ヒラタケ


ヒラタケ ハラタケ目ヒラタケ科ヒラタケ属
(平茸)
Pleurotus ostreatus (Jacq.:Fr.) Kummer
(カンタケ 寒茸)
 2月にはいって暖かくなり、雪もほとんど溶けた。久しぶりに豊岡市妙楽寺のフィールドにキノコを見に出掛けてみると、山にはまだところどころに雪が残っていて歩きにくい。
 巨大なヒラタケを発見。寒中、じわじわと大きくなって、まさしくカンタケの名にふさわしい。やや老熟しているが、そこは冬場のキノコのうれしいところで虫が付いていない。わずかに小さなヤスデに食われたあとがある程度。
 てんぷらにしたり、鍋に入れたり、しっかりした歯ごたえと好ましいキノコ臭。分かってもらえないと思うが、少しマツタケに近い香りもする。
 ヒラタケは外見的に変異も多く、栽培物とはかなり違う印象を受ける場合が普通。灰色系統の色と、シイタケやツキヨタケとの違いを確認する(詳細説明省略)。この時期はすでにほだぎ栽培のしいたけが出始めている。シイタケと良く似ている場合があるが、色、香りが違う。ヒラタケは大量に採れる場合も多い。春にも秋にも冬にも出る。
平茸 平らなきのこ
寒茸 寒い時期のキノコ(しかし暖かい時期も出る。)
2月25日 豊岡市妙楽寺