キノコ・粘菌観察会2024年8月(実施報告)

日時:2024年8月4日(日)9:30~12:00
天気:晴れ
参加者:7名
スタッフ:2名


今回も朝から猛暑の中の観察会となりました。学習室で15分ほどの予習をしてからいつものフィールドに出発、無理をせず、ゆっくり木陰の中を巡回していきました。


キノコは雨が少なくタイミングが悪かったようで、あまり発生していませんでした。

 ツルタケ?
 ヒグラシに寄生したボーベリア菌

ハラタケ目ではわずかに小型のツルタケらしきものとよく分からないものが少し見つかったぐらいでした。あとはサルノコシカケの仲間やビョウタケの仲間など、これといったものは見つかりませんでした。ただし、キノコとは言えませんが、ヒグラシに寄生したボーベリア菌が見つかりました。この仲間は昆虫寄生菌で微生物農薬に利用される仲間のようです。昆虫病原糸状菌という菌の仲間で、昆虫の身体で菌を増殖させ弱らせて死亡させてしまうというものです。現場で見たときはよくわからなかったので、参加者にちゃんと説明できなくて申し訳なかったです。

見つかったキノコ類
ツルタケ?、ベニタケの仲間、オシロイタケ?、カワラタケ?、ビョウタケの仲間、アカキクラゲ科の一種、その他ハラタケ目複数種、サルノコシカケの仲間複数種、白色腐れ菌の仲間、ボーベリア菌など、

 ケホコリの仲間

 シロウツボホコリ

変形菌では、ケホコリの仲間がびっしりと並んでいるのが見つかりました。端っこには少しだけホソエノヌカホコリも発生していました。ケホコリの仲間は同定が難しいので、後でゆっくり調べてみようと思います。

見つかった変形菌
トゲケホコリ?、ホソエノヌカホコリ、シロウツボホコリ