワニナ、シジミ


今日の大鍋はカレースープでした。暑い中のカレーも美味しかったです。


キノコ・粘菌観察会2024年7月(実施報告)New!

日時:2024年7月7日(日)9:30~12:00
天気:晴れ
参加者:10名
スタッフ:2名
参加者は、子供4名を含む計10名と今回もにぎやかな観察会になりました。朝から猛暑でしたが、今回も子供たちが大活躍、どんどん見つけてくれました。キノコでは、大物としてはマントカラカサタケ、立派なオオツルタケもたくさん見つけることができました。道端ではホコリタケも見つけ、つついて遊びました。変形菌では、渓流沿いの水に浸かりかけたような木の枝からたくさんの変形菌の子実体が見つかりました。キラキラ系ではツヤエリホコリ、少しレアなキウツボホコリも見つけることができました。今回一番見つけたかったのは葉っぱ系の変形菌だったのですが、残念ながらそれは見つけることができませんでした。
1時間強の観察調査の後、学習室に戻りキノコの同定作業を行いました。
見つかったキノコ
ヒラタケ、オオキツネタケ、マントカラカサタケ、クロハツ、カワリハツ、ミズゴケノハナ、クロコブタケ、サルノコシカケの仲間複数種、ベニタケの仲間複数種、イグチ類の仲間複数種、シュシュノボリリュウタケの仲間、チャワンタケの仲間複数種、その他ハラタケ目複数種
 マントラカサタケ
 オオツルタケ?
 ノボリュウタケの仲間
 マントカラカサタケをゲット(*掲載了承済み)
見つかった変形菌
ホソエノヌカホコリ、ツヤエリホコリ、ウツボホコリ、シロウツボホコリ、ツノホコリ、エダナシツノホコリ、キウツボホコリ、その他ウツボホコリの仲間、ムラサキホコリの仲間、オジギアミホコリ?
 ホソエノヌカホコリ
 ツヤエリホコリとツノホコリ
 キウツボホコリ

植物観察会2024年6月(実施報告)New!

日時:2024年6月23日(日)13:00〜15:00
天気:雨
参加者:2名
スタッフ:2名

天気予報では大雨。集めてあった各種葉っぱを使って分類のワークショップを行いました。

まずは、ウオーミングアップで、3種の識別です。最初に葉身、葉柄、鋸歯、主脈、側脈などの専門用語の確認をして図やテキストが理解できるようにしました。ヤブツバキ、サザンカ、チャの3種類の葉が各4枚混ぜてあります。同じ植物と思われるもののペアを作っていただきます。ペアリングは簡単にできました。次は、図とテキストを読んで、どの葉がどの植物か決定します。葉の大きさ、鋸歯の様子、葉柄の毛の様子などの証拠を挙げていただいて無事合格となりました。

次は本番。ドングリ類の葉の仲間分けです。アラカシ、アカガシ、ウバメガシ、イチイガシ、シラカシ、ウラジロガシ、カシワ、ミズナラ、コナラ、ナラガシワ、クヌギ、アベマキ、スダジイ、マテバジイ、クリと但馬で入手可能な種がほぼ全種集めてあります。カシワは分かるということなので、最初はカシワ探しです。予定通りにナラガシワが混じってしまい、両種の違いをテキストを読んで確定します。カシワは葉柄が短く、ナラガシワは葉柄が長い。鋸歯の様子も異なります。

次は、全縁の種を集めます。アカガシとマテバジイが集まり、その両種を区別します。
葉の裏の色にも注目します。粉白色、灰白色、灰褐色といろいろあります。葉の幅が一番広くなる場所はどこか? 葉の基部寄り、葉の中央、葉の先寄り?

こんな感じで40分間。全ての種の区別ができました。作業に使った葉は乾燥させておいて、別の機会に使用します。


田んぼの学校2024年6月(実施報告)

2024年6月16日(日)9:30~11:00
テーマ:初夏のビオトープ
参加者:37名、スタッフ6名、計43名


6月の田んぼの学校はビオトープです。
日ごとに暑さが増してきました。ビオトープの生き物も、季節によって種類が変化します。


大人も子どもも夢中です。


捕まえた生き物を集めて全員で観察します。説明を担当したスタッフは、湿地の生き物のプロフェッショナルです。


今日はドジョウとアカハライモリがたくさん見つかりました。


トノサマガエル。


今日は27種類もの生き物がみつかりました。

両生類:アカハライモリ、ニホンアカガエル、トノサマガエル
    オタマジャクシ(トノサマガエル、シュレーゲルアオガエル、アカガエルの3種?)
魚類 :ドジョウ、メダカ
昆虫 :シマゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、クロゲンゴロウ(成虫と幼虫)、
    ヒメゲンゴロウ、マメゲンゴロウ、ガムシ、ヒメガムシ、マメガムシ、
    マツモムシ、コオイムシ、タイコウチ、ゲンジボタル、ケラ
    ヤゴ(シオカラトンボ、サナエトンボ、イトトンボ)
その他:ハシリグモの仲間、ヌマエビ、ヒル、マルタニシ、カワニナ

先月とくらべて、オタマジャクシの種類が増えたのと、ゲンゴロウ類の幼虫も見られました。


今月の鍋は「いわしのつみれ汁」でした。


コウノトリ野鳥観察会2024年6月度(実施報告)New!

日時:2024年6月9日(日)9:30〜11:30
天気:雨
参加者:8名(3組)
案内人:高橋、泉山

暑さ対策のため、6月度のコウノトリ野鳥観察会は9時30分スタートとしました。午前の早い時間帯の実施にも関わらず、遠方からの参加者をふくめ、8名の皆さんをご案内しました。

コウノトリの郷公園フィールドノートの冊子を参加者にプレゼントし、園内マップで観察コースの案内や、季節の生き物情報について説明しました。準備を整えて観察に出発。

西公開エリアの北、左手に祥雲寺巣搭、右手上にアオサギの集団営巣を交互に見ながら、コウノトリとアオサギの営巣の違いなどを説明しました。

山頂東屋まで、息を切らしながら登ります。途中、キビタキやイカルの鳴き声が聞こえてきます。山頂東屋でたっぷり時間をとって、双眼鏡の使い方を説明、スコープ越しの祥雲寺巣搭の親子コウノトリの観察をしました。4羽いたヒナがトビに襲われて2羽になってしまったことも説明。

下山し、2名はここでお帰りになり、残り2組6名で、久しぶりに園外の巣搭巡りツアーにでました。百合地巣搭→河谷巣搭→森尾巣搭の順に車移動しながら営巣状況を観察しました。百合地と森尾は前日に足環付けが終わったばかり。足環付け作業の方法や、獣医師による血液採取を行うことなども説明。

最後の観察地の森尾では、巣搭を囲む集落や里山の美しさや、地域住民の方々がコウノトリをあたたかく見守っておられることもお伝えしました。参加の子どもたちは野鳥に詳しく、行く先々で目にしたり声が聞こえたりするたびに、正しい識別をしてくれるのを頼もしく思いながら、最後まで楽しい時間をご一緒できました。

7月から9月まで、コウノトリ野鳥観察会は夏休みとなります。10月度から再開致しますので、また皆さんとご一緒できることを楽しみにしています。

【観察した野鳥】
コウノトリ、トビ、アオサギ、ダイサギ、カルガモ、キビタキ、イカル、ヒヨドリ、ヒバリ、オオヨシキリ、ホオジロ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ホタル観察会New!

2024年6月7日(金)20時~21時

今年はホタルが舞うのは遅いのではないかと心配していたのですが、けっこう飛んでいました。
約1時間かけて、郷公園内の東エリアを回って観察しました。
約300名もの方々にご参加いただき、大盛況でした。


はじめに多目的ホールで、ホタルについてのお話や注意事項を聞いてからスタートです。


菜種ガラを束ねたものを使って、ホタルを捕まえます。捕まえたホタルは観察をした後、元の場所に放しました。


キノコ・粘菌観察会2024年6月

2024年6月2日13:00~15:00
参加者11名 スタッフ2
お昼前に雨が降り、少しコンディションの悪い中での開催でした。午前中の下見では、葉っぱ系の変形菌の子実体はまだ発生している様子はなく、わずかに倒木にマメホコリを一つだけ見つけることができるような状態でした。参加者は、地元豊岡市、朝来市、京丹後市、大阪から、子供4名を含む計11名とにぎやかな観察会になりました。うち6名はリピーター。日本変形菌研究会の枡岡さんにも参加いただき、観察指導をしていただきました。
昨年はこの時期に葉っぱ系の変形菌が見られましたが、残念ながら今年は発見できませんでした。キノコ類も下見段階ではほとんど見つけることができていませんでしたが、さすが子供たちが参加するとどんどん見つけてくれます。今回は4歳、小学校2年生、4年生の3人で8割方見つけてくれた感じでした。変形菌では、マメホコリのほかにはムラサキホコリの仲間の残骸を見つけることができました。1時間強の観察調査の後、学習室に戻りキノコの同定作業を行いました。
見つかった変形菌
マメホコリ、ムラサキホコリの仲間(残骸)
見つかったキノコ
アミスギタケ、ウチワタケ、オチバタケの仲間、ツノフノリタケ、ミズゴケノハナ、コブリマメザヤタケ、ツチグリ、スギエダタケ、ウスヒラタケ、ヒメコガサ、ハラタケ目の仲間複数種(ホウライタケ属の一種、ヤマブシタケ?)、サルノコシカケの仲間複数種、アラゲキクラゲ、キクラゲの仲間

春の鶴見茶屋

5月26日「春の鶴見茶屋」を限定開店しました。
祥雲寺巣塔のコウノトリの様子が目の前に観える絶好のシチェーションで、豊岡高校茶道部のみなさんがお点前を披露され、たくさんの方々がお越しくださり、茶屋は大賑わいでした。
(参加者:110名)


豊岡高校茶道部にみなさんが代わる代わる口上を述べられました。お天気に恵まれて、野点も最高でした。


鶴見茶屋限定のこうのとりまんじゅうです。クラッタリングしています。話しかけてくれているのかな?


コウノトリの親子が描かれた素敵なお茶碗!

祥雲寺巣塔にもヒナが孵ったという嬉しいニュースと重なります。


植物観察会2024年5月度(実施報告)

日時:2024年5月26日(日)13:00〜14:30
天気:晴れ
参加者:8名
スタッフ:2名

植物観察会
8名のお客様をスタッフ2名でご案内しました。

まずは刈り残しておいた植物たちの解説です。ニワゼキショウ、ヒメコバンソウ、ハハコグサ、シロツメクサ。ハハコグサは春の七草の1種で、かつては草餅に使われました。シロツメクサは、白い花が咲く詰め草で、江戸時代ごろには梱包材に使われました。小さな花の集合体で目立つようになっています。花は下から咲き、受粉すると垂れ下がります。茎は地を這い、節から発根します。根には根粒ができ、窒素を固定して土の養分が増えます。土の養分が増えると日本の在来植物には生育しにくい環境となるなどのお話をしました。

ビオトープに向かう途中で、クロモジの香りをかぎました。ハハコグサとチチコグサの比較をしました。ビオトープでは、セリを見てからヒルムシロを見ました。山裾では、ホクリクタツナミソウ、テイカカズラを見ました。

 ヒルムシロ

 ホクリクタツナミソウ

 テイカカズラ

私のお気に入りのマツバスゲを見ていただきましたが、あまり受けませんでした。ゴウソの方が好評でした。小川沿いでスイカズラを観察しました。白い花が黄色くなる。花の長い筒の根元には蜜が入っている。この筒の長さに適応した昆虫がいる。吸うとわずかに甘い、などのお話をしました。

最後にエゴノキで、オトシブミのゆりかごを見ました。

 エゴノキについてるエゴツルクビオトシブミのゆりかご


1 2 3 4 47