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夏休み昆虫採集7月(実施報告)

夏休み昆虫採集

2023年7月30日(日)9:30~11:30

天候:晴れ

参加者:8家族24名、スタッフ2名

 

真夏の郷公園でトンボ採り。

暑い中、たくさんの子どもたちが集まってくれました。これから出発です。

コウノトリの郷公園は水辺が多く、たくさんのトンボが生息しています。今日はトンボを探します。

春のトンボは終わって、夏のトンボが出そろいました。一番多いのはシオカラトンボ。オオシオカラトンボも混じります。真っ赤なショウジョウトンボ、水路では翅の黒いハグロトンボも目立ちます。

 

飼育ケージのある池にはチョウトンボがたくさん飛んでいました。

 

山際の池です。ギンヤンマが飛んでいますが網が届きません。ハッチョウトンボ1♂がいましたが、もうここではシーズンが終わりました。

 

部屋に帰ってまとめをしました。

今日見た昆虫

〇トンボ

シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、チョウトンボ、ハッチョウトンボ、ギンヤンマ、ウチワヤンマ、ハグロトンボ、キイトトンボ、オオイトトンボ、セスジイトトンボ

〇その他の昆虫

コクワガタ、ノコギリクワガタ、キマワリ、クサキリ、ツマグロイナゴモドキ、カマキリの幼虫

ツマグロヒョウモン

〇その他の生き物

ニホンアカガエル、ヌマガエル


植物観察会2023年6月度(実施報告)

日時:2023年6月25日(日)13:00〜15:00
天気:曇り
参加者:1名 スタッフ1名

1名のお客様をご案内しました。
植物が好きで勉強したいんだけど、どこからどう入ったらいいのかわからないということで、初めての観察会参加だと言われていました。
 
ナンテン、ヒコサンヒメシャラ、オオニワゼキショウ、ヒナギキョウ、ジシバリ、セイヨウタンポポ、カタバミ、ノアザミ、ヒメジョオン、ドクダミ、ネジバナと観察を続ける中で、「実はシダの形が好きなんです。」というお話が出てきました。
そこからはシダを中心に見て回りました。
イワヒメワラビ、ワラビ、ベニシダ、ゲジゲジシダ、コバノイシカグマ、オクマワラビ、イノモトソウ、オオバノイノモトソウ、タチシノブ、イノデ、ヤブソテツの仲間、ホシダ、トウゴクシダ、カニクサ、シシガシラなどを観察しました。
 
観察室では、図鑑の選び方などをお話しました。

コウノトリ野鳥観察会2023年6月度(実施報告)

日時:2023年6月11日(日)13:00〜14:30
天気:くもり
参加者:13名
案内人:高橋、廣澤(インターン生)

 6月度のコウノトリ野鳥観察会は、13名の皆さんと一緒に、園内を一周しました。13時の定時解説でコウノトリの生態などについて勉強してもらった後、お貸しした双眼鏡の使い方の練習を兼ねて、デッキからアオサギのコロニーを観察しました。

 西ビオトープでオタマジャクシやモリアオガエルの卵塊を観察。文化館北の石碑の説明を通して、コウノトリ野生復帰の歴史の一部を紹介。祥雲寺巣塔の前で、スコープ越しのヒナ3羽を観察。祥雲寺地区のコウノトリ育む米の話を経て、東公開エリアへ。

 近くで採餌中の野外個体J0273森井メス4歳をじっくり観察できました。今回のガイドも、やっぱりメインイベントはハッチョウトンボの観察。湿地で一時捕獲した赤いオスと虎縞のメスの2匹を、観察ケース内に入れてみてもらいました。日本一小さいトンボはいつでも人気ものです。

 ドーム型ケージ内の飼育個体、その奥に広がるコウノトリ飼育ゾーンの説明をし、引き返します。途中の東屋で休憩をかねて、音の出る図鑑を使って、本日観察した野鳥のおさらいをしました。7月と8月は、コウノトリ野鳥観察会はお休みです。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、アオサギ、ホオジロ、ヒヨドリ、シジュウカラ、サンショウクイ、カルガモ

    

 

 

 

 


生き物観察会2023年6月度「キノコ・粘菌観察会」(実施報告)

 
日時:2023年6月4日13:00~15:00
天候:晴れ
参加者8名 スタッフ1名
6月上旬、一昨日の大雨から二日後の晴天、粘菌の観察としては期待できる条件となりました。午前中に下見をしたところ、自然観察路沿いの落ち葉溜まりに、葉っぱ系の変形菌が子実体を形成しているのをいくつか見つけることができました!
参加者は、地元豊岡からは熱心な常連のご家族3人。神戸から河本さんペア、京都から岡田さんペア、滋賀からは日本変形菌研究会の宮川さんが昨年に引き続いでご参加されました。
まず、ムラサキホコリの仲間で目を慣らしてから、自然観察路の落ち葉溜まりでヒメカタホコリを確認し、その周りを調査。葉っぱ系ではマンジュウホネホコリ、コシロジクキモジホコリ、マルサカズキホコリ、ホネホコリ、カタホコリの仲間?と見つかりました。

ムラサキホコリの仲間
 

マンジュウホネホコリ
 

コシロジクキモジホコリ
 

マルサカズキホコリ
 

ホネホコリ
 
さらに倒木系ではホソエノヌカホコリが見つかりました。キノコまでなかなか詳しい観察ができませんでしたが、アミスギタケやウチワタケなどが見られました。1時間半ほどの野外観察調査の後、学習室に戻り実体顕微鏡で観察したり図鑑と合わせてみたりしました。今回特筆すべきことは、神戸から来られた河本さんがマルサカズキホコリを見つけられました。マルサカズキホコリ但馬初確認のはずです。また、コシロジクキモジホコリの未熟から成熟したての美しい個体がたくさん見ることができました。これもなかなかチャンスはないことだと思います。とても有意義な観察会となりました。

ホソエノヌカホコリ
 

キノコたち
 
見つかった変形菌
ヒメカタホコリ、ホネホコリ、マンジュウホネホコリ、コシロジクキモジホコリ、マルサカズキホコリ、ムラサキホコリの仲間、ホソエノヌカホコリ、シロウツボホコリ(事前調査で確認)、ツノホコリ(宮川氏事前調査で確認)
見つかったキノコ
アミスギタケ、ツエタケ、ウチワタケ、オチバタケの仲間、ツノフノリタケ、ミズゴケノハナの仲間、コブリマメザヤタケ、ハラタケ目の仲間複数種、サルノコシカケの仲間複数種

植物観察会2023年5月度(実施報告)

日時:2023年5月28日(日)13:00〜15:00
天気:曇り
参加者:7名 スタッフ1名
0歳、2歳、4歳の子どもたちを含む7名で観察会を行いました。
なかなかすごい4歳さんでした。
「知ってる、シロツメクサ」
「これまだ見ていない」など指摘がいちいち的確でした。
アマガエルがいれば、捕まえる。バッタがいても捕まえる。
でも、植物の話になると参加できる。最後まで、植物への関心を保ちながらいろんな生き物を見ていました。

 
観察した植物
シロツメクサ、コメツブツメクサ、スズメノヤリ、タンポポの仲間、チチコグサ、チチコグサモドキ、ハハコグサ、ニガナ、ニワゼキショウ、オオニワゼキショウ、カスマグサ、トウバナ、オオバコ、キクムグラ、ウツギ、クロモジ、クリ、ソヨゴ、エゴノキ、ヘビイチゴ、テンナンショウの仲間、ホクリクタツナミソウ、オオチドメ、ノミノフスマ、スイバ、ヒメスイバ、チガヤ、ゴウソ、ジュズスゲ


ニワゼキショウ


オオニワゼキショウ

ソヨゴ
 
菅村が7名のお客様と園内を歩きました。
 
 
 
 

春の鶴見茶屋

2023年5月21日
春の鶴見茶屋を開催しました。
ご来店約110名、スタッフ(豊岡高校茶道部)18名

天気もよく、過ごしやすい日になりました。
兵庫県立豊岡高等学校 茶道部の皆様によるお点前です。

110名ほどのお客様にお越しいただきました。

11月には秋の鶴見茶屋もあります。皆様、どうぞ秋もお越しください。


コウノトリ野鳥観察会2023年5月度(実施報告)

日時:2023年5月14日(日)13:00〜15:00
天気:くもり
参加者:2名
案内人:高橋

 5月度のコウノトリ野鳥観察会は、2名の参加者でじっくりと青葉揺れる園内を観察して回りました。4月度観察会時に孵化したばかりだったヒナの、1ヶ月経過後の成長した姿を、山頂東屋から直接観察してもらうことが第一目的でした。すでに3羽のヒナだけでお留守番できるようになった祥雲寺巣塔を、スコープ越しにしっかり観察できました。

 夏鳥観察には時間帯が遅い午後の観察会ですが、いろんな鳥が姿を見せたり鳴いたりして、都度説明をして興味を持ってもらいました。散策中に目についた植物も、わかる範囲で説明をしました。スコープがあると、遠くのスダジイの花や、ホオノキの花の咲きようも観察できて楽しかったです。

 東公開エリアで折り返し、人家の屋根の上に残されたコウノトリの巣材の説明をしかけたとき、タイミングよくこの巣を作っていた「エヒメ」が飛んできて地上に着地し、スコープ越しに足環のないことも確認してもらいました。

 来月の観察会では、祥雲寺巣塔のヒナが巣立っているかもしれません。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、オオルリ♀、シジュウカラ、ヤマガラ、サンショウクイ、ホオジロ、カワセミ、ダイサギ、アオサギ、キビタキ、カワウ、ヒヨドリ、スズメ、ツバメ、イソヒヨドリ

 

 

 

 


生き物観察会2023年5月度「キノコ・粘菌観察会」(実施報告)

2023年5月7日(日)13時~15時
天候:雨
参加者10名 スタッフ2名

 

 

 

 

 

 

あいにくの雨天でしたが熱心な参加者のおかげで楽しい観察会となりました。
まずは学習室で標本を用いて変形菌の観察方法の基本を学んでもらい、その後、外へ出て観察を行いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
すぐに6歳の女の子がツチグリを見つけてくれました。コブリマメザヤタケ、ホコリタケ、スジオチバタケ、ミズゴケノハナの仲間などが見つかりました。今回も子供たちが活躍してたくさん見つけてくれました。雨天のため変形菌を探すのは難しいのでキノコ観察中心となりましたが、変形菌の出そうな環境や倒木などの説明も行いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
コブリマメザヤタケ(アナモルフ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ホコリタケ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アカヤマタケ属の仲間
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アミスギタケ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
学習室に戻って、見つかったキノコを分類して名前の分かるものを確認しました。
見つかったキノコ:
ツチグリ、コブリマメザヤタケ、ホコリタケ、スジオチバタケ、アミスギタケ、アカヤマタケ属の仲間、ツヤウチワタケ?、その他ハラタケ目複数種、多孔菌類複数種。
雨に濡れた小さなキノコたちが美しかったです。

植物観察会2023年4月度(実施報告)

日時:2023年4月23日(日)13:00〜15:00
天気:曇り
参加者:8名 スタッフ2名

令和5年度初めての植物観察会
予定では、スミレの観察だったのですが、2週間ほど春が早く進んでしまい、スミレは3種類しか残っていませんでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
見つけた花は全部見たので少しも前に進みません。玄関先だけでドウダンツツジ、カラスノエンドウ、スズメノヤリ、ヒメスミレ、フジ、ハルジオン、スイバ、アカオニタビラコ、ミツバアケビ、アオスゲ、タチイヌノフグリがあって、15分くらいかかりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
フジ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ハルジオン
 
 
少し進んで、ジシバリ、ワラビ、アカミタンポポ、セイヨウタンポポ、ノミノフスマ、ノミノキンチャク
保護上重要な植物を保全しているエリアでは、ミツガシワ、ヒメシロアサザ、サデクサ、クサレダマ、マダイオウ、フジバカマ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
谷を進んで、ウツギ、ナガバノモミジイチゴ、サワオグルマ、ヘビイチゴ、サギゴケ、マツバスゲ、ムラサキケマン、オオバタネツケバナ、タニギキョウ、サワハコベ、キランソウ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
文化館に帰って、ハハコグサ、チチコグサ、スズメノエンドウ、カスマグサを見ました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
カスマグサ

コウノトリ野鳥観察会2023年4月度(実施報告)

日時:2023年4月9日(日)13:00〜15:00
天気:晴れ
参加者:6組9名
案内人:高橋,西垣

 2023年度最初のコウノトリ野鳥観察会は、前日とは打って変わって好天に恵まれました。さらに、本日朝に祥雲寺巣塔のヒナの孵化を確認したばかりの観察会となり、当日参加もふくめ、たくさんの皆さんと一緒にコウノトリの郷公園内を楽しくご案内できました。

 前年度までは参加者の自家用車で、盆地内の繁殖巣塔を巡りながら野鳥観察をする方法を続けてきました。今年度からは、自家用車以外の方法で来園された皆様にも気軽に参加頂けるよう、園内ガイドウォークと同様の案内スタイルで実施することになりました。参加費も従来の100円から無料に変更しています。

 13時、コウノトリの10分間の定時解説のあと、お貸しした双眼鏡の使い方を練習しました。西ビオトープで春の里山の様子、猛禽に襲われたと思われるアオサギの残骸などにまつわるお話をしました。

 今回のハイライトは、生まれたばかりのコウノトリのヒナを、山頂東屋から直接観察することでしたが、東屋滞在の14時まで、残念ながら親鳥が立ち上がることがありませんでした。待ち時間を利用して、聞こえてくる野鳥の声から種の名前を伝えたり、祥雲寺地区のコウノトリ育む農法の歴史を伝えました。自然観察路には、オオイワカガミ、トキワイカリソウ、スミレsp、ニシキゴロモなどが開花しており、歩きながら野草を楽しむことができました。

 東公開エリアに移動。飼育施設の概要や目的、ゲート横のドーム型ケージペアにまつわるエピソードなどをお話し、折り返しました。祥雲寺巣塔が近くなるころ、親鳥が立ち上がってヒナの世話か転卵するのを観察できました。山頂東屋でこのタイミングに出会えればよかったのですが、参加者の皆さんからは、今回の観察会を十分楽しんで頂けたことが伝わり、新しい観察スタイルの幸先として好スタートとなりました。
毎月第2日曜日、皆様のご参加をお待ちしております。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、アオサギ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、カワラヒワ、ヤマガラ。

 

 

 

 


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