高橋 信
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夏休み昆虫採集(実施報告)
天気:晴れ
参加者:44名(スタッフ含)


田んぼの学校2021-7月度(実施報告)






コウノトリを見に行こう7月度(実施報告)
日時:2021年7月11日(日)9:30〜11:30
天気:曇り
参加者:2名(1組)
案内人:高橋
当日受付で1組の親子の参加申込みがあり、高橋がご案内しました。9時半のコウノトリ解説を聞いてもらったあと、山頂東屋に上って祥雲寺巣塔の営巣状況を観察。ヒナが座ったり立ったりする仕草、排せつ行動などを観察しながら生態について説明しました。
園外に出て、いくつかの繁殖巣塔周辺の観察ツアーに移ります。最初は庄境巣塔。メスのJ0055が事故死して、J0059が繁殖ペアのメスとして入れ替わって最初の繁殖中。3羽のヒナが確認されていましたが、直近では1羽の頭しか見えなくなった様子。今回も1羽のヒナしか見えませんでした。
赤石巣塔ではすでに3羽が巣立っており、下鶴井の農地で親子5羽が飛び立ち電柱に止まるところまで観察できました。目の前で飛び立つコウノトリに参加者は大興奮されていました。
最後は野上のコウノトリ保護増殖センター駐車場。タイミングよく、今朝8時12分に巣立ったばかりの幼鳥1羽を目の前で観察できました。残る1羽もすぐに巣立つことでしょう。保護増殖センターの歴史や、コウノトリ野生復帰の取り組みについて説明し、ここで案内を終了としました。
キノコ・粘菌観察会「森の宝石探し」
日時:2021年7月4日(日)9:30~12:00
天気:曇り一時雨
参加者:4名
スタッフ:稲葉(サポートスタッフ2名)
毎年1,2回キノコ観察会をしていますが、今年はキノコ・粘菌観察会として初めての実施となりました。遠く静岡県や大阪府からの参加もありました。生きものについて詳しい大人ばかりの、いつもとは少し雰囲気の違う観察会でした。
雨が降りそうで降らないとても蒸し暑い状況でしたが、観察広場奥の自然観察路周辺ではキノコや粘菌がたくさん出ていました。宝石のような美しいキノコや粘菌はあまり見ることはできませんでしたが、コモチクダホコリがにぎやかに発生しているのを見ることが出来たのは良かったと思います。1時間半ほど野外観察をしてから学習室に戻り、机にキノコを並べて観察しました。粘菌は実体顕微鏡や生物顕微鏡で検鏡して、キンチャケホコリを確認しました。オリーブサカヅキタケやキミミズフクロホコリ?も初めてみることが出来ました。
観察した種
【キノコ類】
アカヤマタケ、トガリベニヤマタケ、ツルタケ、オオツルタケ?、ヒメコガサ、オリーブサカヅキタケ、アイタケ、ベニタケの仲間複数種、その他ハラタケ目の仲間複数種、ツノフノリタケ、ツノマタタケ、ツヤウチワタケ、アミスギタケ、ヒイロタケ、スエヒロタケ、その他サルノコシカケの仲間複数種、アラゲキクラゲ、ハナビラダクリオキン、マメザヤタケ、パイプタケ
【粘菌】
キンチャケホコリ、コモチクダホコリ、キミミズフクロホコリ?、エダナシツノホコリ、ムラサキホコリの仲間複数種
「豊岡市のレッドデータ生物」の発行について
この度、標記の冊子を作成しましたので参考としてください。
前半は、豊岡市のレッドリストとして兵庫県のレッドリストの中で豊岡市に生息するものを一覧表とし、生息状況のコメントを記載しています。後半では市民研究所として特に注目したい種について写真と簡単な解説を入れています。
2011年度に発行した「豊岡盆地と円山川下流域のレッドデータ生物」の改訂版として、対象地域を豊岡盆地とその周辺から豊岡市全体に広げ、2017年に豊岡市より委託され実施した市内の希少生物調査の結果やコウノトリ市民研究所がこれまでに蓄積してきたデータをここに反映させています。
自然との共生を進める基礎資料として活用していただければ幸いです。
特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所
代表理事 上 田 尚 志
※本冊子を、ご希望の方に無償で配布しております。豊岡市立コウノトリ文化館の窓口でお申し付け下さい。
企画展示「がっせぇ水族館展」開催案内
NPO法人がっせぇアート主催の「がっせぇ水族館展」を開催いたします。昨年は「がっせぇ動物園展」で人気を博しました。今回は子供たちの夏休みに合わせて、水生生物の「がっせぇ」アートを展示いたします。どうぞ親子でお楽しみ下さい。
がっせぇ水族館展
主催:NPO法人がっせぇアート
期間:2021年7月1日~8月31日(月曜休館)
※8月9日(月)は開館、10日(火)が振替休館
場所:豊岡市立コウノトリ文化館企画展示コーナー(9時~17時)
入場無料(環境協力金の募金をお願いしております)
「かこさとし絵本展」に協力しています
豊岡市立美術館ー伊藤清永記念館ーで開催予定の「かこさとし絵本展」に、コウノトリ文化館はコウノトリの情報提供で協力しています。夏休みの思い出の一つに、ぜひこの絵本展を加えて下さい。
開催期間:2021年7月17日(土)~9月26日(日)
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
会場:豊岡市立美術館ー伊藤清永記念館ー
入館料:一般600円/大高生400円/小中学生200円
休館日:毎週水曜日
主催:豊岡市
協力:(有)加古総合研究所
田んぼの学校等の親子参加イベントで、本絵本展の半額割引券を希望者に配布いたします。ご希望の方はスタッフにお申し出ください。(こころんカード提示で、こどもは無料になります)
コウノトリを見に行こう4月度(実施報告)
日時:2021年4月11日(日)13:00〜15:15
天気:晴れ
参加者:2名(1組)
案内人:高橋、西川
2021年度の最初の観察会となった今回、「コウノトリ自然観察会」からストレートに「コウノトリを見に行こう」とイベント名を改称してスタートを切りました。朝の気温は1℃と冷え込み、遅霜もおりる冷え込み。快晴の好天での実施となりましたが、午後からも気温は低め。1組のご夫婦をご案内しました。
最初の観察ポイントは庄境巣塔。三江小学校グランドにご案内。観察中、抱卵のメスが立ち上がって転卵行動を見せました。
2ヶ所目は百合地巣塔。ここでも抱卵が続いています。
3ヶ所目は河谷巣塔。ここのペアは巣材を多く持ち込まないのが主義のよう。薄い巣で抱卵が続いています。
続いて神美地区の森尾巣塔。美しい里山に囲まれた巣。若いペアが4月に入ってから2年目の抱卵に入っています。
北に移動して赤石巣塔を堤防の上から観察します。今シーズンは一番早くにヒナが誕生しており、3羽のヒナの頭を確認することができました。
最後に野上巣塔。コウノトリ保護増殖センターの駐車場から、コウノトリ野生復帰への歴史をお話ししながら観察し、ここで現地解散としました。
来月の5月度観察会では、今回巡回した巣塔の多くでヒナが観察されることでしょう。ぜひ、ご参加ください。
コウノトリ自然観察会3月度(実施報告)
テーマ:コウノトリと北に帰る鳥
日時:2021年3月14日(日)13:00〜15:30
天気:晴れ
参加者:5名(3組)
案内人:高橋、渡辺
2月度は開催中止となり、2ヶ月ぶりの観察会となりました。早春の好天に恵まれ、5名の参加者の皆さんとコウノトリの繁殖巣塔を巡りました。祥雲寺→庄境→百合地→河谷→赤石→野上の6ヶ所。
駐車場を出たところで、祥雲寺ペアの今期の繁殖状況を、祥雲寺地区で活動中のコウノトリを遠望しながら説明しました。
三江小学校グランドにある庄境巣塔、あいにくコウノトリは留守でした。
百合地巣塔では抱卵が始まったようです。1羽が伏せていました。
河谷地区の水田にはオオハクチョウ1羽とコハクチョウ2羽の幼鳥が残っていて、渡去前のハクチョウの観察をしてもらいました。また、近くの水田でコチドリ5羽を初認しました。
赤石巣塔を観察。ここは豊岡盆地の繁殖巣塔の中で、もっとも早い抱卵に入っています。この後、野上の保護増殖センターでコウノトリ野生復帰への道のりをお話し、現地解散としました。