豊岡盆地の冬鳥観察会

日時:2014年2月9日 9:30~11:00
集合場所:コウノトリ文化館
観察場所:円山川右岸立野堤防
参加人数:約20名(スタッフ込み)
円山川下流域がラムサール条約湿地に指定され、国際的にも重要な湿地として認知度が高まりつつあります。市民のみなさなんに、そんな湿地環境に生息する冬鳥の状況を、特にカモを中心に見てもらおうと企画しました。

コウノトリ文化館では、ちょうど「冬のカモ」企画展を実施中で、展示中のパネル写真と剥製を使って、大きさ、オスとメスの違い、識別ポイントなど、22種類のカモの説明を行いました。

文化館での予習をもとに、円山川堤防の上から、実際にカモの観察を行います。最初に、双眼鏡の使い方を説明。

ミゾレ模様の中でしたが、時間が経つにつれて晴れ間も覗きました。3日間ほど雪が続いた後で、田んぼを餌場にするカモたちは雪のない場所へ移動してしまった様子。見られたカモの数は少なかったです。観察されたのは、カモではマガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモの4種類。カモ以外ではカワウ、コウノトリ、ヒバリ、カワラヒワ、トビ、ウミネコなどでした。
越冬中のコハクチョウ11羽は、この雪の影響で移動してまったようで、予定していたコハクチョウの観察はできませんでした。

(参考までに、2月5日に撮影した、安良地区のコハクチョウです)
参加者の皆さんには、今回のカモ観察をきっかけに、豊岡盆地の野鳥への興味を高めてもらう機会となれば幸いです。

写真:北垣和也 文:高橋 信