2008年07月 一覧

臨時田んぼの学校2008.07.19


臨時田んぼの学校2008.07.19
NHK地球大好きキャンペーン 自然発見塾
晴れ 参加者 約60人(子供約30人)
猛暑でした。
NHK神戸放送局のイベントで田んぼの学校しました。
神戸方面からの参加者が多いかなと思ったけれど、地元の参加者がほとんどでした。
9時半の集合となるとなかなか神戸からは来れないですね。
でも、定員いっぱいになったのはさすがです。

7月はいつも川の調査をするので、田んぼビオトープの調査は久しぶりかもしれない。
生き物たちは非常ににぎやかでした。
多くの昆虫類は飛んで移動するので、田んぼビオトープと稲作水田、池、プール、などとを結構行き来しているようで、たくさんいるときといないときがある。6月は中干し延期水田でたくさんのゲンゴロウ類が見られたが、田んぼビオトープでは比較的少なかった。
7月のこの時点では、田んぼビオトープがにぎやかだ。中干し延期水田が水を落としたことが原因かもしれない。
ヤゴ(イトトンボ型、トンボ型、ヤンマ型)ヤンマ型はギンヤンマあるいはクロスジギンヤンマの若いのが多かったです。)

ヤンマ型ヤゴ

イトトンボ型ヤゴ ごく幼生

シオカラトンボヤゴ
成虫でオニヤンマ、キイトトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ほかにもたくさんいたと思う。

オニヤンマを捕獲
ゲンゴロウ類が多い。クロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウ、ハイイロゲンゴロウ、シマゲンゴロウ、ヒメゲンゴロウ、ツブゲンゴロウ、ゲンゴロウ幼虫

シマゲンゴロウ

マルガタゲンゴロウ

ツブゲンゴロウ(これ、とても小さいです。)

ヒメゲンゴロウ
ハイイロゲンゴロウは動き回るのでちゃんと撮れなかった。

ゲンゴロウの幼虫の共食い。獰猛なやつらです。2匹で少し小さいやつが餌食になってました。
ガムシ、ヒメガムシ、ガムシ幼虫
マツモムシ、コミズムシ、オオコオイムシ、タイコウチ、アメンボ、トビゲラ幼虫

ガムシ

ガムシの幼虫(ゲンゴロウより少し太い)

マツモムシ

コミズムシ

アメンボ

トビゲラ幼虫(結構レアな種らしい)
オタマジャクシ(モリアオガエルかシュレーゲルアオガエル、カエルになりかけのもの)、
トノサマガエル、
ドジョウ、メダカ
ミナミヌマエビ

たぶんシュレーゲルかモリアオガエルのオタマジャクシ

ドジョウ

メダカ
田んぼの学校を11時切り上げて、第2部としてホールで、「体験学習:生き物の環境を考えよう!」が「ひょうごPW(プロジェクト・ワイルド)を推進する会」の皆さんで行われました。子供たちは興味津々、楽しんでしました。最初は芝生広場でする予定でしたがあまりに暑いのでホールに変更。正解でした。外でやっていたら、暑くてあんなに飛び跳ねられないよ。


今回の昼食は豪華で、特大大鍋で鹿肉と地元野菜たっぷりの鍋、祥雲寺産のコウノトリ米10キロをサザエご飯にしました。

お母さん方にも参加してもらっておにぎりにしました。
コウノトリ米のおにぎり、大変おいしかったです。


田んぼの学校 小川で遊ぼう 2008.07.13


もうすでに梅雨は明けたのでしょうか。暑かったです。
少し曇り気味で日差しが弱かったのが幸い。
鎌谷川の生き物観察。
参加者 約60人
参加者は多かったです。低学年から小学校行く前の子供たちが多かった。どんどん卒業していきますが、新しい子もどんどんやってきます。

東公開ゾーンのほうへ移動して、川に入りました。
いつもは、郷公園の入り口の橋の下を中心にしているので、たくさんの来場者に見られますが、今回は落ち着いてできました。
コオニヤンマのヤゴが目立ちました。
ウチワヤンマが飛んでいました。
魚は、カマツカ、ギンブナ、ドンコ、カワムツ、よく分からない小さな稚魚

トキの野生復帰の関係で、新潟放送の取材がありました。

お鍋はヨコワと野菜。


ハラビロトンボ


豊岡市日高町のある谷の一番奥、ほ場整備田であるが、5,6年前から休耕田になっている。
回りは全部シカ対策のための電気柵が張られている。水を引いているわけではないが、上流法面から水が入っていていて、程よい湿地になっている。6月になると、モリアオガエルの卵がいっぱいぶら下がっている。
この湿地、たくさんのトンボが発生していて、春先から、アジアイトトンボ、クロイトトンボ、キイトトンボ、シオヤトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ギンヤンマ、ショウジョウトンボ、ハッチョウトンボ、、、、いろんなトンボが観察できます。

今回紹介するのはハラビロトンボ。
名前のとおり、おなかの部分が太く広がっている。

メスは黄色と黒のトラ模様の腹部が大きく広がっていて、なかなか派手なトンボです。

一方オスは、濃い青で、少し白っぽい粉を吹いたような感じもあり、シオカラトンボに近い仲間を感じさせます。

オスは未熟のときは、黄色の地に褐色の斑紋があるが、やがて黒っぽい色から青灰色の粉を帯びるようになる。
これはたぶん未熟なオスだと思う。
飛び方はおとなしく、草に止まっていることが多く、湿地の草の間やすぐ上を飛んでいることが多いと思う。
幅の広い腹部と、特徴的な色で簡単に見分けられます。
この湿地では、5月ごろから出始めて、6月から7月が一番多く見おられます。