稲葉 一明 一覧

クマバチ


ブルーベリーの花にクマバチがやってくる。
ずんぐりしていて、重たそうに飛んでくる。
ぶんぶん音を立てて飛んでくる。
ミツバチと同じように花粉や蜜を集めて、建物の柱や枯れた木に穴を空けて巣を作るそうです。
どんな巣か見てみたいなあ。
オスは縄張り行動で他の昆虫類を追いかけたりします。
大きいハチなのでちょっと怖そうですが、人を襲うことはないようです。僕が近づいても向こうが嫌がって逃げてしまいます。


アシナガバチの巣


倉庫と家の壁の間に巣を作っていた。
スズメバチのように外壁を作らないが、巣の材質は樹皮の繊維と唾液のたんぱく質で強靭です。
もう卵が生みつけられているみたいで、僕が覗くと巣を守るようにじっと身構えている。
だけど攻撃してくるような気配はありませんでした。スズメバチに比べるとおとなしくて、巣を壊したり、洗濯物に紛れ込んでいて間違って服の中にはいてしまうなどしないとめったに刺すことはないそうです。
イモムシとかを食べてくれるから、益虫だと思います。
天敵はスズメバチ


シオヤトンボ


シオヤトンボ
豊岡市野上の田んぼビオトープに行ってみると、コウノトリが2羽たたずんでいました。

ちょうどトンボがたくさん飛んでいて、この時期は、アジアイトトンボとシオヤトンボが中心のようです。
シオヤトンボは春のトンボで、4月から出てきて、6月にはほとんどいなくなります。シオカラトンボによく似ていますが、少し小さくずんぐりしていています。
オス同士がバシッと音を立てて縄張り争いをしていたり、オスとメスでペアになってくっついでいたり(タンデム)、メスが、ビオトープの水面におしりをたたきつけて産卵していたりしています。

コウノトリがいて、カエルが鳴いていて、トンボが飛び回っていて、、、
アゲハチョウ(種類は何でしょうか)も飛んでいました。


アシナガバチ


アシナガバチ
 うちの庭では毎年アシナガバチが巣を作る。庭に出るとハチが飛んでいるのだが、それほど刺されそうな気配もないので、そのままにしていることも多い。倉庫を開けると知らない間に巣ができていたりしてお互いに驚いたりするし、家の前の道を行く人の、ハチがたくさん飛んでいる!などという声が聞こえてくると、近所迷惑ということにもなるので大概は巣を取ってしまうことになるのだが、かわいそうである。
 お互いが普通に生活している限り、庭に巣を作ったからといってもめったに刺されることはないと思う。アシナガバチが出るようになって10年以上経つと思うが、刺されたことはない。
 うちの庭のは、セグロアシナガバチのようだ。キアシナガバチもいるような気がする。秋になるとブドウなどの家庭果樹にキイロスズメバチもやってくるのだ。
 今日はぽかぽかと暖かくて、アシナガバチがたくさんいたが、そのうちの一匹が何かの幼虫(イモムシ)を抱えて丸めて肉団子にしていた。ミツバチは花粉を団子にするが、こいつらは肉食だから肉団子を作る。子供に与えるためにも作るそうだが、今の段階では巣作りの最中で、まだ小さな巣しかできていない。もう幼虫がいるのであろうか。


コシアブラ


コシアブラ
セリ目 ウコギ科 ウコギ属
 コシアブラという山菜、タラノメよりも美味しいといろんなところに書いてある。ずっと食べてみたかったが、よく分からない。コシアブラなる山菜がとてもおいしいらしいと知ってから6年が経過した平成17年4月、森林インストラターのSさんに実物を教えてもらった。しかし時期が早くまだ硬い木の芽状態である。どこにでもあるような芽で見分けられる自信はなかったが、匂いだけはしっかり覚えておこうと手で揉んで嗅いでおいた。
 別れたその日のうちに、とある里山公園へ行ってみると、偶然にも先ほど教えてもらったようなものに出くわした。平成16年10月の台風23号災害のために木が倒れて山道をふさいでいる。だから通常手の届かない大木の新芽が手に届く場所にあったのだ。1週間後、再び行ってみると、小さかった芽が大きく膨らみ、ちょうど採りごろで山菜図鑑の写真とそっくりのコシアブラである。さすがに間違いようがない。こうして僕は、念願の山菜を手に入れたのである。
味は濃厚でこくがある。タラノメと同じウコギ科であるがタラノメよりも味が濃い。つまり野趣が強いというか、癖が強い。シュンギクに近いものがある。タラノメよりもおいしいというのはうそではないと思う。てんぷらがいいと書いてあるが、茹でてマヨネーズやドレッシングであえて食する方がうまいと思う。
 一年後つまり昨年の春もコシアブラの倒木はまだ生きていて、再び大量収穫ができた。しかし今年の春はついに枯死してしまっていて、新芽を出してはいなかった。
 一度覚えた山菜は良く目に付くようになる。里山公園をうろつくと結構な収穫がある。 豊岡の里山では4月の中下旬が採りごろ。収穫は、木を痛めないように手の届く範囲の半分ほどにしておきたい。
NPO法人 コウノトリ市民研究所
主任研究員 稲葉一明
2007,4,29 掲載


田んぼの学校自然を食べる会07,04,08

参加者 約20人
(正式参加者ではない良く分からない人も多数来ました。)
タンポポ観察会のあとで、大鍋と山菜のてんぷらをしました。

鍋は、シカの肉団子と地元の野菜。
鳴海食料局長のシカ肉料理は近頃ますます大変美味しくなってきた。
シカ肉をフードプロセッサーでミンチにして、それにねぎやらなにやら入れているようである。
それが妙に美味しいのである。

てんぷらは、ヤーコン、カラスノエンドウ、ミツバ、ユキノシタ、スイバ、カンゾウ、ヨモギ、、、、
観察班の手が回らなかったのか、残念ながらタンポポはなかった。
カラスノエンドウは甘くて美味しい。今が旬である。
ヤーコンは、甘くてしゃきしゃきしている。ものすごく美味しいというものではないがすべて食い尽くされた。
てんぷらは管理栄養士のOさんを中心に上げられたので、美味しく揚がっていた。


J384とJ389の巣篭もり


ハチゴロウとJ990がいなくなった野上の増殖センターにJ384とJ389が即座に乗り込んできたことは先月書いたが、このカップルはまだ2歳で(もうすぐ満3歳)、産卵するには若すぎる、記録では3歳でも早いほうと言うことなのだが、なんと産卵して巣篭もり状態になっている。
はじめのうちは、増殖センターの西の電柱に巣を作り出して、感電してはいけない、停電の原因になるとのことで巣を撤去され、個人で作られた人工巣塔に巣材を移動するも、そこには作らずに赤石の人工巣塔に営巣しだした。
赤石というところは、5年ほど前という早い時期から田んぼに魚道をたくさん設置して、冬季湛水水田やコウノトリ育む農法にも取り組んでおり、昨年からはドジョウの養殖も始めた地域で、魚道から上った小魚をハチゴロウが食べたりしていて、コウノトリプロジェクトでは先進地である。
この場所を選んで巣篭もりをするという、いつも思うのだが、コウノトリたちは、人間側の期待に沿った行動を、時には期待以上の行動をしてくれることが多い。
若すぎるカップルであるが、オス、メスともに抱卵に熱心であるようだ。教えてもらっていないので本能に基づいた行動なのだろうが、大したものである。
雛がかえったら、すごいことであるが、今の時点ではあまり期待しないでおこう。


コウノトリ感謝祭07.03.24


第4回コウノトリ感謝祭。市民研究所は毎回参加している。
 この行事、当初の目的や意義から大分変わってきてしまったようである。当初の精力的に推進していた方(行政の人ではなく市民)が離れてしまった。
 お客もあまり来ない。でも、訪れる客層は良い。但馬まるごと感動市の2日間での売り上げに匹敵するだけの冊子等が販売できた。
 次回からはコウノトリ感謝祭も初心にもどって行なうのか、あるいは多くの方に知ってもらうということで、昨年のように市役所の駐車場で商店街の行事とセットで行なうとかの方がいいかもしれない。


視察研修07.03.17-18


キリンビール。
コウノトリ市民研究所の視察研修。
昨年は都合でいけなかったので2年ぶり。
近場県内で行なった。
参加者は、代表、副代表、事務局長、食料局長、主任研究員3名、招待として豊岡市コウノトリ文化館長。館長は、長年コウノトリの保護増殖に取り組んで来られた松島さんである。
1日目は、まず昼食として、三田市で有名な三田牛を食べさせる店でステーキを食べた。これは日ごろ食べているシカやイノシシの肉と比較検討するためである。立派な店であるが、肉の味はいまいち。都会の但馬牛の本当の味を知らない人達が接待やお祝い事などで使う店であったのだろうか。大きなつくりで能舞台などもあり雰囲気は良い店である。回転直後に行ったのだが、非常にたくさん客が入っており驚いた。味よりも雰囲気なのであろう。
午後、三田市の有馬富士公園、市の研修センターを見学後公園内の池を一周散策。

 有馬富士公園ゲストハウス。
午後は三田サミットホテルで今後の活動について打ち合わせ。
夜はホテル内の中華料理店でさまざまな食材の検討。こちらは安価で美味しかったです。
2日目は午前中三田市の県立人と自然の博物館を見学。そしてすぐ近くであるが神戸市北区のキリンビール工場へ。
工場内のビオトープでカワバタモロコを保護増殖している。そして県事業で NPO法人こども環境活動支援協会(LEAF)が行なう
「希少生物の保全に向けた環境学習の役割を考えるシンポジウム」に参画。上田代表が約20分ほど講演。企業も環境への取り組みに熱心。有意義であった。

シンポジウム会場で展示・冊子等販売

 上田代表講演
時間の都合で、キリンビールの試飲ができなかったのが残念。
いろいろと書いておきたいことはあるのだが、多忙のため簡略な報告でご容赦願いたい。


アカガエル調査07,03,11


アカガエル調査 07,03,11
参加者スタッフ入れて約20人

寒くて雪も降り、参加者は少なかったです。それでも子供7人と保護者スタッフで約20人の参加
アカガエルの卵は、文化館横の北斜面の水路ではたくさんありましたが、祥雲寺の田んぼでは既にオタマジャクシになっていました。
水の深い冬季湛水水田では、カモのためにか濁っていて、オタマジャクシを確認することは困難でした。
それでも水の浅いところでたくさんのオタマジャクシと少しだけ卵塊が確認できました。

ニホンアカガエル

調査結果をみんなで取りまとめ
は地元野菜とシカ肉のつくね。参加者の割にはたくさん作りすぎて、郷公園来館者にたくさん食べてもらいました。
美味しいと好評でした。

うどん入りでお昼ご飯になりました。


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