野上ビオトープ05,05,03


 トノサマガエル卵塊
 円山川の河川敷をうろうろしていたら、イトトンボを見かけた。あまり近づけなかったのではっきり種類は分からなかった。それではトンボの出具合を見ようと思い立ち野上のビオトープに来て見た。
 もうアジアイトトンボなどが出ているはずなのだが、あいにく風があるためイトトンボ類の姿が見えない。シオヤトンボがたくさんいる。
 田んぼビオトープの上3枚は工事の都合か水が抜かれていて、せっかくのアカガエルのオタマがわずかに残った水たまりに集まっている。サギの餌になっているだろうか、足跡が付いている。多分ハチゴロウも食べているだろう。
 したの3枚は水が良く張られている。すっと魚影が確認された。少し大きいのでタモロコだろうか。
 あぜ道沿いにトノサマガエルの卵がたくさん産み付けられている。10卵塊ほどある。少し浅いところに生みつけられた卵塊は上部が水面に接している。そこにアメンボが多数群がっているので、どうやら卵に口を突っ込んで体液を吸っているようである。卵塊の上部に白くなった胚?が並んでいる。アメンボがトノサマガエルの卵を吸う。本日の発見である。

アメンボに吸われて白くなったトノサマガエルの胚