田んぼの学校
時間:9時30分~12時
参加費:子ども100円
当日参加可能
テーマ:バッタ・イナゴ探し
自然解説員一覧
2024年9月15日(日)9:30~11:30
テーマ:バッタ・イナゴ探し
参加者:38名、スタッフ8名、計46名
今月の田んぼの学校は、バッタ・イナゴ探しです。
まだ暑い日が続きますが、田んぼや川沿いは秋の気配になりつつあります。周辺の田んぼは、稲刈りが半分ほど終わりました。バッタやイナゴなどの姿をよく見かけるようになりました。
文化館前から東エリアへ、川沿いを歩きながら採集しました。バッタ類の他、トンボ類もいました。
途中、川にオオカマキリが落ちているのを子どもたちが見つけました。引き上げて観察していると、お尻の先から寄生虫のハリガネムシが出てきました。
ここでハリガネムシの話をしました。カマキリのお腹の中に寄生するハリガネムシは川に産卵します。産卵が近づくと、寄生されたカマキリはハリガネムシに操られて川に飛び込みます。そこでハリガネムシはカマキリの体内から川に出て産卵します。ふ化したハリガネムシは最初にカゲロウの幼虫に寄生し、そのカゲロウが羽化してカマキリに食べられることでカマキリに寄生します。
宿主を操るという、ハリガネムシの巧みな戦略に、子どもたちのみならず、大人も興味津々でした。
文化館の展示実習室に戻って、採集したものの種類を調べました。
トノサマバッタ
ショウリョウバッタ
今日つかまえた生き物
バッタ類 :トノサマバッタ、クルマバッタ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、
マダラバッタ、ハネナガイナゴ、コバネイナゴ
コオロギ・
キリギリス類 :エンマコオロギ、オカメコオロギ、クサキリ、ウスイロササキリ
カマキリ類 :オオカマキリ、ハラビロカマキリ
トンボ類 :ウスバキトンボ、シオカラトンボ、ハグロトンボ、チョウトンボ、アジアイトトンボ
カエル類 :トノサマガエル、ヌマガエル、ニホンアマガエル
合計22種の生き物を見つけました。
お昼の大鍋は「いわしのつみれ汁」です。いわしと野菜の旨味がしっかりと出ていて美味しかったです。
2024年9月8日(日)
参加者10名 スタッフ2名
コウノトリの郷公園に生息するゲンゴロウ類を観察しました。約10種類のゲンゴロウの生息が確認できていますが、今回は6種類見ることができました。豊岡盆地ではビオトープや無農薬のお米作りが進んで、ゲンゴロウ類は増えているように思います。ただし、昔たくさんいた大型種のゲンゴロウ(ただのゲンゴロウ)は、まだ復活していません。
出発前にゲンゴロウの学習
暑い中池まで歩きました。山際にある水草が多い池。
いろいろな生き物が集まりました。
マルガタゲンゴロウ
シマゲンゴロウ
学習室で種名の確認
クロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、キベリクロヒメゲンゴロウ
2024年8月25日(日)
参加者8名 スタッフ2名
夏休み最後の日曜日、今回の昆虫採集は名前調べや標本作成も予定していました。とても暑かったためか虫が少なく、いろいろ予定変更もありましたが、トンボを中心に採集しました。
水路に沿って歩くとまずシオカラトンボが現れます。ハグロトンボも出てきました。山裾の湿地ではキイトトンボが見つかりました。オニヤンマが飛んできましたが捕まりません。ウスバキトンボも飛んでいます。
池につくと、チョウトンボとショウジョウトンボが目立ちました。ギンヤンマが飛んで来ます。水辺でオオイトトンボも観察。
道端の東屋でコガネグモとジョロウグモを観察。草地でショウリョウバッタ、トゲヒシバッタ。道の上にハンミョウがいました。
文化館に帰ってみんなで名前調べをしました。