文化館市民研
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コウノトリを見に行こう2022年3月度(実施報告)
日時:2022年3月13日(日)13:00〜15:30
天気:薄曇り
参加者:8名
案内人:高橋、友田
当日参加6名があり、8名様をご案内しました。学習室で現時点でのコウノトリの繁殖状況を説明し、抱卵中の巣塔を含め何箇所かを巡回観察しました。
庄境巣塔にはコウノトリの姿はありませんでしたが、三江小学校のグランドの片隅をお借りして、双眼鏡の使い方をレクチャー。アオサギが飛んだので、サギとコウノトリの外見上の違い、コロニーを形成するするサギの繁殖との違いなどを説明しました。
福田巣塔に移動。青果市場前から双眼鏡とスコープで抱卵中のコウノトリを観察しました。ちょうど入れ替わりのタイミングで、ペアが巣塔に立つ姿も見てもらえました。
野上のコウノトリ保護増殖センターの駐車場に移動。野上巣塔も抱卵は未だのようです。ここでは、1965年にオープンした施設での保護増殖活動の話をしました。
赤石巣塔に移動。途中、野上堤外に野上ペアのオスJ0001を発見。赤石巣塔の産卵推定は2月12日で、今シーズンの最初の産卵です。現在、孵化直前の状態。立ち上がって転卵の様子を見てもらえました。北に玄武洞の一部が見え、豊岡盆地の成り立ちとコウノトリが日本で最後まで豊岡に生き残った理由などの説明をしました。また、赤石堤外のヨシ原環境の重要性も説明しました。
文化館に来て案内看板を見て参加を決められた皆さんは、思いがけず野外コウノトリの様々な姿を観察できてたいへん喜んでおられました。4月以降、コウノトリのヒナの成長の様子を観察する絶好の機会です。毎月第2日曜日の13時からの開催です。ぜひ参加して下さい。
庄境巣塔
福田巣塔
野上コウノトリ保護増殖センター駐車場
野上堤外のJ0001
赤石巣塔
用水路の土手沿いを疾走するニホンジカの若オス
田んぼの学校2022年1月度(実施報告)
テーマ:里山の生きもの
参加者:4家族11名(スタッフ3名)
エナガ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、トラツグミ、トビ、アオサギ、クサシギ、ツグミ、カワセミ(声)
コウノトリを見に行こう2022年1月度(実施報告)New!
日時:2022年1月9日(日)13:00〜14:30
天気:曇り
参加者:8名(2組)
案内人:高橋、山下
当日申込みの2組8名様をご案内しました。1月度は、積雪を想定して、園内を徒歩で観察する計画をしていました。除雪された舗道を歩いて東公開エリアまで往復しながらの観察会。
双眼鏡の使い方を勉強した後、にぎやかに出発。いきなり東からコウノトリが飛んできて、祥雲寺ビオトープに降りました。それぞれの双眼鏡で、両足に足輪のない野生種エヒメであることを確認。エヒメについての説明をここで行いました。東公開エリアの湿地でクサシギを見たあと、一番上の池で祥雲寺ペアのオスJ0021をじっくり観察できました。片足やくちばしを羽毛の中にしまっている理由、餌採りを始めたときには採餌方法の特徴などを説明しました。コウノトリの飼育の話も少し。
観察サイトで、往路で見つけた野鳥の復習を資料を使って行いました。帰り道。エヒメペアが繁殖していた簡易巣塔の観察、柿の木の幹に巻いたトタンの意味などの話を説明。最後は、鎌谷川沿いの防獣フェンスに止まったジョウビタキのオスを観察して文化館に戻りました。参加の皆さん、とても楽しまれた様子で、よい観察会となりました。
【観察した野鳥】
イソヒヨドリ、トビ、セグロセキレイ、ハシブトガラス、コウノトリ、クサシギ、ヒヨドリ、アオサギ、ジョウビタキ。
双眼鏡の使い方を勉強します
祥雲寺ビオトープに降りたエヒメを観察
東公開エリアから飼育ゾーンを観察
池にいたのは祥雲寺ペアのオスJ0021
コウノトリ飼育の話をしました
資料を見ながら見た野鳥の復習をします
エヒメペアがかつて繁殖していた簡易巣塔、柿の木に巻かれたトタンなどを観察