田んぼの学校20110717 里山探検


田んぼの学校2011.07.17 里山探検
天候晴れ、参加者約50人
猛暑の夏です。例年里山探索は8月に行っていましたが、7月のほうがクワガタなどの昆虫類が多かろうと今年は7月に実施しました。非常に暑い中、たくさんの参加がありました。
コースは東公開ゾーンの里山一周コースですが、幼児や足元の悪い人はサワガニのいる沢から折り返し、田んぼビオトープ付近でトンボとりと鎌谷川で水遊びにしました。

シカが多いため、下層植生が変わってきています。この辺りはシカの食べないイワヒメワラビばかり。

これはシカによるリョウブのかわはぎ。

ここの沢にはサワガニが結構います。今年も健在でした。

ニイニイゼミの抜け殻多数。

尾根にイノシシのヌタ場が有りました。

タヌキの足跡もありました。

近くに野生動物の糞が落ちていたのですが、水気の多いどろを吐き出したようなもので、最初は分かどうかよく分かりませんでしたが、棒で触ってみると糞の下に糞虫がたくさんいました。泥っぽい糞でしたのでイノシシの下痢便でしょうか。ご存知の方教えてください。
キノコはあまり出ていませんでしたが、ヒイロタケ、キアミアシイグチ、コテングタケモドキ、シロカイメンタケ、シワチャヤマイグチ、その他ベニタケ科、サルノコシカケ科のキノコが見られました。

シワチャヤマイグチ
<上田代表コメント>
虫がいません。
アオマダラタマムシ1とミヤマクワガタ雄2雌2、ミヤマカミキリ1、ヒメコガネ1、ウスバカゲロウ2、樹液を出すコナラが1本。ここだけクワガタ。
倒木が古くなった。生木の倒木がない。整備して10年経つということか・・。
冬に倒れた木は山裾に少しある。ここには6月ごろキノコムシが来ていた。
リョウブの花が咲いているが虫はいない。
郷公園ができたころ、いろいろな種類のヒョウモンチョウがとてもにぎやかだったのに。
蝶はほとんど飛ばず。(ここまで)
私はウバタマムシとカミキリの仲間を少し見ました。

尾根筋にはアカマツがかなり回復していました。
コナラにはごく小さなドングリが付いていました。今年は氷ノ山などブナも実が付いていますから、県下類は豊作の可能性が高いです。

このくそ暑い中の参加者は、さすがに熱心でした。子どもたちは生き物好きですね。
一時間強の夏山歩き。熱中症も無く無事下山。コウノトリ文化館で今日観察した生き物のおさらいをしました。

鍋は夏野菜とシイラのあっさりしたもので、熱いときの鍋は妙においしく、みんなお代わりをしていました。