春の植物観察会

観察会4

日時:2017年4月29日(土)13:00~15:20
参加者:13名 スタッフ2名
講師:菅村

 文化館周辺と祥雲寺の田の農道、西公開ケージ東の山を歩いて観察。

▼文化館と西公開ケージ奥
 下見の時は満開だったスミレ類が終わろうとしていましたが、スミレ中心にお話をしました。
 先日の田んぼの学校の時には見られなかったスミレが大学院の前の芝生に満開でした。そのスミレを基準にしてコウノトリ文化館の敷地内にあるヒメスミレ、アリアケスミレ、ツボスミレを観察しました。皆さん、茎の有無、葉の形、花の色など識別のポイントを意識されていました。

 途中で質問のあった植物の話をして、よく間違えられるハルジオンとヒメジョオンの違いをお話ししました。

 それから西公開ケージの西の東屋の近くに行って、山のスミレ、タチツボスミレ、オオタチツボスミレ、ナガバノタチツボスミレ、日本海タチツボスミレ、アオイスミレの観察をしましたが、オオタチツボスミレ、ナガバノタチツボスミレ以外は花が終わっていました。

観察会中に確認できた植物:
ヒメスミレ、スミレ、アリアケスミレ、ツボスミレ、ハルジオン、ヒメジョオン、ハハコグサ、マツバウンラン、アカバメギ【栽培】、ナガバノタチツボスミレ、オオタチツボスミレ、アオイスミレ、イワヒメワラビ、ムラサキサギゴケ、カキドオシ、キランソウ、ミツバツチグリ、ヘビイチゴ、サルトリイバラ、クロモジ、チチコグサ、タラノキ、クサギ、マムシグサの仲間、サワオニグルマ、ナガバノモミジイチゴ、キンキカサスゲ、日本海タチツボスミレ、タチツボスミレ

スミレ
マツバウンラン
ハルジオン

▼祥雲寺の田の農道
本来の生育地に生えるスミレを観察。文化館横と比べて立派に育つアリアケスミレ、ツボスミレに皆さんの感嘆の声が聞こえました。

田んぼに生えるスズメノテッポウで草笛遊びをしました。皆さん、子どもの頃を思い出して楽しそうでした。初めてらしい青年だけが苦労されていました。みんなの音が確認できて出発しました。

ヨメナ、スイバ、セリ、ヤブガラシなどの食べ方を説明しました。

観察会中に確認できた植物:
タガラシ、スズメノテッポウ、タネツケバナ、オニタビラコ、ヨメナ、スイバ、アリアケスミレ、ツボスミレ、カラスノエンドウ、カスマグサ、オヘビイチゴ、カタバミ、ニセカントウタンポポ、スズメノカタビラ、スズメノヤリ、ミミナグサ、オランダミミナグサ、ウマノアシガタ、ヒメオドリコソウ、ヤブガラシ、ジュウニヒトエ【栽培】、ノジシャ、シロバナタンポポ

観察会3 観察会2スズメノテッポウ
ツボスミレ

▼西公開ケージ東の山
最後のスミレを見るための山登り。ただし50m、標高差1m程度です。残念なことに下見の時には満開だったトキワイカリソウ、シハイスミレ、
オオイワカガミ、ニシキゴロモは、ほとんど終わっていました。タチツボスミレは完全に終わっていました。

観察会中に確認できた植物:
ニシキゴロモ、シハイスミレ、オオイワカガミ、トキワイカリソウ

参加者13名 スタッフ2名 総計15名という植物観察会始まって以来最多の盛会でした。