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草木染講座 

8月6日草木染講座
参加者 7名
スタッフ 村田、西川、西垣
 
今年の草木染は、黄色(コブナグサ)と赤色(ソヨゴ)の染料をそろえました。染める方法も単色染め、重ね染めと2パターンです。ですので、単色は黄色か赤色。重ね染はオレンジ色に染め上がります。
 
白い生地を防染するので、染残しは白色になります。最大4色で仕上げた人もいました。
染液から媒染剤に漬けると鮮やかに色が変わります。その瞬間と防染のための輪ゴムを取り外して模様が見える時が、皆さん一番感動するようです。
今年も素敵な作品が出来上がりました。
 

コウノトリふれ愛コンサート

8月5日17:30より、多目的ホールで「コウノトリふれ愛コンサート」が開催されました。日中は、豊岡市観測史上最高気温の39.4℃を記録する猛暑の中で準備を進めました。

およそ70名の皆様にお越し頂き、オープニングの八代保育園の和太鼓演奏、毬穂えりなさん友麻亜里さんによる華麗なステージを楽しみました。

コロナ禍の影響で、4年ぶりのコンサート開催となりました。また来年も、ぜひ来ていただきたいと思います。素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。

 


夏休み昆虫採集7月(実施報告)

夏休み昆虫採集

2023年7月30日(日)9:30~11:30

天候:晴れ

参加者:8家族24名、スタッフ2名

 

真夏の郷公園でトンボ採り。

暑い中、たくさんの子どもたちが集まってくれました。これから出発です。

コウノトリの郷公園は水辺が多く、たくさんのトンボが生息しています。今日はトンボを探します。

春のトンボは終わって、夏のトンボが出そろいました。一番多いのはシオカラトンボ。オオシオカラトンボも混じります。真っ赤なショウジョウトンボ、水路では翅の黒いハグロトンボも目立ちます。

 

飼育ケージのある池にはチョウトンボがたくさん飛んでいました。

 

山際の池です。ギンヤンマが飛んでいますが網が届きません。ハッチョウトンボ1♂がいましたが、もうここではシーズンが終わりました。

 

部屋に帰ってまとめをしました。

今日見た昆虫

〇トンボ

シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、チョウトンボ、ハッチョウトンボ、ギンヤンマ、ウチワヤンマ、ハグロトンボ、キイトトンボ、オオイトトンボ、セスジイトトンボ

〇その他の昆虫

コクワガタ、ノコギリクワガタ、キマワリ、クサキリ、ツマグロイナゴモドキ、カマキリの幼虫

ツマグロヒョウモン

〇その他の生き物

ニホンアカガエル、ヌマガエル


田んぼの学校2023年7月度(実施報告)

2023年7月16日(日)9:30~11:30
天気:晴れ
テーマ:小川の生きもの探し
参加者: 12家族1団体49名、スタッフ6名、計55名


7月の田んぼの学校は、小川の生き物がテーマです。コウノトリの郷公園内を流れる鎌谷川で生き物を捕まえます。
今月のパスポートのスタンプはヨシノボリ。小川に棲んでいるハゼの仲間です。


入る場所まで、少し移動します。観察道具を載せたリヤカーが先頭です。


今日は水も澄んでいて、水量もしっかり流れています。とても暑いですが、冷たい水がちょうどいいです。たも網を手に川に入ると、子どもも大人も夢中になって生き物を捕まえました。


ニシシマドジョウとドジョウ。茶色い小さい方がドジョウで、大きめの2匹がニシシマドジョウです。

タモロコ

ドンコ

ヒラテテナガエビ。鎌谷川では今回初採集です。川と海を行き来するエビです。南方系の種類で、近年北上しているようです。この5年ほどの間に但馬でも見かけるようになりました。

今日の結果
両生類:ヌマガエル、トノサマガエル
魚類:カワムツ、モツゴ、タモロコ、フナ、キタノメダカ、ムギツク、ニシ シマドジョウ、ドジョウ、ドンコ
水生昆虫:コオイムシ、タイコウチ、ヤゴ(ハグロトンボ、コヤマトンボ、サナエトンボの仲間、ギンヤンマの仲間)ヘビトンボ幼虫、ゲンゴロウ類幼虫
甲殻類(エビ、カニ):モクズガニ、ミナミヌマエビ、ヒラテテナガエビ

今日は合計23種の生き物を見つけることができました。

来月の田んぼの学校も、小川の生き物探しです。

 

 

 


植物観察会2023年6月度(実施報告)

日時:2023年6月25日(日)13:00〜15:00
天気:曇り
参加者:1名 スタッフ1名

1名のお客様をご案内しました。
植物が好きで勉強したいんだけど、どこからどう入ったらいいのかわからないということで、初めての観察会参加だと言われていました。
 
ナンテン、ヒコサンヒメシャラ、オオニワゼキショウ、ヒナギキョウ、ジシバリ、セイヨウタンポポ、カタバミ、ノアザミ、ヒメジョオン、ドクダミ、ネジバナと観察を続ける中で、「実はシダの形が好きなんです。」というお話が出てきました。
そこからはシダを中心に見て回りました。
イワヒメワラビ、ワラビ、ベニシダ、ゲジゲジシダ、コバノイシカグマ、オクマワラビ、イノモトソウ、オオバノイノモトソウ、タチシノブ、イノデ、ヤブソテツの仲間、ホシダ、トウゴクシダ、カニクサ、シシガシラなどを観察しました。
 
観察室では、図鑑の選び方などをお話しました。

田んぼの学校2023年6月度(実施報告)


2023年6月18日(日)9:30~11:30
天気:晴れ
テーマ:初夏のビオトープ
参加者: 17家族54名、スタッフ8名、計62名

6月の田んぼの学校です。西ビオトープにたくさんの子どもたちの歓声が上がって、賑やかな観察会になりました。



シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシがたくさんいました。先月の田んぼの学校ではアカガエルのオタマジャクシが多かったのですが、今月はほとんど上陸していました。小さなアカガエル達が飛び跳ねていました。



ビオトープで子どもたちが採集してきた生きものを仕分けし、スタッフが説明を行いました。

今日の結果
両生類:オタマジャクシ(シュレーゲルアオガエル、ツチガエル、アカガエル)、アカハライモリ
魚類:ドジョウ、メダカ
水生昆虫:タイコウチ、コオイムシ、マツモムシ、マメガムシ、クロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、クロズマメゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コツブゲンゴロウ、ヤゴ
その他:マルタニシ、ミナミヌマエビ、ヒル、モリアオガエルの卵



今日の大鍋は鹿肉鍋でした。

 

 

 

 


コウノトリ野鳥観察会2023年6月度(実施報告)

日時:2023年6月11日(日)13:00〜14:30
天気:くもり
参加者:13名
案内人:高橋、廣澤(インターン生)

 6月度のコウノトリ野鳥観察会は、13名の皆さんと一緒に、園内を一周しました。13時の定時解説でコウノトリの生態などについて勉強してもらった後、お貸しした双眼鏡の使い方の練習を兼ねて、デッキからアオサギのコロニーを観察しました。

 西ビオトープでオタマジャクシやモリアオガエルの卵塊を観察。文化館北の石碑の説明を通して、コウノトリ野生復帰の歴史の一部を紹介。祥雲寺巣塔の前で、スコープ越しのヒナ3羽を観察。祥雲寺地区のコウノトリ育む米の話を経て、東公開エリアへ。

 近くで採餌中の野外個体J0273森井メス4歳をじっくり観察できました。今回のガイドも、やっぱりメインイベントはハッチョウトンボの観察。湿地で一時捕獲した赤いオスと虎縞のメスの2匹を、観察ケース内に入れてみてもらいました。日本一小さいトンボはいつでも人気ものです。

 ドーム型ケージ内の飼育個体、その奥に広がるコウノトリ飼育ゾーンの説明をし、引き返します。途中の東屋で休憩をかねて、音の出る図鑑を使って、本日観察した野鳥のおさらいをしました。7月と8月は、コウノトリ野鳥観察会はお休みです。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、アオサギ、ホオジロ、ヒヨドリ、シジュウカラ、サンショウクイ、カルガモ

    

 

 

 

 


生き物観察会2023年6月度「キノコ・粘菌観察会」(実施報告)

 
日時:2023年6月4日13:00~15:00
天候:晴れ
参加者8名 スタッフ1名
6月上旬、一昨日の大雨から二日後の晴天、粘菌の観察としては期待できる条件となりました。午前中に下見をしたところ、自然観察路沿いの落ち葉溜まりに、葉っぱ系の変形菌が子実体を形成しているのをいくつか見つけることができました!
参加者は、地元豊岡からは熱心な常連のご家族3人。神戸から河本さんペア、京都から岡田さんペア、滋賀からは日本変形菌研究会の宮川さんが昨年に引き続いでご参加されました。
まず、ムラサキホコリの仲間で目を慣らしてから、自然観察路の落ち葉溜まりでヒメカタホコリを確認し、その周りを調査。葉っぱ系ではマンジュウホネホコリ、コシロジクキモジホコリ、マルサカズキホコリ、ホネホコリ、カタホコリの仲間?と見つかりました。

ムラサキホコリの仲間
 

マンジュウホネホコリ
 

コシロジクキモジホコリ
 

マルサカズキホコリ
 

ホネホコリ
 
さらに倒木系ではホソエノヌカホコリが見つかりました。キノコまでなかなか詳しい観察ができませんでしたが、アミスギタケやウチワタケなどが見られました。1時間半ほどの野外観察調査の後、学習室に戻り実体顕微鏡で観察したり図鑑と合わせてみたりしました。今回特筆すべきことは、神戸から来られた河本さんがマルサカズキホコリを見つけられました。マルサカズキホコリ但馬初確認のはずです。また、コシロジクキモジホコリの未熟から成熟したての美しい個体がたくさん見ることができました。これもなかなかチャンスはないことだと思います。とても有意義な観察会となりました。

ホソエノヌカホコリ
 

キノコたち
 
見つかった変形菌
ヒメカタホコリ、ホネホコリ、マンジュウホネホコリ、コシロジクキモジホコリ、マルサカズキホコリ、ムラサキホコリの仲間、ホソエノヌカホコリ、シロウツボホコリ(事前調査で確認)、ツノホコリ(宮川氏事前調査で確認)
見つかったキノコ
アミスギタケ、ツエタケ、ウチワタケ、オチバタケの仲間、ツノフノリタケ、ミズゴケノハナの仲間、コブリマメザヤタケ、ハラタケ目の仲間複数種、サルノコシカケの仲間複数種

植物観察会2023年5月度(実施報告)

日時:2023年5月28日(日)13:00〜15:00
天気:曇り
参加者:7名 スタッフ1名
0歳、2歳、4歳の子どもたちを含む7名で観察会を行いました。
なかなかすごい4歳さんでした。
「知ってる、シロツメクサ」
「これまだ見ていない」など指摘がいちいち的確でした。
アマガエルがいれば、捕まえる。バッタがいても捕まえる。
でも、植物の話になると参加できる。最後まで、植物への関心を保ちながらいろんな生き物を見ていました。

 
観察した植物
シロツメクサ、コメツブツメクサ、スズメノヤリ、タンポポの仲間、チチコグサ、チチコグサモドキ、ハハコグサ、ニガナ、ニワゼキショウ、オオニワゼキショウ、カスマグサ、トウバナ、オオバコ、キクムグラ、ウツギ、クロモジ、クリ、ソヨゴ、エゴノキ、ヘビイチゴ、テンナンショウの仲間、ホクリクタツナミソウ、オオチドメ、ノミノフスマ、スイバ、ヒメスイバ、チガヤ、ゴウソ、ジュズスゲ


ニワゼキショウ


オオニワゼキショウ

ソヨゴ
 
菅村が7名のお客様と園内を歩きました。
 
 
 
 

田んぼの学校2023年5月度(実施報告)

2023年5月21日(日)9:30~11:30
天気:晴れ
テーマ:春のビオトープ
参加者:8家族 22名、スタッフ7名、計29名

5月の田んぼの学校はビオトープ。アカガエルのオタマジャクシが大きく育っています。シュレーゲルアオガエルは産卵を終え、もうすぐモリアオガエルの産卵が始まります。
恒例の大鍋も復活。メニューは鹿肉入りの野菜たっぷり味噌汁でした。

行事が重なり参加者が少なめ。それでも時間がたつと少しずつ集まってきました。
文化館奥の西ビオトープへ。

畔の周りから網ですくいます。オタマジャクシがたくさんはいります。
ゲンゴロウの仲間やコオイムシも見られます。イモリもたくさんいました。

今日の結果
オタマジャクシ(ニホンアカガエル、シュレーゲル) ニホンアカガエル成体 トノサマガエル成体 アオダイショウ コオイムシ タイコウチ コミズムシ クロゲンゴロウ マルガタゲンゴロウ シマゲンゴロウ コシマゲンゴロウ クロズマメゲンゴロウ マルケシゲンゴロウ ガムシ ヒメガムシ イトトンボ型ヤゴ ヤンマ型ヤゴ(クロスジギンヤンマ) シオカラヤゴ コサナエヤゴ メダカ ドジョウ ミナミヌマエビ スジブトハシリグモ アカハライモリ ヒル 合計26種類


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