▼活動レポート 一覧

ホタル観察会2016【実施報告】

日時:2016年6月14日(火)19時30分~21時
場所:コウノトリ文化館~コウノトリの郷公園
主催:豊岡市立コウノトリ文化館
共催:兵庫県立コウノトリの郷公園、ふるさと三江を愛する会
参加者:約200人(スタッフ込)

hotaru160614-1 毎年恒例の園内のホタル観察会、今年は、はじめての企画として開始前の30分間、「ホタルのしらべ」と題して、岡本順子さんのミニピアノ演奏会を企画しました。岡本さんのピアノ演奏を聴くだけに来て頂いたお客様もいて、三々五々集まって頂く間のBGM的に考えていたのが、ちょとしたコンサートになりました。

岡本順子さんに進行はお任せしていましたが、客層を見ながら、子供向けの曲を織り交ぜて頂き、会場から子供たちの歌声が自然に聞こえてきました。心地よいピアノを聴きながら、よい時間を過ごすことができました。岡本順子さん、ありがとうございました。

hotaru160614-2 ピアノ演奏が終わり、上田館長からホタル観察会のお話しを少し聞いて、いよいよ観察に繰り出します。

hotaru160614-5 文化館を出発して東公開エリアを一周して戻ってくるコースです。「ふるさと三江を愛する会」のみなさんは、自分たちでこしらえた菜種ガラの箒を持ってこられて、子供たちが上手にホタルを捕まえていました。

祥雲寺巣塔の上では、コウノトリがねぐら入りしていました。

hotaru160614-3 公開飼育ケージ山際の水路沿いに、今年も多くのゲンジボタルが発生しています。

hotaru160614-4東公開エリアの池周辺には、明滅ピッチの短いヘイケボタルが観察されました。山際の暗い場所ではゲンジボタルもたくさんいました。

文化館に戻り、一時捕獲していたホタルをここで開放して解散しました。たくさんの人たちに、音楽とホタルを楽しんで頂けたと思います。来年も企画したいと思います。


コウノトリ野鳥観察会6月度(実施報告)

テーマ:山の鳥を見に行こう
日時:2016年6月5日(日)8:00〜12:00
天気:雨のち曇り
参加者:5名(講師ふくめ)
講師:高橋(菅村)

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6月のコウノトリ野鳥観察会は、市内から一組の親子が参加してくれました。小4の少年は野鳥にとても興味を持っていて、お小遣いをためて50倍ズームのデジカメを買ったそうです。これを持って、毎朝早くから、自宅近くの山に野鳥観察に出掛けるそうです。今日は、この子に付いてきましたとお母さん。将来有望な生きもの好き少年のために、私たちはこの日の午前中、しっかりと案内をしました。

8時に郷公園駐車場に集合。ちょうど前の田んぼで祥雲寺ファミリーのコウノトリ幼鳥2羽に、お父さんが畦で給餌をするシーンに出くわしました。「ジュー・ジュー」と鳴いて餌をねだる幼鳥に、吐き戻しで給餌する親鳥。皆さんに、コウノトリの声を初めて聞いてもらえました。

続いて、隣りの三江小学校グランドの庄境巣塔の2羽のヒナの様子を観察しました。ここのヒナも間もなく巣立ちを迎えます。

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コウノトリ観察の後、奈佐森林公園に向かいました。下の駐車場に車を置き、キャンプ場までの車道をゆっくりと上がってゆきます。聞こえてくる鳥の声を確認し、目についた植物の解説を菅村さんから聞きます。3種類の木苺も食べました。

キャンプ場までの間、本日の目的であるカッコウの仲間のうち、ツツドリとホトトギスの声が聞けました。沢の下方から、近付いてくるアカショウビンの声も聞くことができました。キャンプ場周辺に自生しているアサツキが、実はシロウマアサツキという高山植物だったと、最近確認されたことを菅村さんから教えてもらいました。紫の綺麗な花です。

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管理棟で一休みしてから、遊歩道を展望台まで登りました。ここで、キノコの稲葉さんと合流。ここからは、5人で来た道を引き返します。セグロカッコウが近くで鳴きました。「カカカッコ」と鳴きます。お母さんが、このリズム、ベートーヴェンの「運命」みたいですね。なるほど、セグロカッコウの新しい聞きなしは「ジャジャジャ・ジャーン」と覚えることにしましょう。

駐車場に戻る頃には雨も上がり、ゴール寸前のところでサンコウチョウのオスが長い尾を翻して近くに止まりました。少年は大興奮で、最後のまとめもそこそこに、50倍ズームのカメラを抱えてサンコウチョウに向かって行きました。

雨のぱらつく中での野鳥観察会でしたが、野鳥少年と楽しい時間を過ごすことが出来ました。今回は姿を観察する場面は少なかったですが、たくさんの野鳥の声を聞けました。アカショウビンとセグロカッコウが聞けたのもラッキーでしたね。

【本日確認した鳥】

コウノトリ、ツバメ、スズメ、イカル、ツツドリ、ホトトギス、アカショウビン、ヒヨドリ、サンショウクイ、キビタキ、ヤマガラ、コガラ、コゲラ、アオゲラ、ホオジロ、キジバト、カケス、セグロカッコウ、ヤブサメ、クロツグミ、キセキレイ、ウグイス、サンコウチョウ


コウノトリ野鳥観察会5月度(実施報告)

テーマ:里山で夏鳥のさえずりを聞こう
日時:2016年5月1日(日)8:00〜12:00
天気:晴れ
参加者:11名(講師ふくめ)
講師:高橋、石垣、(菅村、稲葉)

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新緑の季節の第2回コウノトリ野鳥観察会。今回は森で夏鳥の声を聞くというテーマで実施しました。スタッフの他、川西市から参加してくれた親子4人を含め、11人の賑やかなパーティとなりました。

夏鳥の観察は早朝から森に入るのがよいのですが、8時にコウノトリの郷公園駐車場集合でスタートしました。まずは、駐車場から見える祥雲寺巣塔のコウノトリ親子の様子を双眼鏡やスコープで観察します。来日集落に向かい、渓流沿いを歩きます。さっそくキビタキの囀りが聞こえます。ミソサザイ、ヤブサメなどの声を確認しながら、ゆっくり沢に沿って上がってゆきます。

植物の菅村主任研究員から、目につく植物の名前やエピソードを教えてもらいます。野鳥の囀りを聞きながら、植物の勉強もできるという、とても贅沢な観察ウォークが続きます。

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高い木のてっぺんにオオルリを見つけました。スコープで捉えて、白いお腹やルリ色の頭をチェックします。上空をサンショウクイが「ピリリ」と鳴きながら飛び去ります。遠くからクロツグミの朗々とした囀りも聞こえます。

谷を詰めたところで折り返します。復路の時刻は10時を過ぎており、往路よりも鳥の声が少なくなったことを感じてもらいました。早起きの鳥たちは、10時を過ぎる頃には声を潜めてしまいます。それでも、ミソサザイやキビタキはあちこちで鳴き続けており、最後まで耳をで楽しませてくれました。

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森の出口付近、シイタケ栽培のホダ木にキノコを発見。その場では名前がわかりませんでしたが、稲葉主任研究員がサンプル採集して持ち帰りました。名前が分かり次第、記録に残します。
※スギタケ(モエギタケ科)と判明しました。(5/7記)

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森での野鳥観察を終え、残り1時間をコウノトリ観察に充てます。戸島湿地にお邪魔し、管理棟からスコープと映像で2羽のヒナの子育ての様子を観察しました。湿地上空を7羽のコウノトリが舞っていたもの印象的でした。

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次に野上のコウノトリ保護増殖センターに立ち寄ります。駐車場から見える野上巣塔では2羽のヒナが孵りましたが、1羽が死亡したことが確認されています。自然界の厳しさなどの話も、参加者に伝えます。

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最後に、三江小学校グランドに立つ庄境巣塔を観察しました。ここでまとめをし、解散としました。今回の観察会のために、遠路参加して頂いたファミリーにはよい思い出になってくれたことでしょう。スタッフ同士の自己研修の場としても、今回の観察会はとても充実したものとなりました。

【本日確認した鳥】

コウノトリ、キビタキ、ヤブサメ、センダイムシクイ、ミソサザイ、シジュウカラ、ウグイス、メジロ、オオルリ、サンショウクイ、クロツグミ、ヒヨドリ、セグロセキレイ、ツツドリ、アオゲラ、コゲラ、アオジ、ホオジロ


コウノトリ野鳥観察会4月度(実施報告)

日時:2016年4月3日(日)13:30〜16:00
天気:曇り
参加者:10名
講師:高橋、石垣

bird160403-1 2016年度の最初の自然観察会として、コウノトリ野鳥観察会の第一回目を実施しました。豊岡盆地の季節ごとの野鳥を、コウノトリと一緒に、参加者の皆さんと観察しようという新企画です。

呼びかけに集って頂いたのは、当日参加の方々を含め10名。野鳥観察会にはほどよい人数となりました。コウノトリ市民研究所から稲葉、岩本両主任研究員も参加してくれ、今回の講師のサイドサポーターとなって頂きました。

学習室で簡単なレクチャーのあと、双眼鏡の使い方を覚えてフィールドに出ます。まずは、目の前の祥雲寺巣塔のコウノトリ観察。ヒナの頭が見えると歓声があがります。

 

bird160403-2自然観察路を尾根まであがって、眼下の巣塔を観察します。孵化2週間目の可愛いヒナの仕草が参加者の気持ちを和ませます。周辺から聞こえてくる鳥の声を、ひとつずつ岩本主任研究員が説明してくれます。タムシバ、コバノミツバツツジが満開。足元にはタチツボスミレが咲いています。

 

bird160403-3 2番目の観察ポイントは、三江小学校校庭に立つ庄境巣塔。祥雲寺巣塔ペアが昨年度まで営巣していた場所に、J0476♂とJ0055♀の若いペアが入り抱卵中です。巣塔の下では小学生が野球の練習中。おそらく世界でただひとつの、校庭で子育てをするコウノトリです。営巣をめぐるコウノトリのエピソードを、元コウノトリの飼育員だった石垣研究員が丁寧に説明してくれます。

 

bird160403-4 3番めの観察ポイントは野上巣塔。ここはコウノトリ野生復帰の原点の場所です。1965年、豊岡に残っていた野生コウノトリを1羽づつ捕獲保護して、なんとか人の手で子孫を繋いでゆこうという、世界で初めてのチャレンジがスタートした場所です。ここの飼育員だった松島興治郎さんのことや、こつぜんと舞い降りてこの場所で独りで巣作りを始めた野生コウノトリ・ハチゴロウの思い出を、稲葉主任研究員が説明します。物語は新たな人の心に響き、伝えられてゆきます。

bird160403-5 4番めの観察ポイントは赤石巣塔。観察時には抱卵中と思って説明していましたが、赤石巣塔で3羽のヒナが孵っていることを後で知りました。円山川堤防越しに、ヤナギの新緑が美しく連なっていました。この時間帯から風が少し強くなり、ポツポツと雨粒も落ちてきました。

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この日最後の観察ポイントはハチゴロウの戸島湿地。1羽のヒナが孵っていることが数日前に確認されています。残り2卵も孵化しているかもしれません。この湿地が守られたエピソードや、施設名のハチゴロウの冠についての説明をしながら、館内でゆっくり過ごしてもらい解散としました。

今回の野鳥観察会は、コウノトリの営巣巣塔を順番にめぐることをメインに置きました。以下の野鳥をチェックしましたが、さて、参加者の皆さんにはどれだけ記憶に残っているでしょうか。次回5月は、夏鳥の観察をメインにする予定です。午前中に、谷筋を歩きながら小鳥たちの歌声を一緒に聞きましょう。一ヶ月後の、いくつかの巣塔のヒナの様子も見てみましょう。

【本日確認した鳥】
コウノトリ、トビ、アオサギ、ダイサギ、ヤマガラ、コガラ、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、メジロ、セグロセキレイ、コチドリ、ツバメ、カシラダカ、イソヒヨドリ、カワラヒワ、アオジ、ウグイス、ホオジロ、ジョウビタキ、ヒバリ、カルガモ、マガモ、オオバン


自然観察講座・野鳥観察会(実施報告)

日時:2016年1月23日(土)13:30〜15:30
天気:雨
参加者:16名 (うち子供2名)
講師:高橋、橋本

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これまでは平日に開催していた自然観察講座ですが、より多くの人たちが参加できる週末の開催に変更しました。新年最初の観察講座は「野鳥観察会」。マスコミでの事前広報もあったせいもあり、16名の参加者がありました。

まずは、学習室で30分間の予習です。剥製と配布資料を使いながら、識別ポイントなどのお話しを聞いてもらいました。

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各自の車で移動し、立野橋東詰め堤防の広い路肩に車を置いて、円山川のカモ類を観察しました。雨脚がどんどん強まってゆく中、十分な観察をしてもらえなかったのが残念でした。マガモ、コガモ、オナガガモがたくさん。県立大大学院生がハシビロガモの1ペアを見つけてくれました。

堤防を下りてコハクチョウのポイントに移動しますが、見つけることができません。そうこうするうちにハヤブサが飛来。ドコモのアンテナ塔に止まったところをスコープで見てもらいました。

雨脚は弱まることなく、ここで現地解散としました。

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地元の観察者からコハクチョウの居場所情報が入り、解散後に希望者を案内しました。ちょうど百合地巣塔のすぐ南の、水の張っていない田んぼにいました。雨の中、最後までお付き合い頂いた参加者の皆様にはラッキーでしたね。

自然相手の観察会ですので、天候も思うようになりませんし、期待する相手が見つからないこともしばしばです。ラッキーやアンラッキーも、その時々で楽しみながら、豊岡盆地の多様な自然と触れ合ってもらえばと思います。コウノトリ文化館では、皆様をそんな素敵な世界へご案内する機会を、これからもどんどん企画してゆきますので、ぜひご期待下さい。


鶴見茶屋を実施しました

11月3日文化の日、豊岡総合高校の茶道部の皆さんによる鶴見茶屋を実施しました。午後から少し雨も降りましたが、100名を超えるお客様にコウノトリを見ながら抹茶を楽しんでもらいました。地元祥雲寺の区長さんをはじめ、地区の皆さんもたくさん来ていただき、ありがとうございました。

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茶道部の皆さんの手で文化館の和室が立派なお茶室に早変わり。

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縁側に受付。ここから中に入ってもらいます。

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男子部員も活躍。

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同じ敷地内にある兵庫県立大学の大学院生の皆さんも来ていただきました。

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お茶の席には「コウノトリ飛翔帯」を飾りました。コウノトリ育む米の研ぎ汁で染めた絹糸で織られています。

 皆さんのおかげで、大正から昭和にかけて出石の鶴山にあった鶴見茶屋を連想しながらのお茶会ができました。また、機会があれば「出店」したいと思います。


自然観察講座・秋の雑草入門(実施報告)

日時:2015年10月15日(木)13:30〜15:00
天気:晴れ
参加者:2名
講師:上田館長

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 秋の雑草講座を開催しました。道端の雑草の名前がわかると散歩がもっと楽しくなりますよ。今回は六方川の堤防を歩きました。最初に出迎えてくれたのはサク ラタデ。蓼の中では花が最も大きく薄いピンク色をしています。文化館に帰って整理。ゴキヅル、タコノアシなどを含め約70種の草を見つけました。


自然観察講座・キノコ入門(実施報告)

日時:2015年10月12日(月)13:30〜16:15
天気:曇り
講師:関西菌類懇話会・平山さん、浅見さん
   但馬幼菌の会・稲葉さん、古澤さん
参加者:7名

kinoko151012-1 コウノトリ市民研究所の稲葉主任研究員のコーディネートで、郷公園内のキノコ観察会を実施しました。但馬幼菌の会から古澤さんをお招きしたのと、スペシャル講師として、関西菌類懇話会の平山さんと浅見さんの強力な助っ人にもお越し頂き、とても質の高い観察会を実施することができました。

kinoko151012-2 文化館を出発し、東に移動しながら道々でニッチなキノコたちの解説を受けます。

kinoko151012-3 草陰にひっそりと小さなキノコが出ています。たくさんの目でキノコ探しに集中すれば、思いがけずたくさんのキノコたちと出会うことができます。

kinoko151012-4 東自然観察路を登ります。ここのところ雨が少ないせいで、山が乾燥しています。キノコを見ながら、賑やかに散策。

kinoko151012-5 ウラベニホテイシメジ

kinoko151012-6これは、、、なんだっけ?

kinoko151012-7山頂の東屋から祥雲寺の田んぼを見下ろします。下山時には「幻のヘビ」シロマダラが道を横断して行くのを目撃しました。

kinoko151012-8 文化館に戻ってから、採集してきたキノコすべてに名札を付けてもらい、ひとつひとつのキノコの説明を受けました。

kinoko151012-9本日確認した41種のキノコです。

菌根菌:18種
・アカショウロ
・コツブタケ
・シロカノシタ
・ヒナチチタケ
・ハツタケ
・オウギタケ
・ケロウジsp
・ミネシメジ
・ウラベニホテイシメジ
・ヌメリイグチ
・アミタケ
・ドクベニタケ
・ホウキタケsp
・フウセンタケsp
・ハダイロガサ
・シロオニタケ老菌
・クチベニタケ
・キツネタケ
・キシメッジsp

分解菌:23種
・シラタマタケ
・オオミノコフキタケ
・ヒメホコリタケ
・オオゴムタケ
・ニッケイタケ
・ハカワラタケ
・オトメノカサ
・アカヤマタケ
・オオヒメノカサsp
・ミイロアミタケ
・ウラムラサキ
・イタチタケ
・アセタケsp
・サマツモドキ
・ウスキモリノカサ
・シロヒナノチャワンタケsp
・ホウロクタケ
・ヒイロタケ
・モエギビョウタケ
・ヤケイロタケ
・ヒメヒガサヒトヨタケ
・ハナウロコタケ
・モミジタケ

4人の講師の方にたくさんのキノコを教えてもらい、有意義な観察会となりました。ありがとうございました。来年の秋も、タイミングを図りながら、より多くの参加者とキノコに出会える集まりにしたいと思います。


放鳥10周年コウノトリウィーク イベントダイジェスト

2005年9月24日の放鳥式から、今年でちょうど10年を迎えます。今年は、たまたま五連休となったシルバーウィークを文化館では「コウノトリウィーク」と称して、5日間連続のイベントを打ちました。リアルタイムにはFacebookで情報を上げましたが、ダイジェストをホームページに記録しておきます。

▼みんなで語ろう・放鳥10年を語る会
9月19日(土)18:00〜20:30@多目的ホール kataro150919 2000年の文化館創立に関わった行政マン、コウノトリ野生復帰黎明期に理解と協力をして頂いた農家の方々、その他たくさんの市民の方々に集まって頂き、10年前を振り返る懇親会を行いました。松島興治郎コウノトリ文化館名誉館長の音頭で、祥雲寺地区の畷さんの無農薬育む米の新米オニギリで「乾米!」。50人ほどが懐かしい話や音楽で和やかな時間を過ごしました。

▼みんなで遊ぼう・田んぼの学校
9月20日(日)9:30〜12:00@コウノトリの郷公園内tanbo150920-4 コウノトリ市民研究所主催の田んぼの学校9月度「あぜ道でバッタ・イナゴ」を共催で実施しました。参加者54名。報告はこちらから。

▼みなんで見よう・豊岡盆地のエコツアー
9月21日(月)10:00〜12:30@豊岡盆地 150921-3 2組5名の参加者を、豊岡盆地のエコツアーにご案内しました。庄境(三江小学校)→野上→赤石→戸島→伊豆→百合地のコース。今年のコウノトリ繁殖巣塔を巡りながら、立地環境や、周辺で活動する野生コウノトリの様子などを見て頂きました。本プログラムは、今後レギュラー化を検討します。

▼みんなで学ぼう・市民研究発表会
9月22日(火)13:30〜15:30@学習室 150922-7 延べ20人ほどの人たちに集まってもらいました。「豊岡盆地の自然・この10年」というテーマで、野鳥、昆虫、植物、哺乳類の10年間の変化を、コウノトリ市民研究所の研究員がパワーポイントを使って発表しました。菅村研究員からは「失くす前に今の当たり前を写真記録しておくことの重要性」、稲葉研究員からは「これから人と獣の戦いが本格化する」、2つの記憶に残るメッセージを伝えてもらいました。

研究発表会という地味なイベントではありますが、いまの但馬の自然界で起きていることを都度レポートする大切な機会です。今後も続けていきますので、ぜひご参加下さい。

▼みんなで歌おう
9月23日(水)10:30〜11:30@芝生広場150923-4

この五連休は好天に恵まれたことも幸いでした。最終日は汗ばむ陽気でしたが、芝生広場でみんなでコウノトリの歌を歌ったり聴いたりして楽しみました。コウノトリの郷公園で音楽という試みは今回が初めてのようでしたが、これからも音楽イベントを企画してみなさんと楽しみたいと思います。ご期待下さい。

10周年の記念イベント、仕掛ける側は結構たいへんでしたが、文化館スタッフも一緒に楽しみました。終わってみればすべてがよい思い出になりました。ご参加いただいたすべての皆様へ、ありがとうございました。


自然観察講座 生きものの名前を調べよう

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8月21日(金)と8月22日(土)の午前中の2回、「生きものの名前を調べよう」の会を開催しました。3組の親子連れがそれぞれの興味のある生きものを、しっかりスタッフに教わりながら勉強してゆきました。

集合型の観察会とは違った、個別の指導を受けられるこの会は、科学少年・少女たちのサポートという意味で、意義深いものだと思います。本年のトライアルを糧に、来年度以降のプログラム開発に活かします。


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