活動2025 一覧

谷口高司氏のタマゴ式鳥絵塾(実施報告)New!

2025年6月28日(土)
日 時:小学6~3年生  9時30分~10時30分
    大人~中学生  11時00分~12時00分
参加者:小学6~3年生 9名
    大人~中学生 11名

野鳥図鑑の著者・谷口高司さんを講師にお迎えし、タマゴ式鳥絵塾を開催しました。
小学6~3年生が対象のこどもの部では、立った姿のコウノトリを描きました。タマゴ形と直線を組み合わせて、バランスを取りながら描いていきます。みんな上手にコウノトリが描けました。

大人~中学生が対象の部では、コウノトリならではのクラッタリングをしている姿を描きました。クラッタリングの姿でのタマゴ式鳥絵塾は今回が初めてとのこと。立ち姿よりも難易度の高い絵でしたが、躍動感のあるコウノトリが描けました。

 

 

タマゴ式鳥絵塾は28日のみの開催でしたが、7月31日まで谷口高司さんの作品展をコウノトリ文化館にて開催しています。豊岡とコウノトリの応援団でもある谷口さんの繊細で温かみのある作品の数々をぜひ当館でご覧ください。


あぜ道観察会2025年6月New!

日時:2025年6月29日(日)9:30〜11:30
天気:晴れ
参加者:14名
スタッフ:2名


あぜ道を歩いて草や虫を観察しました。羽化したてのアキアカネが草に止まっています。アマガエルもまだ尾の痕跡が残っています。ヒメジョオンにベニシジミ、青い小さなチョウはヤマトシジミ。モンシロチョウも飛んでいます。


道端の草を集めながら歩き、持ち帰って、みんなで調べました。35種類確認しました。


植物観察会2025年6月(実施報告)New!

日時:2025年6月22日(日)9:30〜11:30
場所:神鍋溶岩流
天気:曇り
参加者:3名
スタッフ:1名

6月末の観察会は、梅雨に入り暑いのだろうと考え、開始時間を午後から午前にしました。また、川の隣なら少しは涼しいだろうと神鍋の溶岩流沿いを歩くように計画しました。

 
ところが、現地に行くと水が全くありません。もともと夏には伏流水になって水が枯れる場所なのですが、通常ですと梅雨の時期にこんなことは起こりません。


花はほぼない時期ですので、草木の葉を中心に様々な植物を観察しました。


ここだけで10種類以上の植物が生育しています。


折り返し地点まで行くと水がありました。ここで涼んで帰路につきました。


ノイバラ 托葉がくし状になります。


ツルマサキ


ノグルミの雄花


ニガキ


観察した植物
エドヒガン、エノキ、エゾエノキ、アベマキ、コナラ、ナラガシワ、アオナラガシワ、クマノミズキ、カスミザクラ、キンキマメザクラ、ウワミズザクラ、タチツボスミレ、サンインタチツボスミレ、オオタチツボスミレ、ツボスミレ、アリアケスミレ、アオイスミレ、タジマタムラソウ、ホソバシュロソウ、ニガキ、ツルオドリコソウ、ノイバラ、オニグルミ、ノグルミ、ハルトラノオ、ニガキ、コウヤボウキ、キンミズヒキ、ヒメキンミズヒキ


ホタルのゆうべNew!

2025年6月13日(金)20時~21時

今年もホタルのゆうべを開催しました。
約300名もの方々に参加いただきました。



大変多くの方々にご参加いただき、ホールに入りきらずエントランスにも溢れかえりました。


はじめにホタルの話を聞いてから出発しました。


なたね箒を持って出発です。飛んでくるホタルを箒に止まらせて観察します。


30分ほどかけて、郷公園の公開エリアを回りました。
ホタルの数は、昨年より若干少ない感じでした。


コウノトリ野鳥観察会2025年6月度(実施報告)New!

 

日時:2025年6月8日(日)9:30〜11:00
天気:くもり
参加者:2名
案内人:高橋

6月度コウノトリ野鳥観察会は、暑さ対策のため午前の実施としています。事前の参加申込のないまま、9時半の朝一番の定時解説後に参加者を募りました。旅の途中に立ち寄られたお二人を、曇り空ではありましたが、ゆっくりと園内をご案内しました。

定時解説の話のあと、巣の模型の前で構造の説明をしました。祥雲寺巣塔の真ん前で、ちょうど親鳥が戻ってきて餌を与える様子を観察しました。餌をねだるヒナの声もよく聞こえ、この声はヒナと巣立ち直後の幼鳥の間しか聞けないことを説明。

フェンスに止まって鳴いているホオジロの「聞きなし」の話をしました。最近の「ちょっとエクスキューズミー」の「聞きなし」も納得してもらいました。

東公開エリアでは、路肩の湿地で発生し始めたハッチョウトンボを紹介。湿地の中ほどにいたオス個体を観察路近くまで追いやって、各自の双眼鏡や肉眼で観察してもらいました。日本最小のトンボであることを説明。

ドーム型ケージ前のベンチでひと休み。池の周りにたくさんのトンボが飛び交い、特徴的なショウジョウトンボやウチワヤンマを見てもらいました。ドーム型ケージの中のペアはヒナを育てている最中。頭を上げる小さなヒナも観察できました。

上空からサシバ、サンショウクイの声。周回路を文化館に戻りながら、コウノトリが日本で冬の渡り鳥から留鳥化した経緯などの追加情報をお伝えし、解散としました。北海道でタンチョウを観察されてからの立ち寄り先の豊岡でコウノトリ観察とのこと。参加のお二人には、特別天然記念物2種を続けて観察され、よい旅の思い出になったことでしょう。

なお、本観察会は7月から9月までお休みします。次回の開催は10月12日(日)13:00~です。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、ホオジロ、アオサギ、ダイサギ、シジュウカラ(声)、ハシボソガラス(声)、ヒヨドリ(声)、サンショウクイ(声)、サシバ(声)

 

 

 

 


キノコ・粘菌観察会2025年6月(実施報告)New!

キノコ・粘菌観察会
令和7年6月1日13:00~15:05
参加者16名 スタッフ1
 
お天気が心配されましたが、ウツギの白い花が満開の中、良いコンディションで開催することができました。午前中の下見では、葉っぱ系の変形菌の子実体はまだ発生している様子はなく、キノコもほとんど見つけることができませんでしたが、たくさんの参加者が探せば何とかなるかなと期待して臨むことになりました。
 
参加者は、子供5名を含む計16名とにぎやかな観察会になりました。今回も日本変形菌研究会の枡岡さんにも参加いただき、観察指導をしていただきました。
 
前半の山道では、葉っぱ系変形菌とよく間違われる菌類がたくさん確認されました。肝心の変形菌は残念ながら確認できず、いわゆる「なんちゃって粘菌」ばかり見つかりました。
 
後半の谷筋の渓流沿いに入ってからは小さなキノコが少しずつ見つかりだし、最終盤になって枡岡さんがホソエノヌカホコリを発見されました。よく見てみると、未熟体もあり、それがオレンジ色ではなくて白色のため、それがヌカホコリとホソエノヌカホコリとの見分け方ではないかという話が、現在一部の変形菌関係者の間で話題になっており、とてもタイムリーな標本の採取となりました。ここではホソエノヌカホコリとしておきます。
 
キノコの方は中・大型のものは皆無でしたが、「なんちゃって粘菌」以外でもサルノコシカケの仲間などの硬質菌や、ホウライタケの仲間や、イタチタケの仲間など小型のものを複数種確認することができました。
気温も快適で名残惜しい様子でしたが時間も経過したので学習室に戻り、採取したものを机に並べみんなで観察しました。
 
見つかった変形菌
ホソエノヌカホコリ
見つかったキノコ、菌類
オチバタケの仲間、ツノフノリタケ、ミズゴケノハナ、コブリマメザヤタケ、ツチグリ、ウスヒラタケ、ヒメコガサ、ホウライタケの仲間、サルノコシカケの仲間複数種、ハラタケ目の仲間複数種、なんちゃって粘菌

植物観察会2025年5月(実施報告)

日時:2025年5月25日(日)13:00〜15:00
場所:加陽湿地
天気:雨
参加者:15名
スタッフ:1名


加陽水辺公園交流館に集合して加陽湿地に向かいました。小雨の中、雨具と一緒に移動しました。


足元に白い花びらが落ちています。テイカカズラです。見上げると花盛りでした。


シロツメクサの観察をしました。


すぐ側にはハナウドが満開でした。岡山県では道の駅でウドナという名前で売られています。

加陽湿地の中はクサヨシが満開でした。整備から年数が経ち、外来種の駆除も進んで本来の姿が戻ってきました。その代表がクサヨシです。


やがてキツネアザミが目立ってきました。近年、加陽湿地に復活してきた植物です。


後半では、スイカズラの蜜を吸いました。咲き始めの白い花だけでなく受粉が終わった黄色い花にも蜜が残っていました。


ヤブヘビイチゴの実が雨にぬれて美しかったです。


珍しいコジキイチゴの花も見ることができました。


特定外来生物のオオフサモを根絶するための試験地も見ました。


最後はまだ柔らかいセリの上部を摘みました。ホウレンソウや小松菜と一緒にお浸しにするといいですよとお話ししました。

観察した植物
フジバカマ、タラノキ、コバンソウ、ヒメコバンソウ、クサマオ、シロツメクサ、コメツブツメクサ、アカツメクサ、メドハギ、カラシナ、ダイコン、キショウブ、ハナウド、セイヨウヒキヨモギ、クサヨシ、キツネアザミ、マンテマ、シロバナマンテマ、イタチハギ、スイカズラ、ハッカ、マルバハッカ、ヤブヘビイチゴ、ヘビイチゴ、鶴マンネングサ、マルバマンネングサ、コジキイチゴ、ヨメナ、セリ、ミクリ、タコノアシ、カワヂシャ、クサギ、ワラビ

次回は、神鍋方面 溶岩流を歩きます。スキーヤーのオブジェがある駐車場です。


春の鶴見茶屋

5月25日、「春の鶴見茶屋」を開催しました。
あいにくの雨となり、多目的ホールでのお茶席となりました。


兵庫県立豊岡高等学校の茶道部の皆様によるお点前です。


約100名もの方々にお越しいただき、盛会のうちに終了しました。
11月には「秋の鶴見茶屋」も開催予定です。


コウノトリ野鳥観察会2025年5月度(実施報告)

 

日時:2025年5月11日(日)13:00〜14:45
天気:くもり
参加者:10名
案内人:高橋、桐島

曇り空でしたが、気持ちのよい5月の新緑の中、10名の参加者の皆さんと園内で野鳥観察しました。学習室でのイントロのあと、いつものとおり、双眼鏡の使い方のレクチャーを兼ねて、祥雲寺巣塔の子育てコウノトリの観察をしてもらいました。

コウノトリの巣の模型の前で巣の構造の話、西ビオトープではサワオグルマの花を見ながら湿地環境の大切さを説明しました。アオサギのコロニーを観察、山から聞こえてくるキビタキの囀りに耳を傾けます。

本日のメインイベントは、山頂東屋から祥雲寺巣塔をじかに観察もらうこと。東屋では時間をかけてじっくりと子育て中の親子コウノトリを見てもらい、巣材を運びあげるシーン、在巣交代するシーンなどを観察しました。今回の観察では、ふ化後2週間を過ぎた可愛い盛りのヒナの行動を見ることができました。中でも、トップ写真に掲載した3羽のヒナが輪になって寝ているシーン。まるで巣の中に「白いハート」が出来たような形に、みなさん一同「かわいぃ~」。

山を下りてから東公開エリアに向かいました。一番上の池にはカワウが潜水採餌の最中で、大きなドジョウを捕まえていました。上空からはサンショウクイの複数羽の「ピリリ・ピリリ」の鳴き声が聞こえました。

夏鳥の観察は早朝から午前中が適しているのですが、コウノトリがいることで、午後からの野鳥観察も十分に実のあるものになっています。次会観察会は6月第2日曜日9:30からです。次回は大きく育ったヒナの様子を見てもらえることでしょう。ぜひご参加ください。なお、7月から9月までの暑い季節は、コウノトリ野鳥観察会はお休みします。6月の次の実施は10月になります。

【今回確認した野鳥】
コウノトリ、アオサギ、キビタキ、トビ、ハシボソガラス(声)、カワラヒワ(声)、ホオジロ、ダイサギ、セグロセキレイ、カワラヒワ(声)、ヒヨドリ(声)、サンショウクイ(声)、カワウ、ツバメ

 

 

 


キノコ・粘菌観察会2025年5月(実施報告)

キノコ・粘菌観察会
令和7年5月4日13:00~15:00
参加者12名 スタッフ1
 
 
今回も日本変形菌研究会の枡岡さんに協力をいただいて開催しました。
 
子どもたちが5名の楽しい観察会になりました。
西自然観察路を沢の合流部まで登って行き、帰りは棚田跡沢沿いに降りてくるいつものコースです。シュレーゲルアオガエルの声がタゴガエルに変わり、サワオグルマ、タニウツギなどの花も見ながら観察しました。折り返しのところで耳を澄ましてタゴガエルの鳴き声を聞きました。
前半はほとんど何も見つけることができませんでしたが、後半になっていろいろと見つけることができました。
 
さすがにこの粘菌は見つからないだろうと思いましたが、ベテランの小学校低学年のFちゃんがツノホコリを発見しました。
 
 
 
 
キノコ類もサルノコシカケの仲間や子嚢菌類などマイナーな仲間以外は見つからないのではないかと思いましたが、キノコらしいちゃんと傘と柄があるホウライタケ科?の仲間が見つかりました。
 
 
一時間ほど5月上旬の里山を歩いて、学習室に戻って、採集したものを机に広げて観察しました。
見つかったキノコ類:パイプタケ、スエヒロタケ、サルノコシカケの仲間複数種、クロツブタケ、子嚢菌類複数種、ホウライタケの仲間、そのほかよく分らないもの。
見つかった粘菌:ツノホコリ
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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