活動レポート 一覧

田んぼの学校11月

秋の雑木林
参加者50名 晴れ
8月のクワガタムシやタマムシ探しの時とはすっかり変わった11月の雑木林。コナラやアベマキなどの落葉樹が多いので落ち葉でいっぱいです。

9時30分集合。今日は準備するものも無く、9時40分には出発。霧が濃くて、太陽の光がさえぎられ、かなり寒い。

最初のポイントで、アベマキのドングリ探し。大きなドングリ帽子をたくさん拾った。ドングリの実はほとんど無くて、10個ぐらい。動物に食べられてしまうのだろうか。アベマキはクヌギによく似た種で、ドングリの形もそっくり。但馬にはクヌギは無くて、アベマキが分布する。

いよいよ山に入る。雑木林の山道はコナラ、アベマキ、クリ、タカノツメ、コシアブラ、ホオノキなど落ち葉の上を歩いていく。

展望台に到着。ここで少し休憩。周りにはソヨゴ、アセビ、ミツバツツジなどが目立つ。

10時30分になっても霧が晴れず、何も見えない。

下におりてやっと、日が差し始めた。

最後は恒例のシカ肉の鍋と、今回は焼き芋がある。


田んぼの学校10月

アカトンボ調査
参加者 12人
今日はいろいろな行事が重なって、12人になりました。しかし、それなりに良い調査ができました。
アカトンボが少なく、どうなるかと思いましたが、一人5匹のノルマを目指してがんばりました。

ビオトープより周辺の山際の木のまわりに多く見られました。ビオトープにはシオカラトンボがまだ残っていました。

人数が少ないので、種類わけが、正確にできたと思います。子どもたちはすぐに雄雌の区別や、ナツアカネとアキアカネの区別を覚えてしまいました。

調査結果
ナツアカネ♂8♀13計21  アキアカネ♂6♀9計15  キトンボ♂1 ネキトンボ(目撃1) シオカラトンボ♂1 ハグロトンボ♂1♀1計2  以上40個体
今年は10月に入ってもアカトンボの数が少なく、今回の調査でも少ないと予想していた。ナツアカネの捕獲数は例年とあまり変わらないので、今年のアカトンボの少ない原因はアキアカネにあるようだ。また、ノシメトンボがまったくいないのも気になる。

鍋にいれた魚。濃厚でおいしかった。


田んぼの学校・奈佐路

谷間にある、とても環境のよいビオトープです。水の管理がしっかりと行われています。ここにコウノトリの巣塔も立っています。

植物は、ヒシが多く、コナギ、クログワイが目立ちました。

雨が降り、子どもたちは少なめでしたが、大人も入れて40人ぐらいになりました。途中かなり雨あしが強まりました。

ドジョウが多く、ゲンゴロウ類もたくさんいます。クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、ハイイロゲンゴロウの5種類。ガムシ類は、ガムシ、コガムシ、ヒメガムシの3種類。タイコウチ、ミズカマキリ、オオコオイムシ、マツモムシと定番が出そろいました。変わったところでは、アカザがまぎれ込んでいました。取水口からだと思います。


ツチガエルがいました。まだ、上陸したばかりです。オタマジャクシもいました。これもツチガエルだと思います。ツチガエルは遅くまで産卵し、オタマは越冬することもあるそうです。遅くなると、田んぼの水温があがるというリスクがあり、普通のカエルは7月のはじめには、上陸します。夏場の田んぼの水はお湯のようになっています。
ツチガエルが平地の田んぼに住めないのは、水温が高すぎることも一因だと思います。今回のビオトープは谷川から水を引いており、水がよく循環しています。


出張田んぼの学校

今年度の出張田んぼの学校
今年度は5回です。地域でやるのも楽しいです。
田んぼの学校の常連の参加者の紹介で、地元で実施するというパターンもあり、少しずつ広がっていると思います。
府市場は手作りのうどんとセットでした。遊んで食べるという市民研方式でした。
田んぼや川で遊ぶという活動の普及に市民研も一定の役割を果たせていると思います。
1.6月13日 気比  公民館  田んぼ
2.6月19日 福住  公民館  川
3.6月24日 日高 弥布 日高小・共生課  田んぼ
4.8月8日 府市場  子ども会  川
5.9月25日 八代  公民館  田んぼ
3は、小学校の先生の研修会を兼ねてです。
5の八代は共生課を通していません。
昨年は中筋、奥小野にも行きましたが、今年は、地元で行われたようです。
公民館が地元の人たちと一緒に企画するという形がいいようですね。
<上田代表が対応>


田んぼの学校9月度 イナゴ、バッタ

2010年度田んぼの学校9月度
9月19日(日) あぜ道の生きもの、イナゴやバッタ
天気:晴れ
参加者:60人

本日の鍋は久美浜沖で上がったバショウカジキ、24キロ1本。

下ごしらえに余念のない鳴海食糧局長。

いつものビオトープ用の網ではなく、今日は虫取り網と虫かご。

まずは園内芝生でウォーミングアップ。バッタの数よりシカの糞の方が多い。

巣塔のある田んぼの中のビオトープに移動。

ここにはたくさんのバッタがいて、子どもたちが追いかけていました。

あっという間にたくさんのバッタがとれました。
コウノトリ市民研究所の活動の原点であるビオトープに久しぶりに入りましたが、とてもよい生き物生息環境が出来ていました。放鳥拠点としての役目を終えたのなら、再びこのビオトープに子どもたちを放って定期的に緩やかなかく乱を継続させるのが環境保全につながると思います。

コウホネが黄色い花を咲かせています。兵庫県RDBでは、このたびの見直しでAランクに格上げされた希少種です。

アジアイトトンボは、この時期のイトトンボの中で一番目立つ存在です。

本日の主役イナゴ。

暑くなってきたので早めに上がり、つかまえた虫の数を調べます。

上田代表から、今日のバッタ調査の報告をしました。

圧倒的にイナゴの数が多いです。
イナゴ 212
エンマコオロギ 28
ショウリョウバッタ 11
ササキリ 8
マダラバッタ 4
シバスズ 3
マダラスズ 2
クサキリ 2
カマキリ 2
ヒシバッタ 1
カナヘビ 3
カエル 1
イトトンボ 7
ハグロトンボ 1
シオカラトンボ 2
オオシオカラトンボ 1

いつもより早いお昼の大鍋となりました。カジキマグロのあっさりとした味噌汁が美味しかったです。


田んぼの学校2010.08.15 里山探検


2010.08.15 里山探検
晴れ、参加者約20名
お盆の日曜日、しかも猛暑のなか、今日は参加者はスタッフだけかと思っていましたが、5家族の参加がありました。
熱風が吹く中、山を登りますので、熱中症が心配でしたが、何とか無事終わったようです。
私は途中で仕事が入ってしまい抜けましたが、以下上田代表のコメントを掲載します。
良い写真がある人は載せてください。
虫は少なかったですね。暑さのせい? 全国的に虫が減っているという話もあります。
今日確認できた種
ウバタマムシ、ルリボシカミキリ(死骸)、カマキリ、クルマバッタ、ミルンヤンマ、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ギンヤンマ、オニヤンマ、キイトトンボ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、カナヘビ、トカゲ、シマヘビ、サワガニ、クロアゲハ、シオヤムシヒキ
(目撃だけのものも含む)
小さな谷でも、ミルンヤンマ、サワガニなど、しっかりと渓流の生物がすんでいます。ビオトープより上流の工事した部分は、ひどい状況ですが。ここには、トビケラなど水生昆虫も面白い種が確認されていますし、ムカシヤンマも多いですね。今日はいませんでしたが、タマムシもよく見られます。ルリボシカミキリもいて、里山の自然もあなどれませんね。


田んぼの学校2010.07.18 小川で魚とり


参加者約75人 晴れ
気温は高いが、風はさわやかである。

東公開ゾーンの東屋を基地にして鎌谷川で採集。
やる気満々の子供たち多数。
確認された生き物は以下のとおり(抜けているもの沢山あると思います。)
カワムツB  フナ カマツカ ムギツク ヨシノボリ類 メダカ オイカワ ドンコ ドジョウ タモロコ
モクズガニ サワガニ ミナミヌマエビ アメリカザリガニ
マルタニシ カワニナ 
シオカラトンボ オオシオカラトンボ ウチワヤンマ ハグロトンボ コシボソヤンマヤゴ? ヤマトンボ類ヤゴ ギンヤンマヤゴ カワトンボ類ヤゴ トンボ型ヤゴ ガムシ マツモムシ
ヘビトンボ幼虫(マゴタロウ) ゲンゴロウ類幼虫 カゲロウ類幼虫
(おまけ)カブトムシ
ドンコ

カマツカ

オイカワ

カワトンボ類ヤゴ

ヤマトンボ類ヤゴ

ヘビトンボ幼虫

カゲロウ類幼虫


カブトムシ(おまけ)

田んぼで出てくるやつらとは少し違う川の生き物たち。前の日からもんどりを仕掛けて、少し大きなモクズガニ、カマツカが入ってました。

猛暑とスタッフも疲れ気味だったので、追い込み漁はしませんでした。
鎌谷川の流れは冷たいが、田んぼビオトープから流れてくる水は温かい。
魚たちとモクズガニは文化館の生態展示に。あとは逃がしてやりました。

大鍋はシカとイノシシと地元野菜。コウノトリ米でイサキとキンメダイで少し味をつけたごはん。


田んぼの学校2010.06.20 田んぼでトンボやカエル、メダカ

晴れ、参加者約150人
 
 蒸し暑い日になりました。学P80人の参加もあったので、久しぶりに小学生の多い田んぼの学校になりました。

 この時期はトノサマガエルのオタマジャクシが大きくなり、モリアオガエルの卵がぶら下がっています。ゲンゴロウ類は田んぼへ飛んでいき、成虫はあまり見つかりません。


 ウチワヤンマヤゴ
 トンボ型、イトトンボ型のヤゴ類が沢山います。ヤンマ型はほとんど出てきませんでした。珍しいところでは、ウチワヤンマのヤゴが出ました。成虫は郷公園の周りでよく見ますが、ビオトープでも繁殖していたようです。


 ヒル類が2種。

 大鍋はブリと地元野菜。300人鍋での対応です。


出張田んぼの学校、ホタル調査

上田代表理事対応
6月13日気比公民館
  川崎さんのビオトープ
  市民研の初期、生き物調査に参加されたメダカの大好きな方です。
  クロイベンケイかなあと迷うカニがいた。マメゲンゴロウがここにはいる。
6月19日福住公民館
  奥山川
  魚類はヨシノボリとシマドジョウしかいない。
  カジカガエル成体とたくさんのオタマジャクシ。
  ヘビトンボやトビケラ
6月24日日高小3・4年
  田んぼビオトープ
  小学校の先生の研修会も兼ねる。
  シュレーゲルの上陸個体かたくさん。
  ここの小学生はシュレーゲルアオガエルをよく知っていてビックリ。
ホタル観察会
6月10日豊高前から妙楽寺
  ゲンジが少し
  神社のところは少ない
6月15日コウノトリ文化館(10周年記念行事)
  雨なのにゲンジボタルがいた。
  ヘイケも少し。
6月17日 市役所 新川水路から亀山水路
  新川3匹、亀山4匹の計7匹  少ない!


田んぼの学校2010.05.16 田んぼでオタマ、タイコウチなど


晴れ、参加者約130人
昨年、一昨年と5月の参加者は少なかったですが、今年は久しぶりに100人を越えました。
最近は小学生よりも幼稚園以下の幼児の参加が多いです。
また、初めて参加という人も多い。

生き物の特徴としては、ヤンマ型ヤゴがほとんど出なかった。環境の変化でしょうか。
アカガエルのオタマジャクシも比較的少なかった。こちらはコウノトリが食べているのでしょうか。
トノサマガエルの卵塊が目立った。また、シュレーゲルアオガエルの卵塊も好調でした。

シュレーゲルアオガエル。
トンボ型ヤゴ、イトトンボ型ヤゴ、ヤンマ型ヤゴ(極少)、オニヤンマヤゴ
クロゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、コミズムシ、タイコウチ、オオコオイムシ、ガムシ、ヒメガムシ、
トノサマガエル、アマガエル、シュレーゲルアオガエル、アカガエル類オタマジャクシ
ヒル(ウマビル、チスイビル、もう一種類)、アメンボ類、マツモムシ、
メダカ、ドジョウ、ミナミヌマエビ
シオヤトンボ、オオイトトンボなどトンボ類も結構飛んでました。
カメやヘビは出ませんでした。
抜けているのがあったら、追加してください。

観察が終わったら逃がしてやりました。
大鍋は、参加人数が予想より多かったので、急遽300人鍋に変更しました。
アサリと野菜のあっさりした鍋でした。
天候にも恵まれ、楽しい田んぼの学校でした。


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