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文化館だより2025年5月号


キノコ・粘菌観察会2025年5月(実施報告)

キノコ・粘菌観察会
令和7年5月4日13:00~15:00
参加者12名 スタッフ1
 
 
今回も日本変形菌研究会の枡岡さんに協力をいただいて開催しました。
 
子どもたちが5名の楽しい観察会になりました。
西自然観察路を沢の合流部まで登って行き、帰りは棚田跡沢沿いに降りてくるいつものコースです。シュレーゲルアオガエルの声がタゴガエルに変わり、サワオグルマ、タニウツギなどの花も見ながら観察しました。折り返しのところで耳を澄ましてタゴガエルの鳴き声を聞きました。
前半はほとんど何も見つけることができませんでしたが、後半になっていろいろと見つけることができました。
 
さすがにこの粘菌は見つからないだろうと思いましたが、ベテランの小学校低学年のFちゃんがツノホコリを発見しました。
 
 
 
 
キノコ類もサルノコシカケの仲間や子嚢菌類などマイナーな仲間以外は見つからないのではないかと思いましたが、キノコらしいちゃんと傘と柄があるホウライタケ科?の仲間が見つかりました。
 
 
一時間ほど5月上旬の里山を歩いて、学習室に戻って、採集したものを机に広げて観察しました。
見つかったキノコ類:パイプタケ、スエヒロタケ、サルノコシカケの仲間複数種、クロツブタケ、子嚢菌類複数種、ホウライタケの仲間、そのほかよく分らないもの。
見つかった粘菌:ツノホコリ
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


植物観察会2025年4月(実施報告)

日時:2025年4月27日(日)13:00〜15:00
天気:晴れ
参加者:2名
スタッフ:2名

2025年度最初の植物観察会です。
今年は、基本的にはコウノトリの郷公園を出て実施します。初回は神鍋山に行きました。

日曜日ということもあり神鍋山はワラビ採りの人でにぎわっていました。林間の遊歩道を歩き、山頂の遊歩道を歩きました。林の中の植物と草原の植物を観察することができました。例年に比べると数が少なかったですが多くの種類のスミレを見ることができました。

観察した植物
アケビ、ミツバアケビ、ナガバモミジイチゴ、クマイチゴ、ヒメコウゾ、ミツバツチグリ、キジムシロ、ハルザキヤマガラシ、タチツボスミレ、ナガバタチツボスミレ、オオタチツボスミレ、ツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、ムラカミタチツボスミレ、スミレ、クマノミズキ、ミヤコイバラ、センボンヤリ、ヨメナ、ガマズミ、コバノガマズミ、ミヤマガマズミ、コナラ、ムベ、ナニワズ、コブシ、クシバタンポポ、クロウメモドキ、サルトリイバラ、アカイタヤ、ウラゲエンコウカエデ、コハウチワカエデ、コマユミ、レンゲツツジ


センボンヤリ


フデリンドウ


クシバタンポポ

神鍋山には非常に多い


ニオイタチツボスミレ

よい香りがする


タチツボスミレとオオタチツボスミレの雑種であるムラカミタチツボスミレだと思われる


4月24日に5年ぶりに山焼きが行われた

5月は加陽湿地
6月は神鍋溶岩流を予定しています。


田んぼの学校2025年4月(実施報告)

2025年4月20日(日)9:30~11:00
テーマ:春のあぜ道
参加者:8家族1団体 34名、スタッフ5名、計39名

2025年度の田んぼの学校が始まりました。
4月は植物観察です。ビンゴをしながら90分間ほど祥雲寺の田んぼの周りを歩きました。最初にオランダミミナグサを手に取って観察をしました。「花びらの数は?」と尋ねるとすぐに「5」と答えが返ってきました。
「花の色は?」「白」
「じゃあ白い花にシールを貼って」
よく見ている子は、葉が対生であること、毛がいっぱい生えていることに気づいてシールを貼ります。

近くにスミレやタンポポがあります。黄色と紫も貼ることができました。青い花はタチイヌノフグリやオオイヌノフグリです。なかなか見つからないのが赤の花でした。カラスノエンドウが一番赤いのですがまだほとんど咲いていません。ピンクのサギゴケやヒメオドリコソウも赤にして貼りました。

スタート地点から20mくらいでもう20分たっていました。門を出て田んぼに近づいてスズメノテッポウで笛を作りました。大人向けにヨメナご飯の作り方やセリのおひたしの作り方などのお話しもしました。

観察した生き物
オランダミミナグサ、ヒメスミレ、スミレ、アリアケスミレ、ツボスミレ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、カスマグサ、コオニタビラコ、オニタビラコ、オオジシバリ、ヨメナ、スズメノヤリ、スズメノテッポウ、スズメノカタビラ、ヘビイチゴ、セイヨウタンポポ、シロバナタンポポ、スイバ、カラシナ、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、ウマノアシガタ、ノミノフスマ
アマガエル、ヌマガエル、毛虫


コウノトリ野鳥観察会2025年4月度

日時:2025年4月13日(日)13:00〜14:30
天気:雨
参加者:1名
案内人:高橋

前日とうって変わっての雨模様の中、1名の参加者をご案内しました。13時のコウノトリ定時解説でコウノトリの繁殖プロセスを、パワーポイントの写真を使って丁寧に説明しました。

強めの雨が降りしきる中、傘をさして西ビオトープに向かいます。ただいま盛んに合唱を繰り返しているシュレーゲルアオガエルの鳴き声を聞きました。斜面を彩るコバノミツバツツジを覚えてもらい、谷の奥まで進みました。雨の中、鳥の声は聞こえません。

折り返し、東公開エリア入口の東屋まで進みながら、目につく植物やときどき声が聞こえる鳥の種類などを説明。文化館に戻って残り時間を利用して、高橋がプレゼン用に作成している野鳥のパワーポイントのスライドをパソコンで説明しながら、春から夏に見られる野鳥について解説して終わりにしました。

【本日確認した野鳥】
コウノトリ、アオサギ、ジョウビタキ(声)、カワラヒワ(声)、ツグミ、ハシボソガラス、トビ

 


ギフチョウ調査②


ギフチョウ調査②

日時:2025年4月12日(日)9:30〜11:30
天気:晴れ
参加者:4名
スタッフ:3名

 

コバノミツバツツジが綺麗になっていました。
 
シカに破られた保護柵の修理は今週行いました。
今日も残念ながら、ギフチョウは確認できませんでした。
ナミアゲハとルリシジミが飛びましたが、じっくり観察できませんでした。
 
お寺の境内にツマキチョウがいました。
 

ギフチョウ調査

ギフチョウ調査
日時:2025年4月6日(日)9:30〜11:30
天気:晴れ
参加者:7名
スタッフ:2名

食草のカンアオイを保護している網が破られ、シカが侵入していました。コバノミツバツツジもまだツボミが多く、満開にはもう少しかかりそうでした。残念ながら、ギフチョウは確認できませんでした。

ナミアゲハとルリシジミが飛びましたが、じっくり観察できませんでした。

お寺の境内にはヒメスミレがたくさん咲いていました。オオタチツボスミレがあり、みんなで観察しました。
急な坂を上って出発地点に帰りました。子供たちは元気ですが、年寄りにはキツカッタです。

文化館だより2025年4月号


植物観察会2025年3月(実施報告)

日時:2025年3月23日(日)13:00〜14:00
天気:晴れ
参加者:2家族5名
スタッフ:1名

花が咲くことを期待していましたが、思いの外、季節が進行していませんでした。

そこで前月用資料を使ってロゼット観察を行いました。5、6、7歳の子どもたちが自力で探します。途中からは疲れてきたようなので、実物を指さして、これはどれかな? と資料から探してもらうようにしました。しっかり観察していました。小学校の1時間授業は40分です。45分頑張った子どもたちに拍手です。

観察した植物

ネジバナ、スズメノヤリ、ニワゼキショウ、スズメノカタビラ、ニガナ、ミチタネツケバナ、ハハコグサ、チチコグサ、シロツメクサ、コメツブツメクサ、オオイヌノフグリ、オランダミミナグサ、ブタナ、ヒメムカシヨモギ、ヨモギ、タチイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ
植物観察会は、4月からは郷公園外で行います。
4月は神鍋山です。現地集合、現地解散になりますのでよろしくお願いします。

田んぼの学校2025年3月(実施報告)

2025年3月16日(日)9:30~11:00
テーマ:早春のビオトープ
参加者:4家族14名、スタッフ4名、計18名



今日は雨がよく降ります。ひょっとして、誰も参加者はいないのではないかと心配していたのですが、4家族もお越しくださいました。

悪天候なので生きものの採集は短時間で終えて、館内の展示実習室に持ち帰って観察をしました。



傘を差しながら採集をしました。



館内の展示実習室に持ち帰って観察をしました。アカガエルの卵塊がたくさんありました。
短時間ということもあり、見つけた生きものは、あまり多くはありませんでした。

今日見つけた生き物 合計7種
ニホンアカガエル、キタノメダカ、マルタニシ、ミナミヌマエビ、トビケラ類の幼虫、カゲロウ類の幼虫、スジブトハシリグモ



今日の大鍋は、白身魚のつみれ汁でした。
出汁がしっかり出ていて、美味しかったです。


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