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植物観察会2022年3月度(実施報告)

日時:2022年3月27日(日)13:00~15:00
天気:晴れ
参加者:11名
スタッフ:菅村、高橋

2021年度最後の観察会は、お客様11名、スタッフ2名の合計13名という盛会になりました。
春が遅れているので花は少なかったですが、ようやく葉の花が咲き始めました。
この菜の花は、セイヨウアブラナです。かつてはカラシナが一面に広がっていましたが、この場所はセイヨウアブラナばかりでした。隣には同じくアブラナ科の白い大きな花が咲いていました。どうやらダイコンのようです。もう少し下流になるとハマダイコンが出てくるのですが、ここのものは根が畑のダイコンと見まがうほどの太いものもあるので、投棄されたダイコン由来ではないかと思います。
2時間ほど植物観察をしました。
 
【観察した植物】
セイヨウアブラナ、ダイコン、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、シロバナタンポポ、クシバタンポポ、ヤマザトタンポポ、ノビル、アサツキ、ヤブカンゾウ、フキノトウ(フキ)、ツクシ(スギナ)、カキドオシ、タチタネツケバナ、ウマノアシガタ、ゲンノショウコ、ヤエムグラ、カワラマツバ、メマツヨイグサ、カラスノエンドウ、ヒメウズ、キンキエンゴサク、アケビ、ヒメオドリコソウ、シャク、ジャノヒゲ、ヒガンバナ、コゴメヤナギ


田んぼの学校2022年3月度(実施報告)

 

田んぼの学校3月度
「早春のビオトープ」

日時:3月20日(日)雨のち曇り
参加者:6グループ24名
スタッフ:3名

気温が高くなる日が増え、空からも雪ではなく雨が降るようになりました。
2月の田んぼの学校の時にはまだなかったアカガエルの卵塊がたくさん増えたので、今日の田んぼの学校は卵塊調査です。


先週あたりから数が急に増えてきて、大きな塊だと1つなのかいくつかくっついているのかわからなかったり、いくつくっついてるのかわからない卵塊もたくさんあります。


また、草の根元やビオトープの真ん中辺りだと見えづらく、成長が進んで崩れかけた卵塊もあるので数えるのに一苦労です。


家族ごとに数えてもらって、西側のビオトープエリアでは500個ぐらい、東側は工事の関係で全部は調べられませんでしたが200個ぐらいの卵塊がありました。


成長段階の違う幾つかの卵塊を持ち帰り触り比べてもらいました。産んで数日だとまだプルプルしたしっかり塊で、日にちが経つほどスカスカのだらっとした塊になります。

西ビオトープでの産卵は一段落、この後しばらくは卵塊の成長具合を見比べることができます。3月に来園される方はビオトープのアカガエル卵塊もご覧になってみてください。
親ガエルはどうしてるかって?
一仕事終わったので暖かくなるまでまた眠ります。


各家族が数えた卵塊の数。


スタンプはフキノトウ

 

 

 


コウノトリを見に行こう2022年3月度(実施報告)

日時:2022年3月13日(日)13:00〜15:30
天気:薄曇り
参加者:8名
案内人:高橋、友田

当日参加6名があり、8名様をご案内しました。学習室で現時点でのコウノトリの繁殖状況を説明し、抱卵中の巣塔を含め何箇所かを巡回観察しました。

庄境巣塔にはコウノトリの姿はありませんでしたが、三江小学校のグランドの片隅をお借りして、双眼鏡の使い方をレクチャー。アオサギが飛んだので、サギとコウノトリの外見上の違い、コロニーを形成するするサギの繁殖との違いなどを説明しました。

福田巣塔に移動。青果市場前から双眼鏡とスコープで抱卵中のコウノトリを観察しました。ちょうど入れ替わりのタイミングで、ペアが巣塔に立つ姿も見てもらえました。

野上のコウノトリ保護増殖センターの駐車場に移動。野上巣塔も抱卵は未だのようです。ここでは、1965年にオープンした施設での保護増殖活動の話をしました。

赤石巣塔に移動。途中、野上堤外に野上ペアのオスJ0001を発見。赤石巣塔の産卵推定は2月12日で、今シーズンの最初の産卵です。現在、孵化直前の状態。立ち上がって転卵の様子を見てもらえました。北に玄武洞の一部が見え、豊岡盆地の成り立ちとコウノトリが日本で最後まで豊岡に生き残った理由などの説明をしました。また、赤石堤外のヨシ原環境の重要性も説明しました。

文化館に来て案内看板を見て参加を決められた皆さんは、思いがけず野外コウノトリの様々な姿を観察できてたいへん喜んでおられました。4月以降、コウノトリのヒナの成長の様子を観察する絶好の機会です。毎月第2日曜日の13時からの開催です。ぜひ参加して下さい。

 


庄境巣塔


福田巣塔


野上コウノトリ保護増殖センター駐車場


野上堤外のJ0001


赤石巣塔


用水路の土手沿いを疾走するニホンジカの若オス


アカガエル観察会2022年3月度(実施報告)

3月度第1日曜日生き物観察会
「アカガエル調査」
日時:2022年3月6日(日)13:00~15:00
天気:曇り時々雪
参加者:15名(大人10名+子供5名)
スタッフ:上田・大槻・宮垣・村田

今回は参加人数が多く、年齢層も幅が広かったので2班に分かれて活動しました。
1班は中学生以上6名で園外に調査に向かいます。
2班は小学生を主体とした親子11名で園内の調査に向かいます。
学習室で調査を始めたきっかけなど全体説明を聞いた後に班に分かれて調査開始。
1班は「今日は過酷な調査になると思います。」と少し脅されていましたが、かなりの数の卵塊が見つかったようで、帰ってきたスタッフは上機嫌だったそうです。

2班はアカガエルの写真と本物の卵塊で予習をしてから園内の卵塊探しに出発です。
最初に目に入った2卵塊にみんなはちょっと興奮気味。
その後もどんどんと見つけ、西ビオトープ゚では67個もの卵塊を見つけました。
これからまだまだ増えるはずです。


これから来館されるは、ビオトープの卵塊も見に行ってみてください。
 


 
 
 
 
 
 
 

植物観察会2022年2月度(実施報告)

日時:2022年2月27日(日)13:00~14:00
天気:曇り
参加者:2名
スタッフ:菅村

植物観察会 春を待つ植物たち「ロゼットの観察」


コウノトリの郷公園は、例年にない大雪で一面が真っ白でした。
日曜日に向けて木曜日から雪かきをしてお客様をお待ちました。


常連のお客様お二人とゆっくりと観察することができました。
最初は「小さくて分からないなあ。」と言われていましたが、終わる頃には8種類ほどの見分けができるようになられました。


観察した植物
ネジバナ、スズメノヤリ、ニワゼキショウの仲間、スズメノカタビラ、ニガナ、タネツケバナの仲間、ハハコグサ、チチコグサ、シロツメクサ、コメツブツメクサ、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、オランダミミナグサ、ブタナ、ハルジオン、ゲンノショウコ、タンポポの仲間

 

 


田んぼの学校2022年2月度(実施報告)

 

2月20日(日)
田んぼの学校
~冬の生きもの~ビオトープ~

「冬は生き物達はどうしてるんだろう?」
「そもそも、冬に生き物はいるのかな?」
「コウノトリは冬でもビオトープで何か食べてるよ。」
「じゃあ、何がいるのか探しに行ってみよう!」
ということで、みぞれ交じりの中ビオトープに生き物探しに出発です。
すぐそこですが、ビオトープに着いたら少し晴れてきてみぞれも止みました。


網を持って、あっちをごそごそ、こっちをごそごそ。
時折「お魚見つけたー。」「なんか変なのおった!」という声が聞こえてきます。


空が曇って再び雪が降りそうになってきたので、文化館に戻って生き物観察です。


同じような生き物に分けていきます。


ミナミヌマエビとメダカが多かったですが、他にもヤゴやトビケラなど冬越しをしている生き物を見つけることができました。
冬場、コウノトリが餌探しが大変なのがよくわかりました。


スタンプはアカガエル。
今年、ここではアカガエルはまだ産卵していません。
3月にはたくさんの卵塊を見ることができるでしょう。

見つけた生きもの:ミナミヌマエビ、メダカ、クロスジギンヤンマ、シオカラトンボ、コサナエ、オオイトトンボ、
         ムラサキトビケラ、ホソバトビケラ、ミズムシ、コオイムシ、
マツモムシ、コミズムシ、
         カワゲラ、カワニナ。14種類。
参加者:3家族、9名
スタッフ:2名


冬の里山で遊ぼう2022年2月度(実施報告)

第1日曜行事「冬の里山で遊ぼう」
日時:2022年2月6日(日)13:00~15:00
天気:曇り
参加者:8名(大人3名+子供5名)3家族
スタッフ:村田・稲葉
 


2月6日(日)、前日からの雪で郷公園の中にもかなりの雪、辺り一面真っ白です。


にぎやかな小鳥の声がします。この冬、最後まで残っていたわずかな柿の実にヒヨドリがやってきていました。
今日で柿の実はなくなることでしょう。



雪が深い所へはスノーシューを履いていきます。
子供達はすぐに馴れて、斜面も駆け回っていました。


東屋の側で拾ったのは、キリの実。柱にはテンの爪跡もついていました。


次はビオトープ奥の広場へ足跡を探しながら向かいます。
スノーシューを履いているので積もった雪でも沈まず歩けます。
なかなか足跡は見つかりません。
この雪で動物達も今日はあまり動いてないのかもしれません。

広場に着いたので雪だるま作り。家族ごとに雪だるまを作ってもらいました。
大きな手をした雪だるま、お休み中の雪だるま、今年の干支のトラ。
ちょっとした撮影スポットになりそうです。
コウノトリを見た後に写真を撮りに行っても、雪だるまを追加して作っても楽しそうです。

 


どこにあるかは、私達が歩いた跡を辿ってみてください。


 
 
 
 
 
 
 

植物観察会2022年1月度(実施報告)

日時:2022年1月23日(日)13:00~14:00
天気:曇り
参加者:3名
スタッフ:菅村

1月23日 植物観察会 常緑樹を観察しよう

当日申し込みで1家族が参加されました。

お子さんが小学1年生と保育園児ということなので、常緑樹を目の前にして、写真一覧から同じものを探すという活動にしました。


子どもさんたちが、集中できる時間を考えて30分で文化館に帰ってきました。
観察した植物は、ナンテン、ツバキ、カクレミノ、ソヨゴ、シラカシ、スギ、アセビ、アカマツ、ヒノキ、クスノキでした。小学1年生のお兄ちゃんは、なんと全問正解でした。素晴らしいです。

文化館に帰ってからは、展示している「冬芽」コーナーで「冬芽クイズ」をしてもらいました。
二人とも無事に合格して、景品のスダジイとアベマキの果実を持って帰ってもらいました。
合計1時間の活動でした。

スダジイは試食、アベマキはコマになるそうです。


田んぼの学校2022年1月度(実施報告)

 
田んぼの学校1月
2022年1月16日(日)9:30~11:00
天気:晴れ
テーマ:里山の生きもの
参加者:4家族11名(スタッフ3名)
 
晴れのよい天気になりました。今回の田んぼの学校は雪の積もったコウノトリの郷公園内を歩きながら、野鳥観察や動物の足跡探しをしました。
 
展示実習室に集合後、写真を見てもらいながら今日見られそうな野鳥の予習をしてから出発。文化館の建物の陰から何者かの足跡が外に続いているのを観察し、テンが歩いた跡と説明を受けました。
 
飼育コウノトリを見ながら、少しコウノトリのことを勉強しました。西ビオトープではシカの足跡を観察。頭上の高い枝にエナガの群れが来ているのを見ました。
 
ここから東公開エリアまでみんなで一緒に歩きながら、途中で目についた足跡や野鳥を観察しました。少し離れていて観察が難しかったですが、トラツグミが出てきていました。東公開エリアの湿地では、アオサギ、クサシギを観察しました。雪の上の、コウノトリの大きな足跡もしっかり観察できましたね。
 
【本日観察した野鳥】
エナガ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、トラツグミ、トビ、アオサギ、クサシギ、ツグミ、カワセミ(声)
 
【本日観察した足跡】
テン、シカ、キツネ、イタチ?、コウノトリ
 

コウノトリを見に行こう2022年1月度(実施報告)New!

日時:2022年1月9日(日)13:00〜14:30
天気:曇り
参加者:8名(2組)
案内人:高橋、山下

当日申込みの2組8名様をご案内しました。1月度は、積雪を想定して、園内を徒歩で観察する計画をしていました。除雪された舗道を歩いて東公開エリアまで往復しながらの観察会。

双眼鏡の使い方を勉強した後、にぎやかに出発。いきなり東からコウノトリが飛んできて、祥雲寺ビオトープに降りました。それぞれの双眼鏡で、両足に足輪のない野生種エヒメであることを確認。エヒメについての説明をここで行いました。東公開エリアの湿地でクサシギを見たあと、一番上の池で祥雲寺ペアのオスJ0021をじっくり観察できました。片足やくちばしを羽毛の中にしまっている理由、餌採りを始めたときには採餌方法の特徴などを説明しました。コウノトリの飼育の話も少し。

観察サイトで、往路で見つけた野鳥の復習を資料を使って行いました。帰り道。エヒメペアが繁殖していた簡易巣塔の観察、柿の木の幹に巻いたトタンの意味などの話を説明。最後は、鎌谷川沿いの防獣フェンスに止まったジョウビタキのオスを観察して文化館に戻りました。参加の皆さん、とても楽しまれた様子で、よい観察会となりました。

【観察した野鳥】
イソヒヨドリ、トビ、セグロセキレイ、ハシブトガラス、コウノトリ、クサシギ、ヒヨドリ、アオサギ、ジョウビタキ。


双眼鏡の使い方を勉強します


祥雲寺ビオトープに降りたエヒメを観察


東公開エリアから飼育ゾーンを観察


池にいたのは祥雲寺ペアのオスJ0021


コウノトリ飼育の話をしました


資料を見ながら見た野鳥の復習をします


エヒメペアがかつて繁殖していた簡易巣塔、柿の木に巻かれたトタンなどを観察


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