▼活動レポート 一覧

市民研新春そば打ち2020 New!

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日時:2020年1月12日(日)17時15分~19時15分

昨年より自分たちの楽しみとして原点復帰させたそば打ち会を、今年のお正月も実施致しました。豊岡市立コウノトリ文化館の指定管理者であるNPO法人コウノトリ市民研究所のメンバー15名が、閉館後の展示実習室に集まりました。大人だけの集まりになり、それぞれが手際よく作業にあたって、新春の美味しいお蕎麦を頂くことができました。そば打ち作業を自分たちで体験することで、今後の私たちの活動展開につながって行きます。

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2.5kgのそば粉と強力粉を8:2で混ぜ合わせます。

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屋外の茅葺き小屋では、大鍋でお湯の準備をします。

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みんなでそばを捏ねます。

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伸ばします。

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専用カッターで切ります。

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湯がきあげてすぐに冷水にさらします。

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キスの天ぷらとフライも準備しました。

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トレイに盛り付けます。細いのや太いのがまじりあって、それもまた楽しいです。

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辛み大根、ネギ、天かすの薬味で、美味しく頂きました。


コウノトリ自然観察会1月度(実施報告)

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テーマ:コウノトリと郷公園内の鳥
日時:2020年1月12日(日)13:00〜15:15
天気:曇り
参加者:12名
案内人:高橋、村田

 1月度のコウノトリ自然観察会は、積雪を想定して園内での野鳥観察としています。昨年も同様のコンディションでしたが、今回もまったく雪のない状況での実施となりました。学習室で里山周辺の野鳥の予習をし、10名の参加者で園内散策に出発。途中から2名の飛び入り参加があり、最終的には12名となりました。

祥雲寺巣塔のコウノトリ繁殖ペアを山の上から観察したり、東公開エリアの飼育コウノトリを見たりしながら、道すがらいくつかの野鳥を観察することができました。

【観察した野鳥】
コウノトリ、トビ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ダイサギ、アオサギ、コゲラ、シジュウカラ、カワラヒワ、ホオジロ、ジョウビタキ

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文化館の前で祥雲寺巣塔のコウノトリを観察。

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自然観察路を上がります。

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山頂東屋から、見下ろしで祥雲寺巣塔や、祥雲寺地区の冬期湛水田を観察しました。

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祥雲寺ペア。巣の構造もよく分かります。

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ダイサギ

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東公開エリアのドームケージには2羽のコウノトリがいます。

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観察サイトで飼育コウノトリのお話しをしました。

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帰り道にジョウビタキのオスを間近で観察しました。


植物観察会12月度(実施報告)New!

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テーマ:冬の植物 冬芽の観察
日時:2019年12月22日(日)13:00~15:00
天気:曇り
参加者:6名

久しぶりに気温が下がり体が冷える観察会になりました。
まずは学習室で冬芽にかかわるいろいろな言葉をアジサイの枝を手に取って知っていただきました。
外ではまず特徴的なコブシを見て、次に桜を見て回りました。ヤマザクラを見て冬芽全体の形や芽鱗の微細な形の特徴を知ってから、エドヒガン、ソメイヨシノ、カスミザクラ、オオヤマザクラを見ました。同じ場所で見たコブシはまだ冬芽が小さくて別のものに見えました。さらにキリ、クロモジ、クリを観察しました。
場所を変えてアサ科のムクロジ、エノキ、エゾエノキを比較しました。ミツバツツジ、タラ、サクラバハンノキ、コナラ、アベマキを観察し、最後にカエデの仲間のコハウチワカエデ、イロハカエデ、ノムラモミジを観察しました。

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学習室に帰って復習をしました。
スタッフ2名で5名のお客様を案内しました。

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ホワイトストークコンサート2019

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日 時:2019年12月22日(日)17:30〜19:15
参加者:120名+文化館スタッフ
出演グループ(演奏順):
 奏 ~kanade~ (プラス)
 但馬ブルーグラス会
 ザ・ストロベリー・フィールズ

年末恒例のクリスマスコンサート、ホール満席の120名の皆さんに集まって頂き、冬至の日の夕刻のひとときを一緒に楽しみました。地元の3組の音楽グループに出演をお願いしました。和から始まり、アコースティック、ロックンロールと、バラエティのある音楽コンサートでした。琴とフルートのアンサンブルユニット奏 ~kanade~さんの出演は今回初。お弟子さんの中学男子生徒、高校男子生徒、そしてパーカッションの友情出演を加えて、奏 ~kanade~+(プラス)としての特別ユニットでの演奏披露でした。

但馬ブルーグラス会とザ・ストロベリー・フィールズの2組はこのコンサートのレギュラー出演者として、毎年楽しみにしています。今回も素敵な演奏と歌を披露して頂き、会場も大盛り上がりでした。

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最後のリハーサルはザ・ストロベリー・フィールズ。ガラス越しにコウノトリが見ながらの演奏もリハならではの光景。

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琴とフルートのデュオ、奏 ~kanade~の演奏風景。中島みゆきの「糸」から演奏が始まりました。

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小田根さんの琴。

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男子生徒2名とパーカッションが入って、奏 ~kanade~+(プラス)としての演奏が続きます。
最後の一曲は「コンドルは飛んでゆく」。パーカッションが効果的でした。

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但馬ブルーグラス会のライブ。新ユニットとして活動を継続中。コンデンサーマイク1本というユニークなステージ構成で、演奏者自身がステージワークを楽しんでおられました。

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男っぽいイメージのブルーグラスに、女性メンバーが入ると一気に華やかになります。最後はジョン・デンバーの「Take me home, country roads」を会場の皆さんと一緒に歌いました。

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3組目はザ・ストロベリー・フィールズ。バンドの皆さんもこのライブ出演を楽しみにされていて、ここでの演奏が歌い納め。毎年これで年が越せるそうです。

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現在のメンバーの年齢を合せて242歳?だとか。合計300歳までは、このバンド活動を続けたいと言っておられました。

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6曲のビートルズナンバーの演奏のあと、「きよしこの夜」のロックンロールアレンジ。スタッフが鈴やタンバリンを持ってステージに参加。会場の皆さんも大盛り上がりの中、ラストの「Happy Xmas」でコンサートを終了しました。


コウノトリ自然観察会12月度(実施報告)

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テーマ:コウノトリと冬の猛禽類
日時:2019年12月8日(日)13:00〜15:15
天気:雨ときどき曇り
参加者:25名
案内人:高橋、赤松

 12月度の自然観察会は、県外からの参加者も含めて25名と大人数となりました。いつものとおり、学習室で予習をしてから各自の車で巡回スタート。11台という車列を目的地まで誘導するのに、事前の準備不足を感じることとなりました。信号で車列が途切れて路肩で後続を待ったり、一方通行の農道でUターンするのに手こずったり、次回以降の観察会実施に対して反省が残りました。

今回のテーマは猛禽類としましたが、多くの観察者の皆さんに、猛禽に限定しない観察サイトにご案内するようにしました。たくさんのご参加、ありがとうございました。

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学習室の予習では、常設の椅子が足らずに、パイプ椅子を運び込みました。

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コハクチョウ6羽の群れの採餌場所にご案内しました。コハクチョウの幼鳥3羽は識別が容易ですが、成鳥3羽のうち1羽は実はオオハクチョウであったことを、現地では説明し切れていませんでした。

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2番目の観察ポイント、立野大橋東詰め。ここではカモの観察と、円山川湿地再生事業について説明しました。

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3番目の観察ポイントは六方田んぼ。運よく、雨に濡れた羽根を乾かすハイタカを近い距離で観察することができました。

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河谷地区の冬期堪水田には、たくさんのコウノトリやサギが集まっており、参加者の皆さんもこの風景をご覧になって喜んでおられました。

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最後は出石川の加陽湿地の観察。ここでも、国交省による大規模な湿地再生のお話しをさせてもらい、ここで現地解散としました。


植物観察会11月度(実施報告)

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テーマ:秋の植物 身近なシダ植物
日時:2019年11月24日(日)13:00~15:00
天気:曇り
参加者:9名

本日の植物観察会は9名のお客様を菅村がご案内しました。
幼児・児童とそのお父さんというこれまでにない参加者があり、いつもと違う会になりました。
子ども達二人は熱心に話を聞いてくれて、気に入ったシダがあれば手に持っていました。
まずは乾燥した場所のシダです。
シシガシラ、ハイホラゴケ、ゼンマイ、トウゴクシダ、ヤマイタチシダ、ウラジロを見ることができました。
次に遊歩道の入り口付近を覆いつくすほど生えているシカの不嗜好植物であるコバノイシカグマとイワヒメワラビを見ました。そこでベニシダも見つけました。
その次は、最もシダが集中的に生育している湿った場所に行きました。ホシダ、オオバノイノモトソウ、ヤブソテツ、ゲジゲジシダ、イノモトソウ、カニクサ、イノデ、タチシノブ、トラノオシダ、シケシダ、オクマワラビを見ました。
湿った場所を抜けて山すそでクラマゴケを、山を少し上がってジュウモンジシダ、ヒメイタチシダを見ました。
最後にワラビを見ました。全部で24種類のシダを見ることができました。
学習室に帰って復習をしました。
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コウノトリ自然観察会11月度(実施報告)

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テーマ:コウノトリと秋の渡り鳥
日時:2019年11月10日(日)13:00〜15:30
天気:晴れ
参加者:4名
案内人:高橋

今日は、少年3名を連れての、とてもフレッシュな観察会となりました。中学に進学した野鳥少年N君と昆虫博士Y君に加えて、地元小学5年のH君親子の初参加。

まず、立野橋東詰めの展望から、円山川の水鳥を観察。いつものカモの中に、マガン幼鳥2羽をN君がめざとく発見。コウノトリも次々に川に下りてきて、豊岡ならではの野鳥観察のスタートとなりました。

六方田んぼ百合地では電線に止まったミヤマガラスやノスリをチェック。新田小学校北の田んぼで、本日のお目当てであったタゲリの50羽ほどの群れを見つけることができ、みんなでじっくりと観察しました。ミューと鳴く声や、群飛を観察してもらいました。

伊豆地区でコウノトリの繁殖状況や冬期湛水田の話題にふれ、電柱のチョウゲンボウを見てから加陽湿地へ移動。ツグミをチェック。わんど内はヒドリガモがたくさん入っていました。カイツブリも何羽かいました。最後、加陽水辺公園交流館でまとめをして解散。

【本日観察した野鳥】27種
マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、マガン2、コウノトリ、カワウ、
モズ、カシラダカ、カワラヒワ、ノスリ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、スズメ、ヒバリ、ハクセキレイ、タゲリ50、チョウゲンボウ、トビ、オオムシクイ、ジョウビタキ♀、キジ♂、ツグミ、カイツブリ、オオタカ、ダイサギ

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ミヤマガラス

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タゲリ

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チョウゲンボウ

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植物観察会10月度(実施報告)

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テーマ:秋の植物 秋の植物 ヨメナ、ノコンギクなど
日時:2019年10月27日(日)13:00~15:00
天気:晴れ
参加者:6名

6名の方を菅村がご案内しました。
ヒメジョオン、セイタカアワダチソウ、ブタナ、アメリカセンダングサ、イヌタデ、ヤノネグサ、ミゾソバ、ヒメジソ、オオチドメ、ヒメクグ、ニガナ、ヨメナ、ヤブツルアズキ、ススキ、チカラシバ、オギ、マコモ、ヘクソカズラ、ヤマノイモ、クロモジ、ケクロモジ、ガマズミ、コウヤボウキ、タウコギ、ミズオオバコ、コナギ、サンショウモ、ヌメリグサ、コバノミツバツツジ、ウリカエデ、キクモ、コカナダモ、サクラバハンノキ、ミズトラノオ、タコノアシを観察しました。

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コウノトリ自然観察会11月度(実施報告)

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テーマ:コウノトリと秋の渡り鳥
日時:2019年11月10日(日)13:00〜15:30
天気:晴れ
参加者:4名
案内人:高橋

今日は、少年3名を連れての、とてもフレッシュな観察会となりました。中学に進学した野鳥少年N君と昆虫博士Y君に加えて、地元小学5年のH君親子の初参加。

まず、立野橋東詰めの展望から、円山川の水鳥を観察。いつものカモの中に、マガン幼鳥2羽をN君がめざとく発見。コウノトリも次々に川に下りてきて、豊岡ならではの野鳥観察のスタートとなりました。

六方田んぼ百合地では電線に止まったミヤマガラスやノスリをチェック。新田小学校北の田んぼで、本日のお目当てであったタゲリの50羽ほどの群れを見つけることができ、みんなでじっくりと観察しました。ミューと鳴く声や、群飛を観察してもらいました。

伊豆地区でコウノトリの繁殖状況や冬期湛水田の話題にふれ、電柱のチョウゲンボウを見てから加陽湿地へ移動。ツグミをチェック。わんど内はヒドリガモがたくさん入っていました。カイツブリも何羽かいました。最後、加陽水辺公園交流館でまとめをして解散。

【本日観察した野鳥】27種
マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、マガン2、コウノトリ、カワウ、
モズ、カシラダカ、カワラヒワ、ノスリ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、スズメ、ヒバリ、ハクセキレイ、タゲリ50、チョウゲンボウ、トビ、オオムシクイ、ジョウビタキ♀、キジ♂、ツグミ、カイツブリ、オオタカ、ダイサギ

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ミヤマガラス

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タゲリ

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チョウゲンボウ

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秋のキノコ観察会(実施報告)

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テーマ:秋の植物 ミズオオバコ、スブタなど
日時:2019年10月5日(日)9:30~11:30
天気:晴れ
参加者:9人(お母さんと幼児3組、グループ1組)
講師:稲葉

晴天の中、良い観察会になりました。お母さん3人、3~5才の幼児4人、若い男女2人、という参加者。小さな子供さんが多かったので少し心配でしたが、山道も沢渡りも何とかこなし、子供の低い目線でキノコを見つけてくれました。この時期、タイミングが合えば、いろいろなキノコが爆発的に発生するのですが、残念ながら発生数は少なかったです。

以下特記事項として、
・ 大型キノコとして、「カラカサタケ」。カサのふわふわの感触に一同感動。
・ コケの間から発生している小さなキノコ「ヒメコガサ」が美しい。
・ 比較的レアと言える「サンコタケ」を発見。
・ いろいろなキノコの匂いを嗅いで、最初は臭いと言っていたが徐々にいい匂いだという子供も出てきた。
・ 粘菌類では、「ムラサキホコリ」の一種を確認。

3才を含む幼児4人も参加ということで、他の植物観察会には見られない参加者構成となりました。キノコということで、少しメルヘンチックなイメージがあるからかもしれません。本日は幼児でも行ける簡易ルートを散策しましたが、それでも少し厳しい場所もありました。でも、全員最後まで踏破でき、最奥場所の沢ではサワガニの観察もできました。また、途中でザトウムシ(おそらくモエギザトウムシ)も観察できた子もおり、有意義であったと思います。生き物に興味のある子が少しでも増えればと思います。

確認できたキノコ(ラフな分類、表記です。ざっくりした分類は「仲間」、種名に疑問の残るものは「?」をつけています。)

ヌメリツバタケモドキ、カラカサタケ、ヒメコガサ、ニガクリタケモドキ?、ベニタケ属の仲間2種、クヌギタケ属の仲間3種、ヒイロタケ、ハカワラタケ、シロカイメンタケ、ブドウタケ、ベッコウタケ、カワラタケ、ネンドタケ、サルノコシカケ科の仲間6種、サンコタケ、シロキクラゲ、アラゲキクラゲ、ハナビラダクリオキン?、
計26種以上(未同定種を含む)
その他:ムラサキホコリの一種(粘菌類)、モエギザトウムシ(クモガタ綱のザトウムシ目(Opiliones)に属する節足動物の一種)

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