高橋 信 一覧

リニューアルオープンごあいさつ

2015年4月1日より、豊岡市立コウノトリ文化館はNPO法人コウノトリ市民研究所が指定管理することになりまし た。スタッフもすべて市民研究所の職員になります。業務内容は今までと基本的には変わりませんが、コウノトリの野生復帰を含め、人と自然が共生する地域づ くりに関する普及啓発、様々な訪問者への対応をおこないます。また、NPOの特長を活かし、設立当初の設置条例に従い博物館機能を強化します。

文化館内および周辺での環境学習・自然体験プログラム、市民対象の自然観察講座、市民研究発表会など、これまでにないアクティビティを提案しながら、いっしょに学び、いっしょに楽しんでゆきたいと思っています。

指定管理に合わせて、ホームページもまったく新しく生まれ変わりました。新鮮な情報をリアルタイムに発信してゆきますので、どうぞご期待ください。

豊岡市立コウノトリ文化館 館長
NPO法人コウノトリ市民研究所 代表理事 上田尚志


田んぼの学校2015 実施案内

コウノトリ文化館・NPO法人コウノトリ市民研究所は、今年も「田んぼの学校」を開校します。田んぼや小川や里山を舞台に、どろんこになって、魚や虫をつかまえます。
田んぼの学校は、共同で遊ぶ「広場」として開催しますので、行動は自己責任でお願いします。

年間スケジュール(予定)
すべてに参加する必要はありません。都合に合わせて参加してください。
毎月第3日曜日9時30分から12時30分ごろまで

 4月19日 タンポポなど春の草
 5月17日 春の田んぼ・オタマやタイコウチなど
 6月21日 初夏の田んぼ・トンボやカエルやメダカ
 7月19日 小川の生きもの探し
 8月16日 小川の生きもの探し
 9月20日 あぜ道でバッタ・イナゴ
10月18日 アカトンボ探し
11月15日 里山で落ち葉集め
12月20日 里山の木の実や蔓でリースづくり
 1月17日 そば打ち
 2月21日 冬の田んぼ里山で生きもの探し
 3月20日 早春の田んぼ・アカガエルの卵塊探し

*田んぼの学校は雨天でも中止はありません。
*参加費は子ども100円です(傷害保険料他)
*昼は地元食材の鍋があります。必要な方はおにぎりを持参してください。

<場所と時間・準備するものなど>
場 所:コウノトリの郷公園・コウノトリ文化館集合
時 間:9時30分開会、12時30分頃終了
服 装:汚れてもよい服装、帽子、靴(田んぼのときは長靴か裸足。)
持ち物:必要な方は弁当持参 、タオル、着替え、水筒、
愛用の自分の網、タモなどがあれば持ってきて下さい。
川に入るときは古い靴やビーチサンダルなどが便利。
参加費用:毎回児童1名につき100円

<注意事項>
・小学校3年生以下は保護者の同伴をお願いします。
・行事参加者傷害保険に加入しますが、けが、事故等については原則それぞれの自己責任で対応願います。
・子どもの送迎は、保護者の責任でお願いします。

 


田んぼの学校2015年3月度

田んぼの学校2015年度3月「冬の田んぼ(アカガエル調査)」
実施日:2015年3月15日(日)
天気:晴れ
参加者:親子11名+スタッフ9名

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アセビの花が一斉に咲きだし、暖かな一日の始まりです。参加者は3組の親子と少なかったのですが、ポカポカ陽気の中、東ビオトープからアカガエルの卵塊調査を始めました。

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たくさん見つけた卵塊の中でも、水温の高い湿地のものはすでにオタマジャクシの形をして、卵塊の中でピクピク動いています。すでに卵塊を離れて、単独で泳ぎまわっているオタマもいました。

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東ビオトープから西ビオトープに移動して、同じ調査を行いました。こちらは足場がよいので、子供たちに卵塊をとらせて、バケツに入れて観察してもらいました。カワゲラの幼虫も網に引っ掛かりました。

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お昼の鍋はプリプリの大粒のカキが入っていました。とっても美味しかったです。

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調査結果です。東ビオトープ全体で200個、西ビオトープで62個、全体で282個のアカガエルの卵塊を数えました。


田んぼの学校2015年1月度

田んぼの学校2015年度1月「自然を食べる会(ソバ打ちなど)」
実施日:2015年1月18日(日)
天気:晴れ
参加者:親子60名+スタッフ10名

今年から、好評のそば打ちプログラムを、1月度に変更しての実施です。予想以上にたくさんの参加者があって、4kgのそば粉では十分な量ができなかった点は反省です。

友田主任研究員の指導で、そば打ちが進みます。

稲葉主任研究員の指導で、そば切りが進みます。

こちらでは団子作り。

外では別のスタッフがかまどの番をしており、切り終わったそばを大鍋で茹で上げます。

お昼は自分たちの作ったそばと団子を和室で頂きました。

ふぞろいのそばですが、味は格別です。子供も大人も、ぺろりと全部平らげてしまいました。


豊岡盆地の生き物調査 市民研究発表会

豊岡市立コウノトリ文化館では、豊岡盆地の生きものに関する最近のトピックを、市民研究発表会の形で紹介する機会を設けました。興味のあるかたの参加をお待ちします。入場は無料です。


田んぼの学校2014年11月度

田んぼの学校2014年11月度「里山で落ち葉集めや薪作り」
実施日:2014年11月16日(日)
天気:晴
参加人数:35人(子供13人、大人12人、スタッフ10人)

朝は5℃まで冷え込んだ豊岡。鍋の火を囲みながら始まりを待ちます。

みんなで東公開エリアまで歩きます。途中、クマ注意の看板を見つけた子供たちは興味津々。

いつものアベマキの木の周辺でドングリを探しますが、今年は実がほとんど落ちていません。

すぐ横では、野生コウノトリのエヒメが警戒して巣を守っています。

落ち葉やドングリを拾いながら、東自然観察路を上がります。

展望所まで登りました。

眼下に祥雲寺地区の冬季堪水田が広がっています。

戻ってからは焼き芋づくり。

鍋はカニが入っています。

美味しい焼き芋ができました。
お昼には気温も上がって気持ちのよい秋の田んぼの学校でした。


田んぼの学校2014年10月度

田んぼの学校2014年10月度「秋の田んぼでアカトンボ」
実施日:2014年10月19日(日)
天気:快晴
参加人数:50人(子供20人、大人20人、スタッフ10人)

朝霧が上がるころのスタートになりました。気温が上がるまでトンボは飛びませんので、ゆっくり歩いて東公開エリアまで散策。

この土日は、非公開ゾーンの特別公開日にあたっており、一般のお客様も次々にやってこられます。

東ビオトープ周辺で時間を過ごすうちに、赤トンボも徐々に飛びだしました。

これはナツアカネ。

文化館に戻ってからは、芝生広場のベンチで採集したトンボやバッタの名前調べをしました。

飛び立つクルマバッタ。

最後に、上田代表からまとめの説明をしてもらいました。

本日の調査結果:
アキアカネ 30
ナツアカネ 30
キトンボ 1
マユタテアカネ 1
オオアオイトトンボ 1
※アキとナツが同数だったのは意外な結果でした。これまではアキの割合が多かったのすが、ナツアカネが増えてきているのでしょうか? ノシメトンボは今回未記録でした。
コバネイナゴ、トノサマバッタ、ショウリョウバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキ、イボバッタ、エンマコオロギ、ハラビロカマキリ、オサムシsp、ゴミムシsp、ヤマトシジミ、アオマツムシ

今日の鍋は野菜と魚介のツミレ。お昼の鍋を食べるころ、たくさんの赤トンボが飛びだしました。


田んぼの学校2014年8月度

田んぼの学校2014年8月度「ビオトープの生き物調査」
実施日:2014年8月17日(日)
天気:雨
参加人数:70人(子供30人、大人30人、スタッフ10人)
※新田小学校2年の学Pの児童23名含む
夜半に激しい雷雨に見舞われ、警報の出る中での田んぼの学校開催でした。予定していた川遊びを中止し、西公開ビオトープの生き物調査に変更しました。

スマホで雨雲の動きをモニターしながらの行事進行です。結局最後まで、大降りに遭わずに済みました。

雨模様のビオトープですが、子供たちの元気な声が響きます。谷川は増水して早く流れています。

採集した生き物をみんなでチェックします。以下の20種類をチェックしました。
ヒル、ギンヤンマのヤゴ、イトトンボ型ヤゴ、トンボ型ヤゴ、ガムシ、ヒメガムシ、メダカ、ドジョウ、ミズカマキリ、タニシ、クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、ハイイロゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、タイコウチ、ミナミヌマエビ、マツモムシ、コミズムシ、オオコオイムシ

早めの鍋は、地元野菜と猪肉。とてもよい出汁が出ていておいしかったです。


田んぼの学校2014年7月度


田んぼの学校2014年7月度「小川で魚とリ」
実施日:2014年7月20日(日)
天気:晴れ
参加人数:80人(子供35人、大人35人、スタッフ10人)

夏休みに入って最初の日曜日の田んぼの学校です。真夏の7月と8月の田んぼの学校は川遊び。たくさんの親子が川に入って遊びました。

川で取った生き物を集めて、みんなで名前を確認します。

魚は、専用のアクリルケースに入れて観察するのがよいです。

下流から子供たちが横一列になって追い込み漁もしました。
以下、今回の観察種です。
魚類:
メダカ、カワムツ、モツゴ、カマツカ、ドンコ、シマドジョウ、ヨシノボリ類
その他:
モクズガニ、ヌマエビ、スジエビ、カワニナ、タイコウチ、ヤゴ類、ゲンゴロウ類幼虫

ドンコ

メダカ

カマツカ(左)、ドンコ(右)

カワムツ

モツゴ

お昼の鍋は、野菜はカボチャ、ニンジン、ジャガイモ、肉はイノシシでした。イノシシの脂身が溶け込んで、コクのある洋風な鍋に仕上がりました。とってもおいしかったです。


生物多様性企画展第11回「春から夏の鳥」開催


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