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ヒラタケ


ヒラタケ ハラタケ目ヒラタケ科ヒラタケ属
(平茸)
Pleurotus ostreatus (Jacq.:Fr.) Kummer
(カンタケ 寒茸)
 2月にはいって暖かくなり、雪もほとんど溶けた。久しぶりに豊岡市妙楽寺のフィールドにキノコを見に出掛けてみると、山にはまだところどころに雪が残っていて歩きにくい。
 巨大なヒラタケを発見。寒中、じわじわと大きくなって、まさしくカンタケの名にふさわしい。やや老熟しているが、そこは冬場のキノコのうれしいところで虫が付いていない。わずかに小さなヤスデに食われたあとがある程度。
 てんぷらにしたり、鍋に入れたり、しっかりした歯ごたえと好ましいキノコ臭。分かってもらえないと思うが、少しマツタケに近い香りもする。
 ヒラタケは外見的に変異も多く、栽培物とはかなり違う印象を受ける場合が普通。灰色系統の色と、シイタケやツキヨタケとの違いを確認する(詳細説明省略)。この時期はすでにほだぎ栽培のしいたけが出始めている。シイタケと良く似ている場合があるが、色、香りが違う。ヒラタケは大量に採れる場合も多い。春にも秋にも冬にも出る。
平茸 平らなきのこ
寒茸 寒い時期のキノコ(しかし暖かい時期も出る。)
2月25日 豊岡市妙楽寺


ノスリ

馬糞鷹の汚名返上

ノスリ(タカ目タカ科)
 ノスリというタカがいる。トビより一回り小さく、羽根はトビより明らかに白いから、気をつけて見れば識別は容易である。但馬地方には越冬のために北から下りてくる冬鳥。河川敷の立ち木や田んぼの電柱に止まる姿をよく見かける。彼らの主食は野ネズミ。バッタなどの昆虫や小鳥も捕らえる。
 ノスリの名は、獲物を追って野を擦るように飛ぶからという説があるが疑わしい。漢字では「狂」の下に「鳥」と書いてノスリと読ます。北日本では馬糞鷹(まぐそだか)の異名もあるように、タカの中ではさげすんだ扱いを受けてきた。
 寒波の緩んだ週末の午後、池の隣りの田んぼがにぎやかだった。トビの群れが空を舞い、電線にはカラスが並んでカァカァ鳴いている。群れの視線は田んぼの一点に集中していて、そこには一羽の若いノスリの姿があった。
 接近して観察を続けると、ノスリがわしづかみにしている獲物は、40cmは下らない大きなコイであった。このコイは隣りの池からやってきたに違いないが、ノスリが魚を食べるとは知らなかった。逆に、ミサゴというタカは魚しか食べない。この池はミサゴの狩場になっていて、空から急降下しては魚を捕らえるのをよく見る。
 今回の場面は、最初にミサゴが池の中で捕まえたコイがあまりに大きく、運び切れずに田んぼに落としたものをノスリが横取りした。あるいは、トビとカラスが横取り合戦をしているところに、ノスリが割り込んできた。このように考えるのが自然だろうが、ひょっとしたらノスリ自身が池から掴み上げてきたことも否定はできない。
 他の鳥を寄せ付けず、口の周りを血に染めながらバリバリとコイに食らいつくノスリの眼光は、猛禽(もうきん)の威厳に満ちていた。
文と写真 NPO法人コウノトリ市民研究所・高橋 信
※2006年2月26日(日)掲載


ニホンザル


 人間と同じ霊長類であるニホンザル。但馬にはニホンザルの群(むれ)が二つある。一つは美方郡加美町小代区を中心に活動しているもの、もう一つは豊岡市城崎町を中心としているものである。以前はもっと沢山の群があるように思われていたが、最近の調査で但馬には二つだけであることが分かった。もっとも、母系を中心としたこれらの群のほかに、群を出たオスで離れザルと呼ばれるもの達もいる。
 さて、但馬のサルは悪い。行動範囲にある各集落を巡回し、農作物を荒らしながら生活をしている。サルは本来奥山で生活しているものであるが、過疎化や高齢化のために農地や集落を人間が制圧できなくなって来ている。人間によって追い払われる危険のなくなった人里は、農作物など食べ物が豊富で大変生活しやすい場所となってしまっている。
 先日、豊岡市城崎町のある集落に行ってみると、墓地の周辺にニホンザルが20頭ほど出て来ていた。久しぶりの晴天で、サルたちは日向ぼっこをしたり、毛づくろい(グルーミング)をしたりしてくつろいでいる。大人も子供も仲良く遊んでいる。なかなか微笑ましい光景である。しかし、そのうちに植えてある柚子をおいしそうに食べ始めた。よく見ると、沢山食い散らかした跡がある。車庫の上や人家の屋根に上るものまでいる。まったく我が物顔である。畑は雪の下に埋まっているため農作物を荒らすところは見られなかったが、サルの被害のためにまともには作ることができないらしい。
サルの撃退法は、追い払いにより居心地を悪くすることで人里への執着をなくし、奥山に帰らせることだそうだ。人間が何もせずに受け入れていると、どんどんエスカレートして悪いサルになって行く。城崎のサルは僕が20mほどの距離で見ていても平気である。厳しい追い払いを受けていないのか、人をまったく恐れていない。
 兵庫県下のニホンザルの群れは10を超えていない。害獣であるが希少種でもある。
NPO法人 コウノトリ市民研究所
主任研究員 稲葉一明
2月12日掲載


放鳥コウノトリ(2006.02.11)


J0232(♂)7歳 J0296(♀)4歳
2006.02.11 11:30 兵庫県豊岡市
この写真の場所は台風23号の時に堤防が決壊した時に出来た湿地です。
コンクリートの塊や石は決壊した時に運ばれたものです。


田んぼの学校2月 活動記録

◆実施日 2006年2月12日(日)9:30~12:30
◆参加者 約50名
 
2月の田んぼの学校は食べる会。雪が少なければビオトープを覗きに行く予定。新雪が10センチなかったので、少し不安だったが、希望者を募ってビオトープへ。途中雪が深くなりラッセル状態。ビオトープの水面にも雪があり、網ですくうと中に泥と雪が一緒に入り、子どもたちには無理な状態。しかし、子どもたちは簡単には帰らない。粘り強く調査を続け、ドジョウ2匹、エビ3匹、メダカ2匹ミズムシ1匹を見つけ出した。

いよいよ蕎麦打ちが始まった。中谷産の蕎麦粉とさし入れの自然薯、長いも。出来上がった蕎麦をつまんで最初口に入れた印象は「硬い」だった。かなり太い。紐のようなのもある。しかし、食べるにつれて、久しぶりにうまい蕎麦を食べたという感想にかわる。かなりのスピードで完全になくなった。何が良かったのだろう。素材の新鮮さ?大きな鍋で湯がいたこと?つくった人の腕前?

この大鍋を沸騰させるのが一苦労。木が湿っているし、水の量が多い。しかし、何とか沸騰までこぎつけた。

蕎麦と平行して恒例の鹿鍋。今回は鹿肉のつくね。これは初めての試みか。新鮮な野菜とともに美味。

ビオトープから帰った子どもたちは市民研オリジナル紙工作に夢中。それにしてもあんな紙切れでよく遊ぶ。シンプルなものほど子どもたちの創造性が入り込む余地があるのだと思う。だから、カブトムシの角がとがってヘラクレスオオカブトになっていたり、色鉛筆で、いろいろな模様を書き込んだりして楽しんでいた。


紀子様御懐妊


少しテーマが違うかもしれませんが、
秋篠宮妃殿下が御懐妊されました。
おめでとうございます。
昨年9月24日に豊岡に来られ、コウノトリの放鳥を行われたことが大いに関係しているのではないかと言う説があります。
その時の写真を再掲いたします。コウノトリにとってもおめでたい話だと思います。


ニュースレター2006年2月号

★▲コウノトリ市民研究所ニュースレター★▲2006-2月号
そろそろ来年度の活動計画をつくる時期になりました。2月の<田ん ぼの学校・食べる会>で、食べながら今年の反省や来年度の活動について雑談したいと思います。田んぼの学校でこんな事がやってみたい、この生き物の分布を調べてみたいなどの希望がありましたら、たくさん持ち寄ってください。
○田んぼの学校 
登録参加者 年間延べ1000人ぐらい
田んぼの学校はコウノトリ市民研究所が運営する行事です。誰でも参 加でき、参加費は子ども一人100円としています。イベント保険の関係もあり登録制ですが当日参加も可能です。今年度の田んぼの学校は、月に1回集まって田んぼや川や山で遊ぶという設定でやってきました。また、地元食材の鍋も大切な要素として考えてきました。
○コウノトリ市民研究所研究員  
約70家族(会員にあたります)
田んぼの学校や豊岡盆地の生き物調査を実施しています。研究員になっていただくと毎月ニュースレターを送付し、行事案内をします。田んぼの学校のスタッフや、それぞれの希望に応じて生き物調査に参加することもできます。コウノトリ文化館等で市民研究所の所有する調査用具などを使用することができます。年会費は1000円です。
○コウノトリ市民研究所主任研究員 
19名(NPO法人社員に当たります)
NPO法人コウノトリ市民研究所の運営スタッフとして活動します。調査研究部(グループ)のほかに事務局、食料局、情報局があります。コウノトリ・環境関連の委員会などへの参加、執筆・講演などもあります。また、他の環境教育施設などを訪問する研修会を年に1回実施しています。
★▲トピックス
●豊岡盆地の冬鳥事情(高橋主任研究員)
いつもの冬なら観察できる鳥がほとんどいない、いつもならいないはずのコハクチョウがしばしば飛来する。今年の冬は全国的にこんな現象が見られます。コハクチョウに関しては、中越・北陸の本来の越冬地が豪雪のために充分な餌が確保できず、次第に南に下りて来たということでしょう。いつもの冬鳥が見られないことに関してはいろいろと議論されていますが、本当のところはよくわかっていません。
豊岡盆地では今シーズンの冬鳥の少なさに加え、河川工事の影響で猛禽類も少なく、寂しい野鳥観察が続いています。冬季湛水田をねぐらに滞在中のコハクチョウの動きは興味深いものがあり、当地で越冬する可能性も高まってきています。引き続き注目してゆきます。
ところで、1月度の鳥関係のニュースでは、なんといっても1月20日から23日にかけて350キロの大冒険飛行をやってのけた放鳥コウノトリJ0290君でしょう。飼育下で育ったコウノトリの、野生としてのポテンシャルを充分に感じさせてくれました。
●日本最古と思われる植物標本発見 (菅村主任研究員)
神戸新聞や毎日新聞で紹介されましたが、豊岡の郷土史料室で日本最古と思われる植物標本が発見されました。郷土史料室から「昔の植物標本が出てきたのだが価値が分からない」と相談がありました。実際に見せていただいた後、人と自然の博物館の鈴木武さんに問い合わせたところ、非常に貴重なものとわかり、今回の発表となりました。
和紙に貼られたものが綴られて本のようになったものもありますが、多くは1点ずつ和紙でくるまれています。ヤマブキ、サクラ、モモ、ツツジ、ハギ、ウメなどの園芸植物が確認できました。多くは花だけだったり葉だけだったりする小さなものですが、保存状態は非常によく昔のものとは思えません。あるものには包まれた紙に享保19(1734年にあたる)と書かれていました。日本には1800年代の植物標本も非常に少なく、質量ともに最初期の日本の植物標本を代表するもののようです。作者は、肥後細川家より嫁いでこられた豊岡藩主京極高永の正室である梅寿院さんです。
★▲市民研2月の行事案内
「田んぼの学校・食べる会」
日時:2月12日(日)9:30~コウノピア集合
地元産のそば粉を使ったソバ打ち大会と恒例の大鍋です。雪が降れば、雪遊びもします。雪がなければ冬のビオトープを覗きに行きます。ビオトープではヤゴ、コオイムシ類、小型のゲンゴロウ類などが越冬しています。また、暖かい日が続くと、2月上旬にはアカガエルの産卵が始まります。
★▲生き物関連行事のご案内
詳細はそれぞれの連絡先に問い合わせてください。
●コウノトリの郷公園 
○2月5日(日)里山の生き物観察会 
テーマ「冬の動物」
9:30-12:30 対象小学生~一般 集合場所 コウノトリの郷公園 参加費 無料 申込方法 電話またはFAXで受付 締切2月2日(木)必着 申込先 兵庫県立コウノトリの郷公園
○2月12日(日)里山の生き物観察会 ガイドウォーク 
テーマ「コウノトリを知ろう」
13:30-15:00 集合場所 コウノトリの郷公園 15名以上の団体で参加希望の場合には事前連絡。
☆連絡先〒668-0814 兵庫県豊岡市祥雲寺128 TEL(0796)23-5666 FAX(0796)23-6538
●竹野スノーケルセンター
○2月4日(土)土曜観察会 「オリジナルふりかけをつくってみよう」
10:30-11:30 場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 100円
○2月12日(日)ブルーミュージアムセミナー 「ふるさとの語り部に学ぼう」
10:30-11:30 場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費大人500円こども300円
○2月18日(土)土曜観察会 「ハガキをつくってみよう」
10:30-11:30 場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター 参加費 100円
☆連絡先 兵庫県豊岡市竹野町切浜大浦 TEL/FAX:0796-47-1932
★▲2005年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
●田んぼの学校 コウノピア9時半集合
毎月第2日曜は「田んぼの学校」を実施します。
田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
お昼は鍋をします。食べて解散。コウノピアに9時半集合。
児童は参加費一人100円。保護者同伴。
<年間予定>
4月10日(第2日曜)タンポポ調査
5月 8日(第2日曜)田んぼ
6月12日(第2日曜)田んぼ
7月10日(第2日曜)田んぼ・川
8月14日(第2日曜)休み
9月11日(第2日曜)郷公園でバッタ
10月 9日(第2日曜)郷公園でアカトンボ
11月13日(第2日曜)里山
12月11日(第2日曜)里山
1月 9日(第2日曜)野鳥調査
2月12日(第2日曜)食べる会
3月12日(第2日曜)アカガエル調査
●豊岡盆地の生き物調査 
タンポポ調査 4月~5月(4月10日など)
ホタル調査  5月~6月
六方川調査  8月21日(日)
福田ビオトープ調査 6月26日、7月31日  
ビオトープの生き物調査 
豊岡盆地の野鳥調査 他
★▲情報局からのお知らせ
 <コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
●「テーマ別フォトコラム」 野上ビオトープ/サル 
●「活動記録」田んぼの学校 冬鳥調査
●「ながぐつ観察記」コハクチョウ
<毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
2006/1/21(土)掲載 コハクチョウ 冬季湛水田が鳥を呼ぶ
2006/1/29(日)掲載 ハハコグサ 似たもの同士?母と父
★▲事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたいと言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
金融機関名:但馬信用金庫 本店
口座番号:普通口座 0666057
口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究代表理事 上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。http://kounotori.org/このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照してください。
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願います。行事での事故等について市民研究所では責任がもてません。すべて参加者の自己責任お願いします。


似たもの同士?母と父

ハハコグサ キク科

      ハハコグサ

      チチコグサ
      
  お正月の贅沢な食事に疲れたお腹には、七草がゆがなかなか優しい。
 今年は大雪なので七草を取るのは大変だっただろうと思う。正直に言うと、私はこれ
まで、好物であるセリは単品で採ってきて食べたことがあるが、七草をそろえたことは
ない。
 にもかかわらず、七草がゆをいただけているのは、スーパーに並んでいる七草セット
を買ってくるからである。
 もう何年前になるか忘れたが、家人が七草セットを買ってきた。たまたま見てみると
どうも様子がおかしい。
 七草の中にオギョウという植物がある。これは今で言うハハコグサのことなのだが、
このハハコグサが見つからない。ハハコグサであるべきものがどうみてもチチコグサな
のだ。
 ハハコグサとチチコグサは、「母と父」というぐらいだから似ても似つかぬというよ
うなものではない。チチコグサには毒はないはず。それに、ハハコグサにしたところで
、おいしいというほどのものではない。
 ということで、チチコグサはそのまま七草がゆになった。
 気づいてしまった以上報告しないといけない気がして、買ってきたスーパーに電話を
した。「ハハコグサがチチコグサになっていますよ」と。しかし担当者には、それが正
しいのかどうか分からない。「生産者に問い合わせる」ということで電話は切れた。
 しばらくしてかかってきた電話によると、我が家で食べた七草セットは四国のある県で作ら
れたものだった。
 ハハコグサを「チチコグサ」のように呼ぶ地方はたくさんある。例えば但馬でも、旧
美方町では「チチコ」だ。しかし、チチコグサを「ハハコグサ」と呼ぶ地方は知られて
いない。
 あれ以来、野菜売り場に行くと、七草セットが気になるお正月である。
(文と写真 コウノトリ市民研究所 菅村 定昌)
※2006/1/29(日)掲載


サル


豊岡市城崎町のサル。
非常に人馴れしている。というか、人間をほとんど恐れていない。
人間が追い払いをしないので、付け上がって農作物を荒らす。

せめて人を見たら逃げるぐらい出ないと、、
サルにとって、集落は天国のようになっている。
畑はユキノシタだけど、ゆずをおいしそうに食べていました


ニュースレター2006年1月号

コウノトリ市民研究所2006-1月ニュースレター
☆年頭のご挨拶
2005年はコウノトリが放鳥されるという画期的な年でした。人間が
 絶滅させたわけですから人間の手で元に戻す。いろいろな思いがあるにせ
 よ、このことは純粋に素晴しいことだと思います。
  この秋から冬にかけて、マガンやハクチョウの姿がいつもになく多く見
 られました。鳥たちは環境のわずかな変化に敏感に反応しているように思
 えます。野生復帰はこれからが、ほんとうの始まりです。
  田んぼの学校を通して、子どもたちは場所と機会さえあれば自然の中で
 様々な工夫をして遊ぶことが大好きだということが、良くわかりました。
 自然は子どもたちにとって重要です。そしてもちろん、人間社会にとって、
 なくてはならないものです。
  月に1回の田んぼの学校と大鍋は、共同で遊ぶという形が定着してきま
 した。これからは運営にもたくさんの会員のみなさんに参加してほしいと
 思っています。そして、もう少し深く自然と付き合ってみたい人は、各分
 野の生物調査に参加してみてください。きっと豊岡盆地の自然の豊かさに
 驚かされると思います。今年も、無理なく楽しく、自然との付き合いを深
 めていきましょう。
☆トピックス
 ○田んぼに水を張れば白鳥が降りてくる
  昨秋から豊岡盆地のいくつかの田んぼに水が張られました。さっそく
  にも西の越冬地に向かうコハクチョウが舞い降りて、旅の中継点とし
  て利用してゆきました。この秋は盆地内でのマガンの観察例も増えま
  した。近い将来、豊岡盆地でコハクチョウやマガンが越冬するように
  なるかも知れませんね。
 ○コウノトリ市民研究所倉庫建設遅延
  先月号でお知らせしました市民研究所の倉庫建設についてですが、進
  入路が公園内道路からとなる関係で建築確認にてこずっています。完
  成は大幅にずれ込んで年度内にできればと思います。
  
☆コウノトリ市民研究所1月の行事案内
 ○「田んぼの学校・野鳥調査」
  日時:1月8日(日)9:30~コウノピア集合
  豊岡盆地の冬鳥調査です。車に乗り合わせて移動します。
  防寒必須、双眼鏡のある人は持参して下さい。
             (兵庫県環境政策課委託事業)
 
☆生き物関連行事のご案内
 ○竹野スノーケルセンター
 1月7日(土) 10:00~11:30
   場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター    参加費 100円
   土曜観察会 「海でお正月」 
 1月21日(土) 10:00~11:30
   場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター    参加費 100円
   土曜観察会 「原始人になってみよう」 
 2月4日(土) 10:00~11:30
   場所:竹野スノーケルセンター・ビジターセンター    参加費 100円
   土曜観察会 「オリジナルふりかけをつくってみよう」 
  
☆2005年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
 ○田んぼの学校 コウノピア9時半集合
  毎月第2日曜は「田んぼの学校」を実施します。
  田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
  お昼は鍋をします。食べて解散。
  コウノピアに9時半集合。
  児童は参加費一人100円。保護者同伴。
 4月10日(第2日曜)タンポポ調査
 5月 8日(第2日曜)田んぼ
 6月12日(第2日曜)田んぼ
 7月10日(第2日曜)田んぼ・川
 8月14日(第2日曜)休み
 9月11日(第2日曜)郷公園でバッタ
10月 9日(第2日曜)郷公園でアカトンボ
11月13日(第2日曜)里山
12月11日(第2日曜)里山
 1月 9日(第2日曜)野鳥調査
 2月12日(第2日曜)食べる会
 3月12日(第2日曜)アカガエル調査
 ○豊岡盆地の生き物調査
   タンポポ調査 4月~5月(4月10日など)
  ホタル調査  5月~6月
  六方川調査  8月21日(日)
  福田ビオトープ調査 6月26日、7月31日
   順次ご案内します。
☆情報局からのお知らせ
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
 ●「テーマ別フォトコラム」ベニシジミ カラスにからまれる八五郎   
 ●「活動記録」田んぼの学校ネイチャークラフト05,12,11
 ●「ながぐつ観察記」オオアカウキクサ カワラハハコ 孤高のコウノトリ
 <毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
   12月4日 12月11日 12月25日
  ・掲載希望の方は事務局までご連絡ください。
☆事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたい
 と言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
 金融機関名:但馬信用金庫 本店
 口座番号:普通口座 0666057
 口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。
このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照し
てください。 http://kounotori.org/
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願います。
 行事での事故等について市民研究所では責任がもてません。すべて参加者の自己責
任でお願いします。


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