田んぼの学校・奈佐路

谷間にある、とても環境のよいビオトープです。水の管理がしっかりと行われています。ここにコウノトリの巣塔も立っています。

植物は、ヒシが多く、コナギ、クログワイが目立ちました。

雨が降り、子どもたちは少なめでしたが、大人も入れて40人ぐらいになりました。途中かなり雨あしが強まりました。

ドジョウが多く、ゲンゴロウ類もたくさんいます。クロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、ハイイロゲンゴロウの5種類。ガムシ類は、ガムシ、コガムシ、ヒメガムシの3種類。タイコウチ、ミズカマキリ、オオコオイムシ、マツモムシと定番が出そろいました。変わったところでは、アカザがまぎれ込んでいました。取水口からだと思います。


ツチガエルがいました。まだ、上陸したばかりです。オタマジャクシもいました。これもツチガエルだと思います。ツチガエルは遅くまで産卵し、オタマは越冬することもあるそうです。遅くなると、田んぼの水温があがるというリスクがあり、普通のカエルは7月のはじめには、上陸します。夏場の田んぼの水はお湯のようになっています。
ツチガエルが平地の田んぼに住めないのは、水温が高すぎることも一因だと思います。今回のビオトープは谷川から水を引いており、水がよく循環しています。