活動2024 一覧

キノコ・粘菌観察会New!

2024年9月1日(日)
参加者6名 スタッフ3名

台風10号が近畿地方に影響を及ぼす中、どうなることやらと思いながら、意外にも平穏なお天気で開催することができました。参加者6名、ボランティアスタッフ2名を含む3名のスタッフ、計9名。大人6名、中学生1名、小学生2名で楽しい観察会となりました。ボランティアスタッフは今回も日本変形菌研究会の枡岡さんと西垣さんが参加してくださいました。いつもありがとうございます。
学習室で20分ほどの予習をしてからいつものコウノトリの郷公園内フィールドに出発、無理をせず、ゆっくり巡回していきました。
今年の夏は猛暑で豊岡は雨が非常に少なく、今回の台風で少し雨が降ったものの、まだまだキノコや変形菌の発生には早すぎるようでした。それでも土路上の芝からはツクリタケの仲間が顔を出し、森の中ではきれいなハナオチバタケや背着性硬質菌をいろいろと観察することができました。粘菌のツノホコリかなと思ったものが、撮影して拡大確認してみるとパイプタケだったりして驚きました。
変形菌の発生も少なかったですが、ツノホコリ、ホソエノヌカホコリなどはなんとか確認することができました。今回の大ヒットは、出石から参加された小学4年生の小林要君がモモイロウツボホコリを発見したことです。小林君がとてもきれいな変形菌らしきものを見つけたと西垣氏が言うので、拡大撮影して確認してみると色の美しいウツボホコリでした。わたしはウスベニウツボホコリか何かと思ったのですが、枡岡氏がモモイロウツボコリではないかと指摘され、文化館にもどってから調べてみるとモモイロウツボホコリに間違いありませんでした。他のウツボホコリは一切確認できなかったのに、いつもは見ることのできなかったモモイロウツボホコリが確認できたのは興味深いことだと思います。モモイロウツボホコリは但馬では初確認になります。小林少年の活躍に感謝します。
見つかったキノコ類
ハラタケ属の一種、クヌギタケ属の一種、ハナオチバタケ、パイプタケ、ツヤウチワタケ、ビョウタケ属の一種、サルノコシカケの仲間複数種、キクラゲ、キクラゲの仲間
見つかった変形菌
ツノホコリ、ホソエノヌカホコリ、モモイロウツボホコリ、アオモジホコリ
 
 

 

 

 

 

 


夏休み昆虫採集8月New!

2024年8月25日(日)
参加者8名 スタッフ2名


夏休み最後の日曜日、今回の昆虫採集は名前調べや標本作成も予定していました。とても暑かったためか虫が少なく、いろいろ予定変更もありましたが、トンボを中心に採集しました。


水路に沿って歩くとまずシオカラトンボが現れます。ハグロトンボも出てきました。山裾の湿地ではキイトトンボが見つかりました。オニヤンマが飛んできましたが捕まりません。ウスバキトンボも飛んでいます。


池につくと、チョウトンボとショウジョウトンボが目立ちました。ギンヤンマが飛んで来ます。水辺でオオイトトンボも観察。


道端の東屋でコガネグモとジョロウグモを観察。草地でショウリョウバッタ、トゲヒシバッタ。道の上にハンミョウがいました。


文化館に帰ってみんなで名前調べをしました。


田んぼの学校2024年8月(実施報告)New!

2024年8月18日(日)9:30~11:30
テーマ:小川の生きもの探し
参加者:26名、スタッフ6名、計32名



先月に引き続き、8月の田んぼの学校も鎌谷川で生きもの観察でした。
お盆を過ぎると、日差しが少し和らいだように感じますが、まだまだ暑いです。


晴れの日が続いていたこともあり、川の水はいつもより少なめでした。
先月のように泳ぐことはできませんが、年少の子どもたちにとっては入りやすかったでしょう。


捕まえた生きものを観察します。種類ごとにケースに入れて、スタッフが説明します。


今日は合計20種類の生きものが見つかりました。

魚類  :タモロコ、カマツカ、オイカワ、カワムツ、ムギツク、ドジョウ、キタノメダカ、ドンコ
両生類 :ヌマガエル
水生昆虫:タイコウチ、マルガタゲンゴロウ、ヤゴ(コヤマトンボ、コオニヤンマ、ハグロトンボ、コシボソヤンマ)
甲殻類 :ミナミヌマエビ、スジエビ
貝類  :シジミ類、カワニナ
昆虫  :オニヤンマ


今日の大鍋もカレー味でした。野菜の出汁もしっかり出ていて美味しかったです。
暑い中でも、カレーは美味しいですね。


企画展「カブトムシ クワガタ昆虫展」 New!

 
「カブトムシ クワガタムシ 昆虫展 2024」が始まりました。
豊岡市立コウノトリ文化館 × 芸術文化観光専門職大学です。
標本は塩川太郎先生が集められたものです。
触れる生態展示もあります。
さすが人気の虫たちです。展示準備中からお客様がひっきりなしです。
先日、玄関で捕まえたコカブトムシも一緒に展示させていただきました。
パラタイプ標本という普通は見ることができない標本も並んでいます。この特別展を見るためだけにコウノトリ文化館に来ていただいてもおつりが出るような充実した標本です。ぜひお越しください。
 
 

 


小川で遊ぼうNew!

小川で遊ぼう
2024年8月14日
天候:晴れ
参加者:11家族36名 スタッフ2名

今日は毎年恒例のお盆行事「小川で遊ぼう」でした。
文化館前の鎌谷川で川遊びです。
強い日差しが照り付ける中、36名もの方々がご参加してくださいました。

今日も暑くなりました。
暑い中の川遊びは楽しいですね。

メダカやドンコなどの小魚や、ヤゴやゲンゴロウ類などの水生昆虫も捕まえました。


草木染講座(実施報告)New!


2024年8月11日
参加者 6名
スタッフ 村田、西川、実習生3名

ネムノキを使ってハンカチを染めました。
染める方法を変えて緑色か黄色のどちらかを染めます。
参加者の方に好きな色を選んでいただきました。

実習で来ている芸術文化観光専門職大学の学生にも補助スタッフをしながら、染めの体験もしてもらいました。

それぞれの感性が出ている素敵な作品が仕上がりました。


キノコ・粘菌観察会2024年8月(実施報告)New!

日時:2024年8月4日(日)9:30~12:00
天気:晴れ
参加者:7名
スタッフ:2名


今回も朝から猛暑の中の観察会となりました。学習室で15分ほどの予習をしてからいつものフィールドに出発、無理をせず、ゆっくり木陰の中を巡回していきました。


キノコは雨が少なくタイミングが悪かったようで、あまり発生していませんでした。

 ツルタケ?
 ヒグラシに寄生したボーベリア菌

ハラタケ目ではわずかに小型のツルタケらしきものとよく分からないものが少し見つかったぐらいでした。あとはサルノコシカケの仲間やビョウタケの仲間など、これといったものは見つかりませんでした。ただし、キノコとは言えませんが、ヒグラシに寄生したボーベリア菌が見つかりました。この仲間は昆虫寄生菌で微生物農薬に利用される仲間のようです。昆虫病原糸状菌という菌の仲間で、昆虫の身体で菌を増殖させ弱らせて死亡させてしまうというものです。現場で見たときはよくわからなかったので、参加者にちゃんと説明できなくて申し訳なかったです。

見つかったキノコ類
ツルタケ?、ベニタケの仲間、オシロイタケ?、カワラタケ?、ビョウタケの仲間、アカキクラゲ科の一種、その他ハラタケ目複数種、サルノコシカケの仲間複数種、白色腐れ菌の仲間、ボーベリア菌など、

 ケホコリの仲間

 シロウツボホコリ

変形菌では、ケホコリの仲間がびっしりと並んでいるのが見つかりました。端っこには少しだけホソエノヌカホコリも発生していました。ケホコリの仲間は同定が難しいので、後でゆっくり調べてみようと思います。

見つかった変形菌
トゲケホコリ?、ホソエノヌカホコリ、シロウツボホコリ


夏休み昆虫採集7月(実施報告)

2024年7月28日(日)
参加者22名 スタッフ2名

暑い中、元気よく出発。まず、アブラゼミとニイニイゼミを採集。その後はシオカラトンボが子どもたちのターゲット。

途中でヤマサナエを採集。

池に着くと真っ赤なショウジョウトンボとひらひらと舞うチョウトンボが目に入る。キイトトンボ、オオイトトンボ、ウチワヤンマもいる。暑いので日影のある山際の池に移動。ギンヤンマは一瞬現れて消える。モノサシトンボ、ハッチョウトンボを追加。

チョウはほとんど見つからずヒメウラナミジャノメとアオスジアゲハがいた程度。
文化館に帰って、採集したものの名前を調べました。
 
 

コウノトリふれ愛コンサート♬

2024年7月20日(土)

真夏の夕べ、約150名が集い、素敵な時間を過ごしました。
毬穂えりなさんは宝塚歌劇団OG。コウノトリとの縁で、2011年から文化館で開催しているこのコンサートには毎回ご出演くださっています。
友麻亜里さんはOSK日本歌劇団出身。今回で6回目のご出演です。
お二人とも、「豊岡」を第二の故郷だと公言されています。毎年華やかなステージを楽しみにされている方々も多く、今年も大盛況のうちに幕を閉じました。


オープニングは八代保育園児の和太鼓演奏。「宇宙戦艦ヤマト」力強い音は心に響きます!


OSKの「桜咲く国」と宝塚の「すみれの花咲く頃」の共演。桜色とすみれ色の衣装でした。


ドレスをなびかせ、フラッシュダンス!


「輝く未来」はディズニー映画「塔の上のラプンツェル」の主題歌。うっとりと夢の世界へと引き込まれました。


息の合ったお二人のトークも楽しい時間。


今年のNHK朝ドラでは何度もこの曲が流れました。「東京ブギウギ」来場者と一体となって振りと歌で大盛り上がり!


コウノトリテーマソング「風」を熱唱。八代保育園の園児たちも一緒に歌ってくれました。


友麻さんのユーモアあるトークは会場の皆さんの心をつかみます。


リズムに乗って、カッコいい、「エル・クンバンチェロ」最後は拍手が鳴りやみません。
毬穂えりなさん(右)
友麻亜里さん(左)

素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。


キノコ・粘菌観察会2024年7月(実施報告)

日時:2024年7月7日(日)9:30~12:00
天気:晴れ
参加者:10名
スタッフ:2名
参加者は、子供4名を含む計10名と今回もにぎやかな観察会になりました。朝から猛暑でしたが、今回も子供たちが大活躍、どんどん見つけてくれました。キノコでは、大物としてはマントカラカサタケ、立派なオオツルタケもたくさん見つけることができました。道端ではホコリタケも見つけ、つついて遊びました。変形菌では、渓流沿いの水に浸かりかけたような木の枝からたくさんの変形菌の子実体が見つかりました。キラキラ系ではツヤエリホコリ、少しレアなキウツボホコリも見つけることができました。今回一番見つけたかったのは葉っぱ系の変形菌だったのですが、残念ながらそれは見つけることができませんでした。
1時間強の観察調査の後、学習室に戻りキノコの同定作業を行いました。
見つかったキノコ
ヒラタケ、オオキツネタケ、マントカラカサタケ、クロハツ、カワリハツ、ミズゴケノハナ、クロコブタケ、サルノコシカケの仲間複数種、ベニタケの仲間複数種、イグチ類の仲間複数種、シュシュノボリリュウタケの仲間、チャワンタケの仲間複数種、その他ハラタケ目複数種
 マントラカサタケ
 オオツルタケ?
 ノボリュウタケの仲間
 マントカラカサタケをゲット(*掲載了承済み)
見つかった変形菌
ホソエノヌカホコリ、ツヤエリホコリ、ウツボホコリ、シロウツボホコリ、ツノホコリ、エダナシツノホコリ、キウツボホコリ、その他ウツボホコリの仲間、ムラサキホコリの仲間、オジギアミホコリ?
 ホソエノヌカホコリ
 ツヤエリホコリとツノホコリ
 キウツボホコリ

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