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田んぼの学校2018-9月度(実施報告)
2018年9月16日(日)9:30〜12:00
天気:晴
テーマ:バッタ・イナゴ探し
参加者:参加者:83名(28家族)+スタッフ8名
今日はたくさんの子どもたちが集まってくれました。これから出発です。
芝生広場でウオーミングアップしたあと、河原へ移動。草刈り後にたくさんのバッタが見られました。雨が降り柔らかい草が芽吹いたところに集まっているように思えました。マダラバッタ、クルマバッタモドキ、トノサマバッタなどです。
東ビオトープに移動。ここにはクルマバッタがたくさんいました。よく飛ぶのでなかなか捕獲できませんが、がんばって追いかけました。池でギンヤンマとオオルリボシヤンマを狙ったり、ヤマボウシとナツハゼの実を食べたり、キノコを探したりと、ここでしばらく観察して引き返しました。
最後は土手からバッタを飛ばします。大きなトノサマバッタは川を越え、向こうの田んぼまで行きます。採るのも楽しいけど、放すのもかなり楽しい。
今日の鍋はシカ肉。ダイコンが柔らかくておいしい。
天候にも恵まれ、ゆったりとした田んぼに学校になりました。
9月度のパスポートのスタンプはトノサマバッタです。
【見つけたいきもの】
トノサマバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキ、マダラバッタ、コバネイナゴ、ハネナガイナゴ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、ヒシバッタの一種、キリギリス、ヤマクダマキモドキ、ウスイロササキリ、エンマコロギ、カマキリ、ハラビロカマキリ、キイトトンボ、ハグロトンボ、ギンヤンマ、オオルリボシヤンマ、オニヤンマ、カナヘビ、トカゲ。
文責:上田尚志
菅村先生の植物観察会8月度(実施報告)
テーマ:夏の植物 ミズアオイ、アブラガヤなど
日時:2018年8月26日(日)13:00〜15:00
天気:晴れ
参加者:4名(スタッフ含む)
直前にキャンセルがあり、2名のお客様を2名のスタッフでお世話しました。
今日の豊岡は12時23分に最高気温37.4度を記録しました。
観察時間中ずっと35度以上でしたので今回も室内を中心にして、体を冷やしては外に短時間出かけていきました。
【観察した植物】
1回目の外出
ヒメムカシヨモギ、オオアレチノギク、クサネム、クルマバナ、オオブタクサ、クサマオ、ヤブマオ、ヒメジョオン、オオオナモミ、ヨメナ、ベニバナボロギク、ヤブツルアズキ
2回目の外出
エゴマ、ワラビ、サンカクイ、ホタルイ、マツカサススキ、タコノアシ、ヒシ、ミズトラノオ
3回目の外出
アメリカアゼナ、キクモ、オオフサモ、ミズアオイ、コアゼガヤツリ、サンショウモ、スブタ、ヤナギスブタ、ミズオオバコ、コナギ、カンガレイ、クログワイ、コナギ、ウリカワ、オモダカ、クロモジ
入館者500万人達成
2018年8月25日、豊岡市立コウノトリ文化館では、2000年6月の開館以来500万人目の入館者を迎えることになりました。明石市からお越しの宮久保雄生様、智美様ご夫婦が500万人目の来館者。2歳の坊やを連れて、久々比神社で二人目の子供を授かるよう祈願した後のお立ち寄りでした。
中貝市長から認定書が手渡されたあと、文化館スタッフがこの日のために仕掛けづくりをしたコウノトリ放鳥箱のテープカット。豊岡市、文化館、郷公園、JAたじま、コウノトリの郷直売所、コウノトリ本舗より記念品の贈呈がありました。コーちゃんもお祝いにかけつけてくれて、最後に記念写真。
宮久保様、おめでとうございました。コウノトリからのラッキーがきっと訪れますよう願っております。
中貝市長より認定書の授与。
放鳥箱をテープカットすると、扉の裏には50羽の赤足コウノトリ折り紙。台車に乗ったコウノトリの縫いぐるみが飛び出してきました。
祈念撮影。
記念セレモニーにあたり、豊岡市、コウノトリ文化館(コウノトリ市民研究所)、コウノトリの郷公園、JAたじま、コウノトリの郷直売所、コウノトリ本舗よりたくさんの記念品の贈呈がありました。
外では野外コウノトリが空を飛び、1羽が文化館の大屋根に止まって500万人を祝福しているようでした。
田んぼの学校2018-8月度(実施報告)
2018年8月19日(日)9:30〜12:00
天気:快晴
テーマ:小川の生きもの探し
参加者:39人(12家族)+スタッフ7人
本日の田んぼの学校「小川の生きもの探し」では、コウノトリの郷公園内の鎌谷川に入りました。12家族39名の参加がありました。長らく雨が降っておらず川の水量も少なかったのですが、思いのほか色んな生きものが見つかりました。中でも、ヤツメウナギの仲間の「スナヤツメ」が4年ぶりに見つかりました。今日見つけた生き物は、魚がメダカ、カワムツ、オイカワ、カマツカ、ドンコ、ムギツク、タモロコ、ウグイ、シマドジョウ、スナヤツメでした。水生昆虫や甲殻類、貝類は、タイコウチ、ヤゴ、ヒメガムシ、コガシラミズムシ、ミナミヌマエビ、スジエビ、カワニナでした。
スナヤツメの幼生です。全国的にも減少傾向です。鎌谷川
左:オイカワ、右:カマツカ
ムギツク
8月7日まで、展示実習室で皆さんの沢山の願い事を短冊に結んで頂いた七夕飾り、お約束通り、本日の田んぼの学校終了後の焚き火ですべて燃やしました。みなさんの願い事が、コウノトリの郷から天に届きますように。
今日の「田んぼの学校パスポート」のスタンプはサワガニでした。
小川で遊ぼう(実施報告)
日時:2018年8月13日(日)①10:00〜②13:00
天気:晴れ
参加者:午前の部/27家族64名 午後の部/6家族11名
スタッフ:北垣
文化館前の鎌谷川で行ったお盆特別行事「小川で遊ぼう」では、多くの方々に参加いただきました。午前の部は27家族64名、午後の部は6家族11名の大盛況でした。先月の大雨で砂がたまり、川は浅くなっていますが、小さな子どもたちも入ることができて、楽しんでもらえたようです。中には、普段あまり見ない、ヘビトンボの幼虫を捕まえてる子もいました。
コウノトリ自然観察会8月度(実施報告)
テーマ:コウノトリとメダカ
日時:2018年8月12日(日)13:00〜15:30
天気:雨のち曇り
参加者:27名(大人14名、こども13名)
スタッフ:北垣、武田、大津
今月のテーマはコウノトリとメダカ。参加者は大人14名、子ども13名、計27名の大人数でした。あいにく開始直後は夕立に遭いましたが、雨雲の切れ間が見え始めて何とか観察会ができました。六方たんぼにある「六方めだか公園」では、管理されている岡本氏のお話しを聞きながらメダカ観察。その後、袴狭(はかざ)巣塔近くでコウノトリの観察。この時期、田んぼの稲の背が伸びて、コウノトリを見つけにくいのですが、何とか3羽観察することができました。参加者の皆さま、ありがとうございました。
山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク再認証審査
山陰海岸ジオパークの世界審査の最終日、その最後の審査サイトがコウノトリ文化館でした。14時過ぎに到着された審査員を、中貝豊岡市長が笑顔で迎えます。背景の祥雲寺巣塔にはコウノトリが帰巣しており、一緒に一行をお迎えしているようでした。
コウノトリ文化館は入館無料であること、任意でコウノトリ環境協力金の募金をお願いしていること、募金のお礼にオリジナルのコウノトリ折り紙を差し上げていることなどをエントランスで説明しました。
今回の審査で文化館側の対応者はヤーナ・バベンコ自然解説員。インバウンド来館者対応要員として活躍するヤーナが、審査員の館内ガイドを担当しました。この日のために、こつこつと日本語表示の英文化を行い、審査員応対のシナリオのイメージトレーニングを繰り返し、本番を迎えました。
展示コーナーでは、円山川を中心とする豊岡盆地の自然環境の話をしっかり説明しました。日本のコウノトリが最後まで豊岡盆地を選んだその理由を、審査員のお二人には理解して頂けたと思います。
多目的ホールで中貝市長によるプレゼンテーションが行われました。市長自ら英語でスピーチされ、説得力のある説明に審査員は何度も頷いておられました。
プレゼンテーションの後は、公開ケージのコウノトリの見学です。給餌時間が近づいており、野外コウノトリの飛来も見られました。
市長から、ロシア人のヤーナが日本で暮らすようになったエピソードが紹介されると、場は一気に和んでゆきます。ここまで緊張していたヤーナもようやく肩の力が抜けました。
審査員と関係者の記念撮影。豊岡市流の「こうのとりぃ~~」でスマイルショット。
市長が審査員に可愛いお土産を手渡しています。
プレオープンの「砂の世界をのぞく展」に少し立ち寄っていただきました。
文化館を出られた一行は、隣接の県立大大学院ジオコウノトリキャンパスのロビーを見学されて郷公園を後にされました。文化館の屋根の上では、1羽のコウノトリが皆さんを見送りに来ていました。
コウノトリ文化館が日頃から意識しているインバウンド対応や、館内展示の工夫などが審査員に少しでも好印象を与える結果となったなら幸いです。今回対応頂いた関係者の皆様、とりわけ、当館スタッフのヤーナ・バベンコさん、お疲れ様でした。