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ぱたぱたコウノトリ折り紙

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静岡県のお客様から、コウノトリ文化館で差し上げているコウノトリ折り紙を使って、パタパタと羽ばたきをするバージョンを教えてもらいました。ちょっとした工夫で、いろいろと楽しめますね。教えて頂き、ありがとうございます。


ウミスズメ、クロガモ

京丹後市の海岸で、北へ移動中の希少な渡り鳥2種が確認・撮影されました。

umisuzume150424ウミスズメ(チドリ目ウミスズメ科)

丹後海岸でこの時期、時々観察される海鳥です。

kurogamo150424クロガモ(カモ目カモ科)

シベリア北部で繁殖する全身真っ黒なカモ。くちばしの黄色がよく目立ちます。このあたりの海岸で見かけることは希です。

撮影:2015年4月24日 コウノトリ市民研究所・橋本敏男


但馬海岸でカラスバト

 

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2015年4月21日、コウノトリ市民研究所の橋本敏男氏が、但馬海岸沿いでカラスバトを見つけ撮影に成功しました。大型のハトで、西南諸島や小笠原諸島に留鳥として分布し、本州への飛来は希です。

近年、同じく西南諸島で留鳥のシロハラクイナの豊岡盆地での目撃例が増えてきており、今回のカラスバトも同じ事情なのかもしれません。南方系野鳥の北進に、引き続き注目してゆきます。

撮影:2015年4月21日 コウノトリ市民研究所・橋本敏男


夏鳥観察講座1

日時:2015年4月23日(木)9:00〜12:00
天気:晴れ
参加者:4名
スタッフ:2名(高橋、橋本)

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他の自然観察講座は午後からの活動ですが、鳥の活動時間は早朝から午前にかけて。9時の開館に合わせて講座をスタートしました。参加者は4名の女性。

双眼鏡の使い方の講習を兼ねて、建物の上にとまっているツバメをチェック。続いて倉庫軒下のヤマガラの巣をチェック。西公開のコウノトリを見ながら山道をたどります。

ヒヨドリの声に混じってキビタキの囀りが複数個所から聞こえます。サンショウクイも鳴きながら空を飛んでゆきます。尾根への急登の途中で、カエデの枝先に出ていたキビタキを双眼鏡で観察できました。

尾根に出てからはヤブサメの高周波の声をチェック。コサメビタキの一群も見かけました。下の方からはオオルリの囀りも聞こえてきました。

道沿いの植物にも目をやりながら、ゆっくり下山。東公開の池でカルガモ、オカヨシガモ、カイツブリなどをチェックして文化館に戻りました。

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本日観察した野鳥リストです。留鳥22種類、夏鳥5種類、冬鳥2種類。合計29種類を確認。すがすがしい朝の空気を吸いながらの新緑の山歩きは、それだけでも楽しい時間でした。次回は5月21日(木)9時から開催です。一ヶ月後の山の様子を見ながら歩きましょう。2回目だけの参加も歓迎しますので、お申込み下さい。参加費は100円です。

 


タンポポ探検隊レポート

日時:2015年4月19日(日)13:30~16:30
天気:雨
講師:コウノトリ市民研究所 菅村定昌
参加者:8名

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タンポポ観察会を行いました。
豊岡はタンポポの種類が非常に多く、日本在来のタンポポがカンサイタンポポ、ヤマザトタンポポ、クシバタンポポ、オオクシバタンポポ(仮称)、 シロバナタンポポ、キビシロタンポポと実に6種類も生育します。その他に外来種であるセイヨウタンポポ、アカミタンポポの仲間や外来種と在来種の 雑種が生育しています。これを2時間で全部見てみようという欲張りな計画を立てました。

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まずはシロバナタンポポです。道の両脇が白く染まっているところが市内には何カ所もあります。花を一つ持って次に行きます。市内に1カ所だけあ るキビシロタンポポの自生地です。

自分の持っているシロバナタンポポと比較してみました。注目点は、花を裏返した総苞外片です。先に突起があるかないか、外片が反り返っているか いないか、毛の様子はどうかです。みなさん、違いに気づきました。花びらの色も微妙に違います。これはよくわからないようでした。
 写真の左がシロバナタンポポ、右がキビシロタンポポです。分かりますか?この場所には、昨年度、ヤマザトタンポポとクシバタンポポも生育していたのを確認しています。しかし、クシバタンポポが見つかりませんでした。

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日本在来の黄花のタンポポはレモン色に近く、外来のタンポポは濃い黄色です。並べて見てもらいました。みなさん納得でした。この色を覚えると車 に乗っていても在来タンポポが見つかります。

海岸に向けて大急ぎで移動です。雨が降ったり止んだりなので、暗い一日です。16時頃にはタンポポの花が閉じてしまいそうなのです。

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着きました。カンサイタンポポがたくさん生えています。心配した通りに半分ほど閉じています。ここには、花の直径が6cmにもなるオオクシバタ ンポポが生えています。道端はカンサイタンポポ、斜面の上の方はオオクシバタンポポです。クシバタンポポ、オオクシバタンポポは在来のタンポポで すが、外来のタンポポのような濃い黄色です。だから車の中からは見つかりません。他の在来タンポポに比べて発見数が少ないのは、この色のせいだと 思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA今日は、5種類の在来タンポポを見ることができました。種子がなかったので、セイヨウタンポポとアカミタンポポの区別はできませんでした。在来 タンポポ以外は、ひとまとめで外来タンポポということになります。郷公園には、一見、在来タンポポのように見える外来タンポポが生育します。昔は、総苞外片が離れずにぴったりとくっついていたら在来タンポポと 決まっていました。ところが今はそうはいきません。それがニセカントウタンポポとも呼ばれているこの雑種タンポポです。これと同じものを観察会の 参加者が神鍋から持ってきておられました。そのタンポポを見ながらまとめの話をして観察会は終わりました。

写真・文 コウノトリ市民研究所 菅村定昌


田んぼの学校2015年4月

日時:2015年4月19日(日)9:30〜12:00
天気:雨
テーマ:タンポポなど春の草
参加者:親子10名+スタッフ8名

tanbo150419-5 2015年度の田んぼの学校が始まりました。月1度のフィールドワークを通して、郷公園周辺の生き物の様子を観察してゆきます。 4月のテーマは「タンポポなど春の草」。あいにくの雨模様となりましたが、祥雲寺の田んぼをぐるっと回って、畦際の雑草を見て回りました。子供たちは草よりもダンゴムシやカエルに夢中。

tanbo150419-1 鎌谷川の土手を歩きます。人工巣塔のコウノトリが子供たちを見下ろしていました。

tanbo150419-2 実習室に戻り、今日見た春の雑草のおさらいです。42種類の花と、葉っぱだけの雑草8種、計50種類の雑草を確認しました。

tanbo150419-4 今日の大鍋は鹿肉のツミレ。旬のタケノコも入っていました。あっさりと美味しい鍋でした。

 


第10回コウノトリ写真コンクール入賞作品展

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主催:コウノトリファンクラブ
会期:2015年4月18日(土)〜5月15日(金)

コウノトリファンクラブ主催のコウノトリ写真コンクールの第10回入賞作品展が、コウノトリ文化館企画展示コーナーで開催されています。10点の力作をぜひご覧ください。

  • 最優秀賞「花火」寺坂好司様(兵庫県赤穂市)
  • 優秀賞「大きさ比べ」大谷静枝様(香川県丸亀市)
  • 優秀賞「出会い」古林京子様(兵庫県豊岡市)
  • ニコン賞「黄昏時」二位岡野様(兵庫県豊岡市)
  • シグマ賞「世界遺産が愛の巣」秋本伸明様(神奈川県横浜市)
  • 但馬信用金庫賞「威風」百瀬邦昭様(長野県上田市)
  • 奨励賞「特等席がコウノトリの見える丘」木原聡様(兵庫県豊岡市)
  • 奨励賞「カエルをゲット」大町誠一様(滋賀県野洲市)
  • 奨励賞「お迎えよ!」土橋進様(和歌山県和歌山市)
  • 奨励賞「にらめっこ」西村弥生様(兵庫県朝来市)

 


春の雑草講座1

日時:2015年4月16日(木)13:00〜16:00
天気:曇り(気温高い)
参加者:4名
スタッフ:2名(上田、村田)

zasso150416-1 展示実習室で本日の実施要領を説明します。受講生は4名。

zasso150416-2 畔際の雑草を見て回ります。

zasso150416-3 部屋に戻って、採集してきた草の名前を調べます。

zasso150416-4 全部で25種類を確認しました。


自然観察講座のご案内

以下のプログラムで自然観察講座を開催します。平日の開催が多いですが、興味のあるテーマがありましたら、ぜひ参加申し込みをしてください。

集合場所:コウノトリ文化館展示実習室
集合時間:13時30分(夏鳥観察講座を除く)
参加費:1回あたり100円

▼春の雑草講座(全3回)

コウノトリの郷公園周辺の雑草を見分けます。

4月16日(木)早春の雑草
5月14日(木)春の雑草
6月18日(木)初夏の雑草

▼タンポポ探検隊

4月19日(日)13時30分
車で移動しながら、タンポポの現地調査をします。
※車の移動は参加者各自の車と自己責任でお願いします。

▼夏鳥観察講座(全2回)

コウノトリの郷公園内を歩きながら、夏鳥の観察をします。山道を歩ける恰好をして、お持ちの方は自分の双眼鏡等を準備してください。

集合時間:本講座に限り、展示実習室に9時集合とします。

4月23日(木)キビタキ、オオルリなどの囀りを聞きましょう
5月21日(木)初夏の鳥をチェックしましょう


リニューアルオープンごあいさつ

2015年4月1日より、豊岡市立コウノトリ文化館はNPO法人コウノトリ市民研究所が指定管理することになりまし た。スタッフもすべて市民研究所の職員になります。業務内容は今までと基本的には変わりませんが、コウノトリの野生復帰を含め、人と自然が共生する地域づ くりに関する普及啓発、様々な訪問者への対応をおこないます。また、NPOの特長を活かし、設立当初の設置条例に従い博物館機能を強化します。

文化館内および周辺での環境学習・自然体験プログラム、市民対象の自然観察講座、市民研究発表会など、これまでにないアクティビティを提案しながら、いっしょに学び、いっしょに楽しんでゆきたいと思っています。

指定管理に合わせて、ホームページもまったく新しく生まれ変わりました。新鮮な情報をリアルタイムに発信してゆきますので、どうぞご期待ください。

豊岡市立コウノトリ文化館 館長
NPO法人コウノトリ市民研究所 代表理事 上田尚志


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