2011年度 一覧

メダカの学校

7月3日 豊岡市六方メダカ公園
主催:メダカ遊友会  協力:コウノトリ市民研究所
参加者 30名

初めての行事で参加者がどれくらいになるか心配しましたが、ちょうどよい人数になりました。これ以上多いと飼育用のメダカが確保できなかったかもしれません。越冬した大きなメダカと、今年生まれた小さなメダカがいました。卵を持っているものもいます。

メダカ以外ではナマズが4匹。フナ、ドジョウがいました。ザリガニ、ミナヌマエビ、マルタニシ、サカマキガイ。水生昆虫ではマルガタゲンゴロウ、コガムシがいましたが、この時期は少ないと思います。オタマジャクシはトノサマガエル。アマガエルは小さな成体がたくさんいました。
最後に、メダカのお話。

子どもたちによる飼育は成功するでしょうか。楽しみです。


出張田んぼの学校

出石町福住(奥山川)で水生生物調査
6月25日

中流域で川は浅いが堰堤の前に深いところがある。ここはカワニナが多く、ゲンジボタルが飛ぶ。

魚類はヨシノボリが最も多く、カワムツもいる。

カジカガエルが鳴いている。ここのオタマジャクシはほとんどがカジカガエル。口のところで石に吸い付くことができる。

カワゲラは、水生生物による水質調査では、きれいな水の指標。同じく、ヘビトンボもたくさんいた。


臨時田んぼの学校20110626 

府中小学校2年生学P 参加者約80名 天気 雨降ったりやんだり

2年生の子どもたちとその兄弟、父兄で約80名。
田んぼビオトープに向かったとたんにかなり強い雨が降り出しましたが、少し小雨になるまで待ってから開始しました。
子どもたちはやる気満々、田んぼに入ってからは雨が少々降っても気になりません。

ヤゴやオタマを触るのを嫌がっている子もいましたが、バットに並べて観察になるとかぶりつくように熱心に観察してます。
シュレーゲルとトノサマ、モリアオのオタマ、イトトンボ、アカトンボ型ヤゴ、ゲンゴロウの幼虫多数。
ミナミヌマエビ、マルガタゲンゴロウ、ヒメガムシ、コガシラミズムシ、アメンボ類、ヒル
オオコオイムシ、タイコウチ、マツモムシの幼虫、、、これらが観察されました。
ゲンゴロウは成虫がほとんど見られないが幼虫が多数出てきました。シュレーゲルは足が生えもうすぐ上陸、トノサマはこれから足が出そう、そんな時期でした。

最後に生き物の資料を家でも勉強するという子どもたちだけに配るということにしたら、みんな絶対に勉強するといって手に取っていました。頼もしいですね。


田んぼの学校 6月

6月19日
参加者 140名 今回もとてもにぎやかでした。

6月はアカカエルがすでに上陸し、トノサマガエルなどがオタマジャクシです。シュレーゲルアオガエルがちょうど上陸期、まだ尾の付け根を残した小さなカエルが草の上に見られました。アカガエルと違って、最初から草の上にいます。ゲンゴロウ類は成虫がほとんど見られず、ヒメゲン、コシマゲン、クロズマメゲンが少し見られただけ。ゲンゴロウ類とガムシの幼虫はたくさん見られました。マツモムシとオオコオイムシがすこし。イモリとドジョウ、メダカもいましたが数は少なめ。ヤゴが多く、トトンボ類のヤゴは大きくなってよく目立ちました。

トンボの成虫は、シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、キイトトンボ、モートンイトトンボ、オオイトトンボなど。
鍋はシジミ汁。


出張田んぼの学校 気比

気比のビオトープで生き物調査
6月12日 気比公民館主催
海岸に近いので少し生物の様子も違います。
ここは、谷からの水が豊富で、ビオトープの中も深さの違いや植生の有無など変化に富んでいます。


田んぼの周りの畦はたくさんのカニの穴。クロベンケイガニです。近づくと穴の中に逃げ込んでしまうのでなかなかつかまりません。

大きなタニシがいました。これはオオタニシです。ただ大きいだけでなく、マルタニシと比べて少し形が違います。オオタニシは乾燥に弱く、常に水がある環境が必要です。普通の田んぼではマルタニシが多いようです。

カエルがたくさんいました。上からアマガエル、モリアオガエル、トノサマガエル、ニホンアカガエルです。


田んぼの学校20110515 田んぼビオトープの生き物


2011年5月15日 田んぼの学校
参加者約120人 晴天
多数の参加がありました。
田んぼビオトープは1週間ほど前まで落水していたので、あまり生き物がいないのではないか、水を入れてわずかな間にどのくらい生き物がいるのかなど興味ある調査になりました。
驚いたことが数点有ります。
1 ゲンゴロウ類が、ほぼ一通り出たこと。それも量的にも多い。すでに他の田んぼにも水が張られているのに、ここに飛んで集まってきたのか、近くに潜んでいたのか、、分かりません。
シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、クロゲンゴロウ、ハイイロゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、ヒメガムシ
オオコオイムシ、タイコウチ、カワゲラ類
トンボ型ヤゴ、イトトンボ類ヤゴ、シオヤトンボ、カワトンボ
2 シュレーゲルアオガエルの成体がたくさん捕獲されたこと。シュレーゲルは鳴き声は聞こえども、簡単には捕獲されません。しかし今回は大量捕獲されました。かごの中でも鳴いているのもいました。オタマジャクシは、アカガエル類の成長したものと、まだ小さいものとが確認されました。小さいのはシュレーゲルのオタマではないかと思いますが、しっかりと確認は出来ていません。まだまだシュレーゲルの卵塊が多数あるので、もしかしたらアマガエルかもしれませんがどうなんでしょうか。
アカガエルオタマジャクシ、シュレーゲルオタマジャクシ?、シュレーゲルアオガエル、シュレーゲル卵塊、トノサマガエル、トノサマガエル卵塊、イモリ
3 その他の生き物も定番のものはほぼ出たと思います。入水1週間でこんなに出るとは驚きました。
ユスリカ幼虫、
ミナミヌマエビ、アメリカザリガニ
ハシリグモ類、
メダカ、ドジョウ
マルタニシ、ヒル


鍋は有害捕獲のシシ肉と地元野菜。


ビオトープ補修作業20110429


参加者6名 曇り時々雨
コウノトリ公開ゲージの上の田んぼビオトープの補修をした。
畦が崩壊し、田んぼに泥が堆積したため、泥を上げて畦を強化する。
現在は、鳥インフルエンザ対策の関係で水を溜めていないが、畦のほとんどなくなった山際の水路から水が流れ込んでいる。なので、畦の強化のために一時的にさらに水を落とし乾燥を図るため、田面に明渠も切った。

時々雨が強く降り、悪条件であったが、6名、2時間ほどの作業で、畦塗りが出来ていないところも残してしまったが、とりあえずの格好は付いた。

連休後半に水を入れて、15日の田んぼの学校に備える。一番上のビオトープにはオタマジャクシもたくさんおり、作業中にも泥の中から、ドジョウやオオコオイムシなど出てきたが、水を張って1週間ほどでどのくらい生き物が出てくるか楽しみである。
なお、今年の春は芽吹きが遅く、タラノメがちょうど採りごろであった。


田んぼの学校20110417 タンポポ探し、春の草を食べる


天気 晴れ 参加者約40人
天候にも恵まれたくさんの参加がありました。
恒例の春の植物調査。コウノトリの郷公園から法花寺まで春の里地を歩く。田んぼの学校の中でも最も運動量の大きな調査。
今年は芽吹きが遅く、例年より10日から2週間近く遅れている感じ。タムシバやソメイヨシノがまだ満開。タラノメやクサソテツもまだ出はじめといったところ。ツクシもまだとりごろのものも結構ある。
在来種のタンポポが咲いているかどうか不安もあったが、シロバナタンポポ、クシバタンポポ、ヤマザトタンポポ、その他セイヨウタンポポとの雑種が確認された。まだ花が咲いていない、あるいはシカによる食害の影響で開花を確認できた在来タンポポは例年より少なかった。

シロバナタンポポ

ヤマザトタンポポ

クシバタンポポ
春の草を食べる会では、タンポポ(花)、クサソテツ、カラスノエンドウ、ヨモギ、ユキノシタを天ぷらに。また、イノシシも天ぷらにしました。大鍋はカツオとダイコン。


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