活動2025 一覧

夏休み昆虫採集New!


夏休み昆虫採集
2025年7月27日(日)9:30~11:00
参加者 9家族27名 スタッフ3名

とても暑い日になりました。夏休みが始まり、連日多くの親子連れのお客様にお越しいただいております。
今日はそんな夏休みにぴったりなイベントです。



はじめに展示実習室で説明をした後、野外へ出発です。コウノトリの郷公園内の山沿いを歩きながら、昆虫を捕まえました。


マダラバッタ、シオカラトンボ、ウスバキトンボ。
トンボ類やバッタ類が多いです。


ニイニイゼミを捕まえた子もいました。


ウチワヤンマ。

 
東公開エリアの池でトンボ類を採集しました。
チョウトンボが大人気で、子どもたちのみならず、大人も真剣に網を構えました。


展示実習室に持ち帰り、それぞれ種類を調べました。今日はトンボ類が大変多かったです。

見つけた昆虫
【トンボ類】シオカラトンボ、ウスバキトンボ、ショウジョウトンボ、チョウトンボ、ハグロトンボ、キイトトンボ、セスジイトトンボ、ウチワヤンマ、ナツアカネ、アキアカネ
【バッタ類】トノサマバッタ、マダラバッタ、ショウリョウバッタ、クルマバッタモドキ、コオロギ類
【甲虫類】ミヤマカミキリ、カナブン
【チョウ類】キマダラヒカゲ、キチョウ
【その他】ニイニイゼミ、カマキリ類の幼虫

合計21種類の昆虫が見つかりました。


観察が終わった昆虫たちは、近くの草むらに逃がしました。


コウノトリふれ愛コンサートNew!

2025年7月19日(土)17:30~19:00
「 コウノトリふれ愛コンサート」

笑顔があふれ、幸せに満ちて、希望を照らす、
豊岡でこんな素敵なコンサートを開催することができて、感無量です。
出演者と観客のみなさんが一体となり、思う存分楽しみました!
当日プログラムと写真で振り返ります。
 出演者 毬穂えりなさん(元タカラジェンヌ)
     友麻亜里さん(元OSK日本歌劇団)
     八代保育園 園児

真っ赤な衣装で登場!会場は一気にボルテージが上がりました。「コパカパーナ」

続いて「飾りじゃないよの涙は」
 

「フレンドライクミー」~アラジンより~

会場のみなさんを巻き込んだ友麻さんのパフォーマンスで和やかに~♡

衣装を変えられるたびに目を惹きます。
観客のみなさんのすぐ近くを通ってステージへ。
 「アメイジンググレイス」

懐かしい!「高校三年生」
 学ランがよくお似合いの友麻さん

青春時代を思い出し、大いに盛り上がった「太陽がくれた季節」
 セーラ服の毬穂さんも一緒に、振り付けも昭和。

そして「セーラー服と機関銃」
最後のセリフもばっちり!

お二人のトークはとても楽しく、笑いを誘います。
 「ラッパと娘」

軽快なダンスと歌に魅了されました。

コウノトリテーマソング「風」
毬穂さんと八代保育園のみなさんとのコラボでした。

八代保育園のぶどう組のみなさんには和太鼓演奏「夢をかなえてドラえもん」でオープニングを飾っていただきました♬
太鼓をたたく姿勢と表情が真剣で、コウノトリの衣装も可愛かったです。

会場に入り切れないほどたくさんの皆さんにお越しいただき、ありがとうございました。

「おひさま」~大切なあなたへ~
お二人はステージバックの景色が大好きだと言われていました。


アンコール曲「希望の歌」交響曲第九番
万博のオープニング「1万人の第九EXPO2025」大屋根リングで大合唱された歌です。会場いっぱいに響き渡り、感動のフィナーレでした!

当日配布したプログラム

ヒヌマイトトンボ調査New!

ヒヌマイトトンボ調査
2025年7月13日(日)
参加者4名、スタッフ3名


本日、城崎でヒヌマイトトンボの調査を実施いたしました。
例年、「桃島池の自然を考える会」「コウノトリ文化館」共催で調査とゴミ拾いを行っています。


今年は同日に「但馬・みらいと環境づくり協議会」が主催する『第2回 ラムサール湿地調査』で6校72名また1企業も調査とゴミ拾いを実施されました。合同で約80名が30℃を超える中、1時間以上ヒヌマイトトンボを探しましたが、残念ながら1頭も見つけることはできませんでした。

今年は事前調査でもヒヌマイトトンボがなかなか見つけられず、文化館スタッフが6月16日と7月4日に確認しているだけという状況ではありましたが、1頭も見つけられなかったのは残念です。


調査後に湿地のゴミ拾いをし、活動終了しました。
暑い中ご参加くださった皆様ありがとうございました。


キノコ・粘菌観察会2025年7月(実施報告)New!

キノコ・粘菌観察会
令和7年7月6日9:30~11:30
参加者18名 スタッフ2


参加者はスタッフを入れて20名、子供8名を含む幼児から高齢者までのにぎやかな観察会になりました。今回も日本変形菌研究会の枡岡さんにも参加いただき、観察指導をしていただきました。

6月末に早々に梅雨明けした但馬地方、猛暑を避けるため7月から9月は午前中の開催としましたが、全くその効果はなく35度ほどの中での観察会となりました。前回6月はキノコ、変形菌ともあまり見つかりませんでしたが、今回はたくさんの倒木系変形菌とキノコを見つけることができました。


前半の山道ではニガイグチやベニタケの仲間、小さなホウライタケの仲間などが見つかり、折り返しのポイントでは倒木に大型の変形菌の代表といえるオオムラサキホコリが見つかりました。

 テングタケ?(幼菌)

 アオモジホコリ


後半の谷沿いでは葉っぱ系の変形菌は見つかりませんでしたが、小型のキノコや倒木系の変形菌がたくさん見つかり、猛暑の中でしたがあっという間に時間が過ぎていきました。

 オオシワタケ?

 ウツボホコリ


まだまだ調査を続けたい感じでしたが、熱中症の危険もあり80分ほどで調査を終了し、文化館へ戻りました。学習室で採取したものを机に並べみんなで観察しました。

見つかった変形菌
オオムラサキホコリ、ムラサキホコリ?、ムラサキホコリの仲間、マメホコリ、ホソエノヌカホコリ、ウツボホコリ、キウツボホコリ、シロウツボホコリ、アオモジホコリ、シロモジホコリ、ススホコリ

見つかったキノコ、菌類
ツルタケ、アミスギタケ、クロハツ?、テングタケ?(幼菌)、ベニタケの仲間(複数種)、マスタケ?、ニガイグチの仲間、コブリマメザヤタケ、オオシワタケ?、ホウライタケの仲間、チャワンタケの仲間、カタツブタケの仲間、ラシオスファエリアの仲間?、サルノコシカケの仲間複数種、ハラタケ目の仲間複数種、なんちゃって粘菌


谷口高司氏のタマゴ式鳥絵塾(実施報告)New!

2025年6月28日(土)
日 時:小学6~3年生  9時30分~10時30分
    大人~中学生  11時00分~12時00分
参加者:小学6~3年生 9名
    大人~中学生 11名

野鳥図鑑の著者・谷口高司さんを講師にお迎えし、タマゴ式鳥絵塾を開催しました。
小学6~3年生が対象のこどもの部では、立った姿のコウノトリを描きました。タマゴ形と直線を組み合わせて、バランスを取りながら描いていきます。みんな上手にコウノトリが描けました。

大人~中学生が対象の部では、コウノトリならではのクラッタリングをしている姿を描きました。クラッタリングの姿でのタマゴ式鳥絵塾は今回が初めてとのこと。立ち姿よりも難易度の高い絵でしたが、躍動感のあるコウノトリが描けました。

 

 

タマゴ式鳥絵塾は28日のみの開催でしたが、7月31日まで谷口高司さんの作品展をコウノトリ文化館にて開催しています。豊岡とコウノトリの応援団でもある谷口さんの繊細で温かみのある作品の数々をぜひ当館でご覧ください。


あぜ道観察会2025年6月New!

日時:2025年6月29日(日)9:30〜11:30
天気:晴れ
参加者:14名
スタッフ:2名


あぜ道を歩いて草や虫を観察しました。羽化したてのアキアカネが草に止まっています。アマガエルもまだ尾の痕跡が残っています。ヒメジョオンにベニシジミ、青い小さなチョウはヤマトシジミ。モンシロチョウも飛んでいます。


道端の草を集めながら歩き、持ち帰って、みんなで調べました。35種類確認しました。


植物観察会2025年6月(実施報告)New!

日時:2025年6月22日(日)9:30〜11:30
場所:神鍋溶岩流
天気:曇り
参加者:3名
スタッフ:1名

6月末の観察会は、梅雨に入り暑いのだろうと考え、開始時間を午後から午前にしました。また、川の隣なら少しは涼しいだろうと神鍋の溶岩流沿いを歩くように計画しました。

 
ところが、現地に行くと水が全くありません。もともと夏には伏流水になって水が枯れる場所なのですが、通常ですと梅雨の時期にこんなことは起こりません。


花はほぼない時期ですので、草木の葉を中心に様々な植物を観察しました。


ここだけで10種類以上の植物が生育しています。


折り返し地点まで行くと水がありました。ここで涼んで帰路につきました。


ノイバラ 托葉がくし状になります。


ツルマサキ


ノグルミの雄花


ニガキ


観察した植物
エドヒガン、エノキ、エゾエノキ、アベマキ、コナラ、ナラガシワ、アオナラガシワ、クマノミズキ、カスミザクラ、キンキマメザクラ、ウワミズザクラ、タチツボスミレ、サンインタチツボスミレ、オオタチツボスミレ、ツボスミレ、アリアケスミレ、アオイスミレ、タジマタムラソウ、ホソバシュロソウ、ニガキ、ツルオドリコソウ、ノイバラ、オニグルミ、ノグルミ、ハルトラノオ、ニガキ、コウヤボウキ、キンミズヒキ、ヒメキンミズヒキ


ホタルのゆうべ

2025年6月13日(金)20時~21時

今年もホタルのゆうべを開催しました。
約300名もの方々に参加いただきました。



大変多くの方々にご参加いただき、ホールに入りきらずエントランスにも溢れかえりました。


はじめにホタルの話を聞いてから出発しました。


なたね箒を持って出発です。飛んでくるホタルを箒に止まらせて観察します。


30分ほどかけて、郷公園の公開エリアを回りました。
ホタルの数は、昨年より若干少ない感じでした。


コウノトリ野鳥観察会2025年6月度(実施報告)New!

 

日時:2025年6月8日(日)9:30〜11:00
天気:くもり
参加者:2名
案内人:高橋

6月度コウノトリ野鳥観察会は、暑さ対策のため午前の実施としています。事前の参加申込のないまま、9時半の朝一番の定時解説後に参加者を募りました。旅の途中に立ち寄られたお二人を、曇り空ではありましたが、ゆっくりと園内をご案内しました。

定時解説の話のあと、巣の模型の前で構造の説明をしました。祥雲寺巣塔の真ん前で、ちょうど親鳥が戻ってきて餌を与える様子を観察しました。餌をねだるヒナの声もよく聞こえ、この声はヒナと巣立ち直後の幼鳥の間しか聞けないことを説明。

フェンスに止まって鳴いているホオジロの「聞きなし」の話をしました。最近の「ちょっとエクスキューズミー」の「聞きなし」も納得してもらいました。

東公開エリアでは、路肩の湿地で発生し始めたハッチョウトンボを紹介。湿地の中ほどにいたオス個体を観察路近くまで追いやって、各自の双眼鏡や肉眼で観察してもらいました。日本最小のトンボであることを説明。

ドーム型ケージ前のベンチでひと休み。池の周りにたくさんのトンボが飛び交い、特徴的なショウジョウトンボやウチワヤンマを見てもらいました。ドーム型ケージの中のペアはヒナを育てている最中。頭を上げる小さなヒナも観察できました。

上空からサシバ、サンショウクイの声。周回路を文化館に戻りながら、コウノトリが日本で冬の渡り鳥から留鳥化した経緯などの追加情報をお伝えし、解散としました。北海道でタンチョウを観察されてからの立ち寄り先の豊岡でコウノトリ観察とのこと。参加のお二人には、特別天然記念物2種を続けて観察され、よい旅の思い出になったことでしょう。

なお、本観察会は7月から9月までお休みします。次回の開催は10月12日(日)13:00~です。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、ホオジロ、アオサギ、ダイサギ、シジュウカラ(声)、ハシボソガラス(声)、ヒヨドリ(声)、サンショウクイ(声)、サシバ(声)

 

 

 

 


キノコ・粘菌観察会2025年6月(実施報告)

キノコ・粘菌観察会
令和7年6月1日13:00~15:05
参加者16名 スタッフ1
 
お天気が心配されましたが、ウツギの白い花が満開の中、良いコンディションで開催することができました。午前中の下見では、葉っぱ系の変形菌の子実体はまだ発生している様子はなく、キノコもほとんど見つけることができませんでしたが、たくさんの参加者が探せば何とかなるかなと期待して臨むことになりました。
 
参加者は、子供5名を含む計16名とにぎやかな観察会になりました。今回も日本変形菌研究会の枡岡さんにも参加いただき、観察指導をしていただきました。
 
前半の山道では、葉っぱ系変形菌とよく間違われる菌類がたくさん確認されました。肝心の変形菌は残念ながら確認できず、いわゆる「なんちゃって粘菌」ばかり見つかりました。
 
後半の谷筋の渓流沿いに入ってからは小さなキノコが少しずつ見つかりだし、最終盤になって枡岡さんがホソエノヌカホコリを発見されました。よく見てみると、未熟体もあり、それがオレンジ色ではなくて白色のため、それがヌカホコリとホソエノヌカホコリとの見分け方ではないかという話が、現在一部の変形菌関係者の間で話題になっており、とてもタイムリーな標本の採取となりました。ここではホソエノヌカホコリとしておきます。
 
キノコの方は中・大型のものは皆無でしたが、「なんちゃって粘菌」以外でもサルノコシカケの仲間などの硬質菌や、ホウライタケの仲間や、イタチタケの仲間など小型のものを複数種確認することができました。
気温も快適で名残惜しい様子でしたが時間も経過したので学習室に戻り、採取したものを机に並べみんなで観察しました。
 
見つかった変形菌
ホソエノヌカホコリ
見つかったキノコ、菌類
オチバタケの仲間、ツノフノリタケ、ミズゴケノハナ、コブリマメザヤタケ、ツチグリ、ウスヒラタケ、ヒメコガサ、ホウライタケの仲間、サルノコシカケの仲間複数種、ハラタケ目の仲間複数種、なんちゃって粘菌

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