コウノトリ自然観察会6月度(実施報告)

テーマ:巣立ち前のコウノトリと野山の鳥
日時:2017年6月11日(日)13:00〜16:00
天気:晴れ
参加者:8名
講師:高橋、菅村、石垣

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前日の朝、1羽が巣立った庄境巣塔を最初にチェック。巣立ちビナも巣に戻っており、3羽が揃っているのを確認してから福田巣塔へ移動。午前中の下見で、福田巣塔の3羽のヒナが一度に全部巣立ちしたことを確認したので、巣立ち直後の幼鳥を観察することを目標にしました。

巣は空っぽで、周りを双眼鏡でチェックしたところ、西の栃江の水田に下りているのを確認。車で近づいて、巣立ちビナをじっくり観察することができました。2羽の幼鳥が田んぼにいて、もう1羽の幼鳥は上空を舞う5羽のコウノトリの中に混じっていたようです。

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巣立ちしたばかりの幼鳥2羽。左:J0143(黄黒/青青)、右:J0145(黄黒/緑黒)

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来日の谷沿いに移動。林道を歩きながら、道沿いの植物を菅村自然解説員に教えてもらいました。この一帯はシカの食害が今のところ軽微で、草本や木本はもとより、シダ植物も豊富に見ることが出来ます。

午後からの時間帯は鳥も声を潜めますが、クロツグミやサンコウチョウの声をチェックしました。

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ナワシロイチゴ

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カラムシの葉を握った手の上に置き、もう片方の手のひらで叩くと「パン!」と大きな音がする遊びを教えてもらい、みんなでやっているところです。子供たちのおじいちゃんが一番上手に音を出して、孫たちの羨望の的でした。

【来日で観察した植物リスト】
ナガバモミジイチゴ、クロモジ、アブラチャン、ヤマコウバシ、アカメガシワ、ネムノキ、ヤブデマリ、アオナラガシワ、ミツバアケビ、アケビ、ヤマハゼ、ヤマウルシ、ウワミズザクラ、カマツカ、シロダモ、ウツギ、ケケンポナシ、ウリカエデ、コクサギ、ナワシロイチゴ(ここまで樹木)
ヘビイチゴ、イタドリ、クサマオ、ミヤマイラクサ、ニシノホンモンジスゲ、ツルカノコソウ、ジュウモンジシダ、リョウメンシダ、イワガネソウ、ゼンマイ、オニヒカゲワラビ、オオバノハチジョウシダ(ここまで草本<シダ含む>

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観察会のゴールは戸島湿地。戸島巣塔の2羽のヒナは、6月24日ごろが巣立ち予定日です。

巣立ち直後の幼鳥を目の前で観察し、しっかり植物の観察もできた今回の自然観察会は、参加者の満足度も高かったようで、みなさん喜んで帰って行かれました。来月7月度は、巣塔周辺のコウノトリの巣立ち幼鳥の観察と、上田館長によるトンボ観察を行います。多数の皆さんの参加をお待ちしています。