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コウノトリ野鳥観察会2024年3月度(実施報告)

日時:2024年3月10日(日)13:00〜14:45
天気:晴れ
参加者:1名
案内人:高橋、村田

 3月度のコウノトリ野鳥観察会は参加者1名とさびしい集まりになりましたが、スタッフ2名と一緒に、野鳥以外にもしっかりと観察してもらうことができました。

 2月度にも参加頂いた方だったので、アカガエル卵塊の1ヶ月後の様子を最初に見に行きました。西ビオトープにはステージの異なるたくさんの卵塊があり、すでにふ化してオタマジャクシになっているものもありました。

 抱卵中の祥雲寺巣塔を山頂東屋から観察。メスのJ0273は立ち上がることなく、卵の観察はかないませんでした。登山路ではタチツボスミレの仲間が開花し始めていました。マルバマンサクのつぼみも膨らんできました。

 山を下りて東公開エリアに向かいます。ホオジロ、ツグミ、エナガ、カワラヒワなどを観察しながら進みます。上の池に祥雲寺ペアのJ0083オスがいました。巣塔では朝からJ0273がずっと抱卵を続けているのに、帰巣して代わってやれよと近づくも、飛び立つ様子もありません。

 観察サイトで一休みしながら飼育コウノトリの話したあと、帰途につきます。セグロセキレイ、トビ、ハシボソガラスなどを観察しながら文化館に戻り、まとめをしました。解散となった直後、祥雲寺巣塔からJ0273が下のビオトープに飛び降り、空巣となりました。よほどお腹がすいていたのでしょう。カラスに卵を盗られないかヤキモキしていると、東からJ0083が急いで戻ってきて抱卵に入りました。

 来月の観察会では、祥雲寺巣塔のヒナの観察ができると思います。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、アオサギ、ダイサギ、ヒヨドリ、トビ、カワラヒワ、エナガ、ホオジロ、ツグミ、セグロセキレイ、ハシボソガラス

 









 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


植物観察会2024年2月度(実施報告)

日時:2024年2月25日(日)13:00〜14:30
天気:くもり
参加者:1名
スタッフ:2名

1名のお客様に2名のスタッフでスタッフの学習も兼ねて、のんびりゆったりの進行でした。まずは、冬芽の保温効果について、ジャンパーやセーターを例に取ってお話ししました。その後は、冬芽の分類です。ペアを作っていきます。ヒントはいらないとのことなので、私は、ただ見ていました。1つ間違えただけで全て正しいペアになりました。間違えたのもヤマザクラとカスミザクラなので本当に惜しいものです。
 
以後は、サクラの仲間からヤマザクラを見つけ出す。ソメイヨシノを見つけ出す。カエデの仲間のイロハモミジ、コハウチワカエデを区別する。クリを見つけ出す。クロモジを見つけ出す。クロモジは、ちぎって香りを嗅いで、香りを味わっていただきました。蘊蓄も少し聞いてもらいました。
 
植物の観察会は、生まれて初めてという中学2年生なので、もう終わりますと言うともう1セットあった草本が気になるようなので、そちらにも取り組みました。タネツケバナとタチタネツケバナを見分けるというマニアックな課題です。少しヒントを出すと違いに気づくことができました。
 
楽しかったそうなので、他の分野や次の案内をして終わりました。

田んぼの学校2024年2月度(実施報告)

2024年2月18日(日)9:30~11:00
天気:晴れ
テーマ:冬のビオトープ
参加者:6家族21名、スタッフ8名、計26名

今月の田んぼは、ビオトープの観察をしました。
数日前からアカガエル類が本格的に産卵を始めたので、卵塊を数えてからビオトープの生き物観察をしました。


アカガエル類の卵塊です。今日、文化館周辺のビオトープや水路には、673個もの卵塊がありました。

ニホンアカガエルとヤマアカガエルが棲んでいまして、今日は2種類とも見ることができました。


ニホンアカガエルです。


こちらはヤマアカガエルです。


ビオトープにはゲンゴロウ類がいました。


何が採れたか、みんなで観察しました。


アカガエルの卵塊、触ったらどんな感触かな?


今日の大鍋は、鹿鍋でした。

 今日見つけた生き物
両生類:ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、ツチガエルのオタマジャクシ
魚類: メダカ
昆虫: ヒメゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、クロゲンゴロウ、マツモムシ、トビケラ類幼虫、
    カワゲラ類幼虫、ヤゴ(シオカラトンボ型、カワトンボ型、ヤンマ型、コサナエ)
その他:ミナミヌマエビ、ミズムシ  


コウノトリ野鳥観察会2024年2月度(実施報告)

日時:2024年2月11日(日)13:00〜14:45
天気:晴れ
参加者:11名(大人7、子ども4)
案内人:高橋

 2月度の野鳥観察会は小学生4名、高校生2名を含む、若い世代の参加で賑やかでした。学習室で事前学習。直近の六方田んぼで若いコウノトリの群れが見られること、越冬コハクチョウが32羽いることなどの情報を伝えました。

 天候の回復した屋外に出て、双眼鏡の扱い方法を教えながら、祥雲寺巣塔に帰巣していた繁殖ペアのオスJ0083を観察しました。郷公園による屋外パネル展示を使ってコウノトリの事故について紹介しました。

 この時期に冬眠から一時的に目覚め産卵を行うアカガエル。実際にビオトープまで行って産み落とされた卵塊を観察しました。皆さん、この時期にカエルが産卵することを知って驚いておられました。

 東公開エリアに向かいます。祥雲寺巣塔にはメスJ0273も帰巣して、オスの方が伏せているペアの繁殖準備の様子を観察しました。東公開エリアの観察サイトでコウノトリの飼育の話をしたり、野外コウノトリの系譜について興味を持ってもらいました。

 帰路、エナガの群れが巡回してきたところに出会いました。エナガの可愛らしさは大人気です。北海道の亜種シマエナガと目の前のエナガとの違いについて話をしました。

 祥雲寺巣塔に戻ってくると、東公開エリアにJ0083らしき個体が飛んで行くのが見え、それを追うように巣塔下のビオトープで採餌していたJ0273が東公開エリアに飛んで行きました。目の前をコウノトリが飛び立つ姿を見て、皆さん一同に感動。

 学習室でまとめをし解散しました。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、ハシボソガラス、アオサギ、ヒヨドリ、トビ、エナガ、セグロセキレイ、カワウ、ダイサギ

 

 

 

 

 

 

 


冬の里山で遊ぼう 2023年2月度(実施報告)

2024年2月4日(日)13:00~14:30
天気:小雨
テーマ:冬の里山で遊ぼう
参加者:4名、スタッフ1名、計5名

第一日曜プログラム
今日の観察会は、「冬の里山で遊ぼう」です。

朝からの雨がなかなか降り止まないので、前半は室内で切り紙工作と椿の外郭で駒回しです。
どんな形がよく回るか、いろいろ比べてみました。


雪はほとんど解けてしまっていましたが、スノーシューの体験を希望されたので、雪の残っている所まで行くことにしました。
途中で、冬の色を探します。
出発前に色カードを見てもらい、どの色があるか予想してもらいました。
無いと思っていた赤色があったり、緑色や茶色もバリエーションがあったり、黒がなかなか見つからないなど発見が沢山ありました。


さあ、スノーシューを履いていよいよ雪の上へ。
長靴だけよりかは沈みにくいのですが、足幅が大きくなっていて歩きづらいです。

 

子供さんは始めはこけることもありました。
そのうち体重をかけるポイントをつかんできて斜面も上手に歩けるようになりました。


雪の上にはシカやコウノトリの足跡がたくさん残っていて、楽しい散策になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


田んぼの学校2024年1月度(実施報告)

2024年1月21日(日)9:30~11:00
天気:雨
テーマ:冬の生きもの
参加者:4家族15名、スタッフ7名、計22名

 

1月は「冬の生きもの」、今回は野鳥観察とアニマルトラッキングです。
本降りの雨だったので、参加者は少ないだろうと思っていましたが、15名の参加がありました。

始めに館内の剥製を使って解説です。
タヌキとアナグマ、シカとイノシシを見比べてもらい、アニマルトラッキングの時のポイントを説明しました。

剥製は郷公園で見られる鳥を中心に、棲んでいる場所や特徴について解説をしました。

外に出て、自分たちでトラッキングです。
かなり雨が降っているのでハッキリした足跡はありませんでしたが、足跡、糞を見つけました。

雨が降って野鳥は姿が見えず、観察デッキから見えるアオサギの巣を見てもらいながら繁殖について話をしました。上空を通過するダイサギ、オオタカ、トビを観察できました。

大鍋はシカ肉と旬の野菜たっぷりのお鍋です。
寒い中での観察会だったので、熱々のお鍋がとてもおいしかったです。

オプションで、クマの爪痕を見に行きました。

 


コウノトリ野鳥観察会2024年1月度(実施報告)

日時:2024年1月14日(日)13:00〜14:10
天気:晴れ
参加者:6名(2家族)
案内人:高橋、菅村

 前日の荒天から一転、朝は氷点下に冷え込みましたが、穏やかな午後の晴天の中、6名の当日参加者のみなさんと園内を一周しました。舗道に並べられた郷公園のパネル展示を見ながら、個体数の増えた野外コウノトリが引き起こす様々な事故について説明。双眼鏡の使い方を学習したあと、東公開エリアに向かいました。

 自然観察路入口付近で、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラなどの混群に遭遇し、さっそく双眼鏡で観察します。鳴き声の特徴も一緒に覚えてもらいました。

 東公開エリアの最上池では、祥雲寺ペアJ0083オスとJ0273メスのペアが仲良く採餌中。近くで野外コウノトリの行動をじっくりと観察できました。アオサギとトビも同じエリアにいました。

 今回はサブに菅村副館長が付いてくれたので、ところどころで植物の観察とエピソードを話してもらいました。川の中を泳ぐイシガメを見つけた子もいました。家主が留守の祥雲寺巣塔にはノスリが止まっていました。

 生き物好きの2組の親子連れの参加者の皆さんには、野鳥と植物と自然環境と、多くの興味深い観察をしてもらえたことでしょう。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、コゲラ、ヤマガラ、シジュウカラ、セグロセキレイ(声)、ハシブトガラス(声)、アオサギ、トビ、ダイサギ、モズ、ノスリ

カラの混群を観察中

コウノトリ、アオサギ、トビの3種

往路で観察した野鳥を、声の出る野鳥図鑑で復習中

菅村副館長より県の木でもあるクスノキについて説明を受ける

 

 

 

 

 

 


法花寺万歳と新春落語(実施報告)

法花寺万歳と新春落語
2024年1月7日(日)

新春イベントとして、法花寺万歳保存会の皆様により伝統民族芸能の法花寺万歳をご披露頂きました。子孫繁栄を願って「御家栄えて舞納め」と結んでいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

続いて、尼乃屋河鹿さんの落語で笑っていただきました。鍵盤ハーモニカや南京玉すだれなど、芸達者なところも見せて頂きました。
楽しい行事になったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 


植物観察会2023年12月度(実施報告)

日時:2023年12月24日(日)13:00〜14:30
天気:くもり
参加者:3名
スタッフ:2名
 
久しぶりに開催できました。
まずは外に出て、正面の山の常緑の植物についてお話ししました。モウソウチク、スギ、ヒノキ、アカマツ、里山の利用などについてお話ししました。文化館玄関横で、ツバキとナンテンを比較して単葉と複葉の説明をしました。
 
学習室に入って、同じ植物のペア作りをしました。そのあとは、図鑑で名前を調べていただきました。また、識別のキーとなる特徴やその用語に気づいていただきました。少しのヒントで正解に辿り着かれていました。
 
観察した植物
スギ、アカマツ、クスノキ、シラカシ、アラカシ、ナガバモミジイチゴ、ナワシログミ、ビヨウヤナギ、キンシバイ、カクレミノ
 
 
 

田んぼの学校2023年12月度(実施報告)

2023年12月17日(日)9:30~12:00
天気:雪
テーマ:ネイチャークラフト
参加者:3家族12名、スタッフ4名、計16名

 

12月はネーチャークラフト。外は雪まじりの風。
とても寒くて鍋がなかなか沸騰しません。
寒い中3家族12人で、遊びました。
ドングリはコマ、マツボックリはクリスマスツリー、あとはいろいろな動物など。 

準備物は、ホットボンドと木工用ボンド、剪定ばさみ。

 


野山で集めた材料、いろいろ。

 


アベマキのドングリゴマ

 


マツボックリ、ヘクソカズラ、ムラサキシキブ

 



 

 


今日の鍋は野菜たっぷりシカ肉鍋です。


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