文化館市民研 一覧

ギフチョウ観察会

時間:9時30分~11時30分
要事前申し込み
参加費:無料


コウノトリ野鳥観察会2025年3月度(実施報告)New!

日時:2025年3月9日(日)13:00〜14:30
天気:くもり
参加者:10名
案内人:高橋、桐島

当日参加者を含め、10名の皆さんで園内を観察しました。10分間のコウノトリ定時解説のあと、希望者に双眼鏡を貸与して出発。最初は西ビオトープで産卵確認されているアカガエルの卵塊を見に行きました。

祥雲寺巣塔にはJ0083オスが戻っており、ペアの営巣の初期行動について説明をしました。オスが産座の具合を確かめることや、愛情確認のためのマウンティングなどのお話。

続いて、祥雲寺ペアの縄張りである祥雲寺地区の水田について、コウノトリ育む農法の生まれた経緯や、無農薬米の拡販の話、環境と経済の共鳴についての話をしました。

東公開エリアに入ると、すぐに祥雲寺ペアのメスJ0273が餌をとっている様子を近くで観察できました。説明中、別の1羽が谷に飛来し、ドーム型ケージの上に止まりました。最初は繁殖ペアのオスが飛んできたのかと思いましたが、足環確認で森尾巣塔から巣立ったJ0319メス5歳と分かりました。ドーム内のペアや、近づいてきたJ0273などから弱いクラッタリング威嚇を受けていましたが、強い威嚇は受けませんでした。

野鳥の出現は少なく、いよいよ冬鳥も北に帰ってしまう季節になりました。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、ハシブトガラス(声)、ハシボソガラス、トビ、カワラヒワ(声)、エナガ

 

 

 


コウノトリ野鳥観察会2025年2月度(実施報告)

日時:2025年2月9日(日)13:00〜14:30
天気:くもり
参加者:11名
案内人:高橋、桐島

大雪の影響で事前申込2組のキャンセルがあり、開催が危ぶまれた2月度の観察会ですが、当日参加最大11名で賑やかにスタートすることが出来ました。

スタート時の祥雲寺巣塔ではたくさんのお客様と一緒に、目の前の祥雲寺巣塔の上で休息中のJ0083♂を双眼鏡とスコープでじっくり観察しました。

東公開エリア入口の東屋でコウノトリ育む農法の話が終わった時点で、バスの出発時間の都合で5名が帰られて、その後は1名のバーダー女子の方を最後までご案内しました。

折り返し地点のドーム型ケージ前、西の山際を祥雲寺ペア♀J0273が餌を探しながら近づいてきました。北に少し飛んで、池の中を歩きながら小さな餌を捕まえていました。

山頂東屋入口付近で、青い鳥ルリビタキ♂が登場。ジョウビタキ♂がすぐに出てきて追い回していました。ジョウビタキはメスもしっかり観察できましたし、ツグミも見ることができました。何よりも、祥雲寺ペアのオスもメスも、それぞれの行動を観察することができてよかったと思います。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、ハシブトガラス(声)、セグロセキレイ、ツグミ、アオサギ、ジョウビタキ♂♀、ルリビタキ


J0083♂


ツグミ


アオサギ


J0273♀


セグロセキレイ


ジョウビタキ♀


ジョウビタキ♂


ルリビタキ♂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


田んぼの学校2025年1月(実施報告)

田んぼの学校

2025年1月19日(日)9:30~11:45
参加者:11家族33名
スタッフ:7名
 


今日の田んぼの学校のテーマは「冬の動物・足跡さがし」。いいお天気に恵まれました。
 
 
初めに文化館2階の剥製ルームに園内にいる生き物を見に行きました。哺乳類は昼間に見られることはあまりないので、足跡でどの生き物がいたのかを判断します。脚を見てもらい、足跡と歩行パターンもちょっと勉強しました。
さあ、いよいよ足跡探しに出発です。始めに見つけたのはシカの足跡。足跡のめり込み具合で進行方向もわかりました。コウノトリの祥雲寺ペアが巣塔にいたので、みんなで順番に望遠鏡で観察しました。
 
その後も、キツネやテン、コウノトリの足跡などもたくさん見つけました。
 
それから、湿地に降り積もった雪の上を歩いたり、水たまりに張った氷を割って集めたり冬ならでは遊びもしました。
 
 
帰ってきたらおいしいシカ汁が待ってました。たくさん食べて満足、満足。

 

 

 


コウノトリ野鳥観察会2025年1月度(実施報告)

日時:2025年1月12日(日)13:00〜14:30
天気:晴れ
参加者:4名
案内人:高橋

新年最初のコウノトリ野鳥観察会は雪晴れの好天に恵まれ、4名の参加者で実施しました。多目的ホールの定時解説で10分間のコウノトリの繁殖について説明したあと、東公開エリア目指してスタート。

左に祥雲寺巣塔、右にアオサギの集団営巣跡を望める地点で、それぞれの営巣方法の違いを説明しました。

野鳥が現れるたびに足をとめ、各自の双眼鏡やスコープでターゲットを確認します。積雪量が増えると餌を求めて林から野鳥が道路沿いに出てきます。東公開エリアではとくにツグミの仲間の数が多くみられました。

ドーム型ケージでペアのコウノトリを見たあと折り返します。祥雲寺地区の北側で野外コウノトリが雪の中で採餌しているのを観察しながら、多目的ホールに戻って今回の確認種のおさらいをしました。その間に祥雲寺巣塔にペアが帰巣し、デッキに出て観察。上空を別のコウノトリが飛来し、祥雲寺ペアや公開飼育コウノトリが一斉にクラッタリング。侵入個体は写真判定でJ0500袴狭ペアのオスと確認できました。普段は郷公園まで飛来することのない個体ですが、大雪で餌探しに困っているのかもしれません。コウノトリ野鳥観察会らしいラストシーンで締めくくりました。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、アオサギ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、トビ、ヒヨドリ、セグロセキレイ、タヒバリ、タシギ、ツグミ、ハチジョウツグミ、シロハラ、イカルチドリ、イソヒヨドリ、ジョウビタキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


12月イベント・しめ縄づくり

2024年12月22日(日)
参加者16名、スタッフ5名

12月イベント「しめ縄づくり」
 

もういくつ寝ると お正月~ ♪
今日は、お正月にかかせない「しめ縄づくり」を行いました。

川越講師の指導で、縄綯いからします。
縄ないは難しいのですが、講師の丁寧な説明で縄をない丸い形にまでします。小さなお子さんは、親御さんと協力して作ります。
 
 
そして、飾りをつけて完成!!
余裕のある方は、「エビ」にも挑戦!素敵な作品ができました。
来年も作りたい!という感想もいただき、皆さん満足していただけたようです。
手仕事はいいですね。

 


コウノトリ野鳥観察会2024年12月度(実施報告)

日時:2024年12月8日(日)13:00〜15:10
天気:雨
参加者:2名(2組)
案内人:高橋

12月の観察会は2名の参加者。冷たい雨の降る天候も重なり、従来の園内の徒歩散策から、各自の車で移動しながら盆地内の野鳥観察に切り替えて実施しました。まずは、伊豆地区湛水田に飛来中のコハクチョウ4羽を見に行きました。ちょうど畦で休息中のところを、双眼鏡やスコープで観察しました。突然、土手沿いに北から南にタカが飛んだので、ひょっとしてと双眼鏡で確認。ハイイロチュウヒ♀でした。冬の猛禽の中でも人気の高い種です。

伊豆地区から出石川左岸堤防道に移動。すぐに、河川内に1羽のコウノトリを発見。森井巣塔の繁殖ペアのメスJ0130でした。目の前で飛び立ち、美しい飛翔姿を見ることができました。雨足が強まる中、屋内観察のできる河口の戸島湿地に向かいます。移動中の六方田んぼでは、代掻き中のトラクターの後ろを、コウノトリ、ダイサギ、カラスが付いているのを車の速度を落として確認。

戸島湿地管理棟に入る前、雨足が弱まったので鼻欠け地蔵前のパーキングから、楽々浦湾のカモを観察。マガモ以外には見つかりませんでしたが、遠くにカンムリカイツブリとカワウを見ることができました。

最後は戸島湿地管理棟でコウノトリを見ながら野生復帰の話題となり、本日のまとめをして現地解散としました。悪天候の中での屋外活動でしたが、それなりに見どころのある野鳥観察会となりました。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、ダイサギ、アオサギ、カラス(走行中の確認で種識別できず)、コハクチョウ、ハイイロチュウヒ♀、マガモ、カンムリカイツブリ、カワウ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


12月イベント・リースづくり

2024年12月1日(日)
参加者12名、スタッフ2名

12月1日のイベントは「リース作り」です。

文化館では、リースの台に自然に生えている植物のつるを使うのでいろいろな形があります。ですので、リース作りは台選びからが真剣勝負です。


次に飾る物の選択。色や形のバランスを見ながら丁寧に置いていきます。

今年は少し大ぶりな感じの素敵な作品が沢山出来上がりました。


コウノトリ野鳥観察会2024年11月度(実施報告)

日時:2024年11月10日(日)13:00〜14:45
天気:晴れ
参加者:4名(2組)
案内人:高橋

11月の野鳥観察会、秋晴れの穏やかな空の下で行いました。13時のコウノトリ定時解説を聞いて頂いたあと、参加者に双眼鏡をお貸しし、観察デッキで斜面のアオサギの巣をターゲットに、双眼鏡の使い方をレクチャー。コウノトリの巣の模型の前で、巣の形状の説明をしたあと、西ビオトープへ。ご家族の少年は生きもの好きで、ビオトープにはとくに興味がある様子で、田んぼの学校へのお誘いもしておきました。

周辺の山から聞こえてくる鳴き声からその鳥のことを説明。東公開エリアへ移動します。移動途中にジョウビタキ♀やセグロセキレイをスコープ越しに観察。路上を這っていたヤマカガシについても注意を喚起しました。

東公開エリア最上部の池にはカイツブリが常駐しているようで、じっと浮かんでいるカイツブリをスコープでしっかり観察できました。カラス2種の声による識別の説明。帰路ではカワセミの声を確認し、フェンスに止まる6羽ほどのホオジロも見ることができました。

ミズオオバコのまだ咲いている花や、低い柿の木に残された熊棚を見たり、鳥以外でも楽しい観察会となりました。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ(飼育)、ヒヨドリ(声)、モズ(声)、セグロセキレイ、ジョウビタキ♀、カイツブリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ウグイス(声)、カワセミ(声)、ホオジロ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


キノコ・粘菌観察会9月

2024年9月1日(日)
参加者6名 スタッフ3名

台風10号が近畿地方に影響を及ぼす中、どうなることやらと思いながら、意外にも平穏なお天気で開催することができました。参加者6名、ボランティアスタッフ2名を含む3名のスタッフ、計9名。大人6名、中学生1名、小学生2名で楽しい観察会となりました。ボランティアスタッフは今回も日本変形菌研究会の枡岡さんと西垣さんが参加してくださいました。いつもありがとうございます。
学習室で20分ほどの予習をしてからいつものコウノトリの郷公園内フィールドに出発、無理をせず、ゆっくり巡回していきました。
今年の夏は猛暑で豊岡は雨が非常に少なく、今回の台風で少し雨が降ったものの、まだまだキノコや変形菌の発生には早すぎるようでした。それでも土路上の芝からはツクリタケの仲間が顔を出し、森の中ではきれいなハナオチバタケや背着性硬質菌をいろいろと観察することができました。粘菌のツノホコリかなと思ったものが、撮影して拡大確認してみるとパイプタケだったりして驚きました。
変形菌の発生も少なかったですが、ツノホコリ、ホソエノヌカホコリなどはなんとか確認することができました。今回の大ヒットは、出石から参加された小学4年生の小林要君がモモイロウツボホコリを発見したことです。小林君がとてもきれいな変形菌らしきものを見つけたと西垣氏が言うので、拡大撮影して確認してみると色の美しいウツボホコリでした。わたしはウスベニウツボホコリか何かと思ったのですが、枡岡氏がモモイロウツボコリではないかと指摘され、文化館にもどってから調べてみるとモモイロウツボホコリに間違いありませんでした。他のウツボホコリは一切確認できなかったのに、いつもは見ることのできなかったモモイロウツボホコリが確認できたのは興味深いことだと思います。モモイロウツボホコリは但馬では初確認になります。小林少年の活躍に感謝します。
見つかったキノコ類
ハラタケ属の一種、クヌギタケ属の一種、ハナオチバタケ、パイプタケ、ツヤウチワタケ、ビョウタケ属の一種、サルノコシカケの仲間複数種、キクラゲ、キクラゲの仲間
見つかった変形菌
ツノホコリ、ホソエノヌカホコリ、モモイロウツボホコリ、アオモジホコリ
 
 

 

 

 

 

 


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