自然観察講座・秋の雑草入門(実施報告)
日時:2015年10月15日(木)13:30〜15:00
天気:晴れ
参加者:2名
講師:上田館長
秋の雑草講座を開催しました。道端の雑草の名前がわかると散歩がもっと楽しくなりますよ。今回は六方川の堤防を歩きました。最初に出迎えてくれたのはサク ラタデ。蓼の中では花が最も大きく薄いピンク色をしています。文化館に帰って整理。ゴキヅル、タコノアシなどを含め約70種の草を見つけました。
高橋 信一覧
日時:2015年10月15日(木)13:30〜15:00
天気:晴れ
参加者:2名
講師:上田館長
秋の雑草講座を開催しました。道端の雑草の名前がわかると散歩がもっと楽しくなりますよ。今回は六方川の堤防を歩きました。最初に出迎えてくれたのはサク ラタデ。蓼の中では花が最も大きく薄いピンク色をしています。文化館に帰って整理。ゴキヅル、タコノアシなどを含め約70種の草を見つけました。
日時:2015年10月12日(月)13:30〜16:15
天気:曇り
講師:関西菌類懇話会・平山さん、浅見さん
但馬幼菌の会・稲葉さん、古澤さん
参加者:7名
コウノトリ市民研究所の稲葉主任研究員のコーディネートで、郷公園内のキノコ観察会を実施しました。但馬幼菌の会から古澤さんをお招きしたのと、スペシャル講師として、関西菌類懇話会の平山さんと浅見さんの強力な助っ人にもお越し頂き、とても質の高い観察会を実施することができました。
文化館を出発し、東に移動しながら道々でニッチなキノコたちの解説を受けます。
草陰にひっそりと小さなキノコが出ています。たくさんの目でキノコ探しに集中すれば、思いがけずたくさんのキノコたちと出会うことができます。
東自然観察路を登ります。ここのところ雨が少ないせいで、山が乾燥しています。キノコを見ながら、賑やかに散策。
ウラベニホテイシメジ
これは、、、なんだっけ?
山頂の東屋から祥雲寺の田んぼを見下ろします。下山時には「幻のヘビ」シロマダラが道を横断して行くのを目撃しました。
文化館に戻ってから、採集してきたキノコすべてに名札を付けてもらい、ひとつひとつのキノコの説明を受けました。
本日確認した41種のキノコです。
菌根菌:18種
・アカショウロ
・コツブタケ
・シロカノシタ
・ヒナチチタケ
・ハツタケ
・オウギタケ
・ケロウジsp
・ミネシメジ
・ウラベニホテイシメジ
・ヌメリイグチ
・アミタケ
・ドクベニタケ
・ホウキタケsp
・フウセンタケsp
・ハダイロガサ
・シロオニタケ老菌
・クチベニタケ
・キツネタケ
・キシメッジsp
分解菌:23種
・シラタマタケ
・オオミノコフキタケ
・ヒメホコリタケ
・オオゴムタケ
・ニッケイタケ
・ハカワラタケ
・オトメノカサ
・アカヤマタケ
・オオヒメノカサsp
・ミイロアミタケ
・ウラムラサキ
・イタチタケ
・アセタケsp
・サマツモドキ
・ウスキモリノカサ
・シロヒナノチャワンタケsp
・ホウロクタケ
・ヒイロタケ
・モエギビョウタケ
・ヤケイロタケ
・ヒメヒガサヒトヨタケ
・ハナウロコタケ
・モミジタケ
4人の講師の方にたくさんのキノコを教えてもらい、有意義な観察会となりました。ありがとうございました。来年の秋も、タイミングを図りながら、より多くの参加者とキノコに出会える集まりにしたいと思います。
コウノトリの郷公園入口、コウノトリの郷直売所の横にコウノトリの形をした郵便ポストがあります。ユニークな形が評判で、写真を撮る人もたくさんいらっしゃいます。
実は、このポストから郵便物を投函すると、コウノトリの記念消印が押されることになっているのですが、あまり知られていないのが残念です。そこで、改めて、「ここからしあわせ発信」のご案内をして、みなさまのご利用をお願いします。
郵便局の業務の都合で、封書やハガキをそのままこのポストに入れても、記念消印は押されませんのでご注意下さい。記念消印を希望されるときは、専用封筒の中にご自身の郵便物を入れて頂く必要があります。専用封筒は、豊岡市立コウノトリ文化館、コウノトリの郷直売所、コウノトリ本舗の三ヶ所に置いてありますので、各施設の窓口に申し付けください。
少しお手数をお掛けすることになりますが、ご理解とご協力をお願い致します。
実際にこのポストに投函して配達された郵便物です。このような記念消印が押されます。
しあわせの願いを込めて、ぜひ、コウノトリの郷から思いを伝えてください。
コウノトリキルト作家の河村小百合さんの作品展を開催します。
展示期間:2015年10月6日(火)〜10月31日(土)
※企画展示コーナーのほか、多目的ホールにも作品展示があります
河村小百合さんのプロフィール
・大阪府柏原市在住(豊岡市出身)
・(財)日本手芸普及協会認定パッチワークキルト指導員
・スカラップキルト教室主宰
・コウノトリキルト作家(作風はコウノトリ)
現在、岡本洋子氏に師事。第11回・12回キルト日本展入選、
日仏共催インターナショナルキルトコンテスト「ネイチャー」入賞、
インターナショナル・キルトウィーク横浜入賞他、国内外受賞作品多数
2005年9月24日、コウノトリの郷公園から5羽のコウノトリが野外に試験放鳥されてから10年が経ちます。その記念すべき年にあたり、なにか足跡を残しておこうと話し合う中で、このポスターの構想が持ち上がりました。
故池田啓・初代コウノトリの郷公園研究部長の著書「コウノトリがおしえてくれた」(フレーベル館 2007年)の最後の見開きページの、46年ぶりに巣立とうとする百合地巣塔のヒナと六方田んぼの風景の写真、添えられた池田さんのメッセージ、これを放鳥から10年経った今、たくさんの人に伝えたい。そんな思いが自然発生的に募ってゆきました。そして出来上がったのがこのポスターです。掲示のしやすさを考え、A1縦位置のポスターとしました。
放鳥から10年経ち、5羽からスタートした野生復帰は、いまや80羽を越える野外個体数へと増えました。コウノトリを放す側の努力はもちろんですが、受け入れる側、すなわち私たち市民のコウノトリに対する思いやりが深まり、広がり、コウノトリ野生復帰を支えてきたことは紛れもないことです。
このポスターに記された故池田先生のメッセージを噛みしめ、コウノトリ野生復帰の次なるステップへと進んでゆきたいと思います。たくさんの人が、このポスターに目をとめて頂くことを期待しています。
2005年9月24日の放鳥式から、今年でちょうど10年を迎えます。今年は、たまたま五連休となったシルバーウィークを文化館では「コウノトリウィーク」と称して、5日間連続のイベントを打ちました。リアルタイムにはFacebookで情報を上げましたが、ダイジェストをホームページに記録しておきます。
▼みんなで語ろう・放鳥10年を語る会
9月19日(土)18:00〜20:30@多目的ホール 2000年の文化館創立に関わった行政マン、コウノトリ野生復帰黎明期に理解と協力をして頂いた農家の方々、その他たくさんの市民の方々に集まって頂き、10年前を振り返る懇親会を行いました。松島興治郎コウノトリ文化館名誉館長の音頭で、祥雲寺地区の畷さんの無農薬育む米の新米オニギリで「乾米!」。50人ほどが懐かしい話や音楽で和やかな時間を過ごしました。▼みんなで遊ぼう・田んぼの学校
9月20日(日)9:30〜12:00@コウノトリの郷公園内 コウノトリ市民研究所主催の田んぼの学校9月度「あぜ道でバッタ・イナゴ」を共催で実施しました。参加者54名。報告はこちらから。▼みなんで見よう・豊岡盆地のエコツアー
9月21日(月)10:00〜12:30@豊岡盆地 2組5名の参加者を、豊岡盆地のエコツアーにご案内しました。庄境(三江小学校)→野上→赤石→戸島→伊豆→百合地のコース。今年のコウノトリ繁殖巣塔を巡りながら、立地環境や、周辺で活動する野生コウノトリの様子などを見て頂きました。本プログラムは、今後レギュラー化を検討します。▼みんなで学ぼう・市民研究発表会
9月22日(火)13:30〜15:30@学習室 延べ20人ほどの人たちに集まってもらいました。「豊岡盆地の自然・この10年」というテーマで、野鳥、昆虫、植物、哺乳類の10年間の変化を、コウノトリ市民研究所の研究員がパワーポイントを使って発表しました。菅村研究員からは「失くす前に今の当たり前を写真記録しておくことの重要性」、稲葉研究員からは「これから人と獣の戦いが本格化する」、2つの記憶に残るメッセージを伝えてもらいました。研究発表会という地味なイベントではありますが、いまの但馬の自然界で起きていることを都度レポートする大切な機会です。今後も続けていきますので、ぜひご参加下さい。
▼みんなで歌おう
9月23日(水)10:30〜11:30@芝生広場この五連休は好天に恵まれたことも幸いでした。最終日は汗ばむ陽気でしたが、芝生広場でみんなでコウノトリの歌を歌ったり聴いたりして楽しみました。コウノトリの郷公園で音楽という試みは今回が初めてのようでしたが、これからも音楽イベントを企画してみなさんと楽しみたいと思います。ご期待下さい。
10周年の記念イベント、仕掛ける側は結構たいへんでしたが、文化館スタッフも一緒に楽しみました。終わってみればすべてがよい思い出になりました。ご参加いただいたすべての皆様へ、ありがとうございました。
日時:2015年9月20日(日)9:30〜12:00
天気:晴れ
テーマ:あぜ道でバッタ・イナゴ
参加者:親子45名+スタッフ9名
今月の田んぼの学校は、コウノトリウィークの連続イベントの一つとしても開催されました。連休中の親子を含め、たくさんの皆さんでバッタ採りをして遊びました。
鎌谷川の土手沿いを、バッタを採りながら東公開エリアへ向かいます。
東公開エリア周辺で網を振ります。遊歩道沿いではあまりバッタはいませんでしたが、沢沿いの土手付近付にはたくさんいました。
文化館に戻ってから、採集したバッタの種類をみんなで確認します。
この日確認したバッタは16種類。とくにクルマバッタとハネナガイナゴが目立ちました。これも、祥雲寺地区のコウノトリ育む農法の効果のひとつと考えられます。
最後は、10年前に5羽のコウノトリが放鳥された、その場所で、捕まえたバッタを一斉に放してあげました。飛び立つバッタに、子供たちの歓声があがりました。好天にも恵まれ、楽しい観察会となりました。