上田 尚志 一覧

田んぼの学校 活動記録  4月9日

田んぼの学校(プレ) 春の棚田の生きもの 
参加者 25名

引越し作業が今日のメイン。でも、田んぼに着いた子どもたちは、たちまち生き物探しに夢中。

途中雨もぱらついてきたが、すぐに止んで何とか続行。

イモリが大量。クロゲンゴロウも多い。もちろん、ニホンアカガエルのオタマジャクシは無数。卵を背負ったオオコオイムシがいた。

今日の鍋はシカ肉のつくねと野菜。
<見つかった生きもの>
イモリ16   ドジョウ11   メダカたくさん   オタマ(ニホンアカガエル)たくさん   コオイムシ7
ヤゴ(ギンヤンマ)2   (シオカラ)5  (イトトンボ類)4  ミズムシ3  クロゲンゴロウ8   ツブケンゴロウ1 
ヒメゲンゴロウ1   マツモムシ3   コミズムシ1   アメンボ2   カワゲラ幼虫・成虫たくさん
カゲロウ幼虫たくさん  ユスリカ1  ハシリグモ1  フクログモ1  エビたくさん   ヒル5 


ニュースレター2006年4月号

コウノトリ市民研究所 
ニュースレター <2006-4月号>   2006.4.1
   
市民研究所の倉庫(研究室)が完成しました。かなり狭いですが、しっかりした作りです。調査用具や資料などが収納できそうです。4月9日の田んぼの学校でデビューです。
★トピックス
豊岡盆地でコハクチョウ越冬
当地での越冬記録は20数年ぶりだそうです。昨年 12月以降コハクチョウの観察が定着し、1月に入ってからは22羽のグループと3羽のグループが別々に盆地内を行動していました。特に22羽のグループは河谷地区の冬季湛水田をねぐらにしており、噂が広まるにつれ観察者も増えてゆきました。
六方田んぼは年末から根雪に閉ざされており、コハクチョウは雪解けの田んぼを探しては日中そこで餌を食べていました。小坂地区、下鉢山地区、国府平野の田んぼが主な餌場でしたが、盆地から雪が消える頃には六方田んぼや栃江地区の田んぼを餌場として利用していました。3羽のグループはやがて4羽に増えて22羽のグループと合体し、渡去前には別のところから飛来したグループも加わって31羽の群れに膨れ上がりました。
3月5日8時前、河谷湛水田から北東に向かって飛び立ったのが最後となりました。冬季湛水田が本格化したその冬に、コハクチョウがそこを利用し越冬したという注目すべき事実が残りました。
 (高橋主任研究員)
★市民研4月の行事案内
○田んぼの学校・春の棚田の生きもの
日時:4月9日(日) 9:30~コウノピア集合
春の棚田は、アカガエルのオタマジャクシや越冬から覚めた生きものたちでにぎやかです。棚田とその周辺の雑木林の生きものを探します。
いつもどおり鍋も予定しています。また、草花の観察と試食も行います。また、研究室引越し作業も少しずつやっていきますので、ご協力ください。
○生きもの調査・在来タンポポ
日時:4月23日(日) 9:30~コウノピア集合
 豊岡盆地の在来タンポポの分布調査をします。小学校区ごとの調査票で、過去の記録を参考にしながら探していきます。調査は家族単位、グループ単位での移動になります。(生きもの調査の時には鍋はお休みです。)
○NPO法人コウノトリ市民研究所・平成18年度総会・予告
 
日時:5月14日(日) 14:00~コウノピア
主任研究員はできる限り参加してください。研究員の方はオブザーバー参加できます。
★2006年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
○田んぼの学校 
新規登録をしてください
同封した登録用紙をコウノトリ文化館に届けてください。田んぼの学校当日に直接でも結構です。
(イベント保険の名簿を作成します。)
第2日曜日 コウノピア9時半集合
 毎月第2日曜日「田んぼの学校」を実施します。
 田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
 お昼は鍋をします。食べて解散。コウノピアに9時半集合。児童は参加費一人100円。
◎年間スケジュール・予定
4月 9日 春の棚田の生きもの 
5月14日 田んぼでオタマジャクシや水生昆虫
6月11日 田んぼでトンボやカエル、メダカ 
7月 9日 小川で魚とり
8月13日 休み
(夏休みは市民研特別企画があります)
9月10日 あぜ道の生きもの、イナゴやバッタ
10月 8日 秋の田んぼでアカトンボ
11月12日 里山で落ち葉集め、薪作り
12月10日 木の実や蔓や木切れで工作
 1月14日 里山で野鳥観察、雪遊び
 2月11日 冬の田んぼ、雪遊び、ソバ打ち
 3月11日 田んぼでアカガエル
*田んぼの学校は雨天でも中止はありません。
○豊岡盆地の生き物調査 
タンポポ調査 4月23日(日)
ホタル調査  5月~6月
ビオトープの生き物調査 
豊岡盆地の野鳥調査 他
*随時連絡します。
○夏休み特別企画・予定 
夏休み期間中に3回の行事を予定しています。詳しい内容はニュースレター7月号で案内します。
7月下旬:里山の昆虫・植物採集
8月中旬:小川の魚類調査
8月下旬:メダカ調査など(未定)
★情報局からのお知らせ
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
 ●「テーマ別フォトコラム」
放鳥コウノトリ1・2・3・4
野上のJO290/JO290 
段階的放鳥/ニホンミツバチ 
 ●「活動記録」田んぼの学校 アカガエル産卵調査
 ●「ながぐつ観察記」ノスリ/コガマ
<毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
2006/2/26日掲載 ノスリ
2006/3/16日掲載 コガマ
★事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたいと言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
 金融機関名:但馬信用金庫 本店
 口座番号:普通口座 0666057
 口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。http://kounotori.org/このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照してください。
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願い
ます。行事での事故等について市民研究所では責任がも
てません。すべて参加者の自己責任でお願いします。


田んぼの学校3月 活動記録

田んぼの学校3月 アカガエル産卵調査 
◆実施日 2006年3月12日(日)9:30~12:30
◆参加者 約50名
この時期に産卵するのはアカガエルの仲間です。ここにはニホンアカガエルもヤマアカガエルも生息しています。早いものはオタマジャクシになって泳いでいました。産卵直後と思われるピンポン玉大の卵塊や、大きくひろがったものなど、様々でした。あいにくの雨の中でしたが、よい調査ができました。合計で472卵塊を確認しました。誤差はかなりありますが、すくなくとも約500匹のカエル(メス)が産卵したことになります。残念ながら風と雨がきつくなり、田んぼの方には出ることができませんでした。
今日の調査で最も感動したことは、カエルではなく、朝、雨が降っていてしかも、これから寒冷前線が通過し雪混じりになるという中で、たくさんの子どもたちが参加してくれたことです。


コウノトリ文化館裏
水路        6卵塊
西公開ケージ側のビオトープ 
4枚の田んぼ 185卵塊
中間の谷の小さなビオトープ
水路と池?    卵塊確認できず
東公開ケージ側のビオトープ  
6枚の田んぼ  128卵塊
屋外トイレ横のビオトープ
3枚の田んぼと1つの池  119卵塊
東観察路入り口のビオトープ
数枚の棚田跡   34卵塊

途中で吹雪になり、少し早く帰ってきたので、鍋が出来上がるまで紙工作で時間をつぶしました。今日の鍋はカキとカニとイカが入っていましたが、観光客のみなさんに予想外に人気で、鍋にありつけなかったり、お代わりができない市民研メンバーが続出しました。


ニュースレター2006年3月号

★●▲
コウノトリ市民研究所 
ニュースレター(2006-3月号)
3月に入り田んぼのビオトープもにぎやかになってきました。野外のコウノトリも行動範囲を広げ、春から夏にかけてどんな行動をとるのか、興味深いものがあります。でも、まだかなりの部分を人に依存して生きています。長い目で見守りたいですね。コウノトリの野生復帰、そして人間の野生復帰はこれからです。
★★トピックス
●コウノトリ感謝祭・出店します。
4月1日、2日に大開通りの空き店舗を利用して行われるコウノトリ感謝祭に市民研究所も出店します。場所は市役所前の広場のテントになる予定です。田んぼの学校の子どもたちの様子のパネル展示をメインに、2006年度の市民研入会案内や、田んぼの学校登録コーナーを作る予定です。また、カエルや水生昆虫の生態展示もできればする予定です。ぜひ、お立ち寄りください。また、協力願えるスタッフも募集中です。連絡ください。
●市民研究所倉庫年度内に完成予定 
研究室がシアターに改造され手狭になったため、倉庫を建設します。市民研究員が調査研究するための道具や資料を保管し、活動の拠点とするためのものです。この倉庫には、市民研究所が受けているサントリー世界愛鳥基金が使われます。小さな倉庫ですので、網や長ぐつ、鍋などたくさんの物で、すぐにいっぱいになってしまいそうです。
●円山川緊急治水対策始まる 
円山川の緊急治水対策が始まりました。国の直轄区域(赤碕橋付近から下流)をさらに上流域、中流域、下流域と分けると、中郷あたりまでは主に無堤地区の築堤工事、市街地付近は堤防の強化と河川敷の掘削、下流域は川底の掘削が行われます。さらに、中郷付近では遊水地、下流域では築堤が困難なことから、治水の特別対策を策定中です。この工事と同時平行して自然再生事業が実施されます。
この事業では湿地や原野環境の保全と創出を行います。市民研究所のメンバーは検討委員会や技術部会に出ていますので、必要な資料や質問などありましたら、わかる範囲で答えることができます。議事録は公開されています。
★★市民研3月の行事案内
「田んぼの学校・アカガエルの産卵調査」
 日時:3月12日(日)9:30~コウノピア集合
今年の冬はアカガエルの産卵がやや遅れ気味。早い年は2月の上旬です。今年は祥雲寺の田んぼには冬季湛水田が広がっています。アカガエルの産卵に何か影響があるのか、興味あるところです。
田んぼ周辺を歩き回ります。田んぼには入りませんが長ぐつが無難です。いつもどおり鍋も予定しています。
★★生き物関連行事のご案内
詳細はそれぞれの連絡先に問い合わせてください。
●コウノトリの郷公園
3月26日(日)13:30-15:00
場所 コウノトリの郷公園内「管理・研究棟」玄関前
里山の生き物観察会「アカガエルの卵」
☆連絡先〒668-0814 兵庫県豊岡市祥雲寺128
TEL (0796)23-5666 FAX (0796)23-6538
●竹野スノーケルセンター
3月4日(土) 10:00~11:30
土曜観察会 「絵手紙を書こう!」
場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 
参加費 100円
3月18日(土) 10:00~11:30
土曜観察会 「みんなでカエルをたすけよう」
場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター
参加費 100円
☆連絡先 兵庫県豊岡市竹野町切浜大浦 
TEL/FAX:0796-47-1932
★★2005年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
●田んぼの学校 
第2日曜日 コウノピア9時半集合
 毎月第2日曜日「田んぼの学校」を実施します。
 田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
 お昼は鍋をします。食べて解散。コウノピアに9時半集合。
児童は参加費一人100円。保護者同伴。
<年間予定>
4月10日(第2日曜)タンポポ調査
5月 8日(第2日曜)田んぼ
6月12日(第2日曜)田んぼ
7月10日(第2日曜)田んぼ・川
8月14日(第2日曜)休み
9月11日(第2日曜)郷公園でバッタ
10月 9日(第2日曜)郷公園でアカトンボ
11月13日(第2日曜)里山
12月11日(第2日曜)里山
1月 9日(第2日曜)野鳥調査
2月12日(第2日曜)食べる会
3月12日(第2日曜)アカガエル調査
●豊岡盆地の生き物調査 
タンポポ調査 4月~5月(4月10日など)
ホタル調査  5月~6月
六方川調査  8月21日(日)
福田ビオトープ調査 6月26日、7月31日  
ビオトープの生き物調査 
豊岡盆地の野鳥調査 他
★★情報局からのお知らせ
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
 ●「テーマ別フォトコラム」 放鳥コウノトリ 
 ●「活動記録」田んぼの学校 食べる会
 ●「ながぐつ観察記」ハハコグサ/ニホンザル
<毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
2006/1/29(日)掲載 ハハコグサ
2006/2/12(日)掲載 ニホンザル
2006/2/26(日)掲載 ノスリ
★★事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたいと言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
 金融機関名:但馬信用金庫 本店
 口座番号:普通口座 0666057
 口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所
 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入  してください。http://kounotori.org/このニュースレターもネット配 信いたします。加入についてはホームページを参照してください。
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願い
ます。行事での事故等について市民研究所では責任がも
てません。すべて参加者の自己責任でお願いします。


田んぼの学校2月 活動記録

◆実施日 2006年2月12日(日)9:30~12:30
◆参加者 約50名
 
2月の田んぼの学校は食べる会。雪が少なければビオトープを覗きに行く予定。新雪が10センチなかったので、少し不安だったが、希望者を募ってビオトープへ。途中雪が深くなりラッセル状態。ビオトープの水面にも雪があり、網ですくうと中に泥と雪が一緒に入り、子どもたちには無理な状態。しかし、子どもたちは簡単には帰らない。粘り強く調査を続け、ドジョウ2匹、エビ3匹、メダカ2匹ミズムシ1匹を見つけ出した。

いよいよ蕎麦打ちが始まった。中谷産の蕎麦粉とさし入れの自然薯、長いも。出来上がった蕎麦をつまんで最初口に入れた印象は「硬い」だった。かなり太い。紐のようなのもある。しかし、食べるにつれて、久しぶりにうまい蕎麦を食べたという感想にかわる。かなりのスピードで完全になくなった。何が良かったのだろう。素材の新鮮さ?大きな鍋で湯がいたこと?つくった人の腕前?

この大鍋を沸騰させるのが一苦労。木が湿っているし、水の量が多い。しかし、何とか沸騰までこぎつけた。

蕎麦と平行して恒例の鹿鍋。今回は鹿肉のつくね。これは初めての試みか。新鮮な野菜とともに美味。

ビオトープから帰った子どもたちは市民研オリジナル紙工作に夢中。それにしてもあんな紙切れでよく遊ぶ。シンプルなものほど子どもたちの創造性が入り込む余地があるのだと思う。だから、カブトムシの角がとがってヘラクレスオオカブトになっていたり、色鉛筆で、いろいろな模様を書き込んだりして楽しんでいた。


ニュースレター2006年2月号

★▲コウノトリ市民研究所ニュースレター★▲2006-2月号
そろそろ来年度の活動計画をつくる時期になりました。2月の<田ん ぼの学校・食べる会>で、食べながら今年の反省や来年度の活動について雑談したいと思います。田んぼの学校でこんな事がやってみたい、この生き物の分布を調べてみたいなどの希望がありましたら、たくさん持ち寄ってください。
○田んぼの学校 
登録参加者 年間延べ1000人ぐらい
田んぼの学校はコウノトリ市民研究所が運営する行事です。誰でも参 加でき、参加費は子ども一人100円としています。イベント保険の関係もあり登録制ですが当日参加も可能です。今年度の田んぼの学校は、月に1回集まって田んぼや川や山で遊ぶという設定でやってきました。また、地元食材の鍋も大切な要素として考えてきました。
○コウノトリ市民研究所研究員  
約70家族(会員にあたります)
田んぼの学校や豊岡盆地の生き物調査を実施しています。研究員になっていただくと毎月ニュースレターを送付し、行事案内をします。田んぼの学校のスタッフや、それぞれの希望に応じて生き物調査に参加することもできます。コウノトリ文化館等で市民研究所の所有する調査用具などを使用することができます。年会費は1000円です。
○コウノトリ市民研究所主任研究員 
19名(NPO法人社員に当たります)
NPO法人コウノトリ市民研究所の運営スタッフとして活動します。調査研究部(グループ)のほかに事務局、食料局、情報局があります。コウノトリ・環境関連の委員会などへの参加、執筆・講演などもあります。また、他の環境教育施設などを訪問する研修会を年に1回実施しています。
★▲トピックス
●豊岡盆地の冬鳥事情(高橋主任研究員)
いつもの冬なら観察できる鳥がほとんどいない、いつもならいないはずのコハクチョウがしばしば飛来する。今年の冬は全国的にこんな現象が見られます。コハクチョウに関しては、中越・北陸の本来の越冬地が豪雪のために充分な餌が確保できず、次第に南に下りて来たということでしょう。いつもの冬鳥が見られないことに関してはいろいろと議論されていますが、本当のところはよくわかっていません。
豊岡盆地では今シーズンの冬鳥の少なさに加え、河川工事の影響で猛禽類も少なく、寂しい野鳥観察が続いています。冬季湛水田をねぐらに滞在中のコハクチョウの動きは興味深いものがあり、当地で越冬する可能性も高まってきています。引き続き注目してゆきます。
ところで、1月度の鳥関係のニュースでは、なんといっても1月20日から23日にかけて350キロの大冒険飛行をやってのけた放鳥コウノトリJ0290君でしょう。飼育下で育ったコウノトリの、野生としてのポテンシャルを充分に感じさせてくれました。
●日本最古と思われる植物標本発見 (菅村主任研究員)
神戸新聞や毎日新聞で紹介されましたが、豊岡の郷土史料室で日本最古と思われる植物標本が発見されました。郷土史料室から「昔の植物標本が出てきたのだが価値が分からない」と相談がありました。実際に見せていただいた後、人と自然の博物館の鈴木武さんに問い合わせたところ、非常に貴重なものとわかり、今回の発表となりました。
和紙に貼られたものが綴られて本のようになったものもありますが、多くは1点ずつ和紙でくるまれています。ヤマブキ、サクラ、モモ、ツツジ、ハギ、ウメなどの園芸植物が確認できました。多くは花だけだったり葉だけだったりする小さなものですが、保存状態は非常によく昔のものとは思えません。あるものには包まれた紙に享保19(1734年にあたる)と書かれていました。日本には1800年代の植物標本も非常に少なく、質量ともに最初期の日本の植物標本を代表するもののようです。作者は、肥後細川家より嫁いでこられた豊岡藩主京極高永の正室である梅寿院さんです。
★▲市民研2月の行事案内
「田んぼの学校・食べる会」
日時:2月12日(日)9:30~コウノピア集合
地元産のそば粉を使ったソバ打ち大会と恒例の大鍋です。雪が降れば、雪遊びもします。雪がなければ冬のビオトープを覗きに行きます。ビオトープではヤゴ、コオイムシ類、小型のゲンゴロウ類などが越冬しています。また、暖かい日が続くと、2月上旬にはアカガエルの産卵が始まります。
★▲生き物関連行事のご案内
詳細はそれぞれの連絡先に問い合わせてください。
●コウノトリの郷公園 
○2月5日(日)里山の生き物観察会 
テーマ「冬の動物」
9:30-12:30 対象小学生~一般 集合場所 コウノトリの郷公園 参加費 無料 申込方法 電話またはFAXで受付 締切2月2日(木)必着 申込先 兵庫県立コウノトリの郷公園
○2月12日(日)里山の生き物観察会 ガイドウォーク 
テーマ「コウノトリを知ろう」
13:30-15:00 集合場所 コウノトリの郷公園 15名以上の団体で参加希望の場合には事前連絡。
☆連絡先〒668-0814 兵庫県豊岡市祥雲寺128 TEL(0796)23-5666 FAX(0796)23-6538
●竹野スノーケルセンター
○2月4日(土)土曜観察会 「オリジナルふりかけをつくってみよう」
10:30-11:30 場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 100円
○2月12日(日)ブルーミュージアムセミナー 「ふるさとの語り部に学ぼう」
10:30-11:30 場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費大人500円こども300円
○2月18日(土)土曜観察会 「ハガキをつくってみよう」
10:30-11:30 場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 100円
☆連絡先 兵庫県豊岡市竹野町切浜大浦 TEL/FAX:0796-47-1932
★▲2005年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
●田んぼの学校 コウノピア9時半集合
毎月第2日曜は「田んぼの学校」を実施します。
田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
お昼は鍋をします。食べて解散。コウノピアに9時半集合。
児童は参加費一人100円。保護者同伴。
<年間予定>
4月10日(第2日曜)タンポポ調査
5月 8日(第2日曜)田んぼ
6月12日(第2日曜)田んぼ
7月10日(第2日曜)田んぼ・川
8月14日(第2日曜)休み
9月11日(第2日曜)郷公園でバッタ
10月 9日(第2日曜)郷公園でアカトンボ
11月13日(第2日曜)里山
12月11日(第2日曜)里山
1月 9日(第2日曜)野鳥調査
2月12日(第2日曜)食べる会
3月12日(第2日曜)アカガエル調査
●豊岡盆地の生き物調査 
タンポポ調査 4月~5月(4月10日など)
ホタル調査  5月~6月
六方川調査  8月21日(日)
福田ビオトープ調査 6月26日、7月31日  
ビオトープの生き物調査 
豊岡盆地の野鳥調査 他
★▲情報局からのお知らせ
 <コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
●「テーマ別フォトコラム」 野上ビオトープ/サル 
●「活動記録」田んぼの学校 冬鳥調査
●「ながぐつ観察記」コハクチョウ
<毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
2006/1/21(土)掲載 コハクチョウ 冬季湛水田が鳥を呼ぶ
2006/1/29(日)掲載 ハハコグサ 似たもの同士?母と父
★▲事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたいと言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
金融機関名:但馬信用金庫 本店
口座番号:普通口座 0666057
口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究代表理事 上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。http://kounotori.org/このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照してください。
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願います。行事での事故等について市民研究所では責任がもてません。すべて参加者の自己責任お願いします。


田んぼの学校12月 活動記録

田んぼの学校12月は、先月に引き続き「雑木林で遊ぶ」。今月は雑木林の様々な材料を使って工作をしました。雑木林は遊び道具の宝庫です。大人は定番のカゴ編みとリース作り。子どもたちは遊びの名人。リースをつくりながら、少しずつ、自由工作の世界に入り込んでいました。 参加者60人


恒例の鍋はシカ肉。
  
作品集


ベニシジミ


このところ寒い日が多かった。今日は小春日和。木の葉に止まるベニシジミを見つけた。どこか違和感がある。ほとんど動かない。ケヤキの葉とともに落ちていくつもりなのだろう。ヒメジョンの花に来ていた頃は、やわらかい体にエネルギーが満ちていた。

幼虫で越冬し、成虫は春早くから現れる。スイバの葉で育つので、田んぼの畦や河原の土手などに多い。


田んぼの学校11月 活動記録


参加者は40人(スタッフ含む)
1時間ほど山で薪集めをしました。その後、山から下ろした落ち葉と薪で焼き芋です。

子どもたちは、ここでも好奇心旺盛。いろいろな生き物を見つけました。ザトウムシの1種、コカマキリ、ヒナカマキリ、コオロギの1種、フタモンウバタマコメツキ、アリの1種、フキバッタの1種、コバネイナゴ、オオカマキリの卵塊、木の穴に潜るアマガエル、カナヘビ、アキアカネなどです。また、コナラのドングリ、その他いろいろな木の実を持ってきてくれるのだがわからないものが沢山ありました。キノコはたくさんありましたがムラサキシメジ、ヤマブシタケ、スギヒラタケなど。
  

焼き芋は祥雲寺産のサツマイモ。うまく焼けました。今回やってみて、山で遊ぶプログラムも少し可能性が見えてきました。しかし、何が出てくるかわからず、田んぼより大変です。


冬季湛水始まる

コウノトリの郷公園の前でトラクターが田んぼの中を動いていた。よく見ると水が入っている。展望台にあがるとまるで春の田植え前のような光景。帰りに六方の田んぼ道を走るとここでも水が入っていた。豊岡でもいよいよ本格的に冬季湛水が始まろうとしている。こんな風景があちこちにできると、やがてハクチョウやガンが越冬する日がくるだろう。


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