植物観察会2021年10月度(実施報告)
日時:2021年10月24日(日)13:00~15:00
天気:曇り
参加者:4名
スタッフ:菅村
久しぶりの植物観察会
コウノトリの郷公園、加陽湿地、どちらのしますかとコース選択の希望を取った結果、加陽湿地にいきました。
まずは植栽フジバカマの前で観察です。花はすっかり終わっており、少し前まで沢山いたアサギマダラは1頭もいませんでした。
そこはかとなく良い香りが漂っています。クマリン(桜餅の香り)です。クマリンは枯れかけたフジバカマから出てきます。枯れたばかりの葉をもむとよく匂います。
子どもの頃に遊んだジュズダマが沢山生えていました。
タデの仲間は、イヌタデ、ボントクタデ、ヤナギタデに出会えました。出石川の方まで行けばオオイヌタデやシロバナサクラタデにも出会えたのでしょうが時間がありませんでした。かつてはこの湿地には、ホソバイヌタデも見られました。
ハッカの中に野菊が咲いていました。ヨメナとオオユウガギクのようです。
観察会も終盤、ゴールが見えてきました。ここにはカラシナが沢山生えています。春の観察会でもここでカラシナを採って帰りました。食卓に並んだそうで、皆さん、熱心に採っておられました。春よりもこの季節の方が柔らかくて美味しいと思います。増えすぎてちょっと困っている植物です。頑張って食べて欲しいですね。
三木川の石垣にはフジバカマが生き残っています。できるだけ人の世話をしないところに移植しようと実験されている場所です。
観察した植物たち(出現順です)
フジバカマ、イヌホオズキ、ハキダメギク、カタバミ、イヌガラシ、ウシハコベ、ヨメナ、ヒメジョオン、クサギ、オオオナモミ、オニノゲシ、ベニバナボロギク、ミゾソバ、セリ、ヒロハフウリンホオズキ、ジュズダマ、タコノアシ、ガマ、イヌビユ、キクバドコロ、オオユウガギク、フユイチゴ、ビナンカズラ、ハナウド、カラスウリ、メリケンガヤツリ、ボントクタデ、イヌコウジュ、ヒヨドリバナ、メナモミ、オニタビラコ、アキノノゲシ、ハッカ、ヤナギタデ、カブカンゾウ、カラシナ、マルバハッカ、ワルナスビ、ウマノスズクサ、オオニシキソウ、マコモ、ヨシ、オギ、 アメリカネナシカズラ、シロネ