活動レポート 一覧

田んぼの学校07.06.10


参加者約230名、子供150名
晴れ


コープ自然派約30名、中筋小学P約70名が加わり大人数になりました。
鍋のときはもっと多かったかもしれません。
ニホンアカガエルが上陸しているが、ヤマアカガエルのオタマジャクシがまだ多数いて、今年は気温がいまいち上がらない関係か、アカガエルの成長がおくれているようです。

脱皮直後のオオコオイムシ

クロゲンゴロウ

トビゲラの一種の幼虫。穴の中にいます。家ごと歩きます。

水アブの幼虫
モリアオガエルの卵がたくさん。ショウジョウトンボが出てきました。イシガメが出ません。クロゲンゴロウが多数。メダカ多数。
マツモムシにかまれて泣く子が一人出ました。たまにこんなことがあります。
天気がよく暑いので、水の中を走り回る子もたくさんいました。


観察風景

人数が多すぎて、荷物を運んでもらうとか、洗ってもらうとか、なかなか統制が取れません。
鍋の野菜は学Pの方にしてもらい、うまく行ったようです。

鍋に長蛇の列、自分のおわんを持ってきてくれた人がたくさんいて助かりました。
終了後に地元のIさんがジムグリを捕まえてきました。まだ幼蛇で美しい蛇です。


市松模様が美しい
終了後も川で遊んだり、たくさんの人がのんびりと過ごしていました。
5月の含めて、捕獲生物一覧などコメントお願いします。>上田さん


シカ肉料理講習会


6月3日10:00-14:00
篠山市民センター
市民研究所のシカ肉料理の技術向上を図るためニホンジカ有効活用研究会設立準備会が主催した講習会に鳴海と稲葉が参加した。
講師は北イタリア エミリアロナーニャ出身のイタリア人のシベリ・ファウスト氏である。

丹波産シカ肉を使って、背ロースのカルパッチョ、サラダ、コリアンダー風味のリゾット・シカ肉カレー添えを作った。
鳴海理事指揮の下、日ごろから短時間に仕上げることに気をつけている我々は、スムーズに料理を完成させた。
2,3、シベリさんの事前の指導と違うところもあったがまったく問題なく料理を完成させた。
あくまでも私の評価であるが。カルパッチョは大変やわらかくておいしい。癖がなく柔らかなシカ肉のロースの特徴が十分に満喫できる。グレープシードオイルが良いのかもしれない。

リゾットとカレーも十分においしかったが、シカ肉がやや硬い。これも鹿肉ゆえのことであるからいいのかもしれないが、、鳴海理事はその点を指摘していた。コリアンダーとローズマリーの風味が効いている。

サラダも私としては合格。

で、今日学んだ料理は、なかなかお昼の鍋などには生かしにくいだろうなあというのが正直な感想である。ただ、いつもの味噌仕立ての鍋に代えて、洋風のシチューにすることはできるかなと思った。いろいろな香辛料とか使って。
白鷺畜産の社長がシカ肉のミートローフ、シシ肉の焼き豚?を持て来られて、こちらもいただいた。しし肉焼き豚は非常に美味。100点満点。
ソーセージなどのシカ肉加工食品はおいしいのはおいしいのだが、シカ肉であるという特徴がなくなってしまう。確かにおいしいのだからいいのだが、香辛料のせいか、ただの食品になってしまうように思うのだ。


田んぼの学校07.05.13


田んぼの学校。
参加者約90名
本年度正式なスタート。田んぼの学校も6年目に突入。
スタートしたときの常連の子供たちもほとんど卒業し、少しづつ常連の子供たちも変化していく。
現在放鳥拠点としてフェンスで囲まれているビオトープで、6年前に10人ほどで始めた公開生き物調査。
それ以降、30回以上は田んぼビオトープに入っているのだから、述べ2000人ぐらいの子供たちが参加したことになる。
開校式。

観察風景


FMジャングルの取材もありました。
土曜日の夕方と再放送がもう一回、子供の野生復帰大作戦で放送されます。つきに2回程度?

バットに入れて観察と説明

シマゲンゴロウ

マルガタゲンゴロウ

スジブトハシリグモ

ムカシヤンマ

トンボ型(ショウジョウトンボ?)やご

大鍋もやりました。シシ肉です。


豊岡盆地のイトヨ プレ調査

【日 時】2007年5月13日(日)15:00~17:30
【参加者】主任研究員8名
2007年度のNPO総会終了後、最近話題になったイトヨ(トゲウオ)の調査に行こうと有志が行動した。かつて本川とつながるいくつかの水田水路にイトヨが遡上してきた。その昔、豊岡高校生物部ではイトヨの調査を継続的に行っていた。最近の事情はさっぱり分からない。

激特事業で河道拡張工事が行われている現場。工事前は本川と細い水路でつながっていた池(というか沼というか、水溜り)がある。10年ほど前、この場所で子供とザリガリ採りをしていたら偶然イトヨが網に入って驚いたという市民からの情報を、最近国交省に伝えた。
さっそくにも国交省の調査が入った。現時点でイトヨを確認するには至らなかったが、経緯を踏まえてこの湿地に注目する旨の回答を得た。残った湿地は今後の工事で埋められることはないし、すでに埋まった部分は元の状況に近い形に戻すとのこと。国交省の動きも、ずいぶん環境配慮型へと変わってきている。

さて、その池である。工事で本川との水路が分断されており、降海型イトヨの行き来は現状では無理。陸封型イトヨは豊岡盆地には元々いないとされている。
網を入れると、なるほどアメリカザリガニの幼体がよく採れる。小型ゲンゴロウ類も網に入った。しばらくすると親子連れがザリガニ採りに現れた。ここは昔から現在に至るまで、やはりザリガニ採りのポイントのようだ。市街地に隣接することも人気の秘密だろう。
この池とつながる湿地を移動しながら網を入れてみたが、イトヨどころか、雑魚一匹も見つからなかった。どうも現時点で魚は棲めない環境のようだ。ヨシ原では県レッドデータBランクのオオヨシキリが盛んに囀っていた。

さきほど終わった総会内、激特工事中の豊岡盆地の水辺で、魚類を含めた水生動物の現状調査をしたらどうかと提案した。イトヨにターゲットをおいてみたらどうか。今後の水辺環境回復の指標として、現時点での調査結果は生きてくる。
そんなことで、勢いづいた私たちプレ調査団は、日が暮れようとする時刻もお構いなしで、河口右岸の戸島湿地の工事現場へとポイントを移したのであった。
東の林縁に「末期の水」と呼ばれる湧き水が湿地に流れ込んでいる。昔から地元の人には知られた山清水のようだ。この清水にイトヨが誘われてくるかも? ヨシ原の泥地は水場とヌタ場になっている。獣臭がむんむんする。
ここの複数個所で網を入れてみるが、ザリガニ一つ採れなかった。湿地の中核に入れば生き物がいるにちがいないが、工事で深堀りされた溝をすくっても成果なしだった。サギ類と、コガモが少し残っていた。

戸島湿地と本流をつなぐ水路を調査した。周りの施設からの排水も流れ込んでいる。しかしカワニナやカダヤシが網に入ったから、生き物が住める環境にはある。イトヨがこの水路を伝って整備された戸島湿地に入り込む可能性もあることをうかがわせた。夕方の上空を県レッドデータAランクのミサゴが飛んだ。

戻り道の円山川右岸、田んぼの水路にいかにも「居そう」な、湧き水のプールを覗いてみた。肉眼でも魚影が確認でき、最初はシマヘビがのんびり泳いでいた。網で確認できたのはフナとメダカ。田植えの時期に水が溜まるように簡易の堰が設けてある。水質もよいこの場所、本川からのイトヨ回遊の可能性に期待しながら現場を後にする。
今後、定期的に盆地内の水路を同じように調査してみると、意外な発見があるかも知れない。本来のコウノトリ市民研究所らしく、生き物調査のモチベーションを少しずつ回復してゆきたいと思っている。
※今回、最後の湧水池の調査では、地主と思われる方から、無断で私有地に入ったことに対する注意を現場で受けた。水田内での生き物調査には同様の問題があるので、子供どうしの遊びならともかく、大人の調査ではそれなりの気遣いが必要である。今後の活動への留意事項として記録に残す。


大阪バードフェスティバル2007

 大阪バードフェスティバル2007に参加した。
 じつは、昨年の大阪自然史フェスティバルに参加しようと思っていたのだが、締め切りが来てしまって参加できなかった。
 大阪は遠いので誰か一人は前泊しないと準備ができない。幸い京都や神戸に住まれている会員の方に手伝っていただいてなんとか準備ができた。
 40強の団体が参加しているが、時間的にはうちが最も遠方からの参加になる。
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 展示の基本的な考え方は、
 綺麗なだけのコウノトリの写真、かっこいいだけのコウノトリ写真、そんなハレのコウノトリではなく、矛盾の中に暮らすコウノトリの写真を展示する。例えば、治水工事の中で進められている自然再生工事の現場に舞い降りたコウノトリ、・・・。
 コウノトリの野生復帰は、じつは人の野生復帰。中でも子どもの野生復帰は大きな意味を持つ。また、自然の健康診断も忘れてはいけない。そんなうちの日頃の活動を展示しようと思った。

 ということで「人の暮らしとコウノトリの暮らし」の接点が見える写真を中央に貼り、左右の壁に田んぼの学校を楽しむ子どもたちと生き物地図の「鳥」と「RDB」を貼った。
 商品をたくさん売ろうと思っていたが、お人好しの市民研は、「大阪に行ってきますので何でも配りますよ。」とコウノピア、郷公園、県民局の環境課に声をかけていた。それぞれから山のような配布物を預かっており、自分とこの商品を売るよりも預かりものを配布し終わろうと必死だった。


 やればできるもんで、環境課とコウノピアの冊子は全部配り終えた。
 いろいろな団体が作品を作るコーナーを作っていたが、市民研のクラフトコーナーは子どもに人気のブースだった。そして、郷公園からいただいたコウノトリの折り紙がまた評判だった。会場の至るところで折られており、一日に500枚では足りなかった。

 反省点として、次の2つがある。
 配布が忙しくて、よそのブースをほとんど見に行けなかった。それで、目的の一つだったお友達になる団体ができなかった。お客さんとゆっくりと話をする時間もなかった。それでも、コウノトリのことはなかなか知られていて、「卵を産んだけど孵りそうか?」だの「この間豊岡に行ったよ。」だのという人はそこそこおられましたね。親戚が田んぼの学校に参加しているという人もあって、そうなのかと思った。
 クラフトの体験者は、小学校の低学年以下が圧倒的で、そのお世話に忙殺された。こういうときは簡易版がいいと思う。


コウノトリ感謝祭07.03.24


第4回コウノトリ感謝祭。市民研究所は毎回参加している。
 この行事、当初の目的や意義から大分変わってきてしまったようである。当初の精力的に推進していた方(行政の人ではなく市民)が離れてしまった。
 お客もあまり来ない。でも、訪れる客層は良い。但馬まるごと感動市の2日間での売り上げに匹敵するだけの冊子等が販売できた。
 次回からはコウノトリ感謝祭も初心にもどって行なうのか、あるいは多くの方に知ってもらうということで、昨年のように市役所の駐車場で商店街の行事とセットで行なうとかの方がいいかもしれない。


視察研修07.03.17-18


キリンビール。
コウノトリ市民研究所の視察研修。
昨年は都合でいけなかったので2年ぶり。
近場県内で行なった。
参加者は、代表、副代表、事務局長、食料局長、主任研究員3名、招待として豊岡市コウノトリ文化館長。館長は、長年コウノトリの保護増殖に取り組んで来られた松島さんである。
1日目は、まず昼食として、三田市で有名な三田牛を食べさせる店でステーキを食べた。これは日ごろ食べているシカやイノシシの肉と比較検討するためである。立派な店であるが、肉の味はいまいち。都会の但馬牛の本当の味を知らない人達が接待やお祝い事などで使う店であったのだろうか。大きなつくりで能舞台などもあり雰囲気は良い店である。回転直後に行ったのだが、非常にたくさん客が入っており驚いた。味よりも雰囲気なのであろう。
午後、三田市の有馬富士公園、市の研修センターを見学後公園内の池を一周散策。

 有馬富士公園ゲストハウス。
午後は三田サミットホテルで今後の活動について打ち合わせ。
夜はホテル内の中華料理店でさまざまな食材の検討。こちらは安価で美味しかったです。
2日目は午前中三田市の県立人と自然の博物館を見学。そしてすぐ近くであるが神戸市北区のキリンビール工場へ。
工場内のビオトープでカワバタモロコを保護増殖している。そして県事業で NPO法人こども環境活動支援協会(LEAF)が行なう
「希少生物の保全に向けた環境学習の役割を考えるシンポジウム」に参画。上田代表が約20分ほど講演。企業も環境への取り組みに熱心。有意義であった。

シンポジウム会場で展示・冊子等販売

 上田代表講演
時間の都合で、キリンビールの試飲ができなかったのが残念。
いろいろと書いておきたいことはあるのだが、多忙のため簡略な報告でご容赦願いたい。


アカガエル調査07,03,11


アカガエル調査 07,03,11
参加者スタッフ入れて約20人

寒くて雪も降り、参加者は少なかったです。それでも子供7人と保護者スタッフで約20人の参加
アカガエルの卵は、文化館横の北斜面の水路ではたくさんありましたが、祥雲寺の田んぼでは既にオタマジャクシになっていました。
水の深い冬季湛水水田では、カモのためにか濁っていて、オタマジャクシを確認することは困難でした。
それでも水の浅いところでたくさんのオタマジャクシと少しだけ卵塊が確認できました。

ニホンアカガエル

調査結果をみんなで取りまとめ
は地元野菜とシカ肉のつくね。参加者の割にはたくさん作りすぎて、郷公園来館者にたくさん食べてもらいました。
美味しいと好評でした。

うどん入りでお昼ご飯になりました。


生き物調査体験「発見!発信!円山川下流域」07,03,04AM


カンムリカイツブリ
環境省が主催で豊岡氏が共催の標記事業に高橋主任研究員と岩本主任研究員が講師として参加した。
内容は、円山川下流域の戸島湿地、楽々浦を中心とした野鳥観察会。
参加者はスタッフ込みで約100名。

戸島湿地観察風景
戸島湿地は現在工事中で見た目は悲惨な状態。こんなところで鳥見をするのかという感じであったが、周辺部を含めて28種類が観察された。
私としてはミサゴ、夏羽のカンムリカイツブリ、が印象的であった。

 楽々浦六角堂での説明風景


田んぼの学校 食べる会、冬のビオトープ


田んぼの学校 食べる会、冬のビオトープ
曇り~雨 参加者約50名
最初に田んぼビオトープを少し見ました。

アカガエルの卵塊が確認できました。

みんなでそばうちをしました。




FMジャングルあゆみんの取材もありました。

そば団子も作りました。

あんこときなこです



天ぷらもしました。げそとかきあげ、カキ、そばのから揚げもしました。


みんなで食べました。

大変美味しかったです。
やはり食べる会は楽しいですね。


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