上田 尚志 一覧

田んぼの学校 追加

  
左:ガムシ幼虫  右:ゲンゴロウ類幼虫
大きなガムシの幼虫がいた。かなりグリテスク。成虫は植物を食べるが、幼虫は肉食。ヒメモノアラガイなどを食べている。サカマキガイは巻き方が逆なので食べにくいらしい。ガムシの牙の右が上にずれており、右巻きの貝を食べやすいようにできているという。


シオカラトンボ

東の谷の公開ゾーンのビオトープではシオヤトンボに続きシオカラトンボの羽化が始まっている。西の谷のビオトープで減少してきたモートンイトトンボもここでは健在だ。ニホンアカガエルの上陸が始まっているが、今年は少し遅いようだ。


田んぼの学校 活動記録 5月8日 

田んぼに水が入り始めました。いよいよ田んぼの生き物たちの活動の始まります。でも、1年中水がある田んぼでは、2月に入るとニホンアカガエルが産卵し、今は成長したオタマジャクシがひしめいています。5月8日、今年も田んぼの学校を開校しました。(参加人数は約100名)
 
今年の田んぼの学校の舞台はコウノトリ文化館の裏のビオトープ。オタマジャクシばかりに見えた田んぼでは、子どもたちが調査すると、予想以上のたくさんの種類の生き物が見つかりました。ゲンゴロウの仲間が6種類。クロゲンゴロウがすごくたくさん。小さなツブゲンゴロウを見つけたひともありました。大きなガムシ、卵を背負ったオオコオイムシ、大きなイシガメも見つかりました。カエルは、カラカラカラとシュレーゲルアオガエルの鳴き声が響き、小さな白い卵塊がたくさん見つかり、成体も姿を見せました。
田んぼの周りではシオヤトンボが飛び、サワオグルマが咲き始めた湿地の道沿いにハンミョウやヨツメトビケラの姿が見られました。脇の小さな流れで子どもたちはサワガニやカワゲラ類を見つけていました。

<田んぼ>
クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、クロズマメゲンゴロウ、ツブゲンゴロウ、ガムシ、ヒメガムシ、オオコオイムシ、ミズカマキリ、タイコウチ、アメンボ、ヤゴ(トンボ型、イトトンボ型、ヤンマ型)、ケラ、ミズムシ、ヒル類、スジブトハシリグモ、イシガメ、シュレーレルアオガエル、トノサマガエル、ニホンアカガエル(成体、幼生とも)、イモリ、ドジョウ、メダカ
<周辺>
オオカワトンボ、シオヤトンボ、オオイトトンボ、ヨツメトビケラ、ハンミョウ、サワガニ、カワゲラ類、カナヘビ
 


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