上田 尚志 一覧

ニュースレター <2006-9月号>

今月は、コウノトリの放鳥が行われます。9月23日、円山川河川堤防(大磯)です。この日は記念フォーラムもあります。
☆トピック
●メダカは健在         
メダカを採りに行くというと、「え!絶滅危惧種なのに、採って良いの?」という反応がかなり高い確率で返ってくる。それも高校生。環境教育?が行き届いてきたのか・・。
久しぶりに六方田んぼの水路のメダカを調査しました。4ヶ所しか見ませんでしたがほぼ、様子がわかりました。メダカは健在でした。コンクリート水路でも常時水がたまり、水草があれば、メダカは繁殖するし、川とつながっていればナマズやフナも産卵に利用します。もう少し水路が広く条件がよければたくさんの魚の繁殖場所として機能するように思えます。しかし、現状では多くの水路は迷路のようなところを通らないと川とアクセスできない問題点もあるようです。      
 
●退避水路の生き物調査
8月25日、祥雲寺の田んぼや水路で生き物調査をしました。急に予定が入ったのと、当日が平日だったこともあり、正式な行事にはしませんでした。みなさんに案内できなくて、申し訳ありませんでした。
退避水路の生き物を久しぶりに見ました。大物はいませんでしたが、小さな魚や水生昆虫の生息場所にはなっているようです。
魚類ではタモロコの稚魚が多く、こういう環境で生活していくのだということがよくわかります。フナも稚魚が見られましたが、コブナの群れという状況には届きません。水草の多い水路ではマルガタゲンゴロウ、クロゲンゴロウ、コシマゲンゴロウが普通に見られ、各種のヤゴ類が育っていました。またタイコウチがたくさん見られました。ドジョウも多くはありませんがいました。
用水路は水が少なく大型の魚類は見られませんでしたが、タモロコ、ドジョウ、フナ、タイリクバラタナゴがみられました。ここでもタモロコが最も多く、田んぼや水路を行き来して生活していることがわかります。
●クマゼミがふえている?
連日35度を越える暑い日が続きました。いろいろな生き物の分布が変わってもおかしくないように思えます。
ところで、この夏、今まで聞いたことがなかったいくつかの場所でクマゼミの声を聞きました。今までから豊岡盆地にはいたのですが、比較的場所は限られていたのです。都市の公園ではクマゼミが鈴なりだと言います。みなさんの地域ではどうでしたか?
          
☆市民研9月の行事案内
田んぼの学校・9月 
あぜ道の生きものーバッタ・イナゴ
日時:9月10日(日) 
9:30~コウノピア集合
田んぼの学校も二学期。稲刈りが始まった田んぼのあぜ道でイナゴやバッタ探しをします。イナゴは貴重なタンパク質源で、てんぷらにして食べたり、佃煮にする地方もあります。
バッタは環境のバロメーター。子どもたちはもちろん、これからバッタで環境調査をしてみたいという人、バッタの名前を簡単に覚えることができますよ。
二学期の最初の鍋の食材は何になるか、お楽しみに。
放課後、川で展示用の魚採りをします。こちらも参加してください。
FMジャングルの取材とTBS(TV番組)が入るかもしれません。たくさんの元気な子どもたちの参加を待ってます。
☆2006年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
田んぼの学校 
コウノトリ市民研究所が主催して実施している公開行事です。研究員以外の方も参加できます。当日参加も可能です。
第2日曜日 コウノピア9時半集合
 毎月第2日曜日「田んぼの学校」を実施します。
 田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
 お昼は鍋をします。食べて解散。コウノピアに9時半集合。児童は参加費一人100円。イベント保険の関係上、登録必要。
◎年間スケジュール・予定
4月 9日 春の棚田の生きもの、春の草を食べる 
5月14日 田んぼでオタマジャクシや水生昆虫
6月11日 田んぼでトンボやカエル、メダカ 
7月 9日 小川で魚とり
8月13日 休み
(夏休みは市民研特別企画があります)
9月10日 あぜ道の生きもの、イナゴやバッタ
10月 8日 秋の田んぼでアカトンボ
11月12日 里山で落ち葉集め、薪作り
12月10日 木の実や蔓や木切れで工作
 1月14日 里山で野鳥観察、雪遊び
 2月11日 冬の田んぼ、雪遊び、ソバ打ち
 3月11日 田んぼでアカガエル
*田んぼの学校は雨天でも中止はありません。
豊岡盆地の生き物調査 
タンポポ調査 4月23日(日)終了
ホタル調査  5月~6月   終了
ビオトープの生き物調査 
豊岡盆地の野鳥調査 他
随時連絡します。
夏休み特別企画 終了
夏休み期間中に3回の行事を予定しています。
7月30日:里山の昆虫採集
8月9日:小川の魚類調査
8月20日:メダカ調査
☆情報局からのお知らせ
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
●「テーマ別フォトコラム」
2006/8/6日 ギンヤンマ
2006/8/27日 正面から(コウノトリ)
●「活動記録」
2006/8/20日 メダカ調査
●「ながぐつ観察記」
<毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
2006/8/13日掲載 ツキノワグマ
2006/8/27日掲載 ギンヤンマ
●「ご案内」
☆事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたいと言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
 金融機関名:但馬信用金庫 本店
 口座番号:普通口座 0666057
 口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。http://kounotori.org/このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照してください。
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願い
ます。行事での事故等について市民研究所では責任がも
てません。すべて参加者の自己責任でお願いします。
************************
コウノトリ市民研究所は特定非営利活動法人(NPO法人)です。月例行事には、誰でもいつでも自由に参加できます。研究員として継続的な活動を希望される方は、以下の年会費を頂いております。
研究員
(家族単位):1000円 (学生個人):500円
主任研究員(総会議決権を持つ社員)
1000円(ただし入会金10,000円)
お問い合わせは、コウノトリ市民研究所事務局までお願い致します。 E-mail:info@kounotori.org
コウノトリ文化館まで連絡いただいても結構です。
〒668-0814 兵庫県豊岡市祥雲寺128番地   コウノトリ文化館(コウノピア)
         TEL:0796-23-7750
         FAX:0796-23-8005
************************


ニュースレター2006年8月号

田んぼの学校は夏休みです。夏休みにも特別企画を行っています。少人数で充実した活動ができると思いますので、ぜひご参加ください。7月30日の昆虫採集では、例年より虫が少ないながら、オニヤンマやミヤマクワガタが見つかりました。8月6日の魚類調査ではタイリクバラタナゴやイチモンジタナゴ、メダカなどを確認しました。
☆トピックス
円山川自然再生技術部会
7月26日、円山川自然再生の技術部会が開催されました。円山川では今、治水対策事業(激特事業)として、下流域を中心に浚渫や河川敷の掘削が行われています。それと平行して、自然再生計画に沿った事業も行われています。自然再生事業は国の管理区間だけでなく、鎌谷川、六方川などの県管理区間を含めた計画です。同じ場所で行うわけですから、2つの事業は一体的におこなわれることになります。治水にも環境にもプラスになる部分、どちらかが妥協せざるを得ない部分などがでてきます。
掘削した河川敷には湿地が形成されるような配慮、遊水地が湿地機能をもつような配慮、魚類の産卵場所の確保など工夫できる部分もあります。
しかし、山と川と海のつながり、田んぼと小川と本流のネットワーク、地域全体をみた土地利用計画など、河川の外のことについては、この委員会の範囲外という限界が出てきます。今後、円山川流域委員会などでは一定の議論はできると思います。(主任研究員 上田尚志)
☆市民研8月の行事案内
<夏休み特別企画>
夏休みは「田んぼの学校」は休みです。そのかわり特別行事を実施します。小学校低学年の子どもたちは少し危険かもしれません。保護者同伴でお願いします。
いずれも<9:30コウノピア集合>で、12時30分ごろまでです。鍋はありません。
●その1 
里山で昆虫採集 7月30日(日) 終了
今まで未発見の物が見つかれば標本にして文化館に展示します。郷公園内の採集物は持ち帰り禁止です。
●その2 
川の魚類調査 8月6日(日) 終了
六方川で恒例の魚類調査を実施します。文化館に展示している魚類の一部を入れ替えます。
●その3 
メダカ調査 8月20日(日)
久しぶりに田んぼの排水路のメダカを調査します。郷公園の外で実施しますから、メダカのほしい人、持ち帰り可です。(調査地域は未定です)
☆2006年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
田んぼの学校 
コウノトリ市民研究所が主催して実施している公開行事です。研究員以外の方も参加できます。当日参加も可能です。
第2日曜日 コウノピア9時半集合
 毎月第2日曜日「田んぼの学校」を実施します。
 田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
 お昼は鍋をします。食べて解散。コウノピアに9時半集合。児童は参加費一人100円。イベント保険の関係上、登録必要。
◎年間スケジュール・予定
4月 9日 春の棚田の生きもの、春の草を食べる 
5月14日 田んぼでオタマジャクシや水生昆虫
6月11日 田んぼでトンボやカエル、メダカ 
7月 9日 小川で魚とり
8月13日 休み
(夏休みは市民研特別企画があります)
9月10日 あぜ道の生きもの、イナゴやバッタ
10月 8日 秋の田んぼでアカトンボ
11月12日 里山で落ち葉集め、薪作り
12月10日 木の実や蔓や木切れで工作
 1月14日 里山で野鳥観察、雪遊び
 2月11日 冬の田んぼ、雪遊び、ソバ打ち
 3月11日 田んぼでアカガエル
*田んぼの学校は雨天でも中止はありません。
豊岡盆地の生き物調査 
タンポポ調査 4月23日(日)
ホタル調査  5月~6月
ビオトープの生き物調査 
豊岡盆地の野鳥調査 他
随時連絡します。
夏休み特別企画 
夏休み期間中に3回の行事を予定しています。
7月30日:里山の昆虫採集
8月9日:小川の魚類調査
8月20日:メダカ調査
*市民研8月の行事案内参照
☆情報局からのお知らせ
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
●「テーマ別フォトコラム」
2006/7/17日 コウノトリのヒナ
●「活動記録」
2006/7/9日 田んぼの学校
●「ながぐつ観察記」
<毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
2006/7/9日掲載 オオコオイムシ
2006/7/29日掲載 ミゾコウジュ
●「ご案内」
☆事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたいと言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
 金融機関名:但馬信用金庫 本店
 口座番号:普通口座 0666057
 口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。http://kounotori.org/このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照してください。
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願います。行事での事故等について市民研究所では責任がもてません。すべて参加者の自己責任でお願いします。
*************************
コウノトリ市民研究所は特定非営利活動法人(NPO法人)です。月例行事には、誰でもいつでも自由に参加できます。研究員として継続的な活動を希望される方は、以下の年会費を頂いております。
研究員
(家族単位):1000円 (学生個人):500円
主任研究員(総会議決権を持つ社員)
1000円(ただし入会金10,000円)
お問い合わせは、コウノトリ市民研究所事務局までお願い致します。 E-mail:info@kounotori.org
コウノトリ文化館まで連絡いただいても結構です。
〒668-0814 兵庫県豊岡市祥雲寺128番地   コウノトリ文化館(コウノピア)
         TEL:0796-23-7750
         FAX:0796-23-8005
*************************
(郵送版では、活動記録なども掲載していますが、ブログの内容と同じであるため、ここでは省略しています。)


田んぼの学校 7月

参加者 約100名
田んぼの学校・7月は小川の生き物調査。川で人数を数えたら90人以上だったから、鍋グループを入れるとちょうど100人ぐらい。今回もたくさん参加していただき、鍋(アジのつくね)を準備した甲斐がありました。鍋スタッフのみなさんご苦労様でした。

田んぼと小川はつながっていて、生き物はそこを行ったり来たりしています。田んぼを産卵場所に利用する魚が多いようです。カエルは陸伝いに、ゲンゴロウ類は空を飛んでやってきます。
田んぼの周辺に自然の豊かな小川がないと、いくら魚道を付けても、魚はあがりません。今回調査した場所は、小さなワンドや淵(深い場所)、泥の底や石の底、いろいろな環境が見られる場所です。



流れの速い場所は瀬になっていてここにはカワムツが見られます。かなり大きな個体もいます。石の多いところにはヨシノボリ類、ナマズもいるはずですが、今回は見つかりませんでした。魚は手網では簡単には採らせてくれません。何回かやっていると、だんだんうまくなります。今回は今までより上流で調査したので、中流域の魚が見られました。
<記録された生き物>
カワムツ、オイカワ、タモロコ、メダカ、カマツカ、ヨシノボリ類、ドジョウ、シマドジョウ、タイコウチ、モクズガニ、ミナミヌマエビ、カゲロウ類の幼虫


ニュースレター2006年7月号

 春の天候不順で、生き物の出現が少し遅れています。ホタルにも影響が現れているようです。今年も、市街地のホタル調査を実施しました。
 6月17日は豊岡高校から妙楽寺にかけての蓼川用水路。いつもゲンジボタルがいるところです。門を出てすぐ、百年館という建物のすぐ横のコンクリート水路に、ヘイケボタルが1匹見つかりました。これは今までで最も下流側にいた記録です。やがてグランドの奥、豊岡聾学校との境界付近で、ゲンジボタルを確認。さらに線路までの水路を調査しましたが、いません。線路を越えるといました。しかし個体数は激減です。天候不順であった影響が大きいと思われますが、水路の工事の影響も考えられます。
 6月20日は市役所からスタートし新川水路と亀山水路です。ここでもスタート直後に発見。ゲンジボタルです。大開通りからさほど離れていない場所の水路のンクリート壁で、ひっそりと生活していました。ここから豊岡総合高校まで、ヘイケボタルが少ないながら見つかりました。亀山水路でも、個体数は少ないながら、生息は確認できました。過去にも亀山水路でゲンジボタルガ見つかったことがありましたが、このときは、誰かが逃がしたものである可能性が大きいと判断していました。しかし、今回は発見場所の状況などから、ここにいた可能性もあると考えています。
 
☆トピックス
●コウノトリ自然博物館(仮称)
6月25日午後、コウノトリ文化館においてコウノトリ自然博物館構想検討委員会が開催されました。委員長は中瀬 勲・人と自然の博物館副館長です。1年間かけて検討されます。もともと、文化館と前後して建設される予定のものが、震災などで中断されていたものです。文化館の近く(当初の予定は)にもう一つ建物ができると、活動の質が、また変わってくるかも知れません。
●コウノトリのヒナ、順調に成長
屋外の放鳥拠点のコウノトリの雛が2羽順調に大きくなっています。ときどき「巣立ち」していないのに巣から降りて、周りをはらはらさせているようです。今までは巣の高さがありましたから、こういうことはあまりなかったそうです。雛が巣から出ると、親鳥はあまり餌をやらなくなるらしいので心配です。でも今日は自分で巣に帰っていました。
☆市民研7月の行事案内
●田んぼの学校・小川の生きもの
日時:7月9日(日) 
9:30~コウノピア集合
 暑くなってきました。今回は田んぼを離れてコウノトリの郷公園の前の小川で生物調査を実施します。生きものにとっては田んぼや小川のネットワークが大切なので、生物調査では、田んぼや小川、里山はセットで見ていくと、よくわかります。
 川に入りますから裸足では危険です。サンダルか古い運動靴で来てください。 いつもどおり、鍋も実施します。雨天決行です。豪雨は?です。
●夏休み特別企画
 夏休みは「田んぼの学校」は休みです。そのかわり特別行事を実施します。小学校低学年の子どもたちは少し危険かもしれません。保護者同伴でお願いします。
いずれも<9:30コウノピア集合>で、12時30分ごろまでです。鍋はありません。
○その1 
里山で昆虫・植物採集 7月30日(日)
今まで未発見の物が見つかれば標本にして文化館に展示します。郷公園内の採集物は持ち帰り禁止です。
○その2 
川の魚類調査 8月6日(日)
六方川で恒例の魚類調査を実施します。文化館に展示している魚類の一部を入れ替えます。
○その3 
メダカ調査 8月20日(日)
久しぶりに田んぼの排水路のメダカを調査します。郷公園の外で実施しますから、メダカのほしい人、持ち帰り可です。(調査地域は未定です)
 
☆2006年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
田んぼの学校 
コウノトリ市民研究所が主催して実施している公開行事です。研究員以外の方も参加できます。当日参加も可能です。
第2日曜日 コウノピア9時半集合
 毎月第2日曜日「田んぼの学校」を実施します。
 田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
 お昼は鍋をします。食べて解散。コウノピアに9時半集合。児童は参加費一人100円。イベント保険の関係上、登録必要。
◎年間スケジュール・予定
4月 9日 春の棚田の生きもの、春の草を食べる 
5月14日 田んぼでオタマジャクシや水生昆虫
6月11日 田んぼでトンボやカエル、メダカ 
7月 9日 小川で魚とり
8月13日 休み
(夏休みは市民研特別企画があります)
9月10日 あぜ道の生きもの、イナゴやバッタ
10月 8日 秋の田んぼでアカトンボ
11月12日 里山で落ち葉集め、薪作り
12月10日 木の実や蔓や木切れで工作
 1月14日 里山で野鳥観察、雪遊び
 2月11日 冬の田んぼ、雪遊び、ソバ打ち
 3月11日 田んぼでアカガエル
*田んぼの学校は雨天でも中止はありません。
豊岡盆地の生き物調査 
タンポポ調査 4月23日(日)
ホタル調査  5月~6月
ビオトープの生き物調査 
豊岡盆地の野鳥調査 他
随時連絡します。
夏休み特別企画 
夏休み期間中に3回の行事を予定しています。
7月30日:里山の昆虫・植物採集
8月9日:小川の魚類調査
8月20日:メダカ調査
☆情報局からのお知らせ
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
●「テーマ別フォトコラム」
2006/6/11日 J290
●「活動記録」
2006/6/11日 田んぼの学校
2006/6/25日 臨時田んぼの学校
(国土交通省関係で大阪から)
●「ながぐつ観察記」
<毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
2006/6/19日掲載 アリスイ
2006/6/25日掲載 タマキクラゲ
●「ご案内」
2006/6/12日 田んぼの学校写真展
☆事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたいと言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
 金融機関名:但馬信用金庫 本店
 口座番号:普通口座 0666057
 口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。http://kounotori.org/このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照してください。
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願います。行事での事故等について市民研究所では責任がもてません。すべて参加者の自己責任でお願いします。
***
コウノトリ市民研究所は特定非営利活動法人(NPO法人)です。月例行事には、誰でもいつでも自由に参加できます。研究員として継続的な活動を希望される方は、以下の年会費を頂いております。
研究員(家族単位):1000円 (学生個人):500円
主任研究員(総会議決権を持つ社員)1000円(ただし入会金10,000円)
お問い合わせは、コウノトリ市民研究所事務局までお願い致します。 E-mail:info@kounotori.org
コウノトリ文化館まで連絡いただいても結構です。
〒668-0814 兵庫県豊岡市祥雲寺128番地   コウノトリ文化館(コウノピア)
         TEL:0796-23-7750
         FAX:0796-23-8005
***


田んぼの学校・写真展


2002年から始まった田んぼの学校は5年目に入りました。相変わらず子どもたちの元気な声でにぎわっています。2005年度の田んぼの学校の写真を中心に、コウノトリ文化館に展示しました。


田んぼの学校 活動記録 6月11日

参加者120人
梅雨に入り雨が心配でしたが、かなり暑くなりました。6月の田んぼの学校は、カエルとトンボ。ビオトープではモートンイトトンボが飛びはじめました。

今回もたくさんの参加者があり充実した調査ができました。

生き物が集まり始めました。水生昆虫類は少し個体数が少ないようです。

イシガメが2匹。ドジョウやメダカは普通に見られました。

モリアオガエルの卵塊は5月にもありましたが、今回はたくさん見られました。成体もシュレーゲルアオガエルとともに見られ、2種を比較することができました。

<観察された生き物>
ニホンアカガエルの上陸は前回に続き見られたが、今年はだらだらと続いている。産卵期が2月から3月まで、例年以上に幅があったのだろうか。コオイムシは少なかったが卵塊を背負っていた。ゲンゴロウ類の幼虫が見られた。ヤゴはシオカラトンボが大部分。
両生類:モリアオガエル成体(1)卵塊、シュレーゲルアオガエル、トノサマガエル、アマガエル、ニホンアカガエル、イモリ
爬虫類:カナヘビ、イシガメ(2)
魚類:メダカ、ドジョウ
昆虫類:クロゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、オオコオイムシ、タイコウチ、コミズムシ、ヒメガムシ、アメンボ、ヤゴ(シオカラトンボ、イトトンボ型)
陸生昆虫:モートンイトトンボ、オオイトトンボ、キイトトンボ、ヤマサナエ、シオカラトンボ、シオヤトンボ、ショウジョウトンボ、ヤマサナエ、テングチョウ、トラフシジミ
その他:スジブトハシリグモ、ミナミヌマエビ


ニュースレター2006年6月号

コウノトリ市民研究所 
ニュースレター <2006-6月号> 
  
★トピックス
●環境保全功労者知事表彰
地球と共生・兵庫の集いにおいて、コウノトリ市民研究所が環境保全功労者知事表彰団体の部で、5年以上活動し特に優れた功績があった団体に選ばれました。6月5日月曜日に表彰式が神戸であります。稲葉主任研究員(事務局長)が参加します。
●戸島湿地公園・第1回委員会
新聞でも報道されましたが、戸島湿地公園基本構想・計画策定委
員会が30日に開かれました。コウノトリ市民研究所から菅村主
任研究員(副代表)が委員として出ています。委員長は人と自然
の博物館の三橋弘宗さんです。コウノトリの郷公園の大迫さんも
メンバーです。地元委員を入れて15名の委員会ですが、市民研
としてもいろいろな提言をしたいと思います。
戸島湿地は楽々浦の手前の湿田です。ここは、水鳥がたくさん集まる場所で、ハチゴロウもよく利用していました。今回周辺が圃場整備でかさ上げされるにあたり、一部を湿地として残すことになりました。周辺部を含めて、貴重な自然がたくさん残されています。
★市民研6月の行事案内
●田んぼの学校・田んぼの生きもの
日時:6月11日(日) 9:30~コウノピア集合
アカガエルのオタマジャクシは上陸し、小さなカエルになりつつあります。トノサマガエルやシュレーゲルアオガエルのオタマジャクシと交代です。ゲンゴロウ類も産卵期を迎えます。トンボもにぎやかになってきました。アカトンボのヤゴも育ち始めています。いつもどおり鍋も予定しています。
●生きもの調査・市街地のホタル
日時:6月17(土) 8:00 豊岡高校前集合
 6月20(火) 8:00 市役所前集合
市街地のホタル調査を実施します。市街地の用水路という環境に住むホタルの生態を観察します。昨年はたくさんのヘイケボタルを観察しました。今年はどうでしょうか。ゲンジボタルの数も調べます。
●臨時・田んぼの学校 
6月18日(日) 豊岡市内の小学校・学P
6月25日(日) 国土交通省環境月間イベント(大阪のグループ)
二つの団体が臨時田んぼの学校をします。スタッフとして参加し
ていただける方ありましたら、連絡してください。鍋は実施しま
せん。
★2006年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
●田んぼの学校 
コウノトリ市民研究所が主催して実施している公開行事です。研究員以外の方も参加できます。当日参加も可能です。
毎月第2日曜日 コウノピア9時半集合
田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。お昼は鍋をします。食べて解散。コウノピアに9時半集合。児童は参加費一人100円。イベント保険の関係上、登録必要。
◎年間スケジュール・予定
4月 9日 春の棚田の生きもの、春の草を食べる 
5月14日 田んぼでオタマジャクシや水生昆虫
6月11日 田んぼでトンボやカエル、メダカ 
7月 9日 小川で魚とり
8月13日 休み
(夏休みは市民研特別企画があります)
9月10日 あぜ道の生きもの、イナゴやバッタ
10月 8日 秋の田んぼでアカトンボ
11月12日 里山で落ち葉集め、薪作り
12月10日 木の実や蔓や木切れで工作
 1月14日 里山で野鳥観察、雪遊び
 2月11日 冬の田んぼ、雪遊び、ソバ打ち
 3月11日 田んぼでアカガエル
*田んぼの学校は雨天でも中止はありません。
●豊岡盆地の生き物調査
タンポポ調査 4月23日(日)
ホタル調査  5月~6月
ビオトープの生き物調査 
豊岡盆地の野鳥調査 他
随時連絡します。
●夏休み特別企画・予定
夏休み期間中に3回の行事を予定しています。詳しい内容はニュースレター7月号で案内します。
7月下旬:里山の昆虫・植物採集
8月中旬:小川の魚類調査
8月下旬:メダカ調査(未定)
★情報局からのお知らせ
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
●「テーマ別フォトコラム」2006/5/27日コウノトリの雛
●「活動記録」田んぼの学校
●「ながぐつ観察記」キビシロタンポポ/トノサマガエル
<毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
2006/5/15日掲載 キビシロタンポポ
2006/5/28日掲載 トノサマガエル
★事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたいと言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
 金融機関名:但馬信用金庫 本店
 口座番号:普通口座 0666057
 口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。http://kounotori.org/このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照してください。
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願い
ます。行事での事故等について市民研究所では責任がも
てません。すべて参加者の自己責任でお願いします。


田んぼの学校 5月

5月14日(日)晴れ
参加者130名(関係者を含めると約150名)
雨の予想の中、天気も持ち直し、田んぼの学校日和。今回もいろいろな行事が重なった中で、100名を越える参加者があり、大鍋を作った甲斐がありました。すでに4月から活動を始めていましたが、今回、市民研の総会にあわせて、開校式を実施しました。昨年の田んぼの学校を写真で振り返りながら活動を紹介しました。

それぞれ、道具をもってビオトープに出発。

みんな慣れたもので、すぐに調査が始まった。

この時期はまだ植物が少なく、泥の感触がじかに伝わってくる。越冬していたメダカが、水温の上昇と共に、群れで泳いでいる。シュレーゲルアオガエルの鳴き声が聞こえる。白い卵塊がいくつか見つかった。成体も現れた。マムシがいたら怖いと、草むらをスタッフが事前チェック。マムシはいなかったがジムグリというきれいなヘビが見つかった。さっそくみんなで触って人気ものに。

トンボの羽化が始まった。ゲンゴロウ類ではあいかわらずクロゲンゴロウが多い。見つかった生物は約30種。

メダカ、ドジョウ、ジムグリ、イシガメ、カナヘビ、トノサマガエル(成体・卵塊)、シュレーゲルアオガエル(成体・卵塊)、アマガエル、ニホンアカガエル(成体・オタマジャクシ)、イモリ、タイコウチ、オオコオイムシ(卵塊付)、クロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、ヒメガムシ、アメンボ、カワトンボ、シオヤトンボ、アジアイトトンボ、ヤマサナエ、ヤゴ類(シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、オニヤンマ、イトトンボ類)、カゲロウ類、ミズムシ、ミナミヌマエビ、ヒル類、スジブトハシリグモ
今回の食材はナヌカザメ(左)とネコザメ(右)。いろいろなものが食べられる。


ニュースレター <2006-5月号> 

コウノトリ市民研究所 
ニュースレター <2006-5月号>   2006.5.1
☆トピック
●生き物地図・「豊岡盆地の植物」完成 
豊岡盆地に生育する絶滅危惧植物や特徴的な植物が写真とともに説明されています。ポスター形式で、掲示することもできます。「豊岡盆地の野鳥」もまだ残部があります。
☆市民研5月の行事案内
●NPO法人コウノトリ市民研究所・平成18年度総会 
日時:5月14日(日) 14:00~コウノピア
主任研究員はできる限り参加してください。研究員の方はオブザーバー参加できます。
●田んぼの学校・田んぼのいきもの 
 日時:5月14日(日) 9:30~コウノピア集合
今年度の田んぼの学校の本格的なスタートです。今回も田んぼの生き物調査を実施します。田んぼではあいかわらずシュレーゲルアオガエルが鳴いています。成体にも出会えると思います。アカガエルのオタマジャクシも大きくなっています。4月の調査ではイモリが多いのが目立ちました。ビオトープは毎年少しずつ姿を変えています。今年も田んぼの学校では鍋があります。今回の食材はサ○です。
☆2006年度・コウノトリ市民研究所の年間行事予定
●田んぼの学校 
第2日曜日 コウノトリ文化館
9:30集合 12:00ごろ解散
 毎月第2日曜日「田んぼの学校」を実施します。
 田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
 お昼は鍋をします。食べて解散。
児童は参加費一人100円。
 参加できる時だけでも可。当日参加可。
◎「田んぼの学校」年間スケジュール・予定
4月 9日 春の棚田の生きもの、春の草を食べる 
5月14日 田んぼでオタマジャクシや水生昆虫
6月11日 田んぼでトンボやカエル、メダカ 
7月 9日 小川で魚とり
8月13日 休み
(夏休みは市民研特別企画があります)
9月10日 あぜ道の生きもの、イナゴやバッタ
10月 8日 秋の田んぼでアカトンボ
11月12日 里山で落ち葉集め、薪作り
12月10日 木の実や蔓や木切れで工作
 1月14日 里山で野鳥観察、雪遊び
 2月11日 冬の田んぼ、雪遊び、ソバ打ち
 3月11日 田んぼでアカガエル
*田んぼの学校は雨天でも中止はありません。
●夏休み特別企画・予定 
夏休み期間中に3回の行事を予定しています。詳しい内容はニュースレター7月号で案内します。
7月下旬:里山の昆虫・植物採集
8月中旬:小川の魚類調査
8月下旬:メダカ調査(未定)
●豊岡盆地の生き物調査 
タンポポ調査 4月23日(日)
ホタル調査  5月~6月
ビオトープの生き物調査 
豊岡盆地の野鳥調査 他
*随時連絡します。
☆情報局からのお知らせ
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
●「テーマ別フォトコラム」
人工巣塔で交尾 (^^) (04/07)
●「活動記録」
コウノトリ感謝祭(04/02)
田んぼの学校 活動記録(04/10)
タンポポ調査 (04/23)
●「ながぐつ観察記」<毎日新聞連載情報>
ドクゼリ:改修で種子目覚めるか (04/09)
ニホンミツバチ (04/22)
☆事務局からのお知らせ
●会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたいと言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
 金融機関名:但馬信用金庫 本店
 口座番号:普通口座 0666057
 口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
●インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。http://kounotori.org/このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照してください。
●コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願い
ます。行事での事故等について市民研究所では責任がも
てません。すべて参加者の自己責任でお願いします。
☆掲示板☆
生き物関連行事のご案内
詳細はそれぞれの連絡先に問い合わせてください。
●コウノトリの郷公園 
・子どものための野生復帰講座(全9回)
・パークボランティア養成講座(全9回)
 申し込み必要
連絡先 〒668-0814 兵庫県豊岡市祥雲寺128 TEL (0796)23-5666 FAX (0796)23-6538
●竹野スノーケルセンター
・イベント 磯開きフェスティバル
5月3~5日 9:30~ 13:00~
・土曜観察会 春の海辺は大忙し!
5月20日 10:00~11:30
参加費100円 申し込み3日前
・野生復帰大作戦(こども・大人)
 (全11回 10:00~15:00) 申し込み必要
連絡先 兵庫県豊岡市竹野町切浜大浦 TEL/FAX:0796-47-1932


タンポポ調査

タンポポ調査
参加者 15名
田んぼの学校とは別に、テーマを絞った生き物調査を、今年も随時実施する予定です。田んぼの学校は遊びながら調査ですが、ここでは少し調査に重点をおいて楽しみながらやっていこうと思います。
今回のタンポポ調査は、過去の調査結果を元に、既存地の再確認と、校区ごとに区切った地図で、空白地を調べることが目的です。在来タンポポの空白地である新田校区の調査に1グループ、三江校区の再調査に1グループという形で実施しました。新田では残念ながら未発見。三江では、2箇所で再確認しました。

在来タンポポはこんな田んぼの斜面に残っていました。

但馬三江駅の線路のそばにも。

これはヤマザトタンポポ。

セイヨウタンポポとくらべると総ほうに特徴がある。

シロバナタンポポも在来種。
今回の発見は、クシバタンポポが以外と沢山あったこと。そして、ヤマザトタンポポの花の色がレモンイエローであるのに対し、クシバタンポポはセイヨウタンポポとまったく区別がつかない濃い黄色。今まで見逃していた可能性があります。
まだしばらくは、タンポポの季節です。引き続き調査報告をお願いします。調査用紙必要な方は連絡してください。


1 4 5 6 7 8 9