2006年度 一覧

臨時田んぼの学校06.06.25


臨時田んぼの学校
 国土交通省関係で、大阪からの田んぼの学校ツアー。
この行事も今年で3年目になった。昨年参加のリピーターが4家族ほどいる。
 親子で約80名、スタッフ入れて約90名、途中からその他の見学者も混じってきて、100名ぐらいになった。
 雨も何とか持って、暑くもなく楽しい観察会になりました。

 ヤマカガシ
 トノサマガエル、シュレーゲルアオガエル、ニホンアマガエル、イモリ、オタマジャクシ(ニホンアマ、シュレーゲルなど)
 ドジョウ、メダカ
 マツモムシ、オオコオイムシ、ハイイロゲンゴロウ、コガシラミズムシ、ゲンゴロウ幼虫、タイコウチ、
 スジブトハシリグモ、
 ヒル、
 ヤゴ(イトトンボ型、トンボ型)
ゲンゴロウ、ガムシ類がほとんど出払っていていない。
いつもいるイシガメがいない。


田んぼの学校 活動記録 6月11日

参加者120人
梅雨に入り雨が心配でしたが、かなり暑くなりました。6月の田んぼの学校は、カエルとトンボ。ビオトープではモートンイトトンボが飛びはじめました。

今回もたくさんの参加者があり充実した調査ができました。

生き物が集まり始めました。水生昆虫類は少し個体数が少ないようです。

イシガメが2匹。ドジョウやメダカは普通に見られました。

モリアオガエルの卵塊は5月にもありましたが、今回はたくさん見られました。成体もシュレーゲルアオガエルとともに見られ、2種を比較することができました。

<観察された生き物>
ニホンアカガエルの上陸は前回に続き見られたが、今年はだらだらと続いている。産卵期が2月から3月まで、例年以上に幅があったのだろうか。コオイムシは少なかったが卵塊を背負っていた。ゲンゴロウ類の幼虫が見られた。ヤゴはシオカラトンボが大部分。
両生類:モリアオガエル成体(1)卵塊、シュレーゲルアオガエル、トノサマガエル、アマガエル、ニホンアカガエル、イモリ
爬虫類:カナヘビ、イシガメ(2)
魚類:メダカ、ドジョウ
昆虫類:クロゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、オオコオイムシ、タイコウチ、コミズムシ、ヒメガムシ、アメンボ、ヤゴ(シオカラトンボ、イトトンボ型)
陸生昆虫:モートンイトトンボ、オオイトトンボ、キイトトンボ、ヤマサナエ、シオカラトンボ、シオヤトンボ、ショウジョウトンボ、ヤマサナエ、テングチョウ、トラフシジミ
その他:スジブトハシリグモ、ミナミヌマエビ


ニュースレター2006年6月号

コウノトリ市民研究所 
ニュースレター <2006-6月号> 
  
★トピックス
●環境保全功労者知事表彰
地球と共生・兵庫の集いにおいて、コウノトリ市民研究所が環境保全功労者知事表彰団体の部で、5年以上活動し特に優れた功績があった団体に選ばれました。6月5日月曜日に表彰式が神戸であります。稲葉主任研究員(事務局長)が参加します。
●戸島湿地公園・第1回委員会
新聞でも報道されましたが、戸島湿地公園基本構想・計画策定委
員会が30日に開かれました。コウノトリ市民研究所から菅村主
任研究員(副代表)が委員として出ています。委員長は人と自然
の博物館の三橋弘宗さんです。コウノトリの郷公園の大迫さんも
メンバーです。地元委員を入れて15名の委員会ですが、市民研
としてもいろいろな提言をしたいと思います。
戸島湿地は楽々浦の手前の湿田です。ここは、水鳥がたくさん集まる場所で、ハチゴロウもよく利用していました。今回周辺が圃場整備でかさ上げされるにあたり、一部を湿地として残すことになりました。周辺部を含めて、貴重な自然がたくさん残されています。
★市民研6月の行事案内
●田んぼの学校・田んぼの生きもの
日時:6月11日(日) 9:30~コウノピア集合
アカガエルのオタマジャクシは上陸し、小さなカエルになりつつあります。トノサマガエルやシュレーゲルアオガエルのオタマジャクシと交代です。ゲンゴロウ類も産卵期を迎えます。トンボもにぎやかになってきました。アカトンボのヤゴも育ち始めています。いつもどおり鍋も予定しています。
●生きもの調査・市街地のホタル
日時:6月17(土) 8:00 豊岡高校前集合
 6月20(火) 8:00 市役所前集合
市街地のホタル調査を実施します。市街地の用水路という環境に住むホタルの生態を観察します。昨年はたくさんのヘイケボタルを観察しました。今年はどうでしょうか。ゲンジボタルの数も調べます。
●臨時・田んぼの学校 
6月18日(日) 豊岡市内の小学校・学P
6月25日(日) 国土交通省環境月間イベント(大阪のグループ)
二つの団体が臨時田んぼの学校をします。スタッフとして参加し
ていただける方ありましたら、連絡してください。鍋は実施しま
せん。
★2006年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
●田んぼの学校 
コウノトリ市民研究所が主催して実施している公開行事です。研究員以外の方も参加できます。当日参加も可能です。
毎月第2日曜日 コウノピア9時半集合
田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。お昼は鍋をします。食べて解散。コウノピアに9時半集合。児童は参加費一人100円。イベント保険の関係上、登録必要。
◎年間スケジュール・予定
4月 9日 春の棚田の生きもの、春の草を食べる 
5月14日 田んぼでオタマジャクシや水生昆虫
6月11日 田んぼでトンボやカエル、メダカ 
7月 9日 小川で魚とり
8月13日 休み
(夏休みは市民研特別企画があります)
9月10日 あぜ道の生きもの、イナゴやバッタ
10月 8日 秋の田んぼでアカトンボ
11月12日 里山で落ち葉集め、薪作り
12月10日 木の実や蔓や木切れで工作
 1月14日 里山で野鳥観察、雪遊び
 2月11日 冬の田んぼ、雪遊び、ソバ打ち
 3月11日 田んぼでアカガエル
*田んぼの学校は雨天でも中止はありません。
●豊岡盆地の生き物調査
タンポポ調査 4月23日(日)
ホタル調査  5月~6月
ビオトープの生き物調査 
豊岡盆地の野鳥調査 他
随時連絡します。
●夏休み特別企画・予定
夏休み期間中に3回の行事を予定しています。詳しい内容はニュースレター7月号で案内します。
7月下旬:里山の昆虫・植物採集
8月中旬:小川の魚類調査
8月下旬:メダカ調査(未定)
★情報局からのお知らせ
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
●「テーマ別フォトコラム」2006/5/27日コウノトリの雛
●「活動記録」田んぼの学校
●「ながぐつ観察記」キビシロタンポポ/トノサマガエル
<毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
2006/5/15日掲載 キビシロタンポポ
2006/5/28日掲載 トノサマガエル
★事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたいと言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
 金融機関名:但馬信用金庫 本店
 口座番号:普通口座 0666057
 口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。http://kounotori.org/このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照してください。
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願い
ます。行事での事故等について市民研究所では責任がも
てません。すべて参加者の自己責任でお願いします。


田んぼの学校 5月

5月14日(日)晴れ
参加者130名(関係者を含めると約150名)
雨の予想の中、天気も持ち直し、田んぼの学校日和。今回もいろいろな行事が重なった中で、100名を越える参加者があり、大鍋を作った甲斐がありました。すでに4月から活動を始めていましたが、今回、市民研の総会にあわせて、開校式を実施しました。昨年の田んぼの学校を写真で振り返りながら活動を紹介しました。

それぞれ、道具をもってビオトープに出発。

みんな慣れたもので、すぐに調査が始まった。

この時期はまだ植物が少なく、泥の感触がじかに伝わってくる。越冬していたメダカが、水温の上昇と共に、群れで泳いでいる。シュレーゲルアオガエルの鳴き声が聞こえる。白い卵塊がいくつか見つかった。成体も現れた。マムシがいたら怖いと、草むらをスタッフが事前チェック。マムシはいなかったがジムグリというきれいなヘビが見つかった。さっそくみんなで触って人気ものに。

トンボの羽化が始まった。ゲンゴロウ類ではあいかわらずクロゲンゴロウが多い。見つかった生物は約30種。

メダカ、ドジョウ、ジムグリ、イシガメ、カナヘビ、トノサマガエル(成体・卵塊)、シュレーゲルアオガエル(成体・卵塊)、アマガエル、ニホンアカガエル(成体・オタマジャクシ)、イモリ、タイコウチ、オオコオイムシ(卵塊付)、クロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、コシマゲンゴロウ、ヒメガムシ、アメンボ、カワトンボ、シオヤトンボ、アジアイトトンボ、ヤマサナエ、ヤゴ類(シオカラトンボ、ショウジョウトンボ、オニヤンマ、イトトンボ類)、カゲロウ類、ミズムシ、ミナミヌマエビ、ヒル類、スジブトハシリグモ
今回の食材はナヌカザメ(左)とネコザメ(右)。いろいろなものが食べられる。


タンポポ調査

タンポポ調査
参加者 15名
田んぼの学校とは別に、テーマを絞った生き物調査を、今年も随時実施する予定です。田んぼの学校は遊びながら調査ですが、ここでは少し調査に重点をおいて楽しみながらやっていこうと思います。
今回のタンポポ調査は、過去の調査結果を元に、既存地の再確認と、校区ごとに区切った地図で、空白地を調べることが目的です。在来タンポポの空白地である新田校区の調査に1グループ、三江校区の再調査に1グループという形で実施しました。新田では残念ながら未発見。三江では、2箇所で再確認しました。

在来タンポポはこんな田んぼの斜面に残っていました。

但馬三江駅の線路のそばにも。

これはヤマザトタンポポ。

セイヨウタンポポとくらべると総ほうに特徴がある。

シロバナタンポポも在来種。
今回の発見は、クシバタンポポが以外と沢山あったこと。そして、ヤマザトタンポポの花の色がレモンイエローであるのに対し、クシバタンポポはセイヨウタンポポとまったく区別がつかない濃い黄色。今まで見逃していた可能性があります。
まだしばらくは、タンポポの季節です。引き続き調査報告をお願いします。調査用紙必要な方は連絡してください。


田んぼの学校 活動記録  4月9日

田んぼの学校(プレ) 春の棚田の生きもの 
参加者 25名

引越し作業が今日のメイン。でも、田んぼに着いた子どもたちは、たちまち生き物探しに夢中。

途中雨もぱらついてきたが、すぐに止んで何とか続行。

イモリが大量。クロゲンゴロウも多い。もちろん、ニホンアカガエルのオタマジャクシは無数。卵を背負ったオオコオイムシがいた。

今日の鍋はシカ肉のつくねと野菜。
<見つかった生きもの>
イモリ16   ドジョウ11   メダカたくさん   オタマ(ニホンアカガエル)たくさん   コオイムシ7
ヤゴ(ギンヤンマ)2   (シオカラ)5  (イトトンボ類)4  ミズムシ3  クロゲンゴロウ8   ツブケンゴロウ1 
ヒメゲンゴロウ1   マツモムシ3   コミズムシ1   アメンボ2   カワゲラ幼虫・成虫たくさん
カゲロウ幼虫たくさん  ユスリカ1  ハシリグモ1  フクログモ1  エビたくさん   ヒル5 


コウノトリ感謝祭2006.04.02

コウノトリ感謝祭の様子を掲載しておきますね。

古い市役所ですねー!。

市民研究所のコーナーです。

ペーパークラフトコーナーです。

活動状況を振り返って盛り上がってる?。
途中で雨にたたられたのが痛かったですね。


ニュースレター2006年4月号

コウノトリ市民研究所 
ニュースレター <2006-4月号>   2006.4.1
   
市民研究所の倉庫(研究室)が完成しました。かなり狭いですが、しっかりした作りです。調査用具や資料などが収納できそうです。4月9日の田んぼの学校でデビューです。
★トピックス
豊岡盆地でコハクチョウ越冬
当地での越冬記録は20数年ぶりだそうです。昨年 12月以降コハクチョウの観察が定着し、1月に入ってからは22羽のグループと3羽のグループが別々に盆地内を行動していました。特に22羽のグループは河谷地区の冬季湛水田をねぐらにしており、噂が広まるにつれ観察者も増えてゆきました。
六方田んぼは年末から根雪に閉ざされており、コハクチョウは雪解けの田んぼを探しては日中そこで餌を食べていました。小坂地区、下鉢山地区、国府平野の田んぼが主な餌場でしたが、盆地から雪が消える頃には六方田んぼや栃江地区の田んぼを餌場として利用していました。3羽のグループはやがて4羽に増えて22羽のグループと合体し、渡去前には別のところから飛来したグループも加わって31羽の群れに膨れ上がりました。
3月5日8時前、河谷湛水田から北東に向かって飛び立ったのが最後となりました。冬季湛水田が本格化したその冬に、コハクチョウがそこを利用し越冬したという注目すべき事実が残りました。
 (高橋主任研究員)
★市民研4月の行事案内
○田んぼの学校・春の棚田の生きもの
日時:4月9日(日) 9:30~コウノピア集合
春の棚田は、アカガエルのオタマジャクシや越冬から覚めた生きものたちでにぎやかです。棚田とその周辺の雑木林の生きものを探します。
いつもどおり鍋も予定しています。また、草花の観察と試食も行います。また、研究室引越し作業も少しずつやっていきますので、ご協力ください。
○生きもの調査・在来タンポポ
日時:4月23日(日) 9:30~コウノピア集合
 豊岡盆地の在来タンポポの分布調査をします。小学校区ごとの調査票で、過去の記録を参考にしながら探していきます。調査は家族単位、グループ単位での移動になります。(生きもの調査の時には鍋はお休みです。)
○NPO法人コウノトリ市民研究所・平成18年度総会・予告
 
日時:5月14日(日) 14:00~コウノピア
主任研究員はできる限り参加してください。研究員の方はオブザーバー参加できます。
★2006年度コウノトリ市民研究所の年間行事予定
○田んぼの学校 
新規登録をしてください
同封した登録用紙をコウノトリ文化館に届けてください。田んぼの学校当日に直接でも結構です。
(イベント保険の名簿を作成します。)
第2日曜日 コウノピア9時半集合
 毎月第2日曜日「田んぼの学校」を実施します。
 田んぼやその周辺で遊んだり、生き物調査をします。
 お昼は鍋をします。食べて解散。コウノピアに9時半集合。児童は参加費一人100円。
◎年間スケジュール・予定
4月 9日 春の棚田の生きもの 
5月14日 田んぼでオタマジャクシや水生昆虫
6月11日 田んぼでトンボやカエル、メダカ 
7月 9日 小川で魚とり
8月13日 休み
(夏休みは市民研特別企画があります)
9月10日 あぜ道の生きもの、イナゴやバッタ
10月 8日 秋の田んぼでアカトンボ
11月12日 里山で落ち葉集め、薪作り
12月10日 木の実や蔓や木切れで工作
 1月14日 里山で野鳥観察、雪遊び
 2月11日 冬の田んぼ、雪遊び、ソバ打ち
 3月11日 田んぼでアカガエル
*田んぼの学校は雨天でも中止はありません。
○豊岡盆地の生き物調査 
タンポポ調査 4月23日(日)
ホタル調査  5月~6月
ビオトープの生き物調査 
豊岡盆地の野鳥調査 他
*随時連絡します。
○夏休み特別企画・予定 
夏休み期間中に3回の行事を予定しています。詳しい内容はニュースレター7月号で案内します。
7月下旬:里山の昆虫・植物採集
8月中旬:小川の魚類調査
8月下旬:メダカ調査など(未定)
★情報局からのお知らせ
<コウノトリ市民研究所ホームページ情報> http://kounotori.org/
 ●「テーマ別フォトコラム」
放鳥コウノトリ1・2・3・4
野上のJO290/JO290 
段階的放鳥/ニホンミツバチ 
 ●「活動記録」田んぼの学校 アカガエル産卵調査
 ●「ながぐつ観察記」ノスリ/コガマ
<毎日新聞「ながぐつ観察記」連載情報>
2006/2/26日掲載 ノスリ
2006/3/16日掲載 コガマ
★事務局からのお知らせ
*会費未納の方は、行事参加の折に納入してください。
 行事へはなかなか参加できないが、活動の趣旨に賛同し協力会員となりたいと言う方は、下記へ会費を振込みいただければ幸いです。
 金融機関名:但馬信用金庫 本店
 口座番号:普通口座 0666057
 口座名義人:特定非営利活動法人コウノトリ市民研究所 代表理事上田尚志
*インターネットアドレスをお持ちの方は、メーリングリストに加入してください。http://kounotori.org/このニュースレターもネット配信いたします。加入についてはホームページを参照してください。
*コウノトリ市民研究所の行事は自己責任で対応願い
ます。行事での事故等について市民研究所では責任がも
てません。すべて参加者の自己責任でお願いします。


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