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ゲンゴロウ観察会

9月3日(日)
ゲンゴロウ観察会
参加者 8名(スタッフ3名含む)

遠方からの参加者も含めて水生生物に詳しい人が多く充実した観察会になりました。観察場所はククヒ湿地、野上ビオトープ。いずれも谷間の水田をビオトープとして管理している場所です。ククヒはたくさんの畦を作り手間をかけた管理がなされています。野上は水田耕作とよく似た管理でトラクターも入れています。ビオトープとしてはそれぞれ特徴があり、生き物にもすこし違いがあります。

ククヒ湿地では谷水の入り口から続く水路でたくさんのゲンゴロウ類や水生生物が見つかりました。

クロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、シマゲンゴロウがまず現れ、コシマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウも出てきました。そのほかガムシとヒメガムシ、タイコウチ、オオコオイムシ、ミズカマキリ、マツモムシ、ギンヤンマのヤゴなどが目立ちました。小さな昆虫もよく見るとコツブゲンゴロウ、マメガムシ、コガシラミズムシ、マダラコガシラミズムシなどが見つかりました。

野上ビオトープに移動し調査を継続。ほぼ同じようなゲンゴロウが見られましたが、新たにここではマメゲンゴロウ、クロズマメゲンゴロウが加わりました。

豊岡で最近姿を現したコガタノゲンゴロウ、10年以上姿を消しているゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ)は残念ながら見つかりませんでした。


夏休み昆虫採集8月(実施報告)

8月27日(日)
夏休み昆虫採集
神鍋高原
参加者2名

この時期の里山での昆虫採集はチョウやバッタが中心となります。神鍋高原は森と草原の組み合わせが素晴らしく、いろいろな昆虫を見ることができます。しかし、今年のように雨が降らず暑い夏は昆虫も少ないように思います。またシカの食害で食草が貧弱になっていることも影響していると思います。

まず山頂に向かって草地を歩きます。ツマグロキチョウとキタキチョウ、モンキチョウと黄色い蝶が出迎えてくれました。ツバメシジミ、ヤマトシジミも現れます。ツマグロイナゴが目立ちます。キリギリスも現れました。


ツマグロキチョウ

やがて木陰のある道に入ります。ウラギンシジミ、コミスジ、ルリシジミ、ダイミョウセセリ、キマダラセセリ、ヒメウラナミジャノメ、ヤマキマダラヒカゲなどが現れました。 


キマダラセセリ

山頂の草原に出ると、ジャノメチョウ、ツマグロヒョウモンなどが目立ちます。ここでナキイナゴ、イナゴモドキ、ショウリョウバッタモドキ、ショウリョウバッタ、クルマバッタ、トノサマバッタ、イボバッタなどを観察しました。草原の中を下り最後にクルマバッタモドキを観察しました。


クルマバッタ

セミはミンミンゼミ、ツクツクボウシ、エゾゼミ。それにしても暑い観察会でした。


田んぼの学校2023年8月度(実施報告)

2023年8月20日(日)9:30~12:00
天気:晴れ
テーマ:小川の生きもの探し
参加者:11家族32名、スタッフ6名、計38名

8月の田んぼの学校は、小川の生き物探しです。園内を流れる鎌谷川に入りました。先日の台風による増水もおさまり、ちょうどいい水量でした。

まだまだ暑い日が続きます。こんな日は、やっぱり川に入るのは楽しいですね。この写真のように胸まで浸かっている子もたくさんいました。

捕まえた生き物の説明と観察をしました。

カワムツ。ここでは一番多い魚です。

ニシシマドジョウ。

 

ドンコ。

コヤマトンボとコオニヤンマのヤゴ。

今日の結果
両生類:ヌマガエル
魚類:カワムツ、オイカワ、タモロコ、ドジョウ、ニシシマドジョウ、ドンコ、キタノメダカ
水生昆虫:タイコウチ、コオイムシ、ヘビトンボ幼虫、ヤゴ(コヤマトンボ、コオニヤンマ、コシボソヤンマ、イトトンボ科)
甲殻類:ミナミヌマエビ、スジエビ、サワガニ、モクズガニ、アメリカザリガニ
貝類:カワニナ、マシジミ(タイワンシジミ?)

合計22種類の生き物が見つかりました。

今日の大鍋はカレー鍋です。あっさりとしていながら、野菜の味がしっかりと味わえるおいしい鍋でした。

 


小川で遊ぼう

小川で遊ぼう
2023年8月13日
天候:晴れ
参加者:17家族68名 スタッフ2名

今日はお盆特別行事の「小川で遊ぼう」でした。今日も暑くなりましたが、多くの方々にご参加いただきました。

文化館前の鎌谷川で川遊びです。水遊びも良し、生きものを捕まえても良し。
子ども達のみならず、大人も一緒に川に入りました。

久しく雨が降っていないので川の水は少ないのですが、子どもたちにとっては入りやすかったようです。

魚は7種類いました。

いつもと違って、ゲンゴロウ類やミズカマキリなど、普段は田んぼやビオトープにいる水生昆虫が沢山いました。

今日みつけた生き物

○魚類
 オイカワ、カワムツ、タモロコ、モツゴ、タイリクバラタナゴ、ムギツク、ドンコ

○両生類
 ヌマガエル、ニホンアマガエル

○水生昆虫
 タイコウチ、ミズカマキリ、クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、ヤゴ(コオニヤンマ、     コヤマトンボ、コシボソヤンマ、サナエトンボ科)、チラカゲロウ幼虫

○その他
 ミナミヌマエビ、スジエビ、カワニナ


草木染講座 

8月6日草木染講座
参加者 7名
スタッフ 村田、西川、西垣
 
今年の草木染は、黄色(コブナグサ)と赤色(ソヨゴ)の染料をそろえました。染める方法も単色染め、重ね染めと2パターンです。ですので、単色は黄色か赤色。重ね染はオレンジ色に染め上がります。
 
白い生地を防染するので、染残しは白色になります。最大4色で仕上げた人もいました。
染液から媒染剤に漬けると鮮やかに色が変わります。その瞬間と防染のための輪ゴムを取り外して模様が見える時が、皆さん一番感動するようです。
今年も素敵な作品が出来上がりました。
 

コウノトリふれ愛コンサート

8月5日17:30より、多目的ホールで「コウノトリふれ愛コンサート」が開催されました。日中は、豊岡市観測史上最高気温の39.4℃を記録する猛暑の中で準備を進めました。

およそ70名の皆様にお越し頂き、オープニングの八代保育園の和太鼓演奏、毬穂えりなさん友麻亜里さんによる華麗なステージを楽しみました。

コロナ禍の影響で、4年ぶりのコンサート開催となりました。また来年も、ぜひ来ていただきたいと思います。素晴らしいパフォーマンスをありがとうございました。

 


夏休み昆虫採集7月(実施報告)

夏休み昆虫採集

2023年7月30日(日)9:30~11:30

天候:晴れ

参加者:8家族24名、スタッフ2名

 

真夏の郷公園でトンボ採り。

暑い中、たくさんの子どもたちが集まってくれました。これから出発です。

コウノトリの郷公園は水辺が多く、たくさんのトンボが生息しています。今日はトンボを探します。

春のトンボは終わって、夏のトンボが出そろいました。一番多いのはシオカラトンボ。オオシオカラトンボも混じります。真っ赤なショウジョウトンボ、水路では翅の黒いハグロトンボも目立ちます。

 

飼育ケージのある池にはチョウトンボがたくさん飛んでいました。

 

山際の池です。ギンヤンマが飛んでいますが網が届きません。ハッチョウトンボ1♂がいましたが、もうここではシーズンが終わりました。

 

部屋に帰ってまとめをしました。

今日見た昆虫

〇トンボ

シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、チョウトンボ、ハッチョウトンボ、ギンヤンマ、ウチワヤンマ、ハグロトンボ、キイトトンボ、オオイトトンボ、セスジイトトンボ

〇その他の昆虫

コクワガタ、ノコギリクワガタ、キマワリ、クサキリ、ツマグロイナゴモドキ、カマキリの幼虫

ツマグロヒョウモン

〇その他の生き物

ニホンアカガエル、ヌマガエル


田んぼの学校2023年7月度(実施報告)

2023年7月16日(日)9:30~11:30
天気:晴れ
テーマ:小川の生きもの探し
参加者: 12家族1団体49名、スタッフ6名、計55名


7月の田んぼの学校は、小川の生き物がテーマです。コウノトリの郷公園内を流れる鎌谷川で生き物を捕まえます。
今月のパスポートのスタンプはヨシノボリ。小川に棲んでいるハゼの仲間です。


入る場所まで、少し移動します。観察道具を載せたリヤカーが先頭です。


今日は水も澄んでいて、水量もしっかり流れています。とても暑いですが、冷たい水がちょうどいいです。たも網を手に川に入ると、子どもも大人も夢中になって生き物を捕まえました。


ニシシマドジョウとドジョウ。茶色い小さい方がドジョウで、大きめの2匹がニシシマドジョウです。

タモロコ

ドンコ

ヒラテテナガエビ。鎌谷川では今回初採集です。川と海を行き来するエビです。南方系の種類で、近年北上しているようです。この5年ほどの間に但馬でも見かけるようになりました。

今日の結果
両生類:ヌマガエル、トノサマガエル
魚類:カワムツ、モツゴ、タモロコ、フナ、キタノメダカ、ムギツク、ニシ シマドジョウ、ドジョウ、ドンコ
水生昆虫:コオイムシ、タイコウチ、ヤゴ(ハグロトンボ、コヤマトンボ、サナエトンボの仲間、ギンヤンマの仲間)ヘビトンボ幼虫、ゲンゴロウ類幼虫
甲殻類(エビ、カニ):モクズガニ、ミナミヌマエビ、ヒラテテナガエビ

今日は合計23種の生き物を見つけることができました。

来月の田んぼの学校も、小川の生き物探しです。

 

 

 


植物観察会2023年6月度(実施報告)

日時:2023年6月25日(日)13:00〜15:00
天気:曇り
参加者:1名 スタッフ1名

1名のお客様をご案内しました。
植物が好きで勉強したいんだけど、どこからどう入ったらいいのかわからないということで、初めての観察会参加だと言われていました。
 
ナンテン、ヒコサンヒメシャラ、オオニワゼキショウ、ヒナギキョウ、ジシバリ、セイヨウタンポポ、カタバミ、ノアザミ、ヒメジョオン、ドクダミ、ネジバナと観察を続ける中で、「実はシダの形が好きなんです。」というお話が出てきました。
そこからはシダを中心に見て回りました。
イワヒメワラビ、ワラビ、ベニシダ、ゲジゲジシダ、コバノイシカグマ、オクマワラビ、イノモトソウ、オオバノイノモトソウ、タチシノブ、イノデ、ヤブソテツの仲間、ホシダ、トウゴクシダ、カニクサ、シシガシラなどを観察しました。
 
観察室では、図鑑の選び方などをお話しました。

田んぼの学校2023年6月度(実施報告)


2023年6月18日(日)9:30~11:30
天気:晴れ
テーマ:初夏のビオトープ
参加者: 17家族54名、スタッフ8名、計62名

6月の田んぼの学校です。西ビオトープにたくさんの子どもたちの歓声が上がって、賑やかな観察会になりました。



シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシがたくさんいました。先月の田んぼの学校ではアカガエルのオタマジャクシが多かったのですが、今月はほとんど上陸していました。小さなアカガエル達が飛び跳ねていました。



ビオトープで子どもたちが採集してきた生きものを仕分けし、スタッフが説明を行いました。

今日の結果
両生類:オタマジャクシ(シュレーゲルアオガエル、ツチガエル、アカガエル)、アカハライモリ
魚類:ドジョウ、メダカ
水生昆虫:タイコウチ、コオイムシ、マツモムシ、マメガムシ、クロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、クロズマメゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コツブゲンゴロウ、ヤゴ
その他:マルタニシ、ミナミヌマエビ、ヒル、モリアオガエルの卵



今日の大鍋は鹿肉鍋でした。

 

 

 

 


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