文化館市民研 一覧

12月イベント・リースづくりNew!

2024年12月1日(日)
参加者12名、スタッフ2名

12月1日のイベントは「リース作り」です。

文化館では、リースの台に自然に生えている植物のつるを使うのでいろいろな形があります。ですので、リース作りは台選びからが真剣勝負です。


次に飾る物の選択。色や形のバランスを見ながら丁寧に置いていきます。

今年は少し大ぶりな感じの素敵な作品が沢山出来上がりました。


コウノトリ野鳥観察会2024年11月度(実施報告)New!

日時:2024年11月10日(日)13:00〜14:45
天気:晴れ
参加者:4名(2組)
案内人:高橋

11月の野鳥観察会、秋晴れの穏やかな空の下で行いました。13時のコウノトリ定時解説を聞いて頂いたあと、参加者に双眼鏡をお貸しし、観察デッキで斜面のアオサギの巣をターゲットに、双眼鏡の使い方をレクチャー。コウノトリの巣の模型の前で、巣の形状の説明をしたあと、西ビオトープへ。ご家族の少年は生きもの好きで、ビオトープにはとくに興味がある様子で、田んぼの学校へのお誘いもしておきました。

周辺の山から聞こえてくる鳴き声からその鳥のことを説明。東公開エリアへ移動します。移動途中にジョウビタキ♀やセグロセキレイをスコープ越しに観察。路上を這っていたヤマカガシについても注意を喚起しました。

東公開エリア最上部の池にはカイツブリが常駐しているようで、じっと浮かんでいるカイツブリをスコープでしっかり観察できました。カラス2種の声による識別の説明。帰路ではカワセミの声を確認し、フェンスに止まる6羽ほどのホオジロも見ることができました。

ミズオオバコのまだ咲いている花や、低い柿の木に残された熊棚を見たり、鳥以外でも楽しい観察会となりました。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ(飼育)、ヒヨドリ(声)、モズ(声)、セグロセキレイ、ジョウビタキ♀、カイツブリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ウグイス(声)、カワセミ(声)、ホオジロ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


キノコ・粘菌観察会9月

2024年9月1日(日)
参加者6名 スタッフ3名

台風10号が近畿地方に影響を及ぼす中、どうなることやらと思いながら、意外にも平穏なお天気で開催することができました。参加者6名、ボランティアスタッフ2名を含む3名のスタッフ、計9名。大人6名、中学生1名、小学生2名で楽しい観察会となりました。ボランティアスタッフは今回も日本変形菌研究会の枡岡さんと西垣さんが参加してくださいました。いつもありがとうございます。
学習室で20分ほどの予習をしてからいつものコウノトリの郷公園内フィールドに出発、無理をせず、ゆっくり巡回していきました。
今年の夏は猛暑で豊岡は雨が非常に少なく、今回の台風で少し雨が降ったものの、まだまだキノコや変形菌の発生には早すぎるようでした。それでも土路上の芝からはツクリタケの仲間が顔を出し、森の中ではきれいなハナオチバタケや背着性硬質菌をいろいろと観察することができました。粘菌のツノホコリかなと思ったものが、撮影して拡大確認してみるとパイプタケだったりして驚きました。
変形菌の発生も少なかったですが、ツノホコリ、ホソエノヌカホコリなどはなんとか確認することができました。今回の大ヒットは、出石から参加された小学4年生の小林要君がモモイロウツボホコリを発見したことです。小林君がとてもきれいな変形菌らしきものを見つけたと西垣氏が言うので、拡大撮影して確認してみると色の美しいウツボホコリでした。わたしはウスベニウツボホコリか何かと思ったのですが、枡岡氏がモモイロウツボコリではないかと指摘され、文化館にもどってから調べてみるとモモイロウツボホコリに間違いありませんでした。他のウツボホコリは一切確認できなかったのに、いつもは見ることのできなかったモモイロウツボホコリが確認できたのは興味深いことだと思います。モモイロウツボホコリは但馬では初確認になります。小林少年の活躍に感謝します。
見つかったキノコ類
ハラタケ属の一種、クヌギタケ属の一種、ハナオチバタケ、パイプタケ、ツヤウチワタケ、ビョウタケ属の一種、サルノコシカケの仲間複数種、キクラゲ、キクラゲの仲間
見つかった変形菌
ツノホコリ、ホソエノヌカホコリ、モモイロウツボホコリ、アオモジホコリ
 
 

 

 

 

 

 


企画展「カブトムシ クワガタ昆虫展」 

 
「カブトムシ クワガタムシ 昆虫展 2024」が始まりました。
豊岡市立コウノトリ文化館 × 芸術文化観光専門職大学です。
標本は塩川太郎先生が集められたものです。
触れる生態展示もあります。
さすが人気の虫たちです。展示準備中からお客様がひっきりなしです。
先日、玄関で捕まえたコカブトムシも一緒に展示させていただきました。
パラタイプ標本という普通は見ることができない標本も並んでいます。この特別展を見るためだけにコウノトリ文化館に来ていただいてもおつりが出るような充実した標本です。ぜひお越しください。
 
 

 


コウノトリふれ愛コンサート

時間:17時30分~
会場:コウノトリ文化館
料金:
実施:毬穂えりなさんと友麻亜里さんのコンサート


田んぼの学校2024年5月度(実施報告)

2024年5月19日(日)9:30~11:00
テーマ:春のビオトープ
参加者:80名、スタッフ6名、計86名

 

5月の田んぼの学校は春のビオトープ観察をしました。
スタッフは6名で参加者は80名にも及ぶ大盛況でした。
子供たちは泥だらけになりながら無我夢中で生き物をたくさん取っていました。
 
今日の観察ではアカガエル類のオタマジャクシが最も多くみられました。
そのほかヤゴやゲンゴロウなど26種類もの生き物が観察できました。
今日の大鍋は鹿の味噌鍋です。大人にも子供にも大人気で最後には鍋の中が空っぽになっていました。
 
見つけた生き物
両生類:アカガエル類のオタマジャクシ、トノサマガエル(雄雌)、アカハライモリ
魚類:キタノメダカ、ドジョウ
昆虫:クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、マメゲンゴロウ、コツブゲンゴロウ、ガムシ、ヒメガムシ、マメガムシ、タイコウチ、コオイムシ、ヤゴ(オニヤンマ、マルタンヤンマ、シオカラトンボ、サナエトンボ、キイトトンボ)、スジブトハシリグモ、キクヅキコモリグモ
その他:マルタニシ、カワニナ、ヌマエビ、チスイビル

 

 

 

 


コウノトリ野鳥観察会2024年5月度(実施報告)

日時:2024年5月12日(日)13:00〜14:40
天気:雨
参加者:4名(2組)
案内人:高橋、桐島

 あいにくの雨天のため、今回の観察会は館内の展示物と「声が聞こえる野鳥図鑑」を使って実施しました。13時の定時解説でコウノトリの概要説明を一般のお客様と一緒に聞いてもらい、そのあとでコウノトリについてのさらなる深掘りの説明をしました。

 全国に広がったコウノトリの繁殖地のこと、触れるコウノトリ剥製を使って体の特徴のこと、エントランスホールに並んだパネルを使った生態説明をし、2Fフロアに移動。

 哺乳類の説明をしたあと、夏鳥の剥製の前で姿と鳴き声の学習をしました。オオルリ、キビタキ、アカショウビン、ヤイロチョウの綺麗どころに続いて、ツバメ、イワツバメ、アオサギ、コサギなどを説明。声が聞こえる図鑑で、剥製のない夏鳥などの声も聞いてもらいました。最後に収蔵室に入ってもらい、猛禽類、留鳥、旅鳥などの剥製で説明を行いました。

 屋外での観察はできませんでしたが、室内でも十分に興味を持って頂ける野鳥観察ができたと思います。長らく野鳥観察会を続けてきていますが、このようなスタイルで最初から最後まで実施した最初の機会となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コウノトリ野鳥観察会2024年4月度(実施報告)

日時:2024年4月14日(日)13:00〜14:40
天気:晴れ
参加者:10名(4組)
案内人:高橋、泉山

 初夏の陽気の中、10名の参加者の皆様と園内を歩きました。昨日より西公開ケージ内に旅鳥のヘラサギ(幼鳥)が入ってきており、タイミングよくこの珍客を観察してもらえました。上空には野外コウノトリ3羽が旋回。稜線のアオサギの集団営巣と、祥雲寺巣塔のコウノトリの営巣と、話題には事欠きませんでした。

 西ビオトープでシュレーゲルアオガエルの声に耳を傾け、咲き出したサワオグルマや、斜面のコバノミツバツツジなどの花も見てもらいました。

 祥雲寺巣塔にはペアが戻ってきており、観察中にマウンティング行動。2回目の繁殖に期待がふくらみます。

 東公開エリアでは、サシバが「ピックィー」と大きく鳴きながら飛行するの観察。観察サイトで飼育のビデオ解説を見ながら、コウノトリの飼育の話をしました。

 帰路、鎌谷川沿いで2羽のノビタキを観察。ちょうど今、ノビタキの通過の最中です。皆さん最後まで園内散策を楽しんでおられ、よい春の観察会となりました。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、ヘラサギ、アオサギ、ダイサギ、ヒヨドリ、トビ、カワラヒワ、エナガ、ホオジロ、ツグミ、ヤマガラ、サシバ、メジロ、ノビタキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コウノトリ野鳥観察会2024年2月度(実施報告)

日時:2024年2月11日(日)13:00〜14:45
天気:晴れ
参加者:11名(大人7、子ども4)
案内人:高橋

 2月度の野鳥観察会は小学生4名、高校生2名を含む、若い世代の参加で賑やかでした。学習室で事前学習。直近の六方田んぼで若いコウノトリの群れが見られること、越冬コハクチョウが32羽いることなどの情報を伝えました。

 天候の回復した屋外に出て、双眼鏡の扱い方法を教えながら、祥雲寺巣塔に帰巣していた繁殖ペアのオスJ0083を観察しました。郷公園による屋外パネル展示を使ってコウノトリの事故について紹介しました。

 この時期に冬眠から一時的に目覚め産卵を行うアカガエル。実際にビオトープまで行って産み落とされた卵塊を観察しました。皆さん、この時期にカエルが産卵することを知って驚いておられました。

 東公開エリアに向かいます。祥雲寺巣塔にはメスJ0273も帰巣して、オスの方が伏せているペアの繁殖準備の様子を観察しました。東公開エリアの観察サイトでコウノトリの飼育の話をしたり、野外コウノトリの系譜について興味を持ってもらいました。

 帰路、エナガの群れが巡回してきたところに出会いました。エナガの可愛らしさは大人気です。北海道の亜種シマエナガと目の前のエナガとの違いについて話をしました。

 祥雲寺巣塔に戻ってくると、東公開エリアにJ0083らしき個体が飛んで行くのが見え、それを追うように巣塔下のビオトープで採餌していたJ0273が東公開エリアに飛んで行きました。目の前をコウノトリが飛び立つ姿を見て、皆さん一同に感動。

 学習室でまとめをし解散しました。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、ハシボソガラス、アオサギ、ヒヨドリ、トビ、エナガ、セグロセキレイ、カワウ、ダイサギ

 

 

 

 

 

 

 


冬の里山で遊ぼう 2023年2月度(実施報告)

2024年2月4日(日)13:00~14:30
天気:小雨
テーマ:冬の里山で遊ぼう
参加者:4名、スタッフ1名、計5名

第一日曜プログラム
今日の観察会は、「冬の里山で遊ぼう」です。

朝からの雨がなかなか降り止まないので、前半は室内で切り紙工作と椿の外郭で駒回しです。
どんな形がよく回るか、いろいろ比べてみました。


雪はほとんど解けてしまっていましたが、スノーシューの体験を希望されたので、雪の残っている所まで行くことにしました。
途中で、冬の色を探します。
出発前に色カードを見てもらい、どの色があるか予想してもらいました。
無いと思っていた赤色があったり、緑色や茶色もバリエーションがあったり、黒がなかなか見つからないなど発見が沢山ありました。


さあ、スノーシューを履いていよいよ雪の上へ。
長靴だけよりかは沈みにくいのですが、足幅が大きくなっていて歩きづらいです。

 

子供さんは始めはこけることもありました。
そのうち体重をかけるポイントをつかんできて斜面も上手に歩けるようになりました。


雪の上にはシカやコウノトリの足跡がたくさん残っていて、楽しい散策になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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