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コウノトリ自然観察会3月度(実施報告)

テーマ:コウノトリと北に帰る鳥
日時:2021年3月14日(日)13:00〜15:30
天気:晴れ
参加者:5名(3組)
案内人:高橋、渡辺

2月度は開催中止となり、2ヶ月ぶりの観察会となりました。早春の好天に恵まれ、5名の参加者の皆さんとコウノトリの繁殖巣塔を巡りました。祥雲寺→庄境→百合地→河谷→赤石→野上の6ヶ所。

駐車場を出たところで、祥雲寺ペアの今期の繁殖状況を、祥雲寺地区で活動中のコウノトリを遠望しながら説明しました。

三江小学校グランドにある庄境巣塔、あいにくコウノトリは留守でした。

百合地巣塔では抱卵が始まったようです。1羽が伏せていました。

河谷地区の水田にはオオハクチョウ1羽とコハクチョウ2羽の幼鳥が残っていて、渡去前のハクチョウの観察をしてもらいました。また、近くの水田でコチドリ5羽を初認しました。

赤石巣塔を観察。ここは豊岡盆地の繁殖巣塔の中で、もっとも早い抱卵に入っています。この後、野上の保護増殖センターでコウノトリ野生復帰への道のりをお話し、現地解散としました。


館内空調工事が終了しました

一ヶ月間にわたる空調設備更新工事が、昨日で完了致しました。新しい設備による快適な空調を稼働させ、皆様のお越しをお待ち致しております。工事期間中はご不便、ご迷惑をお掛け致しました。本日より全館通常の状態でご利用頂けます。


館内工事中のご利用案内

工事期間中、ブルーシートで養生された区域には立ち入ることはできません。バリケートで仕切られた利用エリア内でお過ごしください。エントランスホールの半分、展示コーナー、トイレ、多目的ホールが利用できます。工事に支障がない場合、授乳室と学習室の利用も可能になります。詳細はスタッフにお尋ねください。

工事中、北と南の非常口をお客様の臨時出入口に指定します。多目的ホールの観察デッキ側ガラス戸からの出入りも自由です。従来の表玄関からの出入りは出来ませんのでご注意下さい。

多目的ホール入口には新型コロナ追跡システムの記名台と、サーモグラフィーによる検温システムがあります。検温は自動で行います。前髪を上げて右を向いてご自身の体温をご確認下さい。37.5℃以上の方の入場はご遠慮下さい。

事務室の一部機能を、多目的ホールのカウンターに移動します。道路情報、観光案内、ご質問等、この窓口でお尋ねください。

また、ピンバッジ(税込500円)、クリアファイル(税込150円)、ペーパークラフト(4種、各税込100円)の販売もこの窓口で行っています。

環境協力金(任意100円目安)を募金して頂いたお客様には、オリジナルコウノトリ折り紙を差し上げます。窓口でお申し付けください。

お客様の入退場は、案内立看板に従ってお進みください。北非常口をメインの出入口にしています。館内案内板、傘立て、車いすの設置をしています。

2月20日ごろまで、長い工事期間の間、お客様にはご不便とご迷惑をお掛け致します。空調設備工事のため、期間中エアコンが止まります。多目的ホールには大型のストーブを入れますが、来館のお客様におかれましては、各自、防寒の準備をして頂いた上で館内のご利用をお願い致します。

期間中、工事車両の通行、物品の搬出搬入作業等が発生します。どうぞ、お気をつけ頂いて、コウノトリ文化館でお過ごしいただきますよう、お願い申し上げます。


1月度、2月度の定例観察会中止のお知らせ

以下の理由により、1月、2月に予定していた観察会をすべて中止致します。

▼1月度
 田んぼの学校1月度 1月17日(日)
 植物観察会1月度 1月24日(日)
▼2月度
 コウノトリ自然観察会2月度 2月14日(日)
 田んぼの学校2月度 2月21日(日)
 植物観察会2月度 2月28日(日)

開催中止の理由
(1)1月13日より2月20日頃まで続く館内工事により、集合場所が確保できない
(2)新型コロナウィルス感染予防のため
(3)今後の積雪状況で屋外活動が困難になるため

参加を楽しみにされていた皆様には大変申し訳ございません。事情ご理解の上、観察会の再開をお待ちください。
なお、館内工事期間中も施設の一部は利用頂けます。積雪時には、文化館周辺での雪遊びも楽しいですね。


コウノトリ自然観察会1月度(実施報告)

テーマ:コウノトリと郷公園内の鳥
日時:2021年1月10日(日)13:00〜14:45
天気:晴れ
参加者:3名(1組)
案内人:高橋、山下

一組の親子の参加で1月度のコウノトリ自然観察会を実施しました。学習室で冬の里で見られる野鳥の予習をしたしたあと、徒歩でコウノトリの郷公園を東公開エリアまで往復。氷点下に冷え込んだ後の積雪で、舗道はよく滑りました。

東ビオトープでは2羽の野外コウノトリを観察。足環から21番、111番と識別。真っ白な雪景色の中のコウノトリはひときわ美しく見えます。

ドーム型ケージの飼育個体を観察し、池のアオサギをスコープで観察してから引き返します。雪の上に残されたコウノトリの足跡の大きさもチェックしました。

ジョウビタキのオスが近くで愛想を振りまいてくれます。

今回のハイライトは、カワセミの採食シーンをじっくり観察できたこと。鎌谷川を上流に飛んだカワセミが、大きな獲物(たぶんオイカワ)を捕まえました。サクラバハンノキに止まり、枝に何度も魚を叩きつけて弱らせたあと、頭から飲み込んでいきました。その一部始終をスコープ越しに観察することができました。

カワセミを見ていると、近くにルリビタキの若オスが出てきました。可愛らしい姿を見ることができました。
雪晴れのよいコンディションの中、コウノトリの郷公園内で充実した自然観察会となりました。

【本日観察した野鳥】
ヒヨドリ、ハシブトガラス、セグロセキレイ、ハクセキレイ、コウノトリ、トビ、アオサギ、ツグミ、ホオジロ、ジョウビタキ、モズ、カワセミ、ルリビタキ、カワラヒワ

 


植物観察会1月度は開催中止します

1月24日(日)に予定していました植物観察会1月度は、新型コロナ感染防止と積雪予測の理由により、開催を中止致します。


植物観察会12月度(実施報告)

 

テーマ:冬の植物~冬芽の観察~
日時:2020年12月27日(日)13:00〜15:00
天気:曇り
参加者:6名
スタッフ:菅村・村田・西垣

2020年最後のイベントは植物観察会でした。
たくさんの雪が残っていたので前日に集めておいた冬芽の観察を室内で行いました。長靴で完全防備の参加者も居られたので最後に館の周りを一回りしました。


アジサイの枝で、頂芽、側芽、葉痕、維管束痕、裸芽、鱗芽、髄などの観察に必要な言葉を学習しました。
次に特徴的なアジサイ、クロモジ、ヤマボウシを観察しました。少し慣れたところで、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラの桜4種を見分けました。お配りした図鑑には、ソメイヨシノが載っていなくて、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、エドヒガンが載っています。ヤマザクラの芽鱗の先がほとんど離れていなくて苦労されていました。

観察した冬芽
アジサイ、クロモジ、ヤマボウシ、ガマズミ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、コナラ、アベマキ、クリ、コブシ、サクラバハンノキ、エノキ、エゾエノキ、イロハモミジ、ノムラカエデ、イヌシデ、キリ、メギ

参加者
スタッフ3名、お客様6名

 


植物観察会11月度(実施報告)

 

テーマ:秋の植物~身近なシダ植物~
日時:2020年11月22(日)13:00〜15:00
天気:曇り
参加者:7名
スタッフ:菅村、稲葉

植物観察会
シダの観察会をしました。

まずは、学習室でシダに関わる用語のお勉強です。鱗片、羽片、小羽片、包膜、胞子嚢群、・・・・・。


外に出て、かやぶき屋根の前で、3~4回羽状に切れ込むシダの観察をしました。イワヒメワラビとワラビです。3~4回の意味、葉柄、胞子嚢の様子、毛の生え方など用語の意味を復習しました。


コウノトリの巣台の後ろでは、最下羽片の下向き第一小羽片の違いを見ました。いわれる「ハの字」と呼ばれる部分です。ここではトウゴクシダとヤマイタチシダを比べました。


遊歩道に入って、シシガシラとコバノイシカグマを加えて、ここまでに見た6種類を何度も観察しました。


東屋の横のガマズミの多い植栽コーナーに移動しました。ここの山際がシダの最も多い場所です。ホシダ、タチシノブ、カニクサ、オクマワラビ、ゲジゲジシダ、イノデ、ヤブソテツなどを観察しました。


植栽コーナーを抜けた平地と斜面でようやくベニシダが見つかりました。これで「ハの字」の大中小がそろいました。平地にはクラマゴケもありました。
帰ってから学習室で復習をしました。

今日、観察したシダ
イワヒメワラビ、ワラビ、コバノイシカグマ、ゼンマイ、ヤマイタチシダ、トウゴクシダ、ベニシダ、シシガシラ、ホラシノブ、タチシノブ、ヤワラシダ、カニクサ、ホシダ、イノデ、ヤブソテツ、オクマワラビ、ゲジゲジシダ、クラマゴケ、ウラジロ、イノモトソウ、オオバノイノモトソウ

スタッフ2名で7名のお客さまをご案内しました。

 


空調設備更新工事に伴う館内利用制限について

以下の日程で、豊岡市立コウノトリ文化館の空調設備更新工事を行います。工事期間中、一般来館者は上記平面図に示された青いエリアのみの利用に制限されます。ご迷惑、ご不便をお掛け致します。

利用制限期間 2021年1月13日(水)~2月20日(土)
利用可能エリア A1:展示コーナーA2:男性トイレ・女性トイレ(多目的トイレ含む)A3:多目的ホールおよびA1~A3を結ぶ動線
臨時出入口 E1:女性トイレ横の非常口E2:シアタールーム横の非常口E3:観察デッキのガラス戸

注1:展示品の一部は多目的ホールに移設して見学可能です
注2:シアタールームのビデオコンテンツをホールで上映します
注3:バリケードで仕切られた工事エリア内の立入りは出来ません
注4:工事中は騒音や粉塵などでご迷惑がかかる可能性があります
注5:屋外敷地内の工事車両の通行にご注意下さい

本件に関するお問い合わせは、以下にお願い致します。
豊岡市立コウノトリ文化館
電 話:0796-23-7750
FAX:0796-23-8005
メール:info@kounotoribunkakan.com


ホワイトストークコンサート2020

日 時:2020年12月20日(日)17:30〜19:15
参加者:50名+演奏者+文化館スタッフ
出演グループ(演奏順):
 近大附属豊岡高校筝曲部
 但馬ブルーグラス会
 ザ・ストロベリー・フィールズ

年末恒例のクリスマスコンサート、昨年はホールのキャパ目一杯の120名の観客の皆様と楽しんだステージ。今年はコロナ感染症予防対策として、半分の人数で行うことで計画しました。参加は先着50名限定とし、事前に入場整理券をお渡ししました。マスク着用、大声禁止、ステージ替え時の扉開放換気など、感染予防策をとっての開催でした。

今年はコロナ禍で多くのイベントが中止となりましたが、最後のこのコンサートはなんとか開催ができて良かったです。3組の地元ミュージシャンのステージ、琴、ブルーグラス、ビートルズと、バラエティに富んだ音楽を皆さんと一緒に楽しむことができました。

最初のステージは近大附属豊岡高校筝曲部7名の生徒による、琴のアンサンブル演奏。春と秋に行う高校生によるお茶会「鶴見茶屋」の時に、中学部の琴部の皆さんに演奏に来てもらっていましたが、今年はその行事も中止となりました。今回は高校生の琴演奏を披露してもらいました。どの曲も素晴らしいアンサンブルで、私たち日本人の心に染み入る音色を楽しませてもらいました。

1.「波の戯れ」
2.「夜空ノムコウ」
3.「JUPITER」
4.「クリスマスメドレー」
5.「明日があるさ」

コウノトリ文化館の稲葉副館長の所属する但馬ブルーグラス会。今年も5人のメンバーの楽しい演奏を聞かせてもらいました。このステージが始まる前、会場の皆さんにエッグシェイカーを2個ずつお配りしました。大声禁止のルールを設定した代わりに、皆さんにこれでグルーブしてもらおうという作戦です。ノリのいい曲では、会場全体からシャカシャカとリズムが鳴り、ステージ演奏と一体となって音楽を楽しむことができました。

1.「What a friend we have in Jesus」 (讃美歌312番「いつくしみ深き」)
2.「My Grandfathers Clock」 (おじいさんの古時計)
3.「Blue Ridge Cabin in Home」 (ブルーグラスの定番曲)
4.「モスラ」 (古関裕而 作曲)
5.「When You Kneel At Mothers Grave」 (母のお墓)
6.「Take me home Country roads」 (ふるさとに帰りたい)

今年のトリもやっぱりザ・ストロベリー・フィールズ。リーダーの「老後の楽しみでやってます」のMCで和んだあと、緩急織り交ぜた選曲で会場を盛り上げてくれました。ここでもエッグシェイカーの会場パーカッションがステージと一体化して、ビートルズのお馴染みのナンバーを楽しみました。
“While my guitar gently weeps”はジョージの渾身の名曲です。この演奏会では初披露。(元コウノトリの郷公園総務課長の)飯田さんの泣きのリードギターが素晴らしかったです。
最後はお決まり、ジョンの”Happy Xmas”。鈴やエッグシェイカーの会場の音と一体となってステージを終えました。

1.「きよしこの夜」~ISaw Her Standing There
2.「All My Loving
3.「Norwegian Wood
4.「Ticket To Ride
5.In My Life
6.「Lady Madonna
7.「Let It Be
8.While My Guitar Gently Weeps
9.Happy Xmas」War is over)

来年のステージは、いつも通りの、会場一杯の皆さんと一緒に楽しむことができればと、心より願うばかりです。参加ミュージシャンの皆様、ご参加いただいた会場の皆様、ありがとうございました。人数制限で来られなかった方々には申し訳ございませんでした。


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